おとぎの国のプラハ

2015/09/21 - 2015/09/23

中世の街並がそのまま残るプラハの街を歩いていたら、自分がおとぎの国に迷い込んだ気分になりました。
ウィーンとセットで1週間、早秋の中欧旅行です。

エリア プラハ(チェコ)

• 旅行の満足度: 4.5

途中のパリCDG発が遅れたせいで、到着した頃はすっかり日が暮れてました。

早速、このカレル橋の夜景！
寒さにぶるぶる震えつつ、旅行への期待が膨らみます。
ちなみに居住国では半袖でしたが、プラハはトレンチもしくはセーター必須の気温でした…トレンチ持ってきておいてよかった。。
朝晩の寒暖差もあるので、この時期旅行される方は重ね着できる支度がいいかもしれません。
後述しますが、冬に向かうにつれて天候も怪しくなるので、折り畳み傘もあると万全です。

カレル橋 建造物

19時過ぎでしたが、観光客は沢山いました。

プラハ城 城・宮殿

初日の夜はチェコ伝統のマリオネットを観に行きました。
ハプスブルク家統治時代、公共の場でドイツ語しか話せなかった中、マリオネットだけはチェコ語での上演が許されたのだとか。
演目はプラハ初演のドン・ジョバンニ。
小さめの会場は満員、マリオネットながらさすがの迫力でした。

国立マリオネット劇場 劇場・ホール・ショー

2日目は街歩き。
プラハ城やヴァーツラフ広場など、プラハの主な観光地をひと回り。
プラハは小さな街なので、主要な観光地はほぼ歩いて回れます。
ただし、石畳なので歩きやすい靴はマスト。

この日は天気がコロコロ変わりました
途中で雨が降ったり、いきなり暑くなったり。。

旧市街広場 広場・公園

疲れたら街角のジェラート屋さんで休憩。

街中の市場では美味しそうなベリーが売られていました。

プラハといえばアールヌーヴォーも有名です。
こちらの市民会館は当時の華やかなりし頃がよくわかる建物。
ミュシャが手掛けた内装など、息を飲む優美さでした。
曲線とステンドグラスが美しい。

市民会館 建造物

市民会館にはカフェが併設され、チェコの伝統料理をいただけます。

カレル橋再び。
晴天にプラハの街並がよく映えます。
美しいコントラストに思わずため息。
ここまで完璧だと、むしろ作り物に見えてしまうという不思議。

カレル橋 建造物

滞在したアパートの最寄り駅。
駅はお国柄が出ていて面白いです。
おとぎの国の地下にはこんなスタイリッシュな空間が広がっていました。

夜はアパートでチェコビールと中華のテイクアウト。
ビールで有名なチェコ、この黒ビールも本当に美味しかったです。
大満足！

チェコでわざわざ中華？と思われるかもしれませんが、当時自分の住んでいた国にはアジアン・レストランも調味料もほぼなく、旅先での補給と食材調達が毎回の重要ミッションでした。笑
ちなみに、海に面した国だったので魚介類は新鮮・美味・種類豊富・美味で、例外的にお寿司はいつでも食べられました。
これはこれで贅沢ですが、時々無性に白菜、味噌が恋しくなるんです…
（もやしは自家栽培でしのぐとか。）

日本の美味しい中華と比べると味は数段落ちますし、餃子がラビオリになって出てきたりしますが、パン文化に飽きた頃ならいいかもしれません。
最近はスーパーのお惣菜のクオリティも高く、個人旅行者に優しい時代になりました。

最終日3日目はのんびり起き、近くのおしゃれなカフェでブランチ。
贅沢なひとときでした。

ヨーロッパに行くたびに思ったのですが、日本でも素敵と思うレベル・コンセプトのカフェやバーが各国の主要都市に必ずあります。
シンプルモダンな雰囲気にちょっとクラシカルな要素を加えたような。
ネットで情報が行き交うご時世だからかもしれませんが、個人の考えや嗜好が多様化する一方、世界レベルで感度のクラスター化が進んでいる印象を受けます。
20年ぶりに訪れたローマで驚いた要因もこれでした。
（20年前は入ったバール全部タッツァドーロのランク落ちという雰囲気でした。今は普通にパリとか青山っぽいカフェがごろごろ。）
うまく表現できず恐縮ですが、この辺の話は追々。

エアビーで借りたアパートを簡単に掃除し（これだけで評価がグンと上がります。次違う所を借りる時にも有利）、プラハに別れを告げてウィーンへ。
長距離バスで片道4時間、15ユーロほど。
広めのシートで時間も正確なので、二都行かれる方にはオススメです。
もちろん他の行き先の方も。
ヨーロッパで国を移動するのは国内移動と変わりません。

Regio Jet
https://bustickets.regiojet.com/?1#id2

平原に沈んでゆく夕日が綺麗でした。

あっという間の3日間でしたが、プラハの見所を凝縮して楽しむことができました。