さつき祭りで、苔玉作り。

2018/05/25 - 2018/05/26

我が家の庭には、サツキとツツジが庭木としてあるのですが、何年たってもその違いが判らないままです。5月の末から6月にかけて鹿沼さつき祭りが開かれるようなので、勉強のために行ってみることにしました。

5月26日が初日で土曜日のため早目に行こうと9時過ぎに着いたのですが、なんとすでに駐車場は満車状態で山の上の方まで案内されました。会場のテントでは開会式が行われていました。周りには地元のお店が並んでいて、人も多く賑やかでした。

まずは各地の愛好家が育てたサツキが300点ほどがあると言う、展示会場へ行ってみました。大きさから花の種類や色合いなど、これほど種類があるのかと驚くほど並んでしました。庭に生えてぼさぼさのサツキとは大違いです。どの鉢も素晴らしく、どのような観点で選ぶのかわかりませんが、審査の点数を書いた掲示には「樹勢、鉢写り、樹形完成度」と言った言葉がありました。

その後センターの中を回ってみましたが、山の上まで続くほどの広さです。売店、温室などではサツキや植物、道具や肥料、植木鉢から庭石まで販売していました。サツキの栽培や園芸に関するものは、なんでもそろうようでした。

11時から体験教室があるようなので、苔玉つくりを申し込んでみました。ミニ盆栽つくりもあり、そちらの方が人気だったのか、苔玉つくりは一人だけのため、マンツーマンで詳しく教えてもらえました。サツキの苗を選び、根をほぐしながら丸くカットします。それを粘土の様な土で被い丸めていきます。そこに苔を貼って、糸をグルグル巻いて止めたら出来上がり。初めてなので出来が良いのかどうかわかりませんが、これから枯さないように水をあげないと。

暑いくらいの一日でしたが、作った苔玉のしっとりした様子を見ると、少し涼し気に感じました。さてサツキとツツジの一番簡単な見分け方は、先に咲くのがツツジだそうです。さつき祭りが今ですから、同じ時期に庭で咲いているのがサツキでしょう。うーん、この程度ではまだまだ不勉強です。

エリア 鹿沼(栃木)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

大きな看板が入り口。

鹿沼のゆるキャラ、「ベリーちゃん」もお出迎え。身体はイチゴ、頭部はサツキの花をイメージしているようです。

さつき祭りは第二会場もあるため、シャトルバスがありました。

会場では、開会式が行われていました。

この日のイベント、サツキの苗木が配られました。

サツキの本や、地元の名産などのお店が並びました。

サツキの展示場へ。

花の種類が多く、色も様々。この花はバラのように見えるくらいでした。

こちらは花弁の細いタイプ。

一本の木で色合いの違うタイプ。

採点表でしょうか。いろいろな部門に分かれて、賞が決められているようです。

これが「内閣総理大臣賞」と「最高名誉賞」を取ったサツキ。サツキは沢山の遺伝子を持っていて、いろいろな色の花を咲かせることが出来るそうです。ただ、色合いを人為的に出すのは難しく、自然なグラデーションが評価されたポイントでしょうか。

他も見ようと動き始めたのですが、とにかく広いセンターでした。

販売されているサツキの数は、、、数え切れません。大きな苗を買っている人もいました。

植木鉢の種類も多く、サツキ用は新品から中古まで売られていました。粘土の質とか色合いとかもあるのでしょうか。中古の鉢の方が高い物もありました。

小さな苗を使った、ミニ盆栽と苔玉つくりの体験教室に参加しました。

苔玉つくりの材料と道具。

根を被う粘土の様な物は、ケト土とくん炭を混ぜて水で練ったものだそうです。

苗木の根を、玉になるように丸く切っていきました。

根を被うように、練った土をかぶせていきます。根元まで全てを被い丸くしていきます。

苔を張り付けて、取れないように糸を巻いて行きます。周りの苔を丸く整えるようにハサミで切りました。

受け皿に乗せて完成。初めての苔玉つくりでした。