ワシントンから里帰りした「五色桜」を見に、荒川堤、都市農業公園へ行く

2018/03/23 - 2018/04/07

かつて、荒川堤は「荒川の五色桜」と呼ばれた桜の名所でした。多くの品種が混植され、白、黄色、紅色など色とりどりで「五色桜」名づけられていました（表紙写真）。

現在アメリカの首都ワシントンのポトマック河畔は世界的な桜の名所ですが、この桜は1912年、当時の東京市長・尾崎行雄が日米友好の証として「荒川の五色桜」の苗木を贈ったものです。
https://4travel.jp/travelogue/11049545
その後「荒川の五色桜」は河川改修工事で逸散してしまいました。足立区では1981年、区制50周年記念事業として「五色桜」を復活させるために、ポトマック河畔の桜から枝を採取して、33品種3,000本の里帰りを実現し「里帰り桜」として荒川堤や区内の公園などに植えました。

私の属するウオーキングクラブでは、この「里帰り桜」を見に行くことにし、2018年3月23日、私一人でコースの下見に行きました。そして、2週間後の4月5日、メンバーと「荒川堤」、「都市農業公園」の五色桜を見に行き、帰途「西新井大師」を参拝しました。
五色桜は「八重桜」系統で、ソメイヨシノから2週間ほど遅れて満開になります。なお八重桜とは花弁10枚以上の桜の総称です。

なお、都市農業公園については、下記昨年の旅行記をご参照下さい。
https://4travel.jp/travelogue/11249618

エリア 西新井・舎人・綾瀬(東京)

• 同行者: その他
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

あだち観光イラストマップです。
マップの日暮里・舎人ライナーの「扇大橋駅」から荒川堤を「都市農業公園」
まで歩き、バスで「西新井大師」まで行くコースを設定しました。

日暮里 舎人ライナー 乗り物

3月23日、一人でコースの下見に行くため、日暮里・舎人ライナーに乗り「扇大橋駅」（上写真）で下車しました。

扇大橋駅 駅

扇大橋駅から荒川堤に出ました。写真は荒川にかかる「扇大橋」です。

今年は、ソメイヨシノの開花が早く、3月23日、荒川堤のソメイヨシノもすでに満開でした。

「あだち五色桜の散歩みち」の標識がありましたが、五色桜はまだ蕾でした。

桜の木には番号が付き、案内版に寄付をした人の名前が記されていました。

桜の木の位置、番号、寄贈者名が詳しく書かれています。

かなり大きく育った木もありました。

「荒川の五色桜」の説明板です。

「都市農業公園」に近づくと「名勝　荒川堤桜」の石碑がありました。

公園内部の里帰り「五色桜」ソメイヨシノ以外はまだ蕾でした。

公園内部の里帰り「五色桜」です。

2018年4月５日、メンバーと荒川堤に行きました。

ソメイヨシノの満開から2週間、里帰りの五色桜は満開でした。

桜を背に記念撮影。

私の好きな「普賢象」です。2本あるめしべを普賢菩薩の乗った象の牙に見立てて、この名前がついたといわれています。コメントを全角3,000文字程度まで入力できます

未だ若い五色桜です。

かなり大きく育った五色桜は並木になっていました。

並木をバックに記念撮影

緑色の桜があります。

緑色の桜「御衣黄」（ぎょいこう）です。ワシントンに贈った御衣黄は「ホワイトハウスに」植えられています。

「都市農業公園」に近づきました。

緑色の桜ですが、これは「鬱金（うこん）」です。御衣黄によく似ています

「鬱金（うこん）」のアップです。

「農業公園」内部の五色桜です。

「普賢象」の下で昼食です。

昼食の後、コミュニテーバス「あさかぜ号」に乗って、「西新井大師」に向かいました。
写真は、バスを降りて歩いた「北参道」です。シャッター街です。

西新井大師の本堂です。

西新井大師(五智山遍照院總持寺) 寺・神社・教会

珍しい三重塔のような建物がありました。

説明板によると、これは「三匝堂（さんそうどう）」（栄螺堂　さざえどう）です。内部は三階建てでいろいろな仏像が祀られているようです

白い雪がかかったようなお地蔵さんがありました。

説明板には、これは「塩地蔵」で、いぼ取りに霊験あり、堂内の塩を頂きいぼに塗布し、効果があった時には倍の塩をお返しするとのことです。

参拝を終えて、表参道に回りましたが、こちらもシャッター街でした。
ここから、東武電車で、たまプラーザに戻りました。