映画「沈黙」を観て五島列島

2017/02/21 - 2017/02/24

こちらの表紙の写真は、佐世保港からの上五島行きのフェリーが出ている付近です。

以前から「隠れキリシタン」に興味がありました。自分は信者ではないのですが、様々なことから、弾圧されても信念を持っていた人達のことを思っていました。季語の本に「踏み絵」が正月明けの冬の季語とあったのを見て、五島列島に行き、俳句を作りたいと思ったことがありました。

この旅の直前に、アメリカ人のマーティン・スコセッシュ監督の映画「沈黙」が映画館で公演されました。

エリア 五島列島(長崎)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JALグループ

先ずは、長崎行きの飛行機。東京の羽田からです。ちょうどJALで九州行きの飛行機が安めに出ていたのでした。JALを通して宿とセットで買いました。

長崎空港は周りが海で、晴れていました。バスで佐世保まで行き、宿にチェックインして、港まで翌日乗る船の乗り場まで見に行きました。その際に撮ったのが表紙の写真です。佐世保港を囲む飲食店の店舗がたくさん入った建物があり、スターバックス付きの本屋さんで村上春樹「海辺のカフカ」がディスプレイされていて、それを買いました。他にも遠藤周作の文庫本も揃っていました。

翌日は港の佐世保バーガーを買い、フェリーに乗り込みます。どうも、高速船に自信が無くてフェリーにこだわり、このルートにしたのです。雨ではありましたが、それ程は揺れませんでした。2月は船が欠航することがあるようです。

上五島に着くと雨がかなり降っていました。予約していた観光タクシーに乗り、いくつか教会を巡りました。それらは、19世紀に明治時代になってから建てられたのでした。

宿は温泉もあり、食事は宿のレストランで食べるようになっていて、部屋も快適な宿に泊まったので、雨と風でも心細くはなかったです。魚介類が新鮮で、この地ならでした。

上の写真は翌朝の宿からの写真です。

上五島を出るのは、高速船で長崎まで。私は乗り物に強いわけではないのですが、こちらも大丈夫でした。ボートというよりは、フェリーの様でした。
1時間程度だったかと思います。

長崎では香港上海銀行。2010年代に、イギリスで私は「日本にももちろんあるよね。」と、言われたのですが、はい、あります。博物館としては。

長崎からは遠藤周作文学館にも行きました。バスがあまり頻繁に出ていなくて、分かりにくいので、こちらもタクシーで。駐車場も余裕でスペースがあったので、地元の人は車で来れそうです。海を眺められる高台にあるので、何度も訪れたい場所です。

こちらは遠藤周作文学館からの景色。

いつか、遠藤周作とグレアム・グリーンの小説を、両方を引用しながら論じてみたいです。