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 日本最大の競馬の祭典になんとしても行ってみたいと思った。指定席をゲットすることは勿論である。ところが日本ダービーともなると通常の方法では指定席は取れない。まず葉書きで申し込まなければならない。これは日本ダービーだけのこと。およそ一か月前に葉書きで申し込みをして抽選。2週間前に返事がなければ落選である。その後、JRA会員に限りネットで申し込む。もちろん抽選である。ボクはこれにも落ちた。<br /> しかたなく5月27日の当日は朝から普通席に座るべく出かけた。<br /> 朝7時に市川市の娘の家を出発すると、総武線と京王線を乗り継いで東京競馬場へ向かった。9時には着く予定である。<br /> 新宿で駅員さんに乗り継ぎを尋ねると、調布と、東府中で乗り換えれば競馬場前駅に着くと教えてもらった。ところがである。東京不案内なボクは調布で乗り換えを間違えてしまった。神奈川・橋本の方へ行く電車に乗ってしまったのである。。また調布に戻って東府中方面の電車に乗るが、ここでも間違えてしまう。東府中の手前で大勢降りるので釣られて降りてしまったのである。なんと東京は難しいなあ。関西人には謎の街である。<br /> それでもなんとか東京競馬場に着いた。<br /> 予定の9時より少し過ぎたが、第一レースはまだ始まっていない。しかし入場券売り場はそれでも長蛇の列であった。<br /> 200円で入場券を買うと、走って席の確保に向かった。ところがやはり9時の段階ではもはや椅子に座るのは無理であった。それを予想してシートを持参していたのでシートを敷ける場所を探した。フジビュースタンドの前に、馬場に出る通路の端にスペースがあった。ここに陣取ることに決めた。あとで分かったことだが、そこは目の前が日本ダービーのスタート地点であった。これはラッキー。<br /> そんなこんなで午前中は場内をウロウロしながらついでに馬券を少し買った。メインレースはもちろん日本ダービーである。そのためか午前中に買った馬券はすべて外れた。これはメインレースで当てるための助走だと思いこんだ。日本ダービーこそ当てるんだぞ、と勢い込んだ。ボクの狙いは1番人気の川田騎乗のダノンムレミアムである。<br /> そしてスタートの時がきた。<br /> ファンファーレが鳴って馬がゲート前に集まってきた。目の前で日本ダービーを出走する優駿たちが輪乗りをしている。ボクの胸は高まる。目の前のダノングレミアムにボクは思いを込めて”念”を送った。さらに「川田あー、川田あー」と声のかぎりに叫んだ。<br /> <br /> ゲートが開いた。<br /> 日本ダービーのスタートである。<br /> なにも問題がなかった。ここまでは・・・・。<br /> 1コーナーから2コーナー。ここでダノンプレミアムは中団よりやや前の位置、絶好のポジションに付けた。これ以上ない展開だと思った。<br /> 3コーナーから4コーナー、ダノンプレミアムは先頭に迫ってきた。最後の直線に差し掛かる。あと400メートルだ。ダノンプレミアムは先頭に並んだ。そこだ、川田、抜け出してこい!。ところが・・・・・。しかし、ここまでだった。ずるずると下がっていったのである。あーあ、というボクは声を上げたが後の祭り、ダノンプレミアムはあっというまに馬群に飲みこまれていったのである。<br /> ゴール板を先頭で駆け抜けたのは福永祐一騎乗のワグネリアンであった。5番人気の馬である。2着には4番人気のエポカドーロ、そして3着はなんと16番人気のコズミックホースが入った。3連単は285万円というダービー史上に残る大万馬券となってしまった。言っておきますが100円で買った馬券が285万円です!。<br /> 勝った福永祐一クン、オメデトウゴザイマス!。19回目にして初めてのダービー制覇。父洋一さんもなしえなかった家族にとっての悲願の達成である。本当にオメデトウ!と言いたい。<br /><br /> そんな歓喜の中、ボクは沈んでいたのである。<br /> ただ、帰路につくとき、ボクはこのように思ったのである。<br /><br /> さつきの空<br /> 府中の杜(もり)<br /> 優駿光る日本ダービー<br /><br />       春菊子(しゅんきし)<br /><br /> ああ、馬券は紙屑と散ってしまったのであった。<br /><br />

日本ダービーに行ってきた

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2018/05/26 - 2018/05/28

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nakaohideki

nakaohidekiさん

 日本最大の競馬の祭典になんとしても行ってみたいと思った。指定席をゲットすることは勿論である。ところが日本ダービーともなると通常の方法では指定席は取れない。まず葉書きで申し込まなければならない。これは日本ダービーだけのこと。およそ一か月前に葉書きで申し込みをして抽選。2週間前に返事がなければ落選である。その後、JRA会員に限りネットで申し込む。もちろん抽選である。ボクはこれにも落ちた。
 しかたなく5月27日の当日は朝から普通席に座るべく出かけた。
 朝7時に市川市の娘の家を出発すると、総武線と京王線を乗り継いで東京競馬場へ向かった。9時には着く予定である。
 新宿で駅員さんに乗り継ぎを尋ねると、調布と、東府中で乗り換えれば競馬場前駅に着くと教えてもらった。ところがである。東京不案内なボクは調布で乗り換えを間違えてしまった。神奈川・橋本の方へ行く電車に乗ってしまったのである。。また調布に戻って東府中方面の電車に乗るが、ここでも間違えてしまう。東府中の手前で大勢降りるので釣られて降りてしまったのである。なんと東京は難しいなあ。関西人には謎の街である。
 それでもなんとか東京競馬場に着いた。
 予定の9時より少し過ぎたが、第一レースはまだ始まっていない。しかし入場券売り場はそれでも長蛇の列であった。
 200円で入場券を買うと、走って席の確保に向かった。ところがやはり9時の段階ではもはや椅子に座るのは無理であった。それを予想してシートを持参していたのでシートを敷ける場所を探した。フジビュースタンドの前に、馬場に出る通路の端にスペースがあった。ここに陣取ることに決めた。あとで分かったことだが、そこは目の前が日本ダービーのスタート地点であった。これはラッキー。
 そんなこんなで午前中は場内をウロウロしながらついでに馬券を少し買った。メインレースはもちろん日本ダービーである。そのためか午前中に買った馬券はすべて外れた。これはメインレースで当てるための助走だと思いこんだ。日本ダービーこそ当てるんだぞ、と勢い込んだ。ボクの狙いは1番人気の川田騎乗のダノンムレミアムである。
 そしてスタートの時がきた。
 ファンファーレが鳴って馬がゲート前に集まってきた。目の前で日本ダービーを出走する優駿たちが輪乗りをしている。ボクの胸は高まる。目の前のダノングレミアムにボクは思いを込めて”念”を送った。さらに「川田あー、川田あー」と声のかぎりに叫んだ。
 
 ゲートが開いた。
 日本ダービーのスタートである。
 なにも問題がなかった。ここまでは・・・・。
 1コーナーから2コーナー。ここでダノンプレミアムは中団よりやや前の位置、絶好のポジションに付けた。これ以上ない展開だと思った。
 3コーナーから4コーナー、ダノンプレミアムは先頭に迫ってきた。最後の直線に差し掛かる。あと400メートルだ。ダノンプレミアムは先頭に並んだ。そこだ、川田、抜け出してこい!。ところが・・・・・。しかし、ここまでだった。ずるずると下がっていったのである。あーあ、というボクは声を上げたが後の祭り、ダノンプレミアムはあっというまに馬群に飲みこまれていったのである。
 ゴール板を先頭で駆け抜けたのは福永祐一騎乗のワグネリアンであった。5番人気の馬である。2着には4番人気のエポカドーロ、そして3着はなんと16番人気のコズミックホースが入った。3連単は285万円というダービー史上に残る大万馬券となってしまった。言っておきますが100円で買った馬券が285万円です!。
 勝った福永祐一クン、オメデトウゴザイマス!。19回目にして初めてのダービー制覇。父洋一さんもなしえなかった家族にとっての悲願の達成である。本当にオメデトウ!と言いたい。

 そんな歓喜の中、ボクは沈んでいたのである。
 ただ、帰路につくとき、ボクはこのように思ったのである。

 さつきの空
 府中の杜(もり)
 優駿光る日本ダービー

       春菊子(しゅんきし)

 ああ、馬券は紙屑と散ってしまったのであった。

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
ANAグループ JRローカル 私鉄 徒歩
  • 東京競馬場の入り口。9時の段階でもう長蛇の列である。<br />

    東京競馬場の入り口。9時の段階でもう長蛇の列である。

  • 府中の杜(もり)にふさわしく、スタンドの下は木々が生い茂っている。<br />綺麗な競馬場である。<br />

    府中の杜(もり)にふさわしく、スタンドの下は木々が生い茂っている。
    綺麗な競馬場である。

  • スタンドの壁に「日本ダービー」の看板が。気分が高まるなあ!<br />

    スタンドの壁に「日本ダービー」の看板が。気分が高まるなあ!

  • スタート前、輪乗りをする18頭。<br />

    スタート前、輪乗りをする18頭。

  • 日本ダービーのゲート入りする優駿たち。<br />3年前に生まれた7000頭から選ばれた18頭である。<br />生涯一度の栄冠を目指して。<br />

    日本ダービーのゲート入りする優駿たち。
    3年前に生まれた7000頭から選ばれた18頭である。
    生涯一度の栄冠を目指して。

  • ゴール前、最後の直線に入ってきた。

    ゴール前、最後の直線に入ってきた。

  • ゴール前流れ込んできた18頭。<br />

    ゴール前流れ込んできた18頭。

  • 府中の杜にふさわしい木々に囲まれたパドック。<br />

    府中の杜にふさわしい木々に囲まれたパドック。

  • パドックは美しい!<br />

    パドックは美しい!

  • これが、東京競馬場だ!<br /><br />木々の織り成す府中の森!<br />

    これが、東京競馬場だ!

    木々の織り成す府中の森!

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