河津桜、伊豆稲取・雛のつるし飾り訪問記

2016/02/28 - 2016/02/28

「伊豆河津町では河津桜が満開でーす！」と朝のテレビ番組で取り上げられてました。
それを耳にした爺様は、伊豆河津町にイソイソと出かけます。
途中とある神社の階段にずらーりと飾られた雛人形を目にした爺様は気になってしかたありません。
そこで帰りにその神社に寄ってみる事としました。
するとそこ（稲取温泉）には「雛のつるし飾り」なる名物があり、「雛の館」展示館があることを知ります。
早速、爺様その館に足を踏み入れてみます。
なんとそこには美しい、美しい雛飾りがたくさんありましたそうな。

エリア 稲取温泉(静岡)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

河津桜はまさに満開でした。

しかも晴天で桜の花も映えてます。

河津桜トンネルをくぐり足取り軽く進みます。

峰小橋のところまで来ると観光客はほとんどいませんでした。

河津桜原木（飯田家所有）にも寄ってみました。

河津桜原木 名所・史跡

樹齢60年以上、樹高10mの原木は見事に満開でした。
ここから今の桜が一面に広がったかと思うとスゲー！と叫びたくなります。

桜の花以外にも菜の花も咲き渡っていました。
＼(^o^)／

当日配られていたパンフ裏面です。
河津町観光協会からネットでPDFがダウンロードできますのであると便利です。

河津桜まつりパンフレット
https://www.kawazu-onsen.com/sakura/panfu.html

一通り桜の花を満喫した後、来る途中、伊豆稲取駅手前で見えた階段に飾られていた神社が気になり寄ってみることにしました。
それが素盞嗚（すさのお）神社です。（伊豆稲取駅より徒歩15分ぐらい）
いざ現場で観るとけっこうな迫力です。
(^◇^ ;) ほぇ～

素盞嗚神社 寺・神社・教会

上から見下ろしても凄い！

横から見ても凄い！

一体何段なのかと思っていたら、117段、人形は378体！
しかも「毎朝飾って、夕方にしまいます。」.....ご苦労様です。

神社を出て「雛の館 むかい庵」に寄ってみました。
入館するや否やドーンと見慣れない迫力ある光景に出遭いました。

雛と言えば通常こういう光景が思い浮かべるのですが、（実際にここでも巨大な雛人形飾りが展示されてました。）

ここでの主役は雛人形ではなく。

この「雛のつるし飾り」です。（人形はむしろ脇役にすぎません。）

伊豆 稲取温泉 雛のつるし飾りのホームページによれば、(以下[ ]ホームページより引用)
[雛のつるし飾りの風習は、江戸時代後期の頃を発端に『これは稲取独自の伝統の飾りもので、その起源はさだかではありませんが、明治生まれのおばあさんがこどもの頃からつるし飾りがあった 』と言いますから、その歴史はゆうに百年以上を超えるものと思われます。]

[子や孫の成長を願うやさしい暖かい心を込めた稲取独自の風習で、女の子のすこやかな成長を願って手作りされ、意味や決まりごとを守りながら、この町独自の和裁細工として現在まで受け継がれて来ました。]

[昭和３０年の始め頃は飾ってある家庭が数多く見られましたが、 近年作品を作ることができる人が少なくなり、家庭でも余りみかけなくなりつつありました。
近隣の町では、このつるし飾りを飾る風習がなく、稲取独自の美しい風習と思われるという事で、是非この伝統を後生に残したいと、地元の稲取婦人会の皆様が平成５年・６年度に婦人会のクラブ活動の一環として復刻、１１月には町民文化祭に百飾りを展示、さらに発展させ、任期終了後には１４名の有志と供にに雛の会として発足されました。]ということだそうです。
伊豆 稲取温泉 雛のつるし飾りのホームページ／つるし飾り発祥の地　いなとりの郷へ
http://www.inatorionsen.or.jp/hina_sp/index.html

それにしても色々な形の雛があるのには驚かされます。
それぞれ願いの意味が込められて作られたそうですが、興味のある方は伊豆 稲取温泉 雛のつるし飾りのホームページ／色々な形の雛を参照下さい。

http://www.inatorionsen.or.jp/hina_sp/shurui01.html

これなどは伊豆稲取温泉の名物、金目鯛があってGood！

ここでは、伊豆稲取以外の雛の和細工のさげ物として、九州柳川地区での「さげもん」、山形酒田地区の「傘福」も展示されてます。

それぞれ過去に交流があり伝わったらしいのですが[最近の文献や当時の様子を記した書物などを考慮すると、どのような形で伝わったのかは不明ですが、江戸から稲取に伝わり、今に至っているようです。]（伊豆 稲取温泉 雛のつるし飾りのホームページ）