都内より18切符で静岡日帰り旅行

2018/03/30 - 2018/03/30

18切符の4回目です。
静岡市の西側をメインに行く計画を立てました。
具体的には丸子とか宇津ノ谷峠の方です。
旧東海道のあたりですね。
まさかほとんど見て回れないとは‥

エリア 静岡

東京からは3時間ほどかかるよう。
「宇宙よりも遠い場所」を見直し時間を潰しました。
今でこそスマホがあるため、暇つぶしには事欠かないけれど、昔の18切符ユーザーはどうやって時間を使っていたのだろう。

静岡市内のホテルではレンタサイクルを行なっているところがあり、その内の一つで借りました。
まずは、駿府城へ。
これは新静岡駅からすぐの外堀南面だ。

この日は静岡まつりの前夜祭があるということで提灯がすでに飾られていた。

橋には横矢がかかる。

東御門(1996年復元)。
伝統的工法によって復元されたそう。
少し外に飛び出しているが、本質的には内枡形門だろう。
松本城で似たタイプの枡形を多用している。

北御門跡。

北西端。
少なくも堀に出っ張る犬走り状の空間は公園整備の際のものと思われる。
左側と右側の石垣の築造年代はわからないが、一見右側が古く見える。

西側の清水御門跡。

内堀。
今でこそ隅っこのみ残るがかつては天守台の方まであった。
http://www.city.shizuoka.jp/000_002441.html
静岡市のサイトの画像がわかりやすい。

発掘の進む天守台。
いくらなんでもデカすぎやしませんかね。

お次は静岡浅間神社へ向かう。

おお。
なかなか見ない形式。

賤機山城に登りたい場合は、臨済寺の裏の尾根の北側に入口がある。
落ち葉がひどく、一歩目で滑り落ちるような状態なので諦めた。

望楼型天守と言われても疑わない。

境内の文化財資料館では、静岡古城研究会発行の縄張り図集を販売している。http://www.city.shizuoka.jp/000_002441.html
今川の城郭は大したことなく、武田の改修の丸子城や北条の興国寺城くらいしか駿河では見るべきところは無い(個人の意見)ので、買う必要はないだろう。駿府周辺のみの廉価版が800円くらいで売っていたのでそちらを買った。

正面は臨済寺で、その裏に賤機山城が控える。
賤機山城は今川館(駿府城の前身)の詰城と言われる。簡単に言えば、最後に逃げ込むところだ。

臨済寺は今川家の菩提寺。
あの太原雪斎が開いた寺だ。
家康も人質時代ここで学んだという。

中心部に戻り、そこから自転車30分強、丸子宿名物・とろろ汁をいただきに丁子屋に到着。

定番のやつ。いくらか忘れた。
明らかにとろろの量より米が多いのはご愛嬌。
よっぽど腹が減っていない限り食べ切らない方が無難なレベル。

長芋なのか自然薯なのか。
すでに出汁(味噌って言ってた気がする)で伸ばしてあるので、強力な粘りは感じなかった。

食後、駿府匠宿に自転車を止めさせてもらい、丸子城へ向かった。
東側の匠宿側が大手ということで、そちらから向かう。

想像図だ。

クマに怯えつつ城を登るのと比べると心に余裕ができるw

おおー。小机城っぽい横堀だ。

斜面にトラバースする横堀は杉山城にも見られるもの。

かなり遺構が残っていて満足した。

自転車を返却したあと、バスで「おふろcafe bijinyu」に向かった。

お風呂自体は少し古めに見えたけれど、ラウンジやカフェは改装されてかなりキレイになっており、気持ちよく利用できた。
とりまビールをいただきます。

フリータイム+食事セットで1600くらいだっけ？
地揚しらすの茶漬けをいただいた。

予定では宇津ノ谷峠まで出かける予定だったけれど、丸子城で時間を使いすぎて行くことができなかった。次行くときは久能山や美保の松原とまとめて行きたい。