あの頃を探し求めて/荻窪南口界隈と吉祥寺

2018/02/11 - 2018/02/12

高円寺・吉祥寺・国分寺を「三寺の時代」と称し、それぞれの街が脚光を浴びつつあったころ荻窪界隈に住んでいた。
荻窪駅の南口から徒歩１０分ほどにあった荻窪のアパートと、同じく北口から２０分ほどにあった本天沼のアパートを居所としていた当時の風景を探しに新幹線に飛び乗った。

こちらの郵便局では親からの仕送りを引き下ろすのによく世話になった。

大学を卒業し田舎に就職したわけだが、そのころは山男として各地の山々を転戦していた。
飯豊山の石転び沢を登って梅花皮小屋に泊まった時に、偶然にこの郵便局のお嬢さん（もともと面識はなかった）と出会った。
ちょうど御巣鷹山に日航機が墜落したころだった。
彼女も私も単独行だったので一緒に下山し、その後は何度か山行を共にさせていただいた。

エリア 吉祥寺・三鷹(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

善福寺川右岸のアパートに住んでいた。

夕食時によくお世話になった宝来は、10年以上前に廃業したそう。
当時はチャーハンやラーメンを食べた。

「しょうけいはし」を渡り右折したところに私の居所はあった。

オーナーはW県出身とのことだったが、金に汚い印象で1年で退去した。

西田商店会なる看板には見覚えがある。

そば処玉川は健在。
学生には敷居が高く、当時は利用できなかったと記憶している、

しかし時は移ろい、とうとう暖簾をくぐることができた。

息子さん夫婦が後を継いだ様子。

至福の味だった。

荻窪駅界隈にはまともな宿泊施設がないので宿は吉祥寺に取った。

井之頭公園に近い吉祥寺東急ＲＥＩホテル。

バスルームはリニューアルされたために快適だ。

よく遊んだ井之頭公園は渇水期。

花見のシーズンになると、桜の木によじ登った学生が力尽きて池に転落する光景を何度も見かけたが、今では想像もできないだろう。

公園内には当時も喫茶店があった。

吉祥寺北口界隈を散策したが、近鉄デパートがヨドバシカメラに代わっていた。
東急はあったが伊勢丹はなかったようだ。


夕食はホテルに近い竹寿司で。

親方とは話が弾み、当時の吉祥寺界隈の想い出話しに花が咲いた。

この旅行記へのコメント （2）

• yamayuri2001さん 2018/06/13 16:10:08

  人生各駅停車さん、こんにちは！

  三寺の時代って、良いネーミングですね！
  昔　自分が頑張っていた頃に
  住んでいた場所は、思いも格別ですね。
  その当時あったお食事処では
  感無量で　お食事されたことと思います。
  
  もう、その頃の自分には戻れないけれど、
  その時に創造していた未来の自分になれているかな・・・
  と、ふと思ったりします。
  
  桜の木のくだり、昔の学生はやんちゃだったかも・・・
  
  私も、たまに思い出の場所めぐりをしますが
  その後には、必ず心がほっこり
  あったかくなりますね！
  
  そんな旅行記を拝見して、共感いたしました。
  
  yamayuri2001

  キューロクさん からの返信 2018/06/14 12:58:06

  Re: 人生各駅停車さん、こんにちは！

  こんにちは。
  
  仕事や旅行で何度も上京していたのにずっと荻窪には行けずじまいでしたが、やっと思いを決して訪ねました。
  
  青春時代の思い出がギュッと詰まったところです。
  あの頃に出会った人たちは、今どこでどんな暮らしをしているだろう？
  そして何よりもお元気だろうか。
  
  鼻腔の奥の湿度が急激に上がった旅路でした。