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行き先をミャンマーに決めた今回の私たちの旅行は、<br />最初の目的地マンダレーに到着して2日が経ちました。<br /><br />3日目からはバイクを使って少しだけ遠出します。<br />インワ、アマラプラ、ザガイン、ミングォン。<br />マンダレーの周辺にも魅力的な場所はたくさんあります。<br /><br />風を切って走る景色の向こうに何が見えてくるのか?<br />そんなマンダレー後編もよろしくお願いします。

2018年 ミャンマー中部旅行 2 マンダレー後編

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2018/03/06 - 2018/03/07

25位(同エリア495件中)

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shique

shiqueさん

行き先をミャンマーに決めた今回の私たちの旅行は、
最初の目的地マンダレーに到着して2日が経ちました。

3日目からはバイクを使って少しだけ遠出します。
インワ、アマラプラ、ザガイン、ミングォン。
マンダレーの周辺にも魅力的な場所はたくさんあります。

風を切って走る景色の向こうに何が見えてくるのか?
そんなマンダレー後編もよろしくお願いします。

旅行の満足度
3.5
同行者
カップル・夫婦
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 3月6日 マンダレー3日目<br /><br />初めての街の宿は基本2泊予約する事にしています。<br />と言う事で、今日は宿を移動する日になります。<br />朝食後、昨夜agodaで見当付けておいた<br />近所のホテルを数件当たってみましたがピンと来る物はなく<br />結局あと2泊、今の宿に泊まる事にしました。<br /><br />決まれば次は移動手段のバイク調達です。<br />これも昨日グーグルマップで調べた<br />Mandalay Motorbike Rental and ToursにGo。<br />セミオートマ1日10,000Kで2日間借りました。<br /><br />店のオーナーであるザックはとても気さくな人です。<br />ザック:「君は日本人かい。うちでは初めてだな。」<br />奥さん:「何言ってるの、写真撮ってる××が1ヶ月借りてくれたじゃない。」<br />ザック:「あぁ、そうだったな、ははは。地図は持ってるかい?」<br />私:「グーグルマップ使ってるけど。」<br />ザック:「それは良い。ちょと見せて。」<br /><br />彼はツーリングで行けるポイントを説明しながら<br />マップ上にすべて保存してくれました。<br />これが後でとても役立ちました、ありがとうザック!<br /><br />準備は次々に整い時間は正午、昼ご飯の時間です。<br />セミオートマのバイク慣らしに街中を走って麺屋の屋台を発見。

    3月6日 マンダレー3日目

    初めての街の宿は基本2泊予約する事にしています。
    と言う事で、今日は宿を移動する日になります。
    朝食後、昨夜agodaで見当付けておいた
    近所のホテルを数件当たってみましたがピンと来る物はなく
    結局あと2泊、今の宿に泊まる事にしました。

    決まれば次は移動手段のバイク調達です。
    これも昨日グーグルマップで調べた
    Mandalay Motorbike Rental and ToursにGo。
    セミオートマ1日10,000Kで2日間借りました。

    店のオーナーであるザックはとても気さくな人です。
    ザック:「君は日本人かい。うちでは初めてだな。」
    奥さん:「何言ってるの、写真撮ってる××が1ヶ月借りてくれたじゃない。」
    ザック:「あぁ、そうだったな、ははは。地図は持ってるかい?」
    私:「グーグルマップ使ってるけど。」
    ザック:「それは良い。ちょと見せて。」

    彼はツーリングで行けるポイントを説明しながら
    マップ上にすべて保存してくれました。
    これが後でとても役立ちました、ありがとうザック!

    準備は次々に整い時間は正午、昼ご飯の時間です。
    セミオートマのバイク慣らしに街中を走って麺屋の屋台を発見。

  • 「モヒンガー?」<br />「##&#39;&%$#&・・」<br />どうやら違うらしい。<br />テーブルの先客さんが食べていた麺料理を<br />気にせず笑顔で指差し注文すると<br />「チキン?ポーク?」と屋台の大将。<br />「ポークでお願いします。」と私。<br /><br />待つこと2分、やって来たのが<br />白い太めの麺に具がたっぷり乗った汁無し油麺。<br />屋台の店員も客も、その場に居た全ての人達が私たちに<br />“混ぜるんだ!しっかりと!” 的ジェスチャーをしています。<br />そして、頑張ってしっかり混ぜた状態が下の写真。<br /><br />思った以上にしっかりした味で麺には腰があって美味しい。<br />テーブルの上の漬物や酢、チリを入れたりして<br />色々な味をゆっくりと楽しみました。<br />もう一度食べても良いなと思うこの麺は、800K也。

    「モヒンガー?」
    「##'&%$#&・・」
    どうやら違うらしい。
    テーブルの先客さんが食べていた麺料理を
    気にせず笑顔で指差し注文すると
    「チキン?ポーク?」と屋台の大将。
    「ポークでお願いします。」と私。

    待つこと2分、やって来たのが
    白い太めの麺に具がたっぷり乗った汁無し油麺。
    屋台の店員も客も、その場に居た全ての人達が私たちに
    “混ぜるんだ!しっかりと!” 的ジェスチャーをしています。
    そして、頑張ってしっかり混ぜた状態が下の写真。

    思った以上にしっかりした味で麺には腰があって美味しい。
    テーブルの上の漬物や酢、チリを入れたりして
    色々な味をゆっくりと楽しみました。
    もう一度食べても良いなと思うこの麺は、800K也。

  • 本日は午後1時からマンダレー南部をバイクでドライブです。<br /><br />最初はエーヤワディー川沿いをひたすら南下。<br />この道は舗装が悪く、しかも路面には砂が多くて危険。<br />トラック通過後の舞い上がる砂塵は半端ではありません。<br />相棒はマスクとサングラスで完全防備。<br />ただ、右側にエーヤワディー川が見えている間は<br />大河に想いを重ねた嬉しいドライブです。<br /><br />ザガインに向かう橋の手前のロータリーで<br />バイクを止めグーグルマップで道を確認していた時<br />警察に呼び止められましたが問題はありませんでした。<br />その後はインワに向けてバイクを走らせました。<br /><br />途中3回ほど道を尋ねながらインワの街中に入ると<br />道の両側に石の建造物が参道のようにように並んで<br />時折、大きな仏塔やレンガ造りの遺跡が目に飛び込んできます。

    本日は午後1時からマンダレー南部をバイクでドライブです。

    最初はエーヤワディー川沿いをひたすら南下。
    この道は舗装が悪く、しかも路面には砂が多くて危険。
    トラック通過後の舞い上がる砂塵は半端ではありません。
    相棒はマスクとサングラスで完全防備。
    ただ、右側にエーヤワディー川が見えている間は
    大河に想いを重ねた嬉しいドライブです。

    ザガインに向かう橋の手前のロータリーで
    バイクを止めグーグルマップで道を確認していた時
    警察に呼び止められましたが問題はありませんでした。
    その後はインワに向けてバイクを走らせました。

    途中3回ほど道を尋ねながらインワの街中に入ると
    道の両側に石の建造物が参道のようにように並んで
    時折、大きな仏塔やレンガ造りの遺跡が目に飛び込んできます。

  • 下調べをほとんどしていない残念な観光客は<br />目的地はおろか、名勝地の名前すら知らず<br />グーグルマップにガイドブックのスポットを<br />入力してもヒットせず、益々途方に暮れるばかり。<br /><br />そんな時、観光馬車が私たちを追い越して行きました。<br />なる程、そういう事か、これはラッキー!<br /><br />ここで私たちは馬車の後を追いかけると言う<br />“定石コース教えてね、お馬さん”作戦に切り替えました。

    下調べをほとんどしていない残念な観光客は
    目的地はおろか、名勝地の名前すら知らず
    グーグルマップにガイドブックのスポットを
    入力してもヒットせず、益々途方に暮れるばかり。

    そんな時、観光馬車が私たちを追い越して行きました。
    なる程、そういう事か、これはラッキー!

    ここで私たちは馬車の後を追いかけると言う
    “定石コース教えてね、お馬さん”作戦に切り替えました。

  • 馬車以外ほとんど交通も無い畑の中の一本道を<br />バイクでゆっくり景色を眺めながら600mほど南下すると<br />道沿いにお土産屋が並ぶ一帯に突き当たります。<br />観光客が沢山居るここは、バカヤー僧院らしい。<br /><br />馬車で来た人たちは手前で降りてお土産屋通りを<br />物色しながら僧院まで歩いて行くみたいですが<br />私たちはバイクで行けるところまで兎に角直進。

    馬車以外ほとんど交通も無い畑の中の一本道を
    バイクでゆっくり景色を眺めながら600mほど南下すると
    道沿いにお土産屋が並ぶ一帯に突き当たります。
    観光客が沢山居るここは、バカヤー僧院らしい。

    馬車で来た人たちは手前で降りてお土産屋通りを
    物色しながら僧院まで歩いて行くみたいですが
    私たちはバイクで行けるところまで兎に角直進。

  • この僧院は入場にチケットが必要との事。<br />そんな事も知らず、当然持っていない私たち。<br /><br />時間は午後4時、<br />”今更入場料(入域料)払うのかぁ“と迷っていると<br />入場料の話をして来たおじさんが<br />敷地の前の舗装していない小道を指差して<br />「あちらにグットビューがあるぞ、行ってみるがいい。」<br />と笑顔で教えてくれました。<br /><br />写真の奥に映っている僧院は<br />後で誰かの旅行記で拝見いたしましょう。<br /><br />と言う事で、私たちに一言も声をかけてくれなかった<br />土産物屋のお姉さんたちの静かな視線を感じながら<br />舗装していない側道にバイクを走らせました。

    この僧院は入場にチケットが必要との事。
    そんな事も知らず、当然持っていない私たち。

    時間は午後4時、
    ”今更入場料(入域料)払うのかぁ“と迷っていると
    入場料の話をして来たおじさんが
    敷地の前の舗装していない小道を指差して
    「あちらにグットビューがあるぞ、行ってみるがいい。」
    と笑顔で教えてくれました。

    写真の奥に映っている僧院は
    後で誰かの旅行記で拝見いたしましょう。

    と言う事で、私たちに一言も声をかけてくれなかった
    土産物屋のお姉さんたちの静かな視線を感じながら
    舗装していない側道にバイクを走らせました。

  • 親切なおじさんのアドバイスに素直に従い<br />輪達が激しい舗装していない細い赤土の道を<br />バイクで慎重に5分ほど進み、林を抜けた先には<br />4つの遺跡がある広場が突然現れました。<br /><br />レンガ造りのその遺跡は少し傾いた太陽の光を浴び<br />オレンジ色に近い深いレンガ色のベールに包まれ<br />乾季の乾いたこの土地に生命感を生み出す<br />歴史の重なった空間を創り出していました。

    親切なおじさんのアドバイスに素直に従い
    輪達が激しい舗装していない細い赤土の道を
    バイクで慎重に5分ほど進み、林を抜けた先には
    4つの遺跡がある広場が突然現れました。

    レンガ造りのその遺跡は少し傾いた太陽の光を浴び
    オレンジ色に近い深いレンガ色のベールに包まれ
    乾季の乾いたこの土地に生命感を生み出す
    歴史の重なった空間を創り出していました。

  • 円形の見慣れない遺跡、Myint Mo Taung。<br /><br />傾斜角60近くの階段を上り詰めると<br />円形の祭壇のような踊り場があります。<br />先客は現地の若いカップルが一組。<br />「ミンガラーバー。」の一声と笑顔で<br />無粋だなぁとは思いながらも、お邪魔させて頂きました。<br /><br />この遺跡からはインワの大地が見渡せます。<br />乾季にも関わらず思った以上に緑の多い大地です。<br />遠くに金色に輝くパヤーも見えます。<br /><br />写真に写る影はそんなパノラマに夢中な二人。<br />同じ景色を同じ瞬間に眺め感じられる<br />そんな時間を共有出来る幸せ。<br />影を落とす二人が作るこんな風景を<br />ずっと大切にしたいと思いながら私はシャッターを切りました。

    円形の見慣れない遺跡、Myint Mo Taung。

    傾斜角60近くの階段を上り詰めると
    円形の祭壇のような踊り場があります。
    先客は現地の若いカップルが一組。
    「ミンガラーバー。」の一声と笑顔で
    無粋だなぁとは思いながらも、お邪魔させて頂きました。

    この遺跡からはインワの大地が見渡せます。
    乾季にも関わらず思った以上に緑の多い大地です。
    遠くに金色に輝くパヤーも見えます。

    写真に写る影はそんなパノラマに夢中な二人。
    同じ景色を同じ瞬間に眺め感じられる
    そんな時間を共有出来る幸せ。
    影を落とす二人が作るこんな風景を
    ずっと大切にしたいと思いながら私はシャッターを切りました。

  • 何百年に渡り繁栄したインワ王国<br />その末裔が住むこの土地は緑が豊かです。<br />アンコールがそうであったように<br />インワではエーヤワディー川の治水が<br />十分に行われて来たのでしょう。<br /><br />その用水路は現在も受け継がれ<br />人々の生活に深く結び付いている様です。<br /><br />人気のない遺跡も良い物ですが<br />こんな何気無い日常の風景をぼんやり眺める時間は<br />この土地までわざわざ足を運ばなければ流れない時間です。<br /><br />夕日よ、<br />私のセンチメンタルに付き合って<br />いつもよりほんの少しでいいから<br />まだ蒼い西の空高くで道草を食って下さい。

    何百年に渡り繁栄したインワ王国
    その末裔が住むこの土地は緑が豊かです。
    アンコールがそうであったように
    インワではエーヤワディー川の治水が
    十分に行われて来たのでしょう。

    その用水路は現在も受け継がれ
    人々の生活に深く結び付いている様です。

    人気のない遺跡も良い物ですが
    こんな何気無い日常の風景をぼんやり眺める時間は
    この土地までわざわざ足を運ばなければ流れない時間です。

    夕日よ、
    私のセンチメンタルに付き合って
    いつもよりほんの少しでいいから
    まだ蒼い西の空高くで道草を食って下さい。

  • インワの先端部を囲むように作られた深い堀を<br />東に向かってバイクを走らすと城壁と門が現れました。<br />“この門をくぐった城壁の向こう側には<br />繁栄を誇ったインワの旧市街跡が荒涼と広がっている”<br />そんな予感を漂わる門の出立ちに<br />私たちが吸い寄せられた事は必然なのだろうか。

    インワの先端部を囲むように作られた深い堀を
    東に向かってバイクを走らすと城壁と門が現れました。
    “この門をくぐった城壁の向こう側には
    繁栄を誇ったインワの旧市街跡が荒涼と広がっている”
    そんな予感を漂わる門の出立ちに
    私たちが吸い寄せられた事は必然なのだろうか。

  • 真ん中がこんもりと盛り上がった砂の道は<br />門から真っ直ぐにずっと遠くまで伸び、<br />彼方で緑の森の中に消えてい行った。<br />その道をアーチのように覆う街路樹の両側はなだらかな斜面で<br />一段低くなった低地には家屋が点々と並んでいた。<br />民家の前にはぬかるみが広がりバイクで脱出するのには苦労した。<br /><br />これは数ヶ月前に私が見た夢の一部です。<br />そして今、それと全く同じ風景が私の目の前に広がっています。<br />人はこの経験をデジャブと呼ぶそうです。<br />私がこの地インワを訪れる必然が用意されていたようです。<br /><br />目を閉じて街の様子を説明してゆく私を見つめ<br />相棒は不思議な感覚に包み込まれたようです。<br /><br />私の夢の続きはこうです。<br />この道を真っ直ぐ数100メートル進むと<br />急な下り坂で視界が一気に開けました。<br />そこには渦を巻いた濁流が<br />遠く彼方の山々まで辺り一面を飲み込み<br />人工物が一切消え去った原始を思わせる景色が<br />水煙で霞んだ目の前にどこまでも広がっていました。<br /><br />夢で見たこの風景が過去の事実なのか未来の予知なのか<br />それとも私の単なる妄想なのかは、私には分かりません。

    真ん中がこんもりと盛り上がった砂の道は
    門から真っ直ぐにずっと遠くまで伸び、
    彼方で緑の森の中に消えてい行った。
    その道をアーチのように覆う街路樹の両側はなだらかな斜面で
    一段低くなった低地には家屋が点々と並んでいた。
    民家の前にはぬかるみが広がりバイクで脱出するのには苦労した。

    これは数ヶ月前に私が見た夢の一部です。
    そして今、それと全く同じ風景が私の目の前に広がっています。
    人はこの経験をデジャブと呼ぶそうです。
    私がこの地インワを訪れる必然が用意されていたようです。

    目を閉じて街の様子を説明してゆく私を見つめ
    相棒は不思議な感覚に包み込まれたようです。

    私の夢の続きはこうです。
    この道を真っ直ぐ数100メートル進むと
    急な下り坂で視界が一気に開けました。
    そこには渦を巻いた濁流が
    遠く彼方の山々まで辺り一面を飲み込み
    人工物が一切消え去った原始を思わせる景色が
    水煙で霞んだ目の前にどこまでも広がっていました。

    夢で見たこの風景が過去の事実なのか未来の予知なのか
    それとも私の単なる妄想なのかは、私には分かりません。

  • 堀沿いに再びバイクを走らせると<br />道が二股に別れる所に幹の太い大木と小さな広場があり<br />その奥にはひっそりとレンガ作りの古い遺跡がました。<br />時間は午後5時、太陽がかなり傾いてきました<br />インワ北東方面探索はここまでとしましょう。

    堀沿いに再びバイクを走らせると
    道が二股に別れる所に幹の太い大木と小さな広場があり
    その奥にはひっそりとレンガ作りの古い遺跡がました。
    時間は午後5時、太陽がかなり傾いてきました
    インワ北東方面探索はここまでとしましょう。

  • 少年は遺跡によじ登り<br />自分の背丈の何倍もある竹を操り<br />葉のない大木に咲く赤い花を採っていた。<br /><br />夕日が沈む前のこのひと時は<br />彼にとって夕食前の大事な仕事の時間。<br />言いつけられた花の収穫作業も<br />楽しい遊びとしてこなしてしまう少年の頬を<br />インワの夕日が今日も紅く照らしている。

    少年は遺跡によじ登り
    自分の背丈の何倍もある竹を操り
    葉のない大木に咲く赤い花を採っていた。

    夕日が沈む前のこのひと時は
    彼にとって夕食前の大事な仕事の時間。
    言いつけられた花の収穫作業も
    楽しい遊びとしてこなしてしまう少年の頬を
    インワの夕日が今日も紅く照らしている。

  • 少年が採っている赤い花はニウの花。<br /><br />タナカでお洒落したシャイな少年は<br />異邦人の拙いミャンマー語に<br />はにかんだ笑顔で対応してくれた。

    少年が採っている赤い花はニウの花。

    タナカでお洒落したシャイな少年は
    異邦人の拙いミャンマー語に
    はにかんだ笑顔で対応してくれた。

  • 反対側で花を拾う役目の少年が<br />満面の笑みを浮かべながら採った花を<br />自慢げに私たちに見せてくれた。<br /><br />何の断りも無く彼らのテリトリーに踏み込んだ<br />異邦人の私たちに対して金銭を要求する事もなく<br />好奇心と遊び心を爆発させてこの状況を楽しんでいる。<br /><br />彼らの笑顔に感謝を込めて私はシャッターを切りました。

    反対側で花を拾う役目の少年が
    満面の笑みを浮かべながら採った花を
    自慢げに私たちに見せてくれた。

    何の断りも無く彼らのテリトリーに踏み込んだ
    異邦人の私たちに対して金銭を要求する事もなく
    好奇心と遊び心を爆発させてこの状況を楽しんでいる。

    彼らの笑顔に感謝を込めて私はシャッターを切りました。

  • 行きに見かけた遺跡に、帰り道立ち寄りました。<br /><br />道を挟んで左手に金色に輝く巨大なパヤー<br />右手には半分崩れた巨大な遺跡。<br />私たちは迷わず遺跡にハンドルを切り突入。<br /><br />遺跡前の広場は砂のグランドとなっていて<br />地元のサッカーチームが将に試合の真っ最中。<br />どうした物かと困っていると選手たちが行け行けと手で合図<br />試合の邪魔にならないタイミングを見計らって<br />ゴールキーパーの真ん前をバイクで横切り遺跡に到着。

    行きに見かけた遺跡に、帰り道立ち寄りました。

    道を挟んで左手に金色に輝く巨大なパヤー
    右手には半分崩れた巨大な遺跡。
    私たちは迷わず遺跡にハンドルを切り突入。

    遺跡前の広場は砂のグランドとなっていて
    地元のサッカーチームが将に試合の真っ最中。
    どうした物かと困っていると選手たちが行け行けと手で合図
    試合の邪魔にならないタイミングを見計らって
    ゴールキーパーの真ん前をバイクで横切り遺跡に到着。

  • この遺跡はデカイにも関わらず<br />修復の手が殆ど及んでいません。<br />正方形の建物の四方の壁のうち二方はありません。<br />当然屋根は無く残った部分も傾き、<br />いつ崩壊してもおかしくない状態です。<br />壁の向こうは瓦礫の山で流石に<br />建物の中には入って行きませんでした。<br />この場所をグーグルで調べても何も出てきません。<br />こんな遺跡がインワには沢山あるのでしょうか?<br /><br />信仰を失い人々が途絶えた祠のように<br />誰も居なくなってしまったこの遺跡は<br />自然に帰って行く運命を全うしている。<br /><br />数百年後ここは小高い丘となり<br />多くの鳥たちを育む森として生まれ変わる。<br />時代の運命を感じ取れる遺跡がここにありました。

    この遺跡はデカイにも関わらず
    修復の手が殆ど及んでいません。
    正方形の建物の四方の壁のうち二方はありません。
    当然屋根は無く残った部分も傾き、
    いつ崩壊してもおかしくない状態です。
    壁の向こうは瓦礫の山で流石に
    建物の中には入って行きませんでした。
    この場所をグーグルで調べても何も出てきません。
    こんな遺跡がインワには沢山あるのでしょうか?

    信仰を失い人々が途絶えた祠のように
    誰も居なくなってしまったこの遺跡は
    自然に帰って行く運命を全うしている。

    数百年後ここは小高い丘となり
    多くの鳥たちを育む森として生まれ変わる。
    時代の運命を感じ取れる遺跡がここにありました。

  • 門はその向こうに広がる世界を<br />魅力的にほんの少しだけ切り取り<br />隠されている世界への畏怖と誘惑を<br />抱かせる魔として存在していると思います。<br /><br />今は傾き崩壊の時を静かに待っているこの門も<br />かつてこの大きな祠堂に足を運んだ人々に<br />多くの夢と希望を与えて来た事でしょう。<br /><br />役目を終えた門のその向こう側には<br />高い背の木々を突き抜けて黄金の仏塔が聳えています。<br /><br />夕日が全てを影の世界に引き込む前に<br />私たちもグズグズせずに帰路に着くことにしましょう。

    門はその向こうに広がる世界を
    魅力的にほんの少しだけ切り取り
    隠されている世界への畏怖と誘惑を
    抱かせる魔として存在していると思います。

    今は傾き崩壊の時を静かに待っているこの門も
    かつてこの大きな祠堂に足を運んだ人々に
    多くの夢と希望を与えて来た事でしょう。

    役目を終えた門のその向こう側には
    高い背の木々を突き抜けて黄金の仏塔が聳えています。

    夕日が全てを影の世界に引き込む前に
    私たちもグズグズせずに帰路に着くことにしましょう。

  • マンダレーに向かうバイパスに入り<br />後はひたすら街中に向かって走るだけ。<br />少し前グーグルマップで調べたら後25分との事でした。<br /><br />時速50kmで快適に走行していたその時<br />何の前触れもなくその違和感は突然襲ってきました。<br />それが何かは私にはすぐ分かりましたが<br />相棒にどう伝えようか5秒悩んでから私は<br />「やばい、やっちまったよ・・・」<br />「どうしたの?」<br />「落ち着いて聞けよ。」<br />「だからどうしたの?」<br />「ガス欠だ!」<br />「はぁ、どういう事?バイク走ってるよ。」<br />「下手すると今日中に着かないかもしれない・・・」<br /><br />街中だとどこにでもガソリンの街売はありますが<br />ここは整備されたバイパス、道以外は見渡す限り荒野。<br />走行を諦め路側に一度止めようと<br />アクセルを緩めたその時、奇跡が起こりました。<br />今まで右側に荒野以外何も見えていなかったそこに突然小屋が現れ<br />オレンジに輝く服を着た女神が座って微笑んでいるではないか!<br /><br />「ガソリン、ペイトロール下さい!!!」<br />「はーい、ちょっとまってね。」<br />「ありがとう、助かった、ありがとう。」<br />私たちの体全身を使った感謝に<br />女神が戸惑いを隠せない表情だった事は言うまでもない。<br /><br />この後、道沿いに給油出来そうな場所は<br />6km以上先にしかありませんでした。<br />私たちは、持っているのか持っていないのか微妙です。

    マンダレーに向かうバイパスに入り
    後はひたすら街中に向かって走るだけ。
    少し前グーグルマップで調べたら後25分との事でした。

    時速50kmで快適に走行していたその時
    何の前触れもなくその違和感は突然襲ってきました。
    それが何かは私にはすぐ分かりましたが
    相棒にどう伝えようか5秒悩んでから私は
    「やばい、やっちまったよ・・・」
    「どうしたの?」
    「落ち着いて聞けよ。」
    「だからどうしたの?」
    「ガス欠だ!」
    「はぁ、どういう事?バイク走ってるよ。」
    「下手すると今日中に着かないかもしれない・・・」

    街中だとどこにでもガソリンの街売はありますが
    ここは整備されたバイパス、道以外は見渡す限り荒野。
    走行を諦め路側に一度止めようと
    アクセルを緩めたその時、奇跡が起こりました。
    今まで右側に荒野以外何も見えていなかったそこに突然小屋が現れ
    オレンジに輝く服を着た女神が座って微笑んでいるではないか!

    「ガソリン、ペイトロール下さい!!!」
    「はーい、ちょっとまってね。」
    「ありがとう、助かった、ありがとう。」
    私たちの体全身を使った感謝に
    女神が戸惑いを隠せない表情だった事は言うまでもない。

    この後、道沿いに給油出来そうな場所は
    6km以上先にしかありませんでした。
    私たちは、持っているのか持っていないのか微妙です。

  • ガス欠未遂事件も何とか切り抜け<br />やっとマンダレーの街中に戻ってきた頃<br />西の空にも夕日の形跡はすっかり無くなり<br />街は青白い街頭に照らされ夜の顔になっていました。<br /><br />何はともあれ、先ずはミャンマービール。<br />昨日も来た飲み屋で豚の串焼きをつまみに一杯です。<br /><br />この後はどこかの屋台で串物でも買って部屋呑みですね。

    ガス欠未遂事件も何とか切り抜け
    やっとマンダレーの街中に戻ってきた頃
    西の空にも夕日の形跡はすっかり無くなり
    街は青白い街頭に照らされ夜の顔になっていました。

    何はともあれ、先ずはミャンマービール。
    昨日も来た飲み屋で豚の串焼きをつまみに一杯です。

    この後はどこかの屋台で串物でも買って部屋呑みですね。

  • 3月7日 マンダレー4日目<br /><br />今日は午前中からドライブ。<br />先ずはエーヤワディー川までやってきました。<br />明日はいよいよ船でバガンに移動するので<br />船着場の確認を兼ねてやって来た次第です。<br /><br />川岸は砂地で船が太いロープで何艘も繋がれています。<br />停留した船を背景に女性たちは川で洗濯。<br /><br />異邦人のつたない発音の挨拶に<br />みんな手を止めて笑顔で答えてくれる。<br />「ミンガラーバー。」

    3月7日 マンダレー4日目

    今日は午前中からドライブ。
    先ずはエーヤワディー川までやってきました。
    明日はいよいよ船でバガンに移動するので
    船着場の確認を兼ねてやって来た次第です。

    川岸は砂地で船が太いロープで何艘も繋がれています。
    停留した船を背景に女性たちは川で洗濯。

    異邦人のつたない発音の挨拶に
    みんな手を止めて笑顔で答えてくれる。
    「ミンガラーバー。」

  • ミャンマーでは街角で女性の僧侶をよく見かけます。<br />彼女たちは皆ピンクの袈裟を身に付け<br />お馴染みの男性の袈裟に比べると派手やかでお洒落です。<br /><br />かつての社会主義、軍事政権から連想される<br />負のイメージを一気に払拭してくれる明るさを身にまとい<br />彼女たちは私たちの前を駆け抜けて行きました。

    ミャンマーでは街角で女性の僧侶をよく見かけます。
    彼女たちは皆ピンクの袈裟を身に付け
    お馴染みの男性の袈裟に比べると派手やかでお洒落です。

    かつての社会主義、軍事政権から連想される
    負のイメージを一気に払拭してくれる明るさを身にまとい
    彼女たちは私たちの前を駆け抜けて行きました。

  • 湖沿いにバイクを走らせると<br />彼方にウー・ペイン橋が見えてきました。<br />湖面に張り付くように1キロ以上伸びた橋は<br />壮観な風景を作り出しています。<br /><br />橋に到着するとまずは乾季で干上がった<br />橋の下の砂地を橋に沿って爆走。<br />細かい砂にハンドルを取られるので<br />危険は伴いますが、橋の臨場感は増します。

    湖沿いにバイクを走らせると
    彼方にウー・ペイン橋が見えてきました。
    湖面に張り付くように1キロ以上伸びた橋は
    壮観な風景を作り出しています。

    橋に到着するとまずは乾季で干上がった
    橋の下の砂地を橋に沿って爆走。
    細かい砂にハンドルを取られるので
    危険は伴いますが、橋の臨場感は増します。

  • 橋の下から見てびっくりしました。<br />補強の梁は金具で留めてありますが<br />基本は木組みで作られています。<br /><br />昔の人たちは本当にすごいです。

    橋の下から見てびっくりしました。
    補強の梁は金具で留めてありますが
    基本は木組みで作られています。

    昔の人たちは本当にすごいです。

  • 雨季の夕暮れ時この湖にはきっと<br />ボートが大活躍するのでしょうが<br />今は乾季の酷暑、しかも正午少し過ぎ。<br />色とりどりの船は出番も無く<br />岸辺から遠く離れた沖合にそろって停留しています。

    雨季の夕暮れ時この湖にはきっと
    ボートが大活躍するのでしょうが
    今は乾季の酷暑、しかも正午少し過ぎ。
    色とりどりの船は出番も無く
    岸辺から遠く離れた沖合にそろって停留しています。

  • 手すりもない木製の長い長い道<br /><br />橋を支える支柱が作る僅かな影に<br />彼女は体を小さく折りたたみ隠している<br />瞳を閉じれば夢の続きのシンデレラ<br />ガラスのヒールを今夜も磨き上げるだろう<br /><br />長い道に座る彼女の前には<br />鮮やかな赤いスイカが<br />静かに大きな華を広げている

    手すりもない木製の長い長い道

    橋を支える支柱が作る僅かな影に
    彼女は体を小さく折りたたみ隠している
    瞳を閉じれば夢の続きのシンデレラ
    ガラスのヒールを今夜も磨き上げるだろう

    長い道に座る彼女の前には
    鮮やかな赤いスイカが
    静かに大きな華を広げている

  • 橋の上は観光地です。<br />一定間隔に出店が並んでいますが<br />ひつこく客引きをする気配はありません。<br />その点ではのどかな観光地です。<br /><br />しかし橋には当然屋根は無く<br />直射日光直撃ですからとても暑いです。<br />ポイント毎にある屋根付き休憩所は大繁盛で<br />多くの観光客はここで引き返して行きます。<br />私たちは勿論最初の休憩所で引き返しました。

    橋の上は観光地です。
    一定間隔に出店が並んでいますが
    ひつこく客引きをする気配はありません。
    その点ではのどかな観光地です。

    しかし橋には当然屋根は無く
    直射日光直撃ですからとても暑いです。
    ポイント毎にある屋根付き休憩所は大繁盛で
    多くの観光客はここで引き返して行きます。
    私たちは勿論最初の休憩所で引き返しました。

  • アマラプラの街中は道がクネクネで細く<br />しかも工事までやっていたりして本当に分り難い。<br /><br />道沿いにバイクを止めて<br />スマホでグーグルマップを確認していると<br />地元の人たちが寄って来て色々教えてくれました。<br /><br />優しい人が沢山いる街でした。

    アマラプラの街中は道がクネクネで細く
    しかも工事までやっていたりして本当に分り難い。

    道沿いにバイクを止めて
    スマホでグーグルマップを確認していると
    地元の人たちが寄って来て色々教えてくれました。

    優しい人が沢山いる街でした。

  • アムラプラの細い迷路を脱出し<br />幹線道路をザガインを目指して爆走。<br />昨日もやって来たロータリーを通過し<br />ミャンマーの大地を縦断する大河イーヤワディー川を渡る。<br />インワ大橋を通過したのが正午少し過ぎ。<br /><br />橋を渡ってすぐにバイパスから降り<br />ザガインヒルに向かう街道沿いで昼食を物色。<br />そしてバイクが並ぶこの店を発見。

    アムラプラの細い迷路を脱出し
    幹線道路をザガインを目指して爆走。
    昨日もやって来たロータリーを通過し
    ミャンマーの大地を縦断する大河イーヤワディー川を渡る。
    インワ大橋を通過したのが正午少し過ぎ。

    橋を渡ってすぐにバイパスから降り
    ザガインヒルに向かう街道沿いで昼食を物色。
    そしてバイクが並ぶこの店を発見。

  • 基本指差し注文しか出来ない私たちは<br />店の前に料理が並んでないと<br />食事にありつく事も出来ません。<br />この店の前には40以上のトレイが並び<br />しかも野菜も多く美味しそうに見えます。<br /><br />笑顔で相棒とそれぞれ2品指差し<br />店員に誘導させるまま店の中の席につきました。

    基本指差し注文しか出来ない私たちは
    店の前に料理が並んでないと
    食事にありつく事も出来ません。
    この店の前には40以上のトレイが並び
    しかも野菜も多く美味しそうに見えます。

    笑顔で相棒とそれぞれ2品指差し
    店員に誘導させるまま店の中の席につきました。

  • これだー!<br />写真で見たことのあるミャンマー料理。<br /><br />テーブルには既に20皿以上の小鉢が並んでいます。<br />それに加え注文の4皿、ライス、スープ、野菜が運ばれ<br />テーブルにそれ以外のものを置く余裕は殆どありません。<br /><br />私はこの展開にテンションかなり高め・・・<br />相棒は料理に圧倒されかなりの動揺・・・。<br /><br />こうなったらと言うより、ここで出会えたのだから<br />この時間もこの料理もこの状況も全て楽しむ事にしましょう。

    これだー!
    写真で見たことのあるミャンマー料理。

    テーブルには既に20皿以上の小鉢が並んでいます。
    それに加え注文の4皿、ライス、スープ、野菜が運ばれ
    テーブルにそれ以外のものを置く余裕は殆どありません。

    私はこの展開にテンションかなり高め・・・
    相棒は料理に圧倒されかなりの動揺・・・。

    こうなったらと言うより、ここで出会えたのだから
    この時間もこの料理もこの状況も全て楽しむ事にしましょう。

  • 料理は美味い!<br />油っこくなく、辛すぎず、塩っぱくなく。<br />一番嬉しいのは野菜料理が多い事。<br />日本人の舌に合う味付けでご飯が進みます。<br /><br />料金は手をつけた皿の数によって変わるのか<br />食べ放題なのかは私たちの語学力では<br />イマイチはっきり分かりませんでしたが<br />水の大も注文して二人分で4,300K也、超満足。

    料理は美味い!
    油っこくなく、辛すぎず、塩っぱくなく。
    一番嬉しいのは野菜料理が多い事。
    日本人の舌に合う味付けでご飯が進みます。

    料金は手をつけた皿の数によって変わるのか
    食べ放題なのかは私たちの語学力では
    イマイチはっきり分かりませんでしたが
    水の大も注文して二人分で4,300K也、超満足。

  • Sitagu International Buddhist Academy<br /><br />昼食後ザガインヒルに向かう途中に<br />金色の派手で大きな仏塔を見つけました。<br />気が向くままに立ち寄るのが私たちのスタイル<br />バイクを止めて見学する事ににしました。<br /><br />中央の大きな仏塔には入れませんでした。<br />仏塔の壁面はただ金色に塗装してあるだけでは無く<br />陶器のレリーフや壷が全面に装飾され<br />天辺までも細かな彫刻が施された立派なものでした。<br /><br />どうやらここは学校らしい。

    Sitagu International Buddhist Academy

    昼食後ザガインヒルに向かう途中に
    金色の派手で大きな仏塔を見つけました。
    気が向くままに立ち寄るのが私たちのスタイル
    バイクを止めて見学する事ににしました。

    中央の大きな仏塔には入れませんでした。
    仏塔の壁面はただ金色に塗装してあるだけでは無く
    陶器のレリーフや壷が全面に装飾され
    天辺までも細かな彫刻が施された立派なものでした。

    どうやらここは学校らしい。

  • ロンジーを巻いた綺麗なお姉さんが<br />大きなお皿いっぱいに盛り付けられた果物を<br />奥の部屋へと運んで行きました。<br /><br />この奥には一体どんなVIPが控えているのだろうか。<br />俗世間に染まり生きる私にはこんな事が気になってしまいます。

    ロンジーを巻いた綺麗なお姉さんが
    大きなお皿いっぱいに盛り付けられた果物を
    奥の部屋へと運んで行きました。

    この奥には一体どんなVIPが控えているのだろうか。
    俗世間に染まり生きる私にはこんな事が気になってしまいます。

  • ザガインヒルには沢山寺があるようで<br />どこを目指せば良いのか分からないままバイクを走らせました。<br /><br />丘の高い方を目指ししたすら走り<br />最後にびっくりする急坂を登りきると<br />参道の途中の駐車場に着きました。<br />個人の客を車で乗せて来たドライバーたちが<br />“沢山の仏像と素晴らしい眺めがあるから絶対行った方がいいぞ。”<br />と勧めてくれます。<br />天邪鬼的資質はあるのですがここは彼らに従ってみましょう。<br /><br />両側に土産屋台のある参道は思った以上に急峻で<br />相棒はアッと言う間に息が切れ始めました。<br />最初のテラス見学だけで私たちは呆気なくリタイア。

    ザガインヒルには沢山寺があるようで
    どこを目指せば良いのか分からないままバイクを走らせました。

    丘の高い方を目指ししたすら走り
    最後にびっくりする急坂を登りきると
    参道の途中の駐車場に着きました。
    個人の客を車で乗せて来たドライバーたちが
    “沢山の仏像と素晴らしい眺めがあるから絶対行った方がいいぞ。”
    と勧めてくれます。
    天邪鬼的資質はあるのですがここは彼らに従ってみましょう。

    両側に土産屋台のある参道は思った以上に急峻で
    相棒はアッと言う間に息が切れ始めました。
    最初のテラス見学だけで私たちは呆気なくリタイア。

  • 続いてやって来たのはザガインヒルの南にある<br />サンウーボンニャーシン・パヤー。<br /><br />トラックは屋根付きの荷台にこれでもかと言わんばかりの人を積み込んで<br />曲がりくねった坂道を猛スピードで頂上の寺まで駆け登って行きます。<br />次々に運ばれてくる現地の人はびっくりする程の数で<br />ここの仏様の人気がどれ程のものか分かります。<br /><br />お顔を拝見してその人気の訳が分かりました。

    続いてやって来たのはザガインヒルの南にある
    サンウーボンニャーシン・パヤー。

    トラックは屋根付きの荷台にこれでもかと言わんばかりの人を積み込んで
    曲がりくねった坂道を猛スピードで頂上の寺まで駆け登って行きます。
    次々に運ばれてくる現地の人はびっくりする程の数で
    ここの仏様の人気がどれ程のものか分かります。

    お顔を拝見してその人気の訳が分かりました。

  • 表情が穏やかな仏様の奥には<br />色とりどりのタイルを敷き詰めた広い境内があり<br />その色合いとモザイク模様は乾いた中央アジアの匂いがします。<br /><br />タイルの海の中央には黄金色の仏塔が輝きそびえ立ち<br />背景には青い宇宙がべったり張り付いています。<br /><br />私たちは、仏塔を取り囲む回廊に作られた日陰で暫し休憩。

    表情が穏やかな仏様の奥には
    色とりどりのタイルを敷き詰めた広い境内があり
    その色合いとモザイク模様は乾いた中央アジアの匂いがします。

    タイルの海の中央には黄金色の仏塔が輝きそびえ立ち
    背景には青い宇宙がべったり張り付いています。

    私たちは、仏塔を取り囲む回廊に作られた日陰で暫し休憩。

  • 老僧は回廊のベンチから立ち上がると<br />ゆっくりと仏塔へ歩み始めた。<br />一歩足を進めると立ち止まり視線を上げる<br />そしてまた視線を下げ次の一歩を踏み出して行く。<br /><br />彼の体を突き動かす何者かが<br />向かう先の光り輝く世界に確かに存在している<br />それこそが彼の存在理由なのであろう。<br /><br />「彼の姿をしっかり見なさい。」<br />居合わせた現地の人が私に一言声をかけた。

    老僧は回廊のベンチから立ち上がると
    ゆっくりと仏塔へ歩み始めた。
    一歩足を進めると立ち止まり視線を上げる
    そしてまた視線を下げ次の一歩を踏み出して行く。

    彼の体を突き動かす何者かが
    向かう先の光り輝く世界に確かに存在している
    それこそが彼の存在理由なのであろう。

    「彼の姿をしっかり見なさい。」
    居合わせた現地の人が私に一言声をかけた。

  • 目の前には、エーヤワディー川、<br />そこに架かるインワ大橋、<br />その手前には数え切れない数の仏塔。<br /><br />ここはマンダレーから<br />バイクで1時間ほどの街ザガイン。<br />時間は午後2時過ぎ、とても暑いです。<br /><br />ザガインヒルからの景色に満足したと言うか・・・<br />仏塔の多さに圧倒されてしまったと言うか・・・<br />流石にこの仏塔全部廻るのは無理ですし<br />どこに行くかを考えるだけで気が遠くなります。<br />こうなると今まで暑さに耐えてきた体には<br />一気に疲労が襲いかかって来ます。<br />あぁ~、ビールが飲みたい!<br /><br />北のミングォン遺跡見学は中止にして<br />ビールが待つマンダレーに戻ることにしました。

    目の前には、エーヤワディー川、
    そこに架かるインワ大橋、
    その手前には数え切れない数の仏塔。

    ここはマンダレーから
    バイクで1時間ほどの街ザガイン。
    時間は午後2時過ぎ、とても暑いです。

    ザガインヒルからの景色に満足したと言うか・・・
    仏塔の多さに圧倒されてしまったと言うか・・・
    流石にこの仏塔全部廻るのは無理ですし
    どこに行くかを考えるだけで気が遠くなります。
    こうなると今まで暑さに耐えてきた体には
    一気に疲労が襲いかかって来ます。
    あぁ~、ビールが飲みたい!

    北のミングォン遺跡見学は中止にして
    ビールが待つマンダレーに戻ることにしました。

  • 毎晩飲んでいた店の斜向かいにある屋台。<br /><br />毎晩お世話になっている<br />800Kのビールの店の斜向かいにある<br />夕方からいつも流行っていた内蔵串屋台です。<br />今夜こそはと思い終了間際に駆け込んでみました。<br /><br />地元の客は1本ずつ立ち食いです。<br />持ち帰りで注文すると、私たちの料金の心配も気にせず<br />次々内蔵を手際よく刻んで袋に入れてくれました。<br />柔らかくつまみにぴったりのお土産は1,000K也。

    毎晩飲んでいた店の斜向かいにある屋台。

    毎晩お世話になっている
    800Kのビールの店の斜向かいにある
    夕方からいつも流行っていた内蔵串屋台です。
    今夜こそはと思い終了間際に駆け込んでみました。

    地元の客は1本ずつ立ち食いです。
    持ち帰りで注文すると、私たちの料金の心配も気にせず
    次々内蔵を手際よく刻んで袋に入れてくれました。
    柔らかくつまみにぴったりのお土産は1,000K也。

  • 今夜も宿近くの交差点には<br />いつもの果物屋台が店を出しています。<br />客は居ませんが大量のスイカは出番を待っています。<br />店のお母さんには申し訳ないけれど<br />のんびりしたこの風景がとても気に入ってます。<br />“オーバーワークは禁物、のんびり行きなさい”と<br />戒めていてくれる風景だと勝手に思っています。<br />今日のミングォン遺跡観光中止も<br />このスイカの教えの必然だったと思っています。<br /><br />本日でマンダレー4日間が経過しました。<br />食事に関しては概ね満足しています。<br />300Kのエビカレー、800Kの屋台麺、<br />ザガインで食べた2000Kのミャンマー料理など<br />飛び込みの食事ばかりですが満足しています。<br />マンダレーの仏様は今までのところは<br />私たちに微笑んで下さっているようです。<br /><br />明日は船でいよいバガンに向かいます。<br />写真や映像で見た遺跡群が<br />私たちの目にはどのように映るのか?<br />偶然と言う必然が<br />私たちにどんな印象深い出来事を用意してくれるのか?<br /><br />よろしければ、次回バガン編もお付き合いください。

    今夜も宿近くの交差点には
    いつもの果物屋台が店を出しています。
    客は居ませんが大量のスイカは出番を待っています。
    店のお母さんには申し訳ないけれど
    のんびりしたこの風景がとても気に入ってます。
    “オーバーワークは禁物、のんびり行きなさい”と
    戒めていてくれる風景だと勝手に思っています。
    今日のミングォン遺跡観光中止も
    このスイカの教えの必然だったと思っています。

    本日でマンダレー4日間が経過しました。
    食事に関しては概ね満足しています。
    300Kのエビカレー、800Kの屋台麺、
    ザガインで食べた2000Kのミャンマー料理など
    飛び込みの食事ばかりですが満足しています。
    マンダレーの仏様は今までのところは
    私たちに微笑んで下さっているようです。

    明日は船でいよいバガンに向かいます。
    写真や映像で見た遺跡群が
    私たちの目にはどのように映るのか?
    偶然と言う必然が
    私たちにどんな印象深い出来事を用意してくれるのか?

    よろしければ、次回バガン編もお付き合いください。

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