春のレッサーパンダ紀行【９】那須ワールドモンキーパーク＆那須どうぶつ王国　お一人展示で頑張る詩人君＠那須モンパ　栄栄ちゃんが活き活きと元気なのがとても嬉しい＠那須ど

2018/05/05 - 2018/05/05

北陸、上州と回ってきたGWのレッサーパンダ紀行、今日は那須高原の２園・・・那須ワールドモンキーパーク＆那須どうぶつ王国です。

午前中にモンパを訪問し、どうぶつ王国は午後に訪問しようと思うのですが、気掛かりなのは飼育されている全員に会えるのかどうか？と言う事です。
モンパのシーレン君は１匹飼育なのでおそらく大丈夫なのですが、どうぶつ王国は４匹飼育で展示場が３つ・・・仮に単独展示なら入れ替え時間によっては1匹に会えない可能性もあります。
今回のGWレサパン紀行では訪問した園の飼育個体全員に会えているので、出来れば今日も記録を伸ばしていきたいものです。

それにしてもGWの那須高原の混み具合は凄かった・・・。


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 那須(栃木)

昨晩は新白河駅前のホテルに宿泊泊、今朝は駅前でレンタカーを借り受けて那須高原に向けて出発です。
最初の訪問地は那須ワールドモンキーパーク。

名前の通りおサルさんの動物園ですがレッサーパンダも１匹飼育しています。
入園料は大人2100円です。

レッサーパンダ舎はサル劇場の横にあります。

猿神様の鳥居を越えた先がレッサー舎です。

金網で囲われているので初見ではちょっと可哀そうにもおもうのですが、広さやアスレチックなどはまあまのレベルではあります。

あっ、指写り込んでる（汗）

こちらで暮らしているのは2004年6月29日東北サファリパーク生まれのシーレン（詩人）君です。

那須ワールドモンキーパークが東北サファリパークの関連企業なのでその関係で出向してきています。
以前は東北サファリ主催の移動動物園にも那須からシーレン君が参加したこともありました。

今年14歳のシーレン君。

長年ここで1匹で暮らしてきたシーレン君だけに、例えば今更、故郷の東北サファリに戻して他の個体よ引き合わせても彼の幸せには寄与しないと正直思いますが、彼の様な飼育の仕方（設備や方法ではなく方針）は彼が最後であって欲しいと思います。

繰り返しになるかもしれませんが、今、現在の彼の飼育状況に問題があるとかでありませんので誤解無きよう・・・毛並みや目力を見ていたければ分かるかと思いますが、彼は大切にされてとても健康的に暮らしていると思います。

毛繕いに続いてお昼寝・・・長年の経験からこうなったらレッサーはなかなか起きないです（苦笑）

竹の交換時刻の告知が掲示されていました。
日に3度、8時、12時、15時頃の交換となります・・・こう言う情報を出してもらえると園への信頼感が増しますよね。

次の交換の12時まで待とうかとも思ったのですが、ＧＷの那須高原の混み具合を考えて那須どうぶつ王国へ移動することにしました。

那須高原内の道路はそれなりの混み具合でしたが、那須どうぶつ王国に近づくにつれて渋滞が激化・・・もちろん本駐車場には入れれず、牧場の臨時駐車場からシャトルバス利用となりました。

牧場でバスを待つ列・・・那須ど凄すぎ。

チケット購入の列もものすごかったです、ここからでは最後尾が見れません（苦笑）、駐車場に着いてから入園するまでなんと２時間ほど掛かりました。
これからGWに来る場合は前売り券を購入してから行くべきですね。

那須どうぶつ王国の入国料は大人2400円、ちなみに冬季間は半額の1200円になりますので、レッサー目当てなら冬期の訪問の方がいいかも。

レッサーパンダは保全の森にいますよ。

保全の森にはレッサー＆パラスフィールドが入っています。

パラスとは聞きなれない言葉かもしれませんがマヌルネコの事です。

レッサーフィールドには屋内展示室が３つあり、今日はその内の２つの展示室を使用して2組のペアを展示していました。

こちらの展示室には那須どレッサーのアダムとイブ・・・ジジ君とダイズちゃんが暮らしています。

こちらダイズちゃん。

定期的にお客さんにサービスショットを撮る機会を与えてくれるデキたお母さんパンダです。

キリッとしているので男の子と間違えられがちです（苦笑）

ダイズちゃんは2010年6月14日多摩動物公園生まれです。

そして、こちらジジ君。

せっせと放飼場を歩き回り、次いで毛繕い・・・なかなかお顔を撮るチャンスを与えてくれません（涙）

キリッと顔のダイズちゃんに対しジジ君はとっても優しいお顔で女の子に間違われがちです（苦笑）
後で、ばっちりアップ写真撮りたいですね。

ジジ君は2009年6月19日長野市茶臼山動物園生まれです。

こちらの放飼場には与一君と栄栄（ロンロン）ちゃん。

すっごくアクティブな栄栄ちゃん。

前回来た時はまだ移動直後の頃で狭いガラス張りの展示室に単独でいたので、放飼場で元気にして、しかも、与一君と同居している様子が見れてとても嬉しいです。

ねむねむだけど栄栄ちゃんの様子も気になる与一君。

与一君はジジ君＆ダイズちゃんの長男君、2013年6月12日生まれです。
双子兄妹の那那ちゃんが若くして天国に旅立ったのがとても残念で・・・与一君には那那ちゃんの分も目一杯生を満喫して欲しいのです。

栄栄ちゃん、モフモフだね！！

栄栄ちゃんは旭川市旭山動物園からお嫁入りしてきました、与一君と同い年の2013年7月19日生まれです。

縁歩きをしたり、

壁を登って外を眺めたり、活発に動き回っていました。

与一君は本格的おねむへ。

今年の恋のシーズンはこの2匹どうだったのでしょうか？
待望の赤ちゃんが誕生したら嬉しいな。

こちらジジ君＆ダイズちゃんの放飼場。

以前は観覧スペースに大きく張り出した箇所があり、マナーの悪い人がレッサーに触ったりしていて正直感心しない設備でしたが、その箇所が改修されていてレッサーと観客の距離が離されていました。

これはとてもいい改修ですね、それ以外については屋内舎としては及第点をあげてもいい施設だと思います・・・しいて言えばもっと自然光が入ればいいなとおもいますが。

そして気になるのはこの時期に同居しているジジ君＆ダイズちゃんが恋のシーズンも同居していたのか？と言う事。

既に5匹の子供がいるし、超メジャー家系の2匹なので繁殖制限を掛けているような気もしますが、ひょっとするとひょっとするのかも・・・ちょっとだけ期待しときましょう。

ジジ君・・・ね、優しいお顔でしょ.

お客さんの反応では「この子が一番かわいい」と言う声が多かったです・・・一家の大黒柱ですがとっても可愛いパパなのです。

先ほども書きましたが、ダイズちゃんは定期的にじっとお客さんの方を見て動きを止めてくれるんです、バックヤードの微かな動きを察知して注視しているのかもしれませんが、お客さんにとってはとてもいいシャッターチャンスになります。

今日の僕の滞在中にはフラッシュを焚く人は誰もおらずでよかったです。

キリッ！！

このお顔を見ると「あ～、那須に来た」と実感するのです（笑）

栄栄ちゃんにはお義母さんのダイズちゃんの様な立派なママになって欲しいですね。

その素質は十分。

与一君は起きだしてきました。

今更ではありますが、与一君の名前の由来はもちろん那須与一から。

与一君行動開始！！

与一君はパパとママの間のお顔立ち？

ジジパパほどのベビーフェイスではないですが、とっても可愛らしい男の子ですね。

栄栄ちゃんとジジ君の恋のシーズンはどんな感じだったんだろう？

秋にはおチビを引き連れて放飼場を闊歩する栄栄ちゃんに会いたいな。

それにしても今回強く感じたのは、ダイズちゃんの圧倒的存在感！！

大きな瞳とコントラストの効いた毛色がライトに素晴らしく映えて・・・いわゆる役者顔なんですよね。

一方、ジジ君は驚異的な可愛さでお客さんの心を鷲掴み！！

ダイズちゃんに比べると控えめなアピールではありますが、破壊力は抜群です。

なんとも存在感のあるご夫婦で、もう、さすがの一言・・・年季の差もあり、若夫婦はまだまだ追いつけないですね。

旧レッサー舎であるバンブーフォレストレッサーハウスは既になくなっていますが、ポケモンＧＯのポケストップに名残が残っていました

１５時３０分のレッサートークまで残ろうかと思いましたが、あまりの混み具合に人酔いしてしまいました（苦笑）
帰路の渋滞も心配なので１５時頃に那須どうぶつ王国をあとにすることにしました。

久々の訪問となりましたが、一番心配、と言うか嫌悪していたレッサーと観客の異常な近さ（と、それを売りにしていた事）が概ね解消されていたのが嬉しかったです。
まだまだ課題はあると思いますが、そう言うベクトルでレッサーの事を考えてくれているなら応援のし甲斐もあると言うものですよね。