新緑の鬼怒川温泉1泊２日の旅②　ロープウェイおさるの山と護国神社・温泉神社

2018/05/11 - 2018/05/12

鬼怒川温泉は、江戸時代に発見され、日光の寺社領であったことから、日光詣に訪れた僧侶や大名のみ入ることを許されたという由緒ある温泉です。
明治時代に一般開放された後、次々に新源泉が発見され、次第に大型温泉地として発展していき、鬼怒川渓谷沿いに大型のリゾートホテルや旅館が連なるようになりました。
バブル崩壊、世界金融危機、東日本大震災等の影響で、かつて程の賑わいはなくなってしまいましたが、現在も東京の奥座敷と呼ばれています。

前日は、駅前広場でSL大樹の方向転換を見学し、鬼怒川に架かる橋のたもとに設置された6体の鬼の陶像を巡り、駅から徒歩２分程の場所にある「旅の宿 丸京」に宿泊しました。

2日目は、チェックアウト後に鬼怒川温泉ロープウェイ おさるの山とその隣にある藤原町護国神社・温泉神社に寄ってから、特急スペーシアを利用して帰宅しました。

（1日目の旅行記）
新緑の鬼怒川温泉1泊2日の旅①　SL大樹の転車見学と七福邪鬼めぐり
https://4travel.jp/travelogue/11358290

エリア 鬼怒川温泉(栃木)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅館のお部屋から見る朝の景色。
今日も良い天気。

夜より朝に入る露天風呂の方が気持ち良い。

朝食は8時から、夕食と同じ「ごはん処七日」で。

「ま　ご　わ　や　さ　し　い」和朝食。
体に必要な栄養素をバランス良く含んだ7品目の食材の頭文字。

（ま）めとフレッシュ（や）さいのサラダ
大豆は糖質や脂質の代謝を促すビタミンB群やマグネシウムなどが含まれ、良質なタンパク質とミネラルが豊富。

左上から時計回りに、青菜の（ご）ま和え、女将特製玉子焼き、（し）いたけのマリネ、女将の手作りおばんざい。

栃木の（さ）かな　ヤシオマスの田楽みそ焼き。
ヤシオマスは栃木県水産試験場で品種改良されたニジマスで、色が県花のヤシオツツジの花に似ている事からこの名前がついたそう。

（い）もと（わ）かめのほっこりみそ汁と栃木の米所 高根沢産こしひかり。
やっぱりお米が美味しい。

炭を練りこんだ炭うどん。のどごしがよくてつるりといける。

日光湯葉と豆腐のコトコト煮。朝から贅沢。

食後は、レトロな雰囲気のロビーで無料のコーヒーをいただいた。
10時のチェックアウト時は混み合うらしいので、この時早めに精算を済ませておいた。

あっという間の1泊2日。

「旅の宿 丸京」は、御飯が美味しい宿だった。

鬼怒川温泉ロープウェイ おさるの山へ。
料金は大人（中学生以上）1100円、小人（4才～小学生）550円、シルバー（70才以上）950円、ペット（1頭）300円。
運行は20分間隔。チケット売り場の横にある椅子に、購入した順番で座って待つようになっていた。

鬼怒川温泉山麓駅から丸山山頂駅へ出発。

ロープウェイの中より。

標高差300m、3分半の空中散歩。

あっという間に丸山山頂駅に到着。

更に階段を上がって山頂へ。

顔出しパネルの横には休憩所があるのだが、営業していなかったので寂しい感じだった。

更に奥に行くと鳥居が連なる温泉神社があるようなのだが、「山ヒルに注意」と書かれていたので、諦めて手前の祠で参拝。
商売繁盛、家業隆盛、諸願成就の御加護があるそうだ。

標高700mの山頂。

鶏頂山や筑波山を眺めることができる。

総ヒノキ造りの展望台。

360度景色が楽しめる。

下に広がる温泉街。
渓谷沿いに建てられた大型リゾートホテルや旅館の中には閉館して、そのみままの状態になっているところもあるようだ。

おさるの山を上から。

数十匹の猿がいる「おさるの山」。
臭いが気になるけれど、行って見よう。

金網ごしのおさるさん。

100円でエサを購入して、おさるさんへ。
ひっかかれたりしないように、先端にスプーンが付いた長い棒を使ってあげるようになっている。

左側の子ざるが可愛かった。

「エサくれないのかよ」ってふてくされた顔をしているおさる。

ロープウェイの麓の隣にある藤原町護国神社。

早くも茅の輪が置かれていた。

昭和28年12月18日創建。
御祭神は藤原町英霊二百五十六柱命。
日清・日露の戦役より太平洋戦争に至るまで、藤原町より出征し護国のため戦場で亡くなられた256柱命を奉斎している。

御神徳は家内安全・良縁・厄祓。

参拝後に振り返るとすばらしい景色が。

横にもうひとつある神社は、温泉神社。
御祭神は大己貴命・少名彦命。

御神徳は家内安全・身体健全・勝運。
宮司さんが、健康を願うと良いですよと教えてくれた。

御朱印帳を忘れてしまったので、書置きをいただいた。初穂料各300円。

鬼怒川温泉駅へ移動。
駅前では、おもてなしイベントが開催されていて、お団子とお茶が振舞われていた。
左の恐竜は、バスで15分の場所にある「3D宇宙・恐竜館」のPRのようだ。

お土産屋さんの2階にある「レストランつるや」でランチ。

天ざるそばを注文。天ぷらがサクサクで美味しかった～♪

このお店、テレビ朝日で放送された沢口靖子さん主演の西村京太郎サスペンスドラマ「鉄道捜査官　東京～日光・鬼怒川をめぐる鉄道写真の謎(2018年5月13日放送）」のロケで使われたそうだ。

バームクーヘン工房はちや＆レストラン八家。初めは、ここでランチをしようと思っていたが、混んでいたので諦めた。
再び覗いてみると空いているようなのでお茶することに。

時間をずらしたら、こんなにガラガラになっていた。

2種類のバームクーヘンとコーヒーが付いたセットをいただいた。1000円。

しっとりふわふわの「はちやバウム」と、外側はカリッ、中はもちもちのハードタイプ「ろっくバウム」。両方とも美味しかった♪

帰りも特急スペーシアきぬがわで。

座席は広々しているので快適。値段も安いので利用しやすい。

鬼怒川温泉駅で買った駅弁。

ささむすび。780円。
ます寿し1個、ちらし寿しと姫ちらしが各2個の5個入り笹巻き寿し。

日光鱒寿し。1300円。
塩と米酢でしめた最高級の鱒と湯葉の鱒寿し（高根沢産のこしひかり使用）。

SL大樹バージョンの日光埋蔵金弁当。1350円。
印籠をイメージした真っ黒の器に金色の掛け紙が眩しい。

特製ちらし寿司、日光高原牛のしぐれ煮、揚巻ゆばと野菜の炊き合わせ、最高級鱒の一塩、レンコンのきんぴら、鱒のだんご、漬物 けっこうづくめ。
「C11 207 SL大樹」と刻印されたシャベルが付いている素敵なお弁当☆

新緑の美しい鬼怒川渓谷を見て、リフレッシュできた。
アクセスが良いので、今度は紅葉の時期に来るのもいいかもしれない。

最後まで見ていただき、ありがとうございました。