2018/03/15 - 2018/03/16
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fuchiさん
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2018年3月。2年ぶりにドイツ旅行に出かけることになった。今回の旅行の主目的は、ミュンヘンで2月~3月に行われるシュタルクビアフェストである。シュタルクビアフェストとは、冬の終わりからイースターにかけてミュンヘン近郊で提供される、ドッペルボックと呼ばれる限定ビールを飲むお祭りだ。ドッペルボックは、7~8度とちょっとアルコール度数高めな濃色ラガーであり、初めにこのスタイルを出したパウラナーのサルバトーア(salvator)にちなんで、語尾に~torを付けるのが習慣になっている。ミュンヘン6大ブルワリーが出しているドッペルボックは以下の通り。日本には上の2つが輸入されている。
パウラナー・サルバトーア
シュパーテン・オプティマトーア
アウグスティナー・マキシマトーア
ホフブロイハウス・デリカトーア
ハッカープショール・アニマトーア
レーベンブロイ・トリウムファトーア
他のブルワリーもこの時期はTorの付くドッペルボックを出しているところは多い。
シュタルクビアフェストはオクトーバーフェストやフリューリンフェストのように、イベント会場に複数のブルワリーが集まるのではなく、個々のブルワリーのホールで個別に行われるのが特徴である。今回はオンラインでレーベンブロイ、アウグスティナーの席を予約をして、予約できなかった醸造所は現地対応とし。旅に臨んだ。まずは上記6種のビールをすべて飲むことを当面の目的とし、ミュンヘンだけだとちょっと物足りないので、一度行ってみたかったバイロイトと、再訪したかったアウグスブルクも日程に入れて旅を計画してみた。
今回のビアライゼでは、上記チケット以外にも交通手段にITを活用。具体的にはICEやバイエルンチケットはオンラインで日本で事前購入し、また前回ストで電車がとまりタクシーも呼べなかった経験から、Taxi.euやUberといった車系アプリをあらかじめ準備しておいた。その成果はレポートの中で述べていきたい。
実は上記ストに遭遇した2016年7月のビアライゼがまだ未報告なのだが、最新の情報を届けるためにまずは2018年度のレポートを上げてしまおうと思う。まだまだ寒い日が続く3月のドイツに何があったのか? なるべく情報がHOTなうちにレポートを上げるよう試みたい。
第一回のレポートは、エミレーツ深夜便でのドイツ入りから、クルーリパブリック、ホップメイスターの訪問まで。写真は週1回しか開かないクルーリパブリック直営店。
- 旅行の満足度
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 飛行機
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今年1月、旅程を計画するために欧州のビール系イベントを調査しておいた。
休暇によってはシュタルクビアフェストとバイロイトのビアフェスをハシゴできたかもしれないが、結局主なイベントはシュタルクビアフェストに絞ることにした。4泊6日とタイトだしね。 -
会社からいったん家に帰り、まとめていた荷物をもって羽田空港に向かう。
10:00 羽田空港に到着。Wi-fiレンタルを受け取りした。4TravelのWi-fiにしたのだが充電器付きで結構重い。エミレーツのカウンターは行列ができていたが、オンラインチェックインの窓口はガラガラで一瞬で手続きが終わった。
10:50 暑い。体調管理のため持ちこんでおいた血圧計と体温計を使用すると、血圧は正常だが脈が100以上と早く、37.2度と微熱があってあせるが取り敢えず休憩。
桜の生け花が休憩所に置いてあって香りが強い。 -
時間を持て余していたので出発ロビーをうろつく。東京ばなな味のキットカットを飼ったり、店をひやかしたり。
日本橋の模型があったりと和風をプッシュしているようだ。 -
11:00 ボディーチェックを通過すると、奥は食事処が開いていた。スープバーでローストトマトスープを注文。消化よく、酸味とうまみがおいしい。汗をかきながらゆっくり体を休める。
ゲートに移動したあとはペットボトルの水を2本かって機内持ち込みに備え、あとはひたすら ソファで休息。
00:30 ゲートが開き、機体に乗り込み。通路側の席をとっていたが席隣は開いているようでラッキー。 -
フライト直前も体温を測ったが37度で微熱継続。座席に座るがここで秘密兵器。100円ショップの腰ネットがとて具合が良い。ネットなので背中が蒸れたりスレたりしないし隙間に小物もおける。腰で体重を支えてくれるので腰痛にもならず、リクライニングでもかなりの時間熟睡できた。かさばるけどおすすめ。
有料Wifiサービスの広告がビデオに流れる。アメニティは靴下、愛マスク。耳栓、歯ブラシ。
00:45 離陸、とても揺れる、左右にゆらゆら、ふわりとした浮遊感が気持ち悪い。 -
1:37 機内食がきた。ビーフやきそばを選択。周りも焼きそばを頼む人多し。スパイシーな肉がたっぷりのってておいしい。キャベツすくなめ、食欲がなかったためサラダ、パンは食べないで残す。
1:53 乗り物酔い対策にコーラを注文すると、150mlのベビー缶がきた。ちょっと物足りない。
やわらかい歯ブラシで歯磨き実施しイソジンでうがいをする。実は微熱と高血圧に加えて歯の詰め物が外れるトラブルも旅行直前に発生していたのだ。治療途中の海外旅行なので、歯のケアは慎重になってしまった。
うとうとと眠りにつくが、機体のゆれで目が覚める。怖いくらいに体が浮き、血が頭に上る。 -
ここからはドバイ時間
5:00 目覚め、熱は引いたが血圧は上昇気味。唇が渇き、寒い。
しかし腰がまったく痛くないのはネットのおかげか。朝食はおかゆを選択。味薄めで、チキンは歯ごたえあり。持ち込んでいたワサビを投入するとおいしい。
緑茶をいただき、まったり飲んでリラックスする。持ち込んだ水のペットボトル2本はもう残り少ない。10時間以上のフライトなら2本は絶対必要。 -
6:00気流が悪くゆれる、窓の外はすごい朝やけ
6:20 つよい朝日が機内に差し込みオレンジに染まる。あとすこしでランディング。到着時間を見ると、乗り換えに時間余裕がなさそう。1時間40分の予定が少し短くなっている。 -
6:45 ドバイ空港にランディング 現地温度23度。
7:00 飛行機のタラップから降りる。早朝なのに日差しがとても強いが、ほどよく風があって涼しい。2つのバスがあったので、ミュニークはどっち?ときいて乗り込み。
体調とても◎ -
結構長くバスにのる。人の顔が大写しになった飛行機あり。ピカチュウ並みの有名人なのか?もしかして大富豪?
バスの中でバイリンガルの外人を日本人女性が会話(ナンパ?)していた。
7:40 渋滞につかまり20分以上停止。あと1時間でゲート締め切りなのに、さすがにあせりはじめる。周りの人の会話を漏れ聞くと、最近ドバイ空港はいつもここで渋滞してるらしい。空港の拡大にインフラが追いついていないようだ。2時間以下のトランスファー時間はリスクらしい。
7:50 空港内をぐるぐるまわる。駐車場通ったり。長大なバスの列に並びそうになって肝が冷えたり・・・おなじところを回ってるように見えたり
8:00 1時間近くバスに乗り、ようやくトランスファーに到着。建物入り口にいきなりセキュリティーゲートがあり、やっつけでつくったぽい。あわてていたのでベルトにつけてたTHETAカバー(SDカードリーダ入り)を落してしまった。
ゲートが反応して再入場になってなければそのまま見落としていた。こういうときこそあせってはだめである。
セキュリティゲートを通れば後は近いが、ゲート番号確認にちょっと手間取った。ドバイ空港ネットにつないで携帯で確認すべきだった。
8:03 ダッシュでB29ゲートにいく。お土産屋とか、バスケコートとか量り売りのスパイス屋とかあってじっくり見たかったのだが、写真も撮る暇ないほどだったのでスルー。もうゲートは開いてたのでいそいで入場。パスポートの顔写真チェックが2回もあった。 -
ようやくミュンヘン行の飛行機に乗り込み、ほっと一息。今回はかなりギリギリだった。
飛行機は2階層タイプで上はファーストクラスらしい。自分の席に着くが、さすがにこの便はドイツ人で満員だった。席の隣はみつあみのメガネ美人と、お団子頭。途中すごい露出度の黒タンクトップに着替えてたのでちょっと焦った。斜め前には子連れの夫婦。赤ん坊が泣き出すので、抱いてあやしたり、ベッドを壁に取り付けたりして大騒ぎ。
9:10 ようやくフライト。
斜め前の席でドイツ人親子が映画”この世界の片隅で”を見てる。アニメだからなんだろうけどそれ内容ガチな作品だから!
なんとなく見てると、小さい子供がタッチパネルをガンガン触れまくって動画がイレギュラーな動きをしているのが面白かった。
フライト直後の朝食は、プロセスチーズと、やわらかいハム?のサンドイッチとコーヒー。 -
9:00 ドイツの訪問先情報、主にレストランメニューの翻訳と頼むメニュー候補、ビールスタイルのチェックをしているとあっという間に時間が過ぎる。
10:00 昼食の時間。ラムかチキンでラムを選択。ラムはやわらかく癖がなくスパイシーさおさえ目、ディンケル麦のサラダすっぱくて食欲が増える、デザートは変な味のフルーツ。パンは残す。薬をのんで一休み。 -
2:24 ミュンヘン空港着。外は灰色で暗く、雨がぱらついてる。すっごく寒そう。
入国審査は相変わらず混雑だが、EU市民向けのゲートは自動顔認識装置が導入されてて、モニターとカメラが上下するのがとても面白かった。
貧血気味でふらふらする。のんびり入国チェックをしたのだが・・・。
13:15 バゲージは大混雑、なかなか自分の荷物が出ない・・・。
13:25 地下鉄で切符購入に少し手間取る。今日はあとでウンターシュライスハイムにも向かうため、空港含むターゲスカルテ(13E)を購入。電車は若干遅く出発したが、見ると日本人の若者グループとすぐ近くの席になった。彼らは大学の卒業旅行とのことで、そういえば正にシーズンだよなあ。
ミュンヘンからどこに行くか全く決めてない、とのことでこの若さゆえの無計画さが羨ましいなー。ミュンヘンでお勧めレストランや料理を聞かれたのでヴァイセスブロイハウスとシュバイネブラーテンを教える、
14:40 ミュンヘン中央駅にようやく到着。 -
ミュンヘン中央駅の南口にある、ハンバーガースタンドのポメス・フレンド
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南口から徒歩2分、マリティムホテルに到着。
マリティム ホテル ミュンヘン ホテル
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ちょっと早めだけどホテルにチェックイン、荷物を置いてすぐに出発する。
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マリティムホテルの展示品
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小腹がすいたので、ミュンヘン駅のあちこちにある寿司スタンドで巻き物を一本購入。
マンゴーSUSHI。 そう、黄色いのはあの果物のマンゴーです。前回の旅行写真整理してて見つけ気になってたのですよ。
なぜそれを巻こうと思った?? ・・・たぶん、卵焼きを勘違いしたんだろうなあ・・・・ -
マンゴーの短冊と一緒に大目のマヨネーズとネギ、さらに、あの、魚型の醤油入れもついてきたw
味は・・・もちろん甘い。意外とマンゴーに醤油はあう。しかし、メシの炊き方がべっしょりと水分多めでちょっと残念な味。
でも気になってた料理を食べられて満足。 -
15:03 S1に乗り込み、ウンターシュライスハイムヘ向かう。ウンターシュライスハイムは中央駅から約20分と空港の中間くらい。本当は空港から直行したほうが近いんだけど、店の開店時間が16時からなので仕方がないのだ。
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ホームから降りて地下をくぐり反対側に出る。と、不意打ちで日本語が聞こえた。
親子連れの日本人がいて思わず挨拶。このあたりに住んでいる様子。 -
てくてく北東に歩くが、このあたりはほぼ住宅街の様子で、観光的な見所はあまりない。これは何かと思ったら古着の回収BOX で、赤十字が回収してボランティアで配るもののようだ。
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通り道に合ったデンマークの家具店。食料品店などは見当たらない。
15:46 川を渡る。住宅街から畑のなかに入ってきて、こやしのにおいも微かにする。雨がぱらつくが日はまださしていた。 -
歩いているとクルーリパブリック小屋が突然視界にはいる。同じ方向に歩いているおばさんがいて、勝手にビール目的だと思っていたのだがここで立ち止まらず先に歩いていった。実は地元民だったようだ。
開店10分前に直営店に到着。人気はなく、金網で囲われていて入れない。
うろうろしていると、鍵が開いた音がした。扉をあけたスタッフに、1名座れるか聞く。もちろんOK。 -
日本でもドイツでもドイツのクラフトビール界隈のトップブランドのひとつと認識されているクルーリパブリックだが、ミュンヘン郊外のウンターシュライスハイムにある直営店は、開店時間がなんと金曜16:00-20:00の週4時間のみ。
ここで飲むのは結構な困難ミッションだ。 -
店内はガラス越しに醸造タンク類を見渡せる、スタイリッシュなつくり。
食事メニューはほとんど無く、袋入りのスナックが食べれる程度のようである。 -
さっそくカウンターに腰掛け、あいさつとお土産を渡す。お土産はキットカットと柿の種とJapan Beer Timesで、まずは興味を引けた。
日本で大人気、とか私の好み(ちなみにGreenHornね)とかを話す。
外はにわか雨でどしゃ降り。 -
MAX12タップだが今日は11タップのようである。ほとんどのビールは日本に輸入されているがレアものもある模様。
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受賞した賞状が飾られている。
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ビールを注文
一杯目はX10.1 Dry Hopped Lager。喉が渇いていたのでまずはすっきりしたものを注文。日本で飲んだときよりグラッシーでホップの風味がフレッシュのような気がする。しかし、差としてはわずかで、改めて今の輸入コンディションのよさを認識する。 -
2杯目はクルーの中で一番好きな7:45エスカレーション。
ミント風味も感じる水あめ様の甘みとボディ・コクを堪能できて、でもしつこくなくあっさり飲めるのがジャーマンIPAらしい。じっくり飲んでも喉に流し込んでも楽しめる。 -
3杯目は X2.4ベルジャンバーレワイン
スタイルはベルジャンストロング。11.0度。2年前に作られた限定品スタイルで、おそらく樽熟成。
甘さと酸味が強く感じられる。熟成した酵母の香り、口に含むとスパイシーな安息香酸のフレーバーが感じられる。度数が高くアルコールをダイレクトに感じる。濃厚なので、ちびちび味わいながら店の雰囲気を楽しむ。 -
タンクを眺めながら飲んでいると、常連らしき年配のグループがカウンターに続々集合。スタッフと談笑しているところを見ると顔なじみらしい。
以外にも若者から子連れ、夫婦、老人など客年齢層が幅広い。狭い店内が30分ほどで満杯になった。 -
見学のアポを取った人が居たようで、醸造スペースを案内されていた。
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立ち飲み席はドラム缶。外の席もあるがあいにくのにわか雨。
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ここで飲まず、クルーのビールをケース買いするお客さんも。
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店の一角に置かれたレトロなサーカーゲーム機。子連れのお客さんが遊んでいたのが印象的。こんなビールしかないようなところなのに!
カウンターの後ろのテーブルには女性グループが座って談笑していた。女子会?
とにかくこの店は限定OPENのくせに客層が幅広い。 -
クルーリパブリックの象徴、ホップ手榴弾のタップハンドル。
360度写真も撮ったので興味ある人は以下のリンクからどうぞ。
https://theta360.com/s/i6BLhYKrNCtgy61vSI06Guu6m -
1時間ほどいて飲むものも飲んだし雨なので、タクシーを呼んでもらった。すると大き目な、すごく汚れているワゴンが来た。
駅までは数分で7E弱。チップも加え9E渡す。ウンターシュライスハイム駅のこっち側は、来るとき気づかなかったが工事中で掘り返されていた。 -
雨は止んだがホームは吹きっ晒しで寒い。体感は零下だ。
予定より一本早い電車に乗れたので、次の予定の前にちょっと寄り道することにした。Sバーンでマリエンプラッツまで行き、地下鉄に乗り換えてImplerStr駅を目指す。 -
Implerstr駅。電話ボックスみたいなエレベーターでホームから移動する。
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駅からキライン通りを西に向かって移動。右ブロックの角が目的地のHopfmeisterだ。
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Hopfmeisterはミュンヘンに比較的新しくできたクラフトブルワリーの一つ。副原料を使うビールがラインナップに多く、一部の日本人に有名な胡瓜ゴーゼもここが作っている。
土日開いていないので今日を逃すと来るチャンスがなかったのだ。 -
HopfmeisterのMarcさんにご挨拶。かなりフレンドリーで、醸造テスト設備やオフィスの見学までさせてくれる。オフィスは、ビールの本や書類がちらかりまくり。話を聞くとHopfmeisterのビールは副原料使うものが多いのでミュンヘンではやりづらいんだそうな。ここでテストバッチを作った後はオーストリアやバンベルク郊外の醸造所にに外部委託してるんだとか。今はココナツの果肉使用したビールを研究しているとのこと。例のキュウリのゴーゼ、ニュースになったこと、日本でジャパニーズキューカンバ―ピクルスの味に似ているのでうけていることを解説すると興味を持っていただいた。
ちょっと予定時間オーバーして話し込んでしまった。
お土産に1本、飲んだこと無い ヒンベリートニーを購入。
ビール累計 3種 1.0l
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