謎の黒水国遺跡へ公共バスのみで行けるか（後半）？

2018/04/01 - 2018/04/01

謎の黒水国遺跡へ公共バスのみで行けるか？の後編です。
ガイドブックの記載が怪しいので、張掖丹霞のおまけで行ってみました。
観光地化されていないので無料開放です。行きは公共バスで大丈夫。帰りについては、それなりの準備と覚悟がいる場所でした。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: 中国国際航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

黒水国南城遺跡の城壁です。明代の遺跡とされていますが、黒水国自体はもっと古く漢代からあったと考えられています。ただし詳細は不明とのこと。遺跡内に説明版の掲示などもありません。観光地化されておらず、無料開放されています。

城壁は修復などはされておらず、当時のままです。

黒水国古城の看板？観光地化も考えていた模様です。

城壁への入り口跡です。

城壁の内部に降りて、内側から角楼を望みます。誰もいない荒涼とした遺跡の中に立っていると、歴史好きの心が震えます。

角楼は良い状態で残っています。

角楼の中から上部に上がることもできます。観光地化されていたら立ち入り禁止どころか柵越しに見学ですね。

角楼上部からの眺めです。

遺跡を堪能したので帰路につきます。四輪駆動車の通った跡もあるので、車チャーターで来る観光客が多いのかもしれません。

脇道には黒水国を示す柱がそこかしらにあります。

黒水国遺跡の掲示版のある車道まで戻ってきました。トレランシューズを履いていますが砂だらけです。バスが停車できるような感じの場所では無いので、荒漠科学館の所までさらに戻ります。

荒漠科学館まで戻り、ここで張掖市街方向のバスが通るのを待ち構えます。通常の停車地点では無いので、バスが停車できるよう、遠くから見えてきたら大きく手を振ることにします。大型トラックの通行が多く、バスの停車は難しい感じです。

15分ほど待つとバスが見えました。運転手はこちらに気が付いていましたが、満員のようでダメだと手を振っていました。次のバスが通るまで30～60分ほど空くはずなのでタクシーが通るのを待ちましたが、空車どころか満員乗車のタクシーしか通りません。15分で3台をやり過ごし、４台目に乗客２人のタクシーが止まってくれました。

運転手から早く乗れとせかされながら相乗りさせてもらいました。ほっとして乗っていたら、同乗の客が観光客ならここも見ていけと言うので、国家湿地公園西口で降ろしてもらいました。タクシー代は10元でした。ここから4路の路線バスで市街中心に戻れますが、せっかくなので公園を観光していきます。

有料公園から無料開放になったそうです。公園はかなり広く、西口からバス停のある南口まで距離がありそうです。

夏は花が咲いているようです

4月でも雪の残る祁連山脈を望みながら公園南口へ歩きます。

ゆっくり1時間ほど歩き、地質博物館を経て国家湿地公園南口に到達しました。

国家湿地公園南口は８，１０，１４路の路線バス発着点です。あまり待つことなくバスに乗車できるはずです。

8路バスで商貿大世界バス停まで戻り、鐘鼓楼を見て終了しました。今回の結果として、行きは公共バスで大丈夫。帰りについては、バスは満員の時はとまってくれず、空車で流しているタクシーもいないので、それなりの準備と覚悟がいるということです。ちなみに街の旅行会社でアレンジしてもらえば車チャーターのみで160～200元のようです。