前回旅行したグリンデルワルト、エギスハイムなどの印象が強く、次の目的地をどこにするか１年程迷っていたのですが、ＮＯＡＨさんの旅行記に触発され「よし、田舎を旅しよう。難しいけれどその価値がある。」と調査開始。ほどなく旅程が完成し、２月には予約も完了しました。<br />　しかし、４月になってＳＮＣＦのストライキ、しかも３ヶ月間という情報。旅程を少し変更せざるを得ませんでしたが、目的の村、町は全て回ることができ、スト対策で新しい知識も増え、結果オーライでした。<br />５月１１日　福岡空港～ヘルシンキ～バルセロナ（フィンランド航空）<br />　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バルセロナ泊<br />５月１２日バルセロナ・サンツ～ナルボンヌ～トゥールーズ～アルビ<br />　　　　　　ＲＳＣ９７３６、ＴＧＶ６８１０、ＴＥＲ　　　　　アルビ泊<br />５月１３日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アルビ泊<br />５月１４日　アルビ～コルド・シュル・シエル　バス Ligne 707 <br />　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コルド・シュル・シエル泊<br />５月１５日　コルド・シュル・シエル～コルド・ヴァンドラック～ナジャッ　　　　　　ク　バス Ligne 707、ＴＥＲ　　　ナジャック泊<br />５月１６日　ナジャック～フィジャック～トゥール・ド・フォール（サン・　　　　　　シルウ・ラポピー）ＴＥＲ、バス Ligne 910<br /> 　　　　　　トゥール・ド・フォール泊<br />５月１７日　トゥール・ド・フォール～カオール～モンタルバン～アルル<br />　　　　　　バス Ligne 910、ＴＥＲ、ＩＣ４６６１　　　　　アルル泊<br />５月１８日　アルル～アヴィニョン　ＴＥＲ　　　　　　アヴィニョン泊<br />５月１９日　アヴィニョン～シャトーヌフ・デュ・パプ～アヴィニョン～ア　　　　　　ヴィニョン　バス Ligne 22 　　アヴィニョン泊<br />５月２０日　アヴィニョン～アヴィニョンＴＧＶ～リヨン・パール・デュー<br />　　　　　　ＴＥＲ、ＴＧＶ５３７２　　　　　　　　　　　　　リヨン泊<br />５月２１日　リヨン・パール・デュー～ＣＤＧ～ヘルシンキ<br />　　　　　　ＴＧＶ５０６５、フィンランド航空　　　　　　ヘルシンキ泊<br />５月２２日　ヘルシンキ～　　フィンランド航空　機内泊<br />５月２３日　～福岡空港　　（フィンランド航空）<br />　観光よりワイン、食べる事に軸足を置いた旅行ですが、節約旅行なので高級レストランの話はありません。手順については出来るだけ書いています。<br />

電車・バスで「ミディ・ピレネーの美しい村」とプロヴァンス　一人旅（８）　アヴィニョン②　シャトーヌフ・デュ・パプ（BUS Ligne 22 時刻表の出し方付き）

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2018/05/11 - 2018/05/23

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　前回旅行したグリンデルワルト、エギスハイムなどの印象が強く、次の目的地をどこにするか１年程迷っていたのですが、ＮＯＡＨさんの旅行記に触発され「よし、田舎を旅しよう。難しいけれどその価値がある。」と調査開始。ほどなく旅程が完成し、２月には予約も完了しました。
　しかし、４月になってＳＮＣＦのストライキ、しかも３ヶ月間という情報。旅程を少し変更せざるを得ませんでしたが、目的の村、町は全て回ることができ、スト対策で新しい知識も増え、結果オーライでした。
５月１１日　福岡空港～ヘルシンキ～バルセロナ（フィンランド航空）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バルセロナ泊
５月１２日バルセロナ・サンツ～ナルボンヌ～トゥールーズ～アルビ
　　　　　　ＲＳＣ９７３６、ＴＧＶ６８１０、ＴＥＲ　　　　　アルビ泊
５月１３日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アルビ泊
５月１４日　アルビ～コルド・シュル・シエル　バス Ligne 707
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コルド・シュル・シエル泊
５月１５日　コルド・シュル・シエル～コルド・ヴァンドラック～ナジャッ　　　　　　ク　バス Ligne 707、ＴＥＲ　　　ナジャック泊
５月１６日　ナジャック～フィジャック～トゥール・ド・フォール（サン・　　　　　　シルウ・ラポピー）ＴＥＲ、バス Ligne 910
　　　　　　トゥール・ド・フォール泊
５月１７日　トゥール・ド・フォール～カオール～モンタルバン～アルル
　　　　　　バス Ligne 910、ＴＥＲ、ＩＣ４６６１　　　　　アルル泊
５月１８日　アルル～アヴィニョン　ＴＥＲ　　　　　　アヴィニョン泊
５月１９日　アヴィニョン～シャトーヌフ・デュ・パプ～アヴィニョン～ア　　　　　　ヴィニョン　バス Ligne 22 　　アヴィニョン泊
５月２０日　アヴィニョン～アヴィニョンＴＧＶ～リヨン・パール・デュー
　　　　　　ＴＥＲ、ＴＧＶ５３７２　　　　　　　　　　　　　リヨン泊
５月２１日　リヨン・パール・デュー～ＣＤＧ～ヘルシンキ
　　　　　　ＴＧＶ５０６５、フィンランド航空　　　　　　ヘルシンキ泊
５月２２日　ヘルシンキ～　　フィンランド航空　機内泊
５月２３日　～福岡空港　　（フィンランド航空）
　観光よりワイン、食べる事に軸足を置いた旅行ですが、節約旅行なので高級レストランの話はありません。手順については出来るだけ書いています。

エリア

シャトーヌフ=デュ=パプ(フランス)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

ホテル: 5.0

グルメ: 5.0

交通: 4.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 30万円 - 50万円

交通手段: 鉄道高速・路線バス徒歩飛行機

航空会社: フィンランド航空

旅行の手配内容: 個別手配

　５月１９日　午前中に洗濯も終わり、午後はシャトーヌフ・デュ・パプにワインを買いに行きます。ポン・デュ・ガール観光ツアーも考えていましたが、ストで余分な出費もあり、節約コースにしました。
　アヴィニョン・センター駅に向かって左、このホテルの奥にバスセンターがあります。時刻表で此処は PEM Gare Routiere となっています。多くのラインが発着しています。
　案内所。Ventes の文字がありますが、ライン２２の切符は運転手から買うように言われました。
　シャトー・ヌフ・デュ・パプ行きは６番乗り場です。
　この trans VAUCLUSE のバスです。ここで時刻表の出し方を紹介します。
　まず transvaucluseで検索するとこのような画面が出てくるサイト(Lignes regulieres-TransVaucluse-Voyages Arnaud)があります。地図を拡大していって目的地までのバスラインを探します。アヴィニョンからライン２２，オランジュからライン２３です。地図の上部に黄色で示した Ligne 22-Avignon-Chateauneuf du Pape をクリックすると、
　このような時刻表が出て来ます。料金は Zone 2 、１回券が２．６ユーロです。
　時刻表です。
　また、pacamobilite で検索すると、このようなサイト(Trajets-PACA Mobilite)があります。左上の Horaires のプルダウンメニューから Horaires de ligne をクリック。ちなみにＰＡＣＡは Provence-Alpes-Cote d'Azur の略。
　左の Reseau de transport のプルダウンメニューから一番下 transVaucluse 2017-2018 を選択、Numero ou nom de ligne に、２２を入れると下に候補 transVaucluse 2017-2018 - 22 - AVIGNON - CHATEAUNEUF DU PAPE が赤で示されるのでそれをクリックした後（候補が現れなければそのまま）ＯＫをクリックすると、
　下に Resultats が表示されます。CHATEAUNEUF DU PAPE CENTRE をクリック。
　Plan interactif de la ligne をクリックすると路線図が表示されます。拡大していくと正確なバス停が分かります。なお、アヴィニョン付近のコースは私が乗ったときと少し違いましたが、バスセンターで乗降するのであれば問題ありません。
　しばらく外周を走りますので、ちょっとした観光バス気分です。
　
　途中のソルグの街です。アヴィニョンとは雰囲気が違います。
　シャトー・ヌフ・デュ・パプ・センター停留所に到着。帰りは反対側から乗ります。こちら側にはバス停のサインは有りません。　
　バス停から中心部に向かうと、ワインの販売店が沢山あります。キャッチーなカーヴの看板。
　無料トイレ
　観光案内所
　城跡に向かうメインストリート。レストランもけっこうあります。
　古い建物が多く残っています。
　教会の近く
　昔からワインで栄えていたんですね。
　城跡への入り口。右側はレストランになっています。
　立派な建物が見えてきましたが、
　裏に回ると何もありません。
　以下ウイキペディア英語版他から抜粋
　シャトーヌフ・デュ・パプはフランス南東部、プロヴァンス＝アルプ＝コート・ダジュール地域圏ヴォークリューズ県の村（コミューン）である。村はローヌ川の東約３ｋｍ、アヴィニョンの北約１２ｋｍにある。人口は２０１２年の統計で２，１７９人となっている。
　村の南側から見ると、壊れた中世の城跡が村の上にそびえている。この城は、ローマ教皇庁がアヴィニョンに置かれて２代目のヨハネス２２世によって１４世紀に建てられた。しかし、城は１，３３３年彼の死の前年にようやく完成した。この城は防衛目的だけでなく、教皇の夏の住居としても用いられた。その後この城は幾多の変遷があり、破壊されたり、石材が他の建造物の材料とされたりし、ドンジョンの部分だけが残っていた。それも第二次世界大戦末期にドイツ軍によって南側の一部を除いてダイナマイトによって破壊され、現在の状態となっている。
周囲は一面葡萄畑です。
　この付近の葡萄畑は石だらけの土壌が特徴となっており、個性的なワインを産出しています。イタリアのチンクエテッレなどもやせた土地で良質のワインが造られているいるようです。
　ずんぐりした株に新芽と花芽がついています。
　土壌の違いでしょう、以前見たエギスハイムの葡萄畑はすくすく育っています。
　展示用の畑でしょうか、十数種類の葡萄の説明があります。
　村役場です。この建物も由緒有るものです。
　観光案内所で教えて貰ったワイン博物館に行きます。
　表にはいろいろな昔の農機具が展示してあります。
　昔の鋤です。ふつうと違って矢尻のような金具が先端に取り付けてあります。あの石だらけの畑はこういうものでないとくい込んでいけません。
　収穫のための桶。形がほぼ同じプラスチックの桶が現在は使われています。
　ロビーです。受付でオーディオ・ガイドを貸してくれます。試飲もここでやっています。
　昔はこの曲がったボトルが特徴だったようです。
　色んな道具。
　コルク栓をする道具。
　ワインの格付けを表したもの。 Chateauneuf du Pape はトップクラスに入っています。
　Cotes-du-Rone にも２段階あるんですね。とりあえず飲めばいい、という私は雑な知識しかありません。
　試飲をすると買わされそうな雰囲気なので、先を急ぎます。
　ネットで調べた Domaine Andre Mathieu の看板。もう少し先で、村の中心から１０分程で到着します。
　素朴な感じです。
　中も飾りは殆どありません。先客が一組ありオーナーが対応していました。人柄がでています。
　ここのオールスターキャスト。
　何か賞を貰っています。
　試飲させて貰ったワインと料金表。私が買ったワインは２０ユーロ。６０本以上買うと１８．５ユーロになります。１本買った後、隣の２８ユーロのワインが気になり、控えめに、これも試飲したいといったら、苦笑気味に出してくれました。でも、思い切って言ってみて大正解。よくワイン通が、何とかの香りがする、何とかの味と何とかの味が感じられる、などと言っているのを聞き、嘘っぽいなと思っていましが、この位のワインになるとありました。
　随分特徴が違います。後で飲んだ La Centenaire 2015 は最初土臭い印象の後に華やかな数種類の味を感じました。高級ワインを飲んだことがないのでその位までですが、帰って調べると特徴は
　Peppery, sweet, ripe black raspberries, cherry and wild strawberry と書いてあります。
そういうことなんですね、という感じです。最終的にバッグに少し余裕があったのでこれも買えば良かった。後の祭り。
　幸せな気分で Domaine を後にします。
　アヴィニョンに戻り夕食です。街角の小さなピザ屋さん、 LA BASE。Eglise Saint Didierからフルビサール通りに出て少し北に行ったところにあります。まだ１年位なのでグーグルでは別の店になっています。ここの奥さんは優しくていい人です。写真では看板に隠していますが、この裏に座っている酔っぱらいのおばさんへの対応がすばらしかった。
料理は FORMULE PRINTEMPS 、ピザ２分の１枚（１／４　２種類でもＯＫ）選べるサラダで１１．５ユーロ。ワイン３杯含めて２２ユーロ。
　マルゲリータとキノコのピザ、トマトとモッツァレラのサラダ。野菜が少し変色していましたが味は問題ないので、この料金でこの量、文句は言いません。
　街角のマリア様
　街角のバラ
　今日も楽しい１日を過ごし、明日はリヨンに向かいます。