2018/03/03 - 2018/03/19
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shiqueさん
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2018年、今年の旅行はミャンマー。
去年の地震で中部地域は大丈夫かと心配もありましたが
時間が過ぎれば過ぎるほど観光化は進むばかり。
思い切って今年は、私たちにとって未知の国ミャンマーに決定。
マンダレーからバガン、インレーと中部を回り
最後はヤンゴンまでの移動を予定しています。
37度を越す灼熱の太陽、目を開けられない程の砂塵。
過酷なミャンマーを乗り切れるのだろうか・・・
そして、ミャンマーはどんな顔を見せてくれるのだろうか・・・
ゆっくり自分たちのペースで回る旅行記です。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 船 自転車 徒歩 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
これはきっと子供たちが作った祠なのでしょう。
中には大切にしていた宝物がたくさん置いてあり
前列では可愛い猫たちがしっかり守人を勤めています。
朝の散歩でこの様な小景を見つけられた日は少し嬉しい。
ここはドンムアン空港の西側の路地裏・・・。
名古屋からホーチミンを経由してタイのスワンナプーム空港
そこから更にエアアジアのバスでドンムアンへ。
初日この移動が私たちのお決まりコースになっています。
朝の6時に家を出てタイの雑踏にまみれ込めるのが夜の9時過ぎ。
今年もまたタイから旅行が始まりました。 -
今回はドンムアン~マンダレーのエアアジアを利用するため
ドンムアン空港から徒歩15分に位置する
ドンムアンホテル(¥2500)を予約しました。
宿でチェックインのときのスタッフとの会話。
「明日どこ行くの?」
「ミャンマーのマンダレーに行くんだ。」
「空港までのトランスポートどうする?35バーツであるけど。」
「え?10分も歩けば着くからいらないよ。」
「そうか、でも歩くと暑いぞ。ハハハ・・・」
「確かに、ここはバンコクだからね。」
一年ぶりのこんな会話もちょっと楽しい旅行初日です。 -
朝11時10分出発のエアアジアに乗るために今朝は5時起き。
宿でデザートまで食べてドンムアンまで歩きます。
昨夜は気がつきませんでしたが、そばに市場があり
朝食を摂る地元の人で賑わっていました。
後ろ髪を引かれつつ、今日はスルーして空港へ。
宿から10分ほど歩き、出発3時間以上前に空港到着。
まだカウンターも空いてないと思いきやドンムアンは大混雑。
特にエアアジアカウンターに並ぶ客の列は
グネグネと何重にも折れ曲がり、最後尾が何処か分からない。
ウェブチェックインの意味って本当にあるのか?
結局チェックイン完了まで1時間半列に並んで
ボーディング時間まで余裕どころか、ギリギリでした。
ドンムアンの午前便は皆さん気をつけましょう。
3時間以上の余裕が必要な感じですね。 -
マンダレー空港では
入国、両替、シムカード、トランスポート
全てが至って順調に進んで行きました。
両替では日本円両替が出来ると言う噂がありましたが、
空港内にあった4銀行の内、当日(日曜日)に
開いていた3行では出来ませんでした。
ちなみにレートはUS$100→132200K(チャット)。
携帯関連は通信料1ヶ月2Gで3000K
シムカード代1500K、合計4500K。
空港から市内までの移動は4000Kのミニバス。
エヤコンがあまり効かないかなり年代物のヒュンダイ
それに輪をかけるように道の舗装状態が悪く
お世辞にも快適とは言えませんが仕方ありません。 -
バスは発車してから40分程走ると市街地に入り
車窓からは様々な街の顔が飛び込んで来ます。
初めての街をこっそり眺めワクワクする瞬間です。
このバスは乗客一人一人を目的地まで
運んでくれる至って親切なバスなんですが
私たちは運悪く最後に配達される荷物となり
結局乗車時間は1時間半以上。
時間には余裕ある旅行ですが、流石に少しお腹が空きました。 -
マンダレー最初の食事はやシャン料理!
グーグルマップで下調べしておいた
宿近くのレストランShan Ma Maに徒歩でGo。
午後4時と言う中途半端な時間のせいか
客はほとんど居ませんでした。
しかしこの状況は言葉もままならない外国人には丁度良い。
身振り手振りと片言の英語で、しかも試食しながら
トレーの作り置き料理を3品注文。
テーブルに付くと注文した3品以外に
ライス、スープ、生野菜、ペットボトルに入った水
更に密封されたお皿お箸セットが運ばれてきます。
気分は高揚しますが、味は至って普通。
カレーをチョイスしなかったのが失敗の原因かなぁ・・・。
ママがずっと厳しい表情で怖かったのと
感動に至れなかった味が少し残念。
しかし、ミャンマービールは美味かった! -
宿からゼージョーマーケットまで1キロ弱。
ここまでの移動の疲れを考えても十分歩ける距離です。
この街の空気を感じるためにさっそく散歩開始です。
写真は串揚げ屋の屋台、1本100K(チャット)から。
選んでお兄さんに渡すと油で揚げてくれます。
少し時間がかかるので人気の屋台の回りには人垣が出来ています。
マンダレー、午後4時過ぎの屋台では
出来上がりを待つ人たちの笑顔が眩しい。 -
乾季のこの季節、どこの通りも埃っぽいですが
建物の高さに比べて道幅が広く
街は空に向けて開け放たれています。
そんな街の、何よりも印象的なものは人々の服装です。
男女ともロンジーと呼ばれる
伝統的巻きスカートを着ている人は多いのですが
私の目に印象的に映ったのはこのスカートではなく
人々の衣装のカラフルな色使いです。
街に特別な色合いを感じないマンダレーですが
そこに暮らす人びとはポップアートの世界から
飛び出して来た様な鮮烈な色合いを纏っています。 -
カラカラの空気に
カラカラに揚げられた食材
微妙に違う揚物の茶色の色合いが
ミャンマーの入口として私たちの前に現れています。
この茶色こそが、今回の旅行全体を通して
ミャンマーに対する一つのイメージを作り上げる
重要な色になると、この時は判るはずもありませんでした。 -
マンダレーのローカル乗合いバスは凄い。
車内はすし詰め、天井にも人、
乗り口にはステップに立ち乗りの人。
しかし、まだ発車しません。
いったい何人乗れば出発するのだ、このバスは! -
午後5時。
母親が一人で切り盛りする屋台の裏では
8才ぐらいの男の子が赤ん坊をあやしている。
屋台の前には引切り無しにバイクが走り過ぎ
その残像だけが長い帯状に重なり合い
屋台と言う舞台を浮き上がらせている。
屋台の屋根の上に置かれた
赤いリボンの麦わら帽子を見たとき
日が暮れるまでに全部売れたら良いなぁと思った。
私の頭の中には台所に立つ母親の姿と
それを待つ子供たちの姿が浮かんで
暫く脳裏から消えなかった。 -
家路を急ぐ人々が行き交う市場の一角に
私の目を引くバラの屋台がありました。
茶色のカンバスに描かれたポップアートの町並み
それがマンダレーの第一印象と書きましたが
セザンヌの世界と同様に、そんなに単純では無いようです。
純粋、それがこの花の花言葉。
全ての色合いに染まる可能性を秘めながら
その短い命を凛と咲き続ける花、白薔薇。 -
夕方に食べたシャン料理がけっこう腹持ちが良く
夕食はコンビニのビールと屋台のフルーツで
簡単に部屋で済ますことにしました。
屋台の白熱電球に命を吹き込まれたカットフルーツたち
東南アジアの夜の風物詩はこの地にも健在。
ただ、ミャンマーのマンゴーは
仄かにコーヒーの苦味と香りがする。 -
3月5日 マンダレー2日目
マンダレーの宿は街の中心部にしょうと
駅の西側に宿を取ったのですが、どうやら東側が駅前らしい。
と言う事で、銀行、バイクレンタル屋を探して
先ずは線路を超えて駅前に行くことにしました。
線路に並行して伸びる大通りを南下すると陸橋を発見。
その陸橋を見上げ東に進むと、線路沿いに市場がありました。
線路の中にもはみ出したこの市場はインパクト十分、面白い。 -
線路を渡る陸橋の下には屋台市場が犇めいていました。
流石にタイやベトナムでも橋架下に
この規模の市場は見たことがありません。
目的は市場ではありませんでしたが
この市場に出会えた運命に感謝して見学開始。 -
魚のすり身を作っています。
ここはマンダレー、海から離れた内陸部。
魚は当然、淡水魚で冷蔵施設は全く無し。
目の前で素手でパンパン、まな板にバンバン。
出来上がりが妙に美味そうと言う事と
きっと十二分に熱を加えると考えられますが
流石に味よりも安全性が少し気になってしまいます。
私もまだまだですね。 -
ミャンマー2日目ですから
そろそろ地元の人達と同じ食事をと言う事で
駅裏(西側)の線路に沿った道沿いの
オープンエアーの地元食堂でカレーにしました。
店先のバットに並ぶ作り置き料理を指差し注文し
地元の人で大混雑のテーブルに相席すると
お手伝いの可愛い子供たちが、ライス、スープと
注文した料理を運んできてくれました。
注文は、エビカレー、玉子カレーとオクラの炒め物2つ。
スープは魚介系味の酸っぱくて塩分の濃い味ですが
カレーとオクラはビックリする程美味しかった。
大満足の初ローカル昼食、合計1,800K也。
絶対明日も来ようと心の中で誓う私たちでした。 -
大満足の昼食後は隣のコーヒー屋でお茶にします。
隣の客が飲んでいる小さなカップを指差し
コーヒーかと尋ねると、ティーとの事。
ミャンマーはお茶文化圏でした。
底に溜まったコンデンスミルクを混ぜると
びっくりするくらい甘くなるミルクティーは
南国ではぴったりの飲み物だといつも感心する。
300Kのティータイムは
明日からの日課になることが決定しました。 -
看板娘が2人いるこの店は
いつも地元の人々で流行っています。
そんな店の奥まった一席で今日の作戦会議開始。
「これ以上銀行回って日本円両替出来るところ探すのは無駄だね。」
「うん。」
「ドルの交換レイトも結局、宿近くのAYA銀行が一番良かったし。」
「帰りにそこで両替しましょう。」
「両替の後はどうする?」
「マンダレーヒルに行きたいわ。」
「行くのは良いけど、歩いて行ける距離じゃないよ。」
「自転車で行くとパンクするらしいわよ。」
「何んじゃそれ?じゃぁ、宿でバイク借りて行くか?」
「はぁ~い、でもバイク高いかなぁ?」
「知りませ~ん。」
「高いかなぁ・・・」
「じゃぁ行かないか?」
「行く。でもバイク高いかなぁ?」D.S.
普通これを作戦会議とは言わないかもしれない・・・。 -
宿でバイクを半日8,000Kで借り
マンダレーヒルまでやって来ました。
徒歩で1時間ほど登らなくてはならないらしい参道を
バイクだと頂上に向かうエスカレーター乗り場まで
10分ほどで一気に行けてしまいました。
こんな時はいつも、バイクを借りて本当に良かったと
心から思ってしまう私たちは、正真正銘根性がない、残念。
頂上に向かうエスカレーターの前には大混雑が発生しています。
どうやらミャンマーの人たちはエスカレーターに慣れていなくて
なかなか上手く一歩目が踏み出せないようです。
こう言う状況を見過ごせないのが相棒。
現地の人に声をかけ、手を引いて
エスカレーターに乗る補助をしています。
やり過ぎ感は少しありますが、
こう言う形の友好親善が有っても良いとは思います。
ガンバレ日本! -
流石にHILL(丘)、目の前に遮るものは何もなく
大パノラマが広がってはいますが
この日の空模様はスッキリしない薄曇りで
景色はすべて輪郭がぼやけてしまっています。
マンダレーの街並やエーヤワディー川は
明け方の夢のように存在自体がおぼつかなく
その向こうは大地と空が溶け合ってしまっています。 -
薄曇りとは言え太陽は真上にあり
降り注ぐ太陽光はかなり厳しい。
直射日光をずっと浴び続け熱を持ったテラスを
素足で歩くのは靴下文化の私たちにはかなりの苦行です。
さっさと下界の夢は諦め、日陰で仏のご加護を請いましょう。 -
スタウンビー・パヤーのテラスを半分ぐらい回った頃
半鐘の音が何度も鳴り響いてきました。
音の方に行ってみると子供たちの笑顔と歓声。
彼女たちは代わる代わるひたすら連打。
当然ですが係りのおじさんに叱られると
笑顔のまま走って逃げて行きました。
その後、相棒がこっそりと
半鐘を叩いた事は言うまでもない。 -
寺には必ず飲料水が陶器の瓶で置いてあります。
流石にこちらの衛生状況に慣れていない
私たちは頂くことを遠慮してまうものです。
その瓶たちがこのテラスでは
三段構造の円形台に綺麗に並べられ
綺麗な花と白い布で飾り付けられています。
シルエットがとてもお洒落なこのオブジェは
マンダレーの人々が積み上げてきた
美意識の一つの形として楽しませてもらいました。 -
「あなたの誕生日は何曜日?」
「はぁ?そんなこと知ってるわけ無いでしょう。」
「調べてあげるね。えーっと、日曜日ね。」
「そうですか、それで?」
「その仏様の前でお祈りをするのよ。」
「なるほど、インド占星術か。本当に曜日合ってるの?」
「水をかけてお祈りをするのよ。」
「はい。」
果たしてこんな感じで、旅行の安全祈願は成就するのだろうか。 -
パヤーの回廊は床がヒンヤリした大理石で
裸足で歩いていると、相当気持ちが良い。
少しお行儀が悪いですが、床に座り込み柱にもたれていると
奥の方からゆっくり流れて来る涼しい風を感じられます。
柱の上方に刻まれたミャンマー文字の呪文が
織物のように施された柱のモザイクによる光の反射を制御し
大理石に映るシンメトリーの世界はこの空間を浮遊させ
天空と見紛う快適な空間を作り出しています。
とても気持ちが良く、随分長居をしました。 -
マンダレーヒルへの車両用道路は一方通行で
出口は大きな狛犬が守る参道とは全く違うところです。
狛犬の写真を取りに戻るのも面倒くさいので
次なる目的地、ヒルの南にある Kuthodaw Payaに向かいました 。
中央の仏塔は金ピカで、でかいです。
当然この仏塔の周りは日陰がほとんど無く
裸足で一周するのは修行に近いものがあります。
半分駆け足でぐるりと一周し日陰に逃げ込むと
先客の猫がのんびり私たちを迎えてくれました。
「ここが特等席かい?」
「にやぁー。」 -
中央塔へと伸びた屋根付き廊下のベンチに座って休憩。
足元は大理石で思いの外ひんやりと気持ちが良く
目の前には白の仏塔が整然と並んでいます。
写真の奥の方から手前に向かって流れてゆく風に
時より混じる乾いた金属風鈴の高い音色は
しばし暑さと疲労を忘れさせてくれる魔法の旋律。 -
昼食のカレーで今日1日分の満足はほぼ満たされました。
午後のマンダレーヒルはついでの様な物ですが
やはり最後はアルコールで絞めないと私たちではない!
夕方、81番と32番通りの交差点に飲み屋を発見。
マンダレービールの生、ジョッキ1杯800K。
このビールはコクとキレがあって美味い。
暗くなってからもう一度この店まで来て
私たちがこの店で飲んだビール代の総額は当然
レンタルバイク代より高いことは言うまでもありません。
コンビニでウイスキーも手頃な値段で購入し
酒に困ることが無い事が分かったミャンマー旅行。
気持ちも軽く、明日から街を走り回れそうです。
明日(次回)からは、アムラプラ、インワ、ザガインなど
マンダレー周辺をバイクで回る予定です。
酒好きのこんな旅行記ですが
よろしかった、次回もお付き合い下さいませ。
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