西の彼方の万華鏡 7 アトラス山脈ふたたび

2018/02/18 - 2018/02/18

砂漠地帯を背に、ふたたびアトラス山脈を越えます。
ありがたいことに、今回は車酔いすることはありませんでした。
峠道と聞いていたので、ちょっと心配していました。

2/11 成田発。ターキッシュエアラインにてイスタンブールへ。
2/12 イスタンブール着。乗り継いでカサブランカへ。午後カサブランカ観光。ラバト泊。
2/13 午前ラバト観光。メクネス旧市街散策。ヴォルビリス遺跡見学。シャフシャウエン泊。
2/14 午前シャフシャウエン散策。午後フェズへ移動。フェズ泊。
2/15 終日フェズ観光。フェズ泊。
2/16 終日移動。メルズーガ泊。
2/17 早朝メルズーガ大砂丘にて日の出鑑賞。カスバ街道を通ってワルザザードへ。ワルザザード泊。
2/18 終日移動。アトラス山脈を越えてマラケシュへ。夜ファンタジア・ショー。マラケシュ泊。
2/19 終日マラケシュ観光。マラケシュ泊。
2/20 カサブランカ発。ターキッシュエアラインにてイスタンブールへ。
2/21 乗り継いで成田へ。成田着。

エリア モロッコ

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

一晩お世話になったお部屋の入り口。

ベルベーレ パレス ホテル

奥に向かって建物が続いていて、長屋みたいな造りです。
テラスハウスとも言う？

敷地全体を囲む壁の中に楽園のような空間。これがこの辺りのお約束みたい。

しっかりプールもあるし。

ワルザザードは映画の街。
撮影スタッフがよく利用するというこのホテルには、映画で使われたものがインテリアのように置かれています。

エジプトチックな像。
ホルス像かな？

中からミイラが出てきそう。

牛、だよね？

古い映画のポスターも。
(この脇で写真を撮るシニア多し)

光が入るとステキな空間になるロビー。

改めてホテルの外観を。
青い空に赤い壁。いい感じのコントラストです。

ベルベーレ パレス ホテル

ホテルを出発していくらも行かないうちに途中下車です。
映画のカチンコが置かれています。

奥の方に見えているのが映画スタジオ。
この周辺は、気候が安定しているので映画の撮影がスケジュール通りに進むそうです。

少しズームしてみると、エジプシャンな像が建っているのが分かります。
後ろに見えているのは雪をかぶったアトラス山脈。

アトラス コーポレーション スタジオ テーマパーク・動物園・水族館・植物園

さて、さらにバスで移動した先には世界遺産のアイト・ベン・ハッドゥを望む高台。この日の目玉です。

アイット・ベン・ハドゥの集落 史跡・遺跡

少し手前から歩いていきます。

見上げるとモスクのミナレットにコウノトリが巣をつくっていました。つがいのようです。

ここから先は世界遺産？

橋を渡れば集落に入れます。

入り口周辺は土産物屋が軒を連ねています。
ガイドさんによると、商品はみんなマラケシュからやってくるそうで、運送料の分だけ高いとか。値段を比べられるほどじっくり見られませんでしたけどね。

予想はしていましたが、階段が多くて山登りに来た気分。

階段が先か建物が先か？
結構入り組んだ造りしてます。

登って登って！

お、ちょっといい眺め。

左奥の小さい山は、映画で使ったセットだとか。

さらに上を目指します。
ちょっと勾配がきつくなった気が……？！

どうやらあれがてっぺんらしい。

岩山の向こうはアトラス。

壁の穴から写真を撮ると、いい絵になるらしいです。

頂上付近からのパノラマ。

誰が建てて行ったのか、石を積み上げてあるあたり。
この辺りの風習でもないようなので、観光客が作ったんでしょう。

ツアーの皆様と一緒になって積み上げてみました。

下りる途中、屋内を通らせてもらいます。

絨毯がいっぱい！

頭と足下、両方気をつけながら歩きます。

のんびり寝そべるワンちゃん。
そういえば、道中あまり犬を見た記憶がないけれど、私が気付かなかっただけかしら？

昼食のレストランへ移動してきました。ホテルのようです。

レセプション棟はこんな建物。

中庭は植物が溢れています。

なぜか鍛冶屋の像。
街の重要産業なのかもしれませんね。

レストランはこちらの建物のようです。

なかなかおしゃれな内装です。

ナプキンの刺繍もかわいい。

おかゆのスープ。

すくってみると粒粒が分かります。

メインは牛肉のタジン(手前)で、モロカン・オムレツも一緒にいただきます。
オムレツというより、殻なしゆで卵に近い。

フルーツサラダ。
カットフルーツにオレンジジュースをかけたようにしか見えませんでした。

食後、プールサイドに出てみました。
夏だったら楽しそうだなぁ。

改めて敷地の外に出て見ると、ちょっと大きそうなお宅にしか見えません。壁の内側は楽園です。

バスに乗ったら一気に山越えルートを進みます。
何しろマラケシュまで行きますからね。

標高が上がると雪も珍しくありません。

ティシュカ峠にて。
個人的には道中一番の写真。

雪かきの仕方がなんかスゴイ！

途中アルガンオイルの販売店へ立ち寄ります。
日本の卸さんもここから仕入れているというお店でした。
食用も化粧用もそろってます。
アルガンの蜂蜜なんてものも置いてありましたので、お土産にぜひ。

ちょっと厚めの雲がかかり始め、山道を走っている間に雨に降られました。後にも先にも唯一の雨だったなぁ。

ところどころ、山が削られている場所がありました。
急カーブの多い道で、死亡事故も少なくないそうです。
交通量も多い場所で、このような補修工事が続けられています。
その昔囚人を使って作った道らしいので、そもそも通りやすさは重視されていなかったのでしょう。

あ、何だか土の色が変わったみたい。

気づけば山がずいぶん遠い。

ヒツジの大群に急ブレーキを踏んだのはこの辺りだった気がします。
ヒツジはヒツジでクラクションに驚く様子もありませんでした。

景色がずいぶん都会的になりました。

バスの駐車場にラクダまで。

本日のホテルに到着！

ル メリディアン エンフィス ホテル