クラシックホテルへの宿泊第2

2018/04/26 - 2018/04/27

クラシックホテルへの旅行の第2弾です。
とはいえ、日本クラシックホテルの会加入のものだけでも、以前から意識せずに「食事がおいしい」ということで何度も訪れていた横浜のニューグランドに宿泊もしたこともありますし、宿泊はしていませんが軽井沢の万平ホテル、東京駅のステーションホテル等々この種のホテルは趣味に合っているようです。
同会には加入していないようですが、妙高の赤倉観光ホテルも好きで何度か宿泊しておりますし、逗子にあったなぎさホテルのレストランも、ビーフシチューやらエビのグラタンやらにひかれて食べに行ったものです。
建物に趣があり、ホテルとしての営業に歴史があり、現在のサービスレベルもそれらに恥じない十分なものを持っているということで、宿泊先としてこれらのホテルを選択することは賢い選択だと思います。

エリア 静岡

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

ということで、伊豆への小旅行ですが、ホテルへ行くにはちょっと早かったので「伊東マリンタウン」という道の駅によりました。
海中を見ることができる観光船に乗船しましたが、「海中観光と明媚な景色を堪能」という謳い文句に「景色をとるか海中をとるか」と悩みながら、海中をとることにしたら、海の中を見せるのは港に停泊している間だけで出港と同時に「上に上がってください」と誘導され、いやでも明媚な風光を楽しむことになりました。
４０分ほどの航海ですから、「伊東をちょっと沖から見る」程度の風光明媚ぶりで、若干誇大広告かなと思いました。船は、「はるひら丸イルカ号」という名で、船長さんもガイド役のおじさんも親切な人たちでした。

道の駅 伊東マリンタウン 道の駅

もうひとつの寄り道です。
小室山の麓のつつじが見事だと観光船のガイドにあったので寄ってみました。
確かに、きれいでしたが、残念ながら少々盛りを過ぎていたようです。
後で、ホテルのコンシェルジェのおじさんに聞いた話では、色々種類があるらしく、今は丁度花期のハザマだということでした。
それでもきれいに咲いている木も多く十分楽しめました。

小室山公園つつじ鑑賞会 祭り・イベント

いよいよチェックインです。
我々が訪れたときは、フロントクロークではなくロビーでのチェックインでした。
古いホテル特有の高い天井やら磨きこまれた木部やらを眺めながら大きなソファーでチェックイン手続きです。
「何か飲み物を」ということでしたので、女房はジュース、私はスパークリングワインをお願いして優雅なチェックインでした。
担当してくれたおじさんがコンシェルジェだということで先ほどのつつじの話も教えてくれましたし、ホテル内部の説明も丁寧でした。
いかにも歴史のあるホテルのベテランコンシェルジェという感じの方でした。

川奈ホテル 宿・ホテル

クラシックホテルには、不釣り合いなルームキーでしたが、如何にもという感じの赤倉のホテルや富士屋ホテルのルームキーのような趣はないものの極めて便利です。

部屋で荷物を片付けたら館内散歩です。
部屋まで案内してくれた先ほどのコンシェルジェのおじさんによると、富士屋ホテルは全体が木造なのでその関連でのメンテナンスが大変だけれど、川奈ホテルは大部分が大理石とコンクリートなのでその分楽だということでした。
とはいえ、館内随所の階段の手すりなど磨きこまれた木部の美しさは共通するもので、そのメンテナンスは大変だろうと想像しました。
川奈ホテルにこれまで滞在した著名人やらなにやらの記録等々も展示してあって、そういったことが好きな方には楽しいものだと思います。
ちょっと疲れたので、ラウンジでお茶にしました。
女房は、恒例の紅茶とケーキ。私も恒例のビールで一息です。
窓が大きく取ってあるとても明るく気持ちの良いラウンジでした。

サンパーラー グルメ・レストラン

窓辺の席に案内され、メニュで物色中です。

パーラーを出て少し坂を下るとゴルフカートが通る通路に出ます。

ホテルを挟んで、富士コースと大島コースとあるようです。
翌日、朝食の時にここを何台かのカートが行き交うのを見ました。
私は、ゴルフをやらないので解りませんが、こんなところでプレイしたらさぞかし気持ち良いのでは？と想像はできました。

川奈ホテルゴルフコース ゴルフ場

いったん部屋に戻ります。
女房を部屋において、私は展望台へ向かいます。
と、いうのも５階まではエレベータで行けるがその先100段弱の階段があると聞かされて女房はパスしたからです。
まさにクラシックホテルならではの弱点です。
真ん中に見える塔屋の天辺が展望台です。
ちょっと小さくて見にくいですが、回廊がありぐるっと回れるようになっています。

昇っていてちょっと嫌になったところで角を曲がったらありました。
みなさん感じることは同じようなものらしいです。

ぐるっと回っている回廊ですが、西側は主にホテルの建物を上から見下ろす形です。
北方にはうっすらと富士山が見えました。
ずっと右手の方に海の景色を見ながら回ってゆくと大島や利島新島などが見えます。

綺麗なゴルフコースの向こうに大島が見えます。
利島や新島はもう少し右側になります。
高原のホテルでも、宿泊した翌朝ゴルフコースを散歩しているととても良い気持ちで、ゴルフをやってみても良いかなと思うことが屡々ありますが、以前ゴルフをやる人にその話をしたら、プレー中だと景色を楽しむ余裕は相当熟達しないと生まれないといわれ、やめることにしました。

川奈ホテルゴルフコース 大島コース 売店 グルメ・レストラン

今回は初投宿ということもあり、ホテルのHPから「連休前後のお得プラン」というのを選びました。
食事も懐石・コース料理ではなく「和洋折衷料理」というものでしたので、あまり期待していなかったのですが、それでもメインディッシュはヒレステーキ、でオードブル・スープ・揚げ物等々十分なものでした。
食事のあとは、これまた恒例のバーです。
アルコールのダメな女房はホットレモネード。
私は、先日富士屋ホテルで初めて飲んだ「カミカゼ」という名のカクテルを飲みました。
初めに応対してくれた若干年を重ねた方は、いずれのリクエストにも「少々お待ちください」という対応でしたが、入れ替わって登場した若手のバーテンダーと思われる方は、即座に「ご用意できます」ということでお願いしました。
神風のほか、川奈ホテルオリジナルカクテルというのもいただきここも楽しむことができました。

メインバー グルメ・レストラン

カクテルを楽しみながらの周りの雰囲気はこんな感じです。
もう少し開けた方の大人数座れるスペースには「リザーブド」の札が出ており、ゴルフ組が来て盛り上がると賑やかになるので適当に引き上げることにしました。

部屋に戻る途中ちょっと寄り道ましました。
チェックインしたロビーを見下ろす通路です。
こういう手摺などに歴史が感じられます。

部屋の窓から取りました。
グリーン越しに大島が見えます。
とはいっても、グリーンはゴルフコースではなく只の庭です。
とても快適な宿でした。
ということで、クラシックホテル第2弾も終わりです。
５月には日光の金谷ホテルに行ってみるつもりです。