2018/05/26 - 2018/05/26
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Matt Yさん
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福井県の父方の実家で法事があり、日曜日の午前中スタートなため当日東京を出たのでは間に合わない事から前乗りが必要になり、それならばついでに…的な旅です。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー JALグループ ANAグループ 私鉄
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土曜日午前中用事を済まそうと、フライトを午後イチにしたかったのですが、そうすると夕方までフライトがないANAでは飛べず、最低年1回は乗らないとボーナスマイル的に損ということもあり、今回はJAL利用。普段は青組が多いので赤組の1タミはアウェー感半端ありません。
JGCの入口から入ったのですが、いきなりセキュリティだけで、チェックイン機能とかは無く、JALの職員がいないのがちょっと新鮮、というか驚き。(ANAの場合有人カウンターの奥にセキュリティがある為、すぐちかくに職員がいるんです。)
そんな時に限って、ICカードをセキュリティの機械にかざしたらシステムエラーで手続きできない、との事。航空会社の職員が来るまでお待ちくださいと言われるが、これがなかなか来ない。やっと来たと思ったらエラーメッセージの書かれた紙を持って出ていったままなかなか戻って来ない。
ギリギリでなくて良かった、というべきなのか、赤組さんには嫌われているのか(笑) -
セキュリティで時間を食った上に小松行きは沖止め。羽田で乗る時沖止めなんて久しぶり。だけどどうせ沖止めなら、もう少し入口に近いところに作ってくれないかな、と思ってしまう、かなり歩かされたところにバスゲートはあります。
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乗る前に飛行機の全貌がわかるのは沖止めの楽しさでは有りますけどね。
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最後のバスで搭乗
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ANAにはないけどJALにはある乗務員のプレート。知ってどうするわけではないけど、なんとなく責任感を形で感じられるので、こういうのがあるのは安心感があって良いですよね。
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ANAになくてJALにあるもの、クラスJ。
今回はクラスJにしました。国内線の上級クラスに高いお金払うのはバカバカしいけど、1000円なら、、、というところを突いてきます。 -
本日の富士山
距離が遠かったのと雲に隠れて全貌は分からなかったが、これはこれで奥ゆかしい・・・・ -
巡航高度が低く、山が近く見えます。
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大体18000フィートだったので、普段ソウルや北京に行く時の半分の高さですね。
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日本海に出ました。これから降りる空港も見えます。一旦海上に出て、通り過ぎた形から旋回して着陸です。
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レンタカーを借りて福井方面に向かいます。本当は一旦福井市内に出て車を停め、列車で行きたかったのですが、絶妙なタイミングで間に合わないので、直接車で越前大野に向かいます。
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お城の近くの観光客用無料駐車場に車を停め、小高い丘の上にあるお城を見に行きます。
途中咲いていた芍薬の花がキレイ -
城は山の上にあるので公園になっていて、散策コースが整備されています。もみじの新緑が鮮やかだったので、秋はさぞキレイなんだろうなと想像。
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天守閣への石段
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天守閣は再建なので、鉄筋コンクリート。
観光協会的には冬、雲海に浮かび上がる姿を盆地を囲む高台から見るのが美しいらしいです。越前大野城 名所・史跡
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天守閣からの眺め。
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反対側
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藩主土井利忠を祀った柳廼社が大野城の登山口の入り口に建っています。
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その隣の今は民俗資料館として使われている建物は明治22年に建てられた裁判所を移築したもの。昭和43年まで裁判所として使われていたとはびっくり。
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閉館時間ギリギリでしたが見学できる武家屋敷を参観しました。
家老の内山家。 -
古い家として商家はよく見学しますが、家老クラスの家って案外残っていない気が(あくまで個人の感想です)。
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お庭が綺麗でした。
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庭自体はそんなに広くないですが、角度が変わると違って見えるように上手く設計されています。
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見終わった後車を福井駅まで走らせ、ちょっと野暮用ミッションに走ります。
福井駅は意外に(と言っては失礼ですが)綺麗で整備されています。味気ない、とも言えるけど。 -
福井駅からは越美北線の九頭竜湖行きに乗り込みます。ディーゼルカー1輌でしたが、座席はほぼ埋まっている感じ。
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典型的日本の風景といった、水田と里山な風景。田植えを終えたばかりの水田が多かったです。GWにはおわってしまう関東に対して、田植えの時期が遅い気がします。
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まだ稲の背が低く風がないので水田に鏡のように山が写り込んでいます。
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ひたすらこんな風景の車窓。
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さっき来た越前大野を過ぎると乗客は一気に降ります。そして車窓も山越え、トンネルの連続。
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鉄橋を渡ると終着駅の九頭龍湖駅に到着
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越美北線は元々は「越」の越前と「美」の美濃を結ぶ目的で双方から越美北線と越美南線を作りこの先で連結するはずだったのに、国鉄赤字路線の整理の煽りを受け、ここから先は建設が放棄された形。越美南線は岐阜から長良川沿いに郡上八幡などを通るのですが、長良川鉄道として第三セクター化されています。
列車の本数が少なく、越前大野ー九頭竜湖間は1つの通行許可を持った列車のみを存在させている方式。運転台の隣にその許可を入れた通票が入った輪っかがあります。
南線の終着駅の北濃駅はここからあと一山越えたところにある、いわば惜しい未成線です。北濃駅に行った時は北濃まで乗って来た3人の乗客は私を含めてそのまま乗って来た列車で折り返す、と言った地元の需要は全くなく、ここに来ることが目的の人のために走らせているような状態でした。
今回は到着する列車には真っ当に九頭龍湖へ向かう親子連れなど5人の相客でしたが、折り返し列車の乗客は越前大野駅まで私一人な状態。 -
イスラム教の礼拝かと思うような朝、昼、午後、夕方、夜の1日5本のみの運行。
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九頭竜湖駅の駅前広場。
案外ちゃんとした駅で、委託販売ながら切符を売る人がいたのには驚き。
折角ならもっとここを中心とした人の流れが出来、列車の本数も増えて欲しいとは思ってしまうのですが・・・ -
線路分断点はホームのやや先。
越美南線は北濃までは1934年までに開業を済ませたのに対し、越美北線は1960年、九頭龍湖迄は1972年に開業と割と新しい路線でした。その後の10年、20年の間に社会が変わってしまい、結果的に両線を結ぶ事は断念されてしまったのですが、建設に関わって来た人の想いやいかに。
今の利用状況、道路の整備状況、そもそもの人の往来数などを考えると仕方がないのは事実ですけどね。 -
本当は駅前くらいは探索したいところでしたが、1826着の1833発と7分の停車で、折り返してしまうので、帰りの切符を買って駅前広場に出て飲み物を買うのがせいぜい。
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車中で福井駅で購入した駅弁、おなじみ番匠のかにめしを頂きます。福井の駅弁といえばこれ、なザ駅弁です。
さすがな美味しさではありますが、食事としては正直足りない... -
今回は福井→九頭龍湖→越前大野→勝山→福井とぐるっと回る予定ですが、越前大野駅の手前でもう日没。
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田んぼに映る夕焼けが綺麗でした。
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九頭龍湖からの列車を越前大野駅で降ります。ここからはバスでえちぜん鉄道の勝山駅に抜けます。かつては今のえちぜん鉄道の前身の京福電鉄の鉄道路線があったそうなんですが、いまはバス。
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越前大野→勝山のバスは(途中乗客を一人拾ってその乗客もすぐ降りた為)殆ど貸切状態。
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勝山駅前につきますが、乗客が私一人のため、どのタイミングで降りていいのか正直わかりません。さすがに駅前では誰か降りるだろうとドアの前に立っていたら(ブザーならさずに)お客さん降りるんですか?と驚かれる始末。
越美北線もそうですが、正直採算面とか心配してしまいます。自家用車社会である事、越前大野、勝山それぞれは福井とはそれなりの本数のバス、電車があるので人の流れもそれほどはないのでしょうけど、途中の面のカバーとしてはこういう路線も必要だとは思うのですが、採算面から本数が減らされると不便になってさらに利用客が減る悪循環・・・ -
既に暗くなってしまい、よくわからない状態になっていましたが、昔の車両が保存されていました。
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さてえちぜん鉄道の勝山駅から福井行きに乗ります。
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えちぜん鉄道は元々はどうしようもない私鉄が安全投資を怠り事故を連発して運行停止した路線を第三セクター化して再出発した鉄道で、ボロボロだった車両もいまは快適になり、このご時世に利用客を増やしている数少ない鉄道。出発時にはあまり乗客はいませんでしたが福井に近づくにつれほぼ満席になりました。しかも30分に1本と本数も確保されています。
越美北線が福井=越前大野間でも2時間に1本とは大違い。
線路はインフラとして公的支援をして、運営をやる気のあるところに任せると好循環が生まれる好例だと思います。 -
福井駅まで戻って来ました。真っ暗で外の車窓は見ることができず、何しているんだろうな、とは思ってしまいましたが、また永平寺とか見にくるでしょう。
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福井駅前に停めておいた車を今宵の宿がある敦賀まで走らせ、敦賀の町を見下ろす高台にある北国グランドホテルにチェックイン。ホテルへ上る道ででっかいイノシシと遭遇しました。車だったから良かった、否、車でも正面に突っ込んでこられたら相応のダメージを受けるであろう、それくらい大きなイノシシでした。
北国グランドホテルはホテル全体昭和からトリップしてきたような宿。
素泊まり現金限定で6000円の部屋。 -
大浴場は貸切状態。23時までと利用終了時間がやや早いのが残念ではありますがとにかく気持ちは良いです。お湯はややぬめりがあり、いつまでもポカポカしています。源泉は常温でいわゆる「温泉」ではないので当然加温してありますが、ややぬるめ。しかしそれ故に長湯してゆったり疲れを取りました。
そして一人だけど、お酒ないけど(飲めないので)、つまみを部屋でチビチビするのは至福のひととき。昭和遺産なホテル。割り切れば楽しい by Matt Yさん敦賀トンネル温泉 北国グランドホテル 宿・ホテル
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部屋からの敦賀の夜景
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部屋にあった昭和な冷蔵庫。
流石にオリジナルの飲み物を引き出すと自動請求される仕組みは放棄されていて、単なる冷やす道具として使われているだけでしたが、この方式懐かしい! -
館内の廊下。
天井低いんです。昭和のにおいぷんぷんします。勿論鍵はカードとかではなく、ホテル名が入ったでかいプラスチックの棒状のものについているやつね -
ラウンジに置いてあるソファなんかもね。勿論灰皿完備。
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部屋からのながめは最高です。
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お天気にも恵まれ朝の爽やかな風が気持ち胃です。ここから敦賀湾の港まで見えます。
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さて法事があるのは更に西に行った小浜なので間に合うようにチェックアウトしました。
建物も鉄筋コンクリートのざ高度成長期な感じがいい味出しています。 -
小浜へはもう一走り必要なのですが、その前に敦賀市街に出ます。
港から敦賀湾を眺めます。 -
海保の巡視艇。
日本海側の軍港としては舞鶴が一番メインですが、民間港の中心は敦賀でした。
杉原千畝が発行したビザを得た人たちはこの港に降り立った訳で、当時に思いをはせます -
港の前の赤レンガの倉庫。
2棟しかないこともあり、函館のようにいかしきれはしていませんが・・・ -
営業時間前で中をのぞけなかったのは残念
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レンガ倉庫の隣にむかし小浜線で走っていた国鉄時代のディーゼルカーも保存。この車両は私には懐かしい。昔は旅行と言えば両親の帰省しか無く、その時はよくこれにお世話になっていたものだったので。
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さて敦賀を後にし小浜に到着。
今回の法事は先月亡くなった伯母さんの納骨。
母方の福島では火葬した骨を全て拾い、骨壷に入れるもお墓を開けたら骨をぶちまけるのに対し、父方の福井では火葬時に骨壷にはほんのの一部の骨しか納めず、その代わり墓には骨壷ごと格納するなど、神道と浄土真宗と宗教や地方によって風習は変わるものだと実感。 -
父方の実家にしばらく滞在。
個人的には懐かしいテーブルと・・・ -
かえるの置物。
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一連の行事を終えて帰ります。
帰りは一気に小松空港へ向かうのですが、途中三方PAからの眺め -
続いて敦賀湾を見下ろす杉津PAで一休み。左下に上り(米原方面)のPAが見えますが、ここは北陸トンネルが出来る前まで国鉄の杉津駅だったところを利用した施設。北陸道自体元北陸本線のルートをたどるように通っています。
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夏ミカンソフトクリームの誘惑に勝てず…
ミックスじゃなくて単独にすればよかったと思うほど美味しかったです。 -
今回の相棒は日産ノア
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恋人達の聖地なんて、ちょっと悲しくなる環境整備?がされていました。 -
帰りも小松空港から帰ります。
小松空港は滑走路を挟んで反対側に空自の基地がありますが、格納庫は閉まっていて軍用機は一機も見られませんでした。 -
小松空港のターミナルは案外大きいです。
昔は金沢~福井の玄関口で747が飛んでいたり、JALがソウル便飛ばしたりしていた名残もあるんでしょうけどね。 -
機内では空港で買った関所寿司を食べます。まずまずのお味。
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定刻より少し遅れて羽田着。
福井は父方の実家であっても実際帰省しても家以外特に連れて行ってもらったりはしなかったので、実はあまり観光はしてなかったりします。
今回は訪れませんでしたが、いつのまにか恐竜押しになっていたりして新しい観光スポットも増えたりしているので、まだ訪れていない他の地域も見たくなりました。
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