ニュージーランド　②・・世界遺産　ミルフォードサウンド

2018/04/22 - 2018/04/29

「まるごとニュージーランド」と名うっての今回のニュージーランドは、三回目の訪問。最初に行ったのがほぼ半世紀も前のことなので・・だが、あまり変わっていないであろうなあ・・と想像し、友人の「初めて」につきあった。案の定、自然が一杯のこの国は、頑固なほど変わっていなかった。ただこの時代、ITを使ったものが多く・・・時の流れを感じた。

エリア フィヨルドランド国立公園周辺(ニュージーランド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ニュージーランド航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

ホテルを後にして、目指すはこの旅のハイライト「ミルフォード・サウンド」へ。
南島は英国の探検家が最初に足を踏み入れ・・したがって、英国名の地名が多い。

マオリも北に95％住んでおり、南にはわずかに５％だけ。

途中オマラマに立ち寄りBBQの昼食。そのあと　羊の毛刈りショー。

サラダに使われていたこのマスタード、美味しかったあ。

先程まではBBQのシェフ、今は観光客用に羊の毛刈り職人。実はその昔郵便局員であったとか・・だがそれでは食べていけなかったから・・とか。

「羊は４本の足が地についていないと、おとなしい」とか。

NZには２４種類の羊が居る。

もう何十回もこうしたショーを見てきたが、はじめて「羊を背負い」ました。

昨今はこうした電気バリカンで、一分足らずに丸刈りできる。

その昔は毛刈り職人が渡り歩き、こうしたハサミで３分ほどで完了させていたものだ。
♪Click go the shears boys, click, click, click
Wide is his blow and his hands move quick
The ringer looks around and is beaten by a blow
And curses the old snagger with the bare-bellied joe
Out on the board the old shearer stands・・・♪

ポプラの木。札幌の並木道がおもちゃのよう・・。

くだもの、ドライフルーツの試食品に人が群がる。

ポプラの落ち葉

ポプラの木。

ブドウ園：ワイナリー

アロータウン：わずか二千人ちょっとの人口の小さな町。

ちょうど秋の祭典があったようで、まだ町の中にはその後の雰囲気が残っていた。ここがメインストリート。

こんなところにも中国人の団体が二つも三つも・・・。

メイン・ストリート
マウントクックからクイーンズタウンまでの道を「ルピナス街道」と呼ばれるようだ。

バスのタイヤに組み込まれたメーター器。これにより税金が変わる、つまり道路税だ。

クイーンズタウンの中で、最終の買い物。

そのあと、またまたゴンドラに乗り山頂のレストランへ。ゴンドラ往復とレストラン食べ放題で１万二三千円だが、団体だと少しは安いであろうなあ。

だが夕食時間が８時過ぎ、しかも一時間ちょっとの時間では・・・とても食事を楽しむという雰囲気ではない。

刺しみをメインにして、少し食べただけ。

ヨークシャー・プディング、これは英国のその昔では、食事量を軽く済ませたいために、食前に子供に食べさせ、メインの食事量を減らす目的で、貧しい家庭でよく作ったものだ。

Mussel　・・ムラサキイガイ。二種類の味付けがあった。

南十字星をみあげて、ついでに Fake Southern Cross も確認した。

クイーンズタウンをあとにして、いよいよMilford Sounds ミルフォード・サウンズへ向かう。

道中、ガイドをしてくれた「降矢」さんの豊かな解説、多方面にわたった情報の広さ、深さに感銘を受けた一日。

羊の数の多さ。

餌になる牧草の袋の数も多い。

鹿の数もまだかなりあるが、輸出先は主に、ドイツだとか。私は英国で数回食をしたが・・・。

すすきの仲間のトイトイでもない・・この草地、国の保護区にあたるようだが・・名前を失念してしまった。

ノードダソック　だったかなあ？！

これ・・面白いねえ。文字の読めない人、いわゆる文盲の人まだいるのかなあ？！

黄葉の町として知られている町。

ミルフォードへの道はこれ一本。

原生林が茂るミラーレイク。

「Mirror Lake」の文字が逆さに書かれており、水面に移った文字がしっかり「鏡湖」と読める文字になっている。

この湖には巨大なうなぎや鱒が生息している。

一年で9000ｍｌという多雨な地域で、植物、特に木々は苔に覆われている。

ポッサム

Kea　Bird; オウム属の一種で、マウイ語で「ケア」。高山地帯、森林限界地域あたりに住み、世界で唯一の山岳オウム。とても賢くいたずら好き。どこにバスが止まるか覚えて、そのあたりに現れ、観光客からの食物を狙う。

濡れたくないのか？！　暖かいバスの下に来て雨宿り。

自然の滝。雨が降ると、岩山はたちどころに糸のような滝が無数に現れる。

ミルフォード・サウンズの人口は150～200人、で冬場はもっと少なくなる。
ホテルもあるが、ツアー付きの客だけを限定で45人。

ミルフォード・サウンドは、年間7000-8000mmもの降水量があり一年の3分の2、およそ230日は雨が降る。その度にカスケードと呼ばれるいくつもの一時的な滝が形成される。

この雨により、時にフィヨルドの崖の土壌がゆるみ、地滑りが起こる。今回は道が通れて運がよかった。

Soft Ferm Tree

この蚊に食いつかれないように！　とても痒く、何日も痒みが収まらない。

ミルフォード・サウンドは世界遺産登録地域テ･ワヒポウナムの一部をなすフィヨルドランド国立公園内にある有名な景勝地。

ミルフォードはフィヨルドで、サウンドとは、英語で入り江を意味し、詳細には川の水の氾濫によってできた地形を指す。

氷河の進退によって削られた岩山に、氷河の溶け水や海水が入り込んで、形成された地形。

昼食は船内で、和食の弁当。結構おいしかった。

Speed Over Ground が12.3ノット、Heading は５.0 、True Wind Speed は8.0

ミルフォード・サウンドは、年間7000-8000mmもの降水量があり一年の3分の2、およそ230日は雨が降る。その度にカスケードと呼ばれるいくつもの一時的な滝が形成される

雨天時には数千もの滝が見られる。しかし、これらの滝は快晴時には涸れてしまい、恒久的に見られる滝は、たったの2本。これがその内の一本。
ボーウェン滝。

恒久的に見られるもう一本の滝。スターリング滝。
どちらも山頂（ペンブローク山）に残っている氷河の雪解け水が作り出す滝で、この氷河も2040年頃までに完全に溶けて消滅すると言われており、これらの滝も見られなくなるかもしれない。

絶品ガイドの降矢さん。幅広く、観光地面だけでなく、歴史、政治、経済。文化と・・・深く広くわかりやすく解説をしてくれ、暗闇で何も見えないバスの中での何時間もの行程が、少しも気にならず、実に楽しく過ごすことができた。
三度目の訪問であったが、初めてニュージーランドを知った感じがした。
ありがとう！

ホテルで夕食。このスープがおいしかった。

甘過ぎてたべられず・・・。
ニュージーランド“発祥”のメレンゲを使った伝統的な焼き菓子で、オーストラリア人は「パブロバはオーストラリア発祥だ！」と言い、両国が、パブロバ発祥地として主張、いまだにどちらの国が発祥か決着していないようだ。

機械化されたチェックイン。

まず、南島から北島へ。

待っている間に携帯の充電を・・・。

オークランドで昼食。

オークランド戦争記念博物館

無名戦士の墓や共同墓地

タクシーのボディにもQRコード。

ハーバーブリッジ

スカイタワー、南半球で一番高いタワー・・３２８ｍ。

世界一デカイ公認会計事務所の Deloitte (水色のビル）デロイト

最後の食事は waterfront のレストランで、石焼きシーフード。
仰々しいスタイルで、嵩はあったが、中身が少なく・・まあ　あまりみんなお腹がすいていなかったから・・これで「よし」

一皿7㎏だといったが、彼は8枚を重ね「どおだっ！」

最後の宿は・・・スイート！長期滞在可能な宿だが・・明日は4時起きで・・朝食なし。

ラウンジで軽く朝食。

どうせ機内でまたたくさん出てくるから・・このくらいで。

10時間の飛行、気をつけてね。

まず・・朝食。シリアル、果物、ヨーグルトに牛乳かけて。

まず一寝入り。朝が早かったから・・・。

昼食は・・・。あまり食べたくない・・ねむ～い！

折角なので、ニュージーランドをロケ地にした Harry Potter を観た。

千葉上空・・4時きっかり・・定刻に着きましたあ。