2018/04/06 - 2018/04/08
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sawadeekazuさん
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インドビザ発給の為、ゴールからコロンボへ戻り数日滞在していた。コロンボでは特にやる事もなかったが、コロンボに数日滞在した事で、スリランカがインド対策の足掛かりとして中国に飲み込まれつつある、という現実を見る事が出来た。(コロンボ中心部では中国人が不気味な程どこにでもいる。巨大プロジェクトの為の中国人労働者と、そのビジネスの為に移り住んだ人達だ。中国はこうやって人民を大量に送り込み、その地域・国を乗っ取るのが常套手段)
数日コロンボ滞在後、無事インドビザ取得。
これ以上コロンボには用がないので次の目的地のキャンディへ。
- 旅行の満足度
- 2.5
- 観光
- 1.5
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 2.5
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コロンボからキャンディへの道中、私はバスの中から真っ暗な雲と、昼間なのに目視できる程の稲光を眺めていた。
案の定、キャンディに着く1時間程前から雨が降り出した。しかし、最初のうちは小雨が降ったり止んだりだったので、大丈夫か、と思った。
しかしキャンディに着く15分程前、バスの屋根を叩く雨粒の音が激しさを増し、うつらうつらしていた私は目を覚ました。
しばらくすると私の乗るバスはキャンディバスターミナルに到着。私は土砂降りの中、一目散に雨やどりの出来そうな公衆便所の軒下へ滑り込んだ。
空を眺めながらタバコを1本、2本と吸っていると、そのうち雨が落ち着いて来たので予約してある宿へ向かう。
しかし、5分としないうちに、無情にも更に激しさを増した雨がキャンディの街を襲う。プールをひっくり返した様な雨だ。私は運良くカフェに滑り込み助かったが、その時タイミング悪く道を渡っていたファランのカップルが、一瞬にして川に飛び込んだかの如くびしょ濡れになっていた。
私は基本雨具を持たずに旅をする。今回の旅もそれで一度も困らなかった。しかし、今日の雨でバックパックのレインカバーと折り畳み傘くらいは持とうか考える。以前ジャワ島を旅していた時に、知り合いのパッカーから雨具はいるよ、とアドバイスされたのを思い出した。
◎コロンボtoキャンディ◎
エアコンバスで約4時間、320Rs。 -
翌日朝、宿のフリーコーヒーを頂く。
そして街歩き。 -
今日は快晴だ。
朝食を求めて街を彷徨う。
山の上に大仏が白光りしている。 -
丘の大仏をアップするとこんな感じ
ビュッフェで220Rsという食堂で食べた。
手で食事を食べるのも少しは様になってきただろうか。 -
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地下道の噴水。
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キャンディの時計台。
キャンディの街はどの道も緩急の差こそあれ傾斜がある。山間の町。平坦なのは佛歯寺と湖付近だけ? -
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キャンディの市場を見に行った。
ホルモン捌き中。 -
市場の中庭
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キャンディ湖。
プラーニンみたいな魚が大量にいる。
湖をしのぎの場とする商売人といえば、定番の魚の餌売りおじさん.おばさん。ここキャンディの湖にも生息していた。値段を聞くと50Rsだという。暇なので魚に餌をあげてみる。 -
この写真右側に佛歯寺がある。
仏歯寺にも本当は入ってみたかったけどパスした。
入場料は1500Rs。1000円。
この金額には、資本主義に翻弄される仏教の悲しき現実を感じた。
同じく世界遺産で、入場料も同じ1000円といえば、兵庫県の姫路城を思い出した。物価が遥かに高く、維持する規模も遥かに大きな姫路城と仏歯寺が同じ入場料。スリランカは国の財政状況が良くなく、自国の努力だけでは維持が難しい為に、外国人から法外な入場料を徴収しているのだろうか。
ちょっと調べたら、スリランカには凡そ年間200万人の観光客が訪れるという。日当りにすると5500人、ジャンボ機10機分である。この内、毎日300人の観光客(何の根拠も有りません。推測)が仏歯寺を訪れるとすれば、毎月チケット代から900万円の収入になる。年間凡そ1億円。そして地元の人からのお布施がこれに加わる。
仏歯寺で何人の人が働いているのかは知らないが、支払う給料と寺の修繕費等諸々にこれくらいの額が必要なのだろうか。。。それとも、ユネスコへの上納金が桁外れなのかな?(当然、ユネスコは先進国側の機関なので、上納額も先進国基準。)
気持ちの悪い事に、その儲かったお金がどこに流れているのか不透明なのだ。非常にきな臭い。(アンコール、ボロブドゥールなども同様。)
キャンディとは関係ないが、スリランカは日本人でさえビザが必要。外国人から入国ビザ代40$を200万人から徴収した額は、8000万US$、85億円である。 -
仏歯寺の周りにあるお供え用の花屋台。
花は100Rsからって感じ。 -
お花を仏に添える、って言う感じが、なんだか仏教の優しさを表している様に思えた。
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これは国際仏教博物館。
入場料外国人500.ローカル150Rs。
スリランカ仏教だけでなく、現役の仏教国から、かつて仏教国だったパキスタンなどまで展示されているみたいなので見学してきた。それぞれの地域や国によって、仏教もまた少しづつ違う事が一度に見られたのは良かった。
だけどスペースの関係上か、全体的には、さらっと展示しておきますって感じ。
そして残念だったのは、世界の仏教を紹介すると言っているこの博物館なのに、なぜか、崇高な一派であるチベット仏教に一切触れられていない。もしかしたら、中国仏教のコーナーに組み込まれていて私が気がつかなかったのか?
もし、中国からの圧力によりチベットの紹介を取り止めたとなるならば、もはや仏の力で世の中を平和に収めることは出来ない、という事になる。苦肉の策であったのかもしれないが、本来なら、この様な施設こそが中国共産党によるチベット仏教への弾圧を凶弾しなければならない。
仏教世界までもが、チベットを人類の歴史から消し去ろうというのであろうか。 -
御仏の存在意義とはいかに。。。
東からの拝金中華帝国主義だけでなく、西から南からのイスラムの拡大もあり、仏教世界の収縮が起こっていきそうな可能性を個人的に思う。先日訪れたルアンパパンの俗化も思い出した。日本でもお寺はただのパワースポット観光地か墓場でしかない。 -
東南アジアにしてもスリランカにしても、此方の仏様は余りにも優しすぎる。此方の仏教では、まず最初の一歩として怒りの念を持たないようにする事、と教えられると何かで読んだか聞いた。
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この教えが、アジアの人達の穏やかさ寛容さに一役かっている。だが、それだけでは修羅魑魅魍魎が跋扈するこの世の中では生き残れない。
この地に不動明王なる仏は不在なのであろうか。
まぁ、時は数百年後、最終的に世界は拝金主義に染まり、一神教が生き残る。そしてその時拝金主義は一神教を超越している。
拝金主義は、国籍・肌の色・各宗教・所有資産の多少問わず、全人類共通の宗教なのだから。(これは先日のクアラルンプールで思った。ある巨大ショッピングモールへ、あらゆる国籍、あらゆる信仰を持つ人達が入って行く。そのショッピングモールでは、各宗教施設へお布施する額とは桁違いの額が消費されている。つまりそのショッピングモールが拝金教の教会になりモスクに当たる訳だ。)
だけど、もっと永い時間を考えるとこの流れは正しい。いずれ地球は何らかの理由で人が住めなくなる。その時、仏や神に祈っても人類は助からない。人類を宇宙へ避難させる事が出来るのは科学、技術なのだ。
なーんて事を仏歯寺や湖の周りを散歩しながら妄想する。 -
キャンディの街を散歩していたら見つけた、新車のトゥクトゥクの値段。お値段日本円にして凡そ48万円。
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博物館を見学後散歩していたら、瞬く間に青空が真っ黒な雲に覆われ、同時に風が強まる。
スコールが来る。こうなると30分以内に激しい雨が降る。 -
スコール10分前。
雷も鳴り出した。 -
凄まじい雨。
今の時期のキャンディは、午前中快晴で夕方前に激しいスコール、そのまま夜中まで雲って感じだ。 -
夜、雨が小降りになったので夕食へ。
その道中に見たお寺。外から見てヒンドゥー寺院だと思っていたが、実はお寺だった。中に入ると仏教旗が掲揚してありスピーカーからお経。そしてなかからお坊さんが出てきた。 -
キャンディ湖、仏歯寺の通りにKFCとスーパーが入ったビルがある。
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KFCのビルの隣の、この太陽のオブジェがあるビルの一階にカフェがあり、その奥にデパートが続いている。此方にはバーガーキングや、高すぎるけどフードコートがある。フードコートでは、印泰中洋などが食べられる。
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このビルのフードコートで食べてみたインド料理のチキンターリー。ライスかナンか選べて700Rs。写真の見た目以上に量がある。スリランカに来てからカレーばかりなので、タイ料理か中華を猛烈に食べたくなった。
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ある日の夜、小雨の降る中夕食のために町へ繰り出した。その時にたまたま遭遇した行列。
キャンディはスリランカの古い仏教都市という事で訪れてみたが、私は正直体感出来なかった。確かに街中にはお坊さんも多いし、有名なお寺もあるのだが。でも、それだけなら東南アジアに行けば幾らでもある。
しかし、この行列に遭遇出来た事でその考えは変わった。 -
仏教旗で飾られた車を先頭に、その後に金色の煌びやかな衣装を着て、手には蓮の花を持った小学生低学年位の子供達が続く。その後、真っ白な服を着た大人が数名続く。大人達も一様に果物や魚などのお供え物を手にしていた。
小雨の降る中、一行は皆裸足であった。これは、スリランカの全てが仏域であり、彼等にとって聖域という事なのだろうか。 -
そして列から少しはみ出す形で、一人の僧侶が一行が順調に進むように付添っていた。その後に、写真に写るカラフルな衣装を見に纏った女性4人が踊り唄いながら続く。
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その後に、旗持などの随伴者に護られ僧侶が2名続く。
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この一行は、僧侶と旗持などを除くと殆どが女性だった。行列の後ろ後半は高齢の女性の集団だった。この女性達は、小さいながらも意志の強さを感じるような歌を粛々と唄っていた。勿論、彼女達も手には蓮の花を持ちながら。
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この一行は多分200か300名くらいだっただろうか。当然暫くは列が続く。普段、あれ程クラクションを鳴らしまくるスリランカのドライバーだが、一行が交差点に差し掛かるとシーンとその場は静まり返り、皆一行が通り過ぎるのを静かに待っている。しかも、一行が進んでいる通りのお店なども、普段の生活は営まれているはずなのに静まっている。住人は静かに行列を眺めていた。
その場に僧侶がいるだけで。。。
かつてスリランカにも、内戦や津波の影響で目を覆いたくなるような、戦慄を覚えるような場面に遭遇する事があったと何かで読んだ。でも、その場に僧侶が現れるだけで人々の心は休まった、とも書いてあった。
上手くは言えないけど、スリランカの人々にとっての御仏の重要性を、ここキャンディで少しだけ見られた様な気がした。
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