中国湖南省の旅　その4　老司城～武陵源～天門狐仙山水ショー

2018/04/19 - 2018/04/25

クラブツーリズム『〈中国五千年倶楽部〉天門山空中散歩　世界遺産・武陵源と老司城、連泊でめぐる　7日間』というツアーに参加しました。
映画「アバター」の舞台のモデルとなった、切り立った石柱が林立する武陵源、中国の古い町並みを残す鳳凰古城など、見どころの多いツアー内容でした。
日程は以下の通り
2018年　4/19　成田発～上海浦東空港経由～張家界到着　ホテルチェック
　　　　　　　　イン
　　　　4/20　天門山自然保護区観光　
　　　　4/21　南方長城～鳳凰古城
　　　　4/22　老司城遺跡観光～武陵源へ移動～天門狐仙山水ショー
　　　　4/23　天子山自然保護区～袁家界自然保護区～金鞭渓～十里画廊
　　　　4/24　宝峰湖遊覧～黄龍洞～上海移動
　　　　4/25　上海～成田

旅日記その4は4/22（日）老司城～天門狐仙山水ショーまで。雨が多い地域なので雨具の準備は万全に整えて行ったのですが、夜の野外ショーの時に土砂降りにあってしまい、かなりキツイ観劇になってしまいました。

エリア 張家界(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

5：00起床。6：00からホテルの外を散歩に行きました。
川辺に下りて行く階段を見つけたので川に沿って鳳凰古城の方面に歩いて見ることにしました。

静かな川の景色が良いですね。

昨日ライトアップされた夜景を見に来た鳳凰大橋が見えてきました。川が大きく蛇行しているので川沿いを歩くとすこし遠回りになるようです。街中を15分で到着した橋でしたが、ここまで来るのにすでに20分以上かかってしまいました。
橋まで行きたかったのですが、朝食の時間があるので引き返すことにしました。

まだ7：00前ですが、中国の団体さんはすでに出発します。5団体くらいは見かけたと思います。大きな荷物を持って、口をもぐもぐさせながら、元気におしゃべりをして歩いて行きます。パワフルです。

馬を引いて歩くおじさん。清掃作業か何かでしょうか。
今回の観光エリアはどこも非常にきれいでした。かなり大勢の清掃作業員が動員されているようです。

こちらを威嚇するカニに出会いました。

ホテルの近くの道路で朝食を売るご夫婦。
散歩に出発する時にはすでに営業していました。お店の前には数人の男の人が立ち食いで朝ごはんを食べていました。

ホテルに帰って朝食です。メニューは昨日と同じです。散歩に行っていた分、少し時間が遅れました。料理はあらかた食べつくされていましたが、少しずつ補充もされているようでした。取りあえず残っているものをかき集めて腹に入れます。

今日はバス移動がメインの日です。あまり天気が良くありませんが、もともとこのあたりは雨の多い地域だそうです。旅行前の天気予報もほぼ全日雨が降るというものでした。
出発してから最初のトイレ休憩。芙蓉鎮という場所みたいです。
昔、同名の中国映画がありました。

一応コンビニみたいな売店もあるのですが、閑散としていてあまり人気はないようです。通路に出店している惣菜屋の方が美味しそうなものを売っていました。

最初の観光地である老司城に到着、予定より少し遅れたようで、先にお昼ご飯になりました。
遺跡の入り口にある施設内のレストランです。トゥチャ族の伝統的なスタイルで食べる郷土料理だそうですが、テーブルが狭い、ベンチが小さすぎると怒りだす人がいるほど窮屈な食事でした。

狭いテーブルにいっぱいに料理を並べるスタイルが伝統的なものなのだそうです。
そういうことは最初に説明しておいてくれれば良かったのに・・・。
他のレストランと違ってここは少しお肉料理が多いようです。結構油っぽかったですが、おいしかったです。
　どうやらこのあたりでは肉の燻製が特産品の一つだそうです。そういうことも先に説明してくれると旅行の楽しみが増えるのになぁ、と現地ガイドさんに文句を言いたくなってしまいましたが、トゥチャ族の食文化について事前に調べて行かなかった私が勉強不足でした。団体旅行だからと言って受け身でいてはいけません。もっと積極的に下調べをするべきでした。

食事が終わって老司城観光です。
先ずは立派な博物館でお勉強をします。

なんかいろいろ説明してくれていましたが、ほとんど忘れてしまいました。

これは中央の王朝とこの地域の部族の王との契約内容が書かれた柱だったと思います。

トゥチャ族の生活風景。
この長椅子を再現したのが先ほどのレストランの座席だったようです。
囲炉裏の上につるされているのが燻製です。
先にこちらを見学してから食事になれば良かったです。

博物館を出てからシャトルバスで老司城跡に向かいます。
雨が強くなってきましたが、山の斜面に遺跡の姿が見えてきました。霧がかった山奥の遺跡はなんだか神秘的ですね。ここは雨降りで良かったかもしれません。

簡単な橋で遺跡の側へ渡ります。

なぜか馬がお出迎え。

特に中国の歴史に詳しいわけでもないので、この遺跡の価値は良くわかりませんが、世界遺産に指定されているくらいなので、貴重なものなのでしょう。かなり山奥にある遺跡なので、ツアーバスで連れてきてもらわなかったら、ここまで来るのは結構大変だと思います。

老司城を後にして武陵源を目指します。今回のツアーは張家界と鳳凰古城を行ったり来たりします。

武陵源の天子大酒店というホテルに到着しました。
普通の団体ツアー用ホテルですね。

トイレを挟んで両側にシャワーブースと浴槽があります。
シャワーブースの扉は下の部分に隙間があって洗面台の床に水がビチャビチャ流れてしまいます。

浴槽は広いのですが、シャワーはありません。
なんというか、ちょっと残念な感じです。

ホテルのレストランで夕食です。竹筒料理というのが出されました。
クラブツーリズムの海外ツアーはあまり利用したことがないのですが、食事に関してはあっさりしています。旅の日程表に一言、「竹筒料理の夕食」と書いてあるだけで、これが地域の伝統的料理である、とか独特な調理法がある、とかそんなエピソードはまったく話題に上がってきませんでした。
それとも説明不要なほど有名な料理なのでしょうか？他のツアー参加者の方々も何も言わずに竹筒から料理を取って食べていました。
〈中国五千年倶楽部〉に参加するからには、最低限知っておくべき知識というのがあるのかもしれません。

夜はオプションツアーで「天門狐仙山水ショー」を観に行くことになりました。一人400元、7200円くらいでしょうか、なかなかのお値段ですが、天門山の自然を背景に取り入れた野外ミュージカルということで、貧乏旅行が常の私たちですが、これだけは観ておこうということになりました。

武陵源から天門山のふもとにある劇場まで、車で1時間くらいだと現地ガイドさんは言っていました。ところが実際は1時間30分くらいかかっていました。特に渋滞などはなかったので、普段からそれくらいかかるのでしょう。会場の駐車場にバスがついた時にはすでに開演時間でした。
それからトイレに行って、終演後の集合場所を説明してみんなで座席まで行って座る頃には1幕がほぼ終わるところでした。
この日は全体的にスケジュールが遅れ気味だったみたいで、おそらくこれ以上早く来るのは無理だったのでしょう。
開演に間に合わないオプションツアーを募集するというのも、なんとも大雑把な感じです。中国的といえば中国的です。

おまけに上演中はバケツをひっくり返したような土砂降りでした。野外劇場なので演者は大変です。
なぜか客席にも屋根はないのでもうビシャビシャです。現地ガイドさんが合羽を借りてきてくれたので助かりました。
色々不運が重なって、じっくり劇を見る余裕がありませんでしたが、ライトアップされた舞台と自然を利用した背景、大人数で歌う挿入歌など、見応えはありました。ミュージカルが好きな人にはお勧めのスポットだと思います。

帰りもやはり1時間30分くらいかかってホテルに到着しました。