2018/03/16 - 2018/03/20
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usan-kusaiさん
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寧波に行く江南ツアーを見つけ行ってきました。寧波に行くツアーはほとんどみかけません。昔、東洋史の授業で、先生が寧波は、日本とゆかりのある街であると説明してくれたのが、寧波を知ったきっかけでした。それから何故か気にかかって、一度は行って見たいと思うようになっていました。4泊5日の格安ツアーですが、それなりに満足出来る旅でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 2.0
- グルメ
- 2.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
-
今回のツアーは、寧波、杭州、上海などを巡る。
7年前に江南を巡るツアーに参加したけれど、
今回のツアーはその時の観光と被る処が少ない。 -
3月16日。
10時発のANA929便で杭州に向かう。
8時集合なので電車でも行けるが、
帰りが夜9時到着で、電車の連絡が悪いので
久しぶりに車で成田に向かった。 -
何度が利用したことのある、
シャトルパーキンを早めに予約しておいた。
直前になると満車になってしまう。
6時前に家を出て、7時半に到着。
10分程待って、ワゴン車で空港第1ターミナル
に送ってもらった。 -
8時前だが、クラブ〇〇リズムの団体の受付は
始まっていた。
昨日ウェブチェックインを済ませ
預ける荷物もないので、そのまま出国手続きをした。
カウンターに並ぶ必要がないので誠に楽である。
日本の航空会社はやはり良い。
しかし、時間があり余る程ある。
ターミナル1にはプライオリティカード
で入れるラウンジがあるので行ってみた。
工事中の場所が多く、探すのに苦労した。
ラウンジに入って、まずビールをいただき、
次いでバランタイン17年の水割をいただき、
まだまだ時間があるのでもう一杯いただいた。
食べるものは、おにぎりとカップヌードル程度の
簡素なものだが、朝食には調度良い。 -
929便は定刻で出発。
1時間程して食事が配られたが、
ラウンジでおにぎりを食べたのと少々飲み過ぎたので、
あまり欲しくなかったが、
ANAのサービスは行き届いている。 -
現地には定刻の1時に到着した。
入国手続きもスムーズで、預けた荷物もないので
すぐに現地のガイドさんと合流できた。
今回のツアーは総勢で13名である。
初老のカップルが5組と年配のご婦人二人連れに
男性一人。若い人はいなかった。
外に出ると寒い。
現地の人達はオーバーを着ている。
おまけに雨が降っているではないか。
前回上海に来たときは雪だったので、
それよりはましか。
バスはゆったりした座席の大型で、寧波に向かった。
室内が寒い。旧式のバスなので暖房の効きが良くないのか、
運転手が暑がりなのか、寒い中を約3時間かけて寧波に到着。 -
寧波到着4時30分。すぐに夕食になった。
お腹はまったく空いていない。
先にホテルにチェックインして、
その後に食事にすれば良いのに、
まだ準備も出来ていないレストランに入った。
後で分かったことだが、ホテルは車で40分以上
もかかる郊外にある。市内のホテルだと、先に
チェックインも考えられるが、辺鄙な場所にある
ホテルなので、往復に時間がかかり過ぎてしまうため、
こんな早い時間の夕食になったのだろう。
夕食後は、老外灘夜景観賞の時間だが寒くてうろうろ出来ない。
飲み物を売っている小さな店があったので、ビール2本と
つまみを購入した。占めて9元。 -
7時過ぎに寧波四季永逸大飯店ホテルに到着した。
フロントで両替をしようとしたら、外貨の両替は
出来ないと言われた。このホテルだけでなく、上海以外
のホテルでは両替が出来なかった。
ガイドさんに両替をしてもらったが、以前と違って
レートが良くないので日本で両替しておくべきだった。
部屋の広さは十分で、浴室も綺麗だった。
ビールを飲んで早めに寝てしまった。 -
3月17日
雨は上がっていた。
午前中は、寧波の観光である。始めに、月湖に行く。
ここは唐の時代から造られ始めた人造湖である。
今日は土曜日なので、湖畔で太極拳や体操をしている人達がいた。 -
続いて個人の蔵書を集めた明代の天一閣に行く。
今は蔵書はなく建物だけの見物である。
見物の最後に、映像でこの施設の紹介があった。
中国語の解説なので分からないが、漢字の説明が
所々に出てきて、かろうじて分かったのは、
乾隆帝の『四庫全書』の一部にここの蔵書が
使われたらしいことである。日本に帰って調べると、
天一閣の蔵書が『四庫全書』に500近く記録されたらしい。 -
続いては阿育王寺に向かった。
市内からバスで30分程かかる。
阿育王はアショーカ王のことで、
東晋405年の開山されたと言われている。
仏舎利を収めた寺として有名である。
恐らく文革の時代にはかなり破壊されたと想像されるが、
今は真新しい立派な塔が4つ、入口の前に建てられている。
塔頭はアショーカ王の碑のライオン像を模している。 -
ここは禅寺で、鑑真が渡日する前にこの寺に
滞在した。鑑真像があるらしいが見落としてしまった。
今は中国各地からの観光客で賑わっている。 -
山門をくぐった始めに目にする天王殿には、
金色の弥勒菩薩(布袋)と左右に四天王が立つ。
正面の像の裏側にも繊細な像が彫られていた。 -
次ぎの大雄宝殿には、釈迦像と左右に迦葉と阿難像がある。
廻りにも美しい仏像が安置されている。 -
次に天童寺に向かった。バスで15分程の距離にある。
ここは本殿まで歩いて行けるが、私達は電動カーで
本殿近くまで登った。 -
この寺は道元が修行した禅寺として有名である。
永平寺は天童寺を模して建てられたそうだ。
今は、中国の観光客が沢山訪れている。 -
最初にある建物が天王殿で、
金色の弥勒菩薩(布袋)を
中心に左右に四天王が立つ。 -
裏側の韋駄天像。
-
次の大雄宝殿では、中央に釈迦、薬師、
阿弥陀の三尊が祀られ、
左右に迦葉と阿難像が立つ。 -
ここでも正面像の裏に、繊細な彫刻を見ることができた。
像の配置は、先に見た阿育王寺と同じだが、阿育王寺が
天童寺の配列を真似て造られたものと思われる。 -
天童寺にも阿育王寺にも熱心な信者がいた。
若い人が多いのには驚いた。
文革で宗教は衰退したように聞くが、今は旧来に復している
ようだ。何を願っているのか聞いて見たかったが、そんな語学
力がなく残念。次回は中国語で会話が出来るようにして来たい。
天童寺の麓の食堂で昼食をとった。
旅の目的は寧波を見物することがメインなので、
目的の7割がたはこの日の観光で果たすことが出来た。 -
昼食後、約2時間かけて紹興へ向かった。
始めに、八字橋を見物した。
13世紀、南宋時代に造られた古い橋で、
外国人より中国人の観光客に人気があるようだ。 -
橋の上からの眺め。左右に古い民家が連なる。
-
続いて魯迅の三味書屋と魯迅記念館を見学した。
本日の観光は以上で、郊外の紹興酒の工場を見学して
夕食を食べてホテルに着いた。 -
翌日からは雨になった。
杭州に向かう。
到着後、京杭大運河の一部を見物する。
これと言って見所はなかったが、すだれ柳と川と
の組み合わせは、中国情緒がある。 -
次ぎに西湖に向かった。ここへは
一度は来てみたいと思っていた。
雨の日曜日だが、
中国人の観光客で賑わっている。 -
西湖十景と言われる見所をすべて見て廻る
時間がないので、まず花港観魚を見物。 -
蘇堤春晩で見かけた景色が良かった。
旅行の直前に調べた蘇東坡の西湖を詠った詩に
「水光瀲艶(れんえん)として、晴れてまさに好く
山色空濛(くうもう)として、雨もまた奇なり」
とあった。晴れた日にゆっくりと見物したかったが
雨の西湖もまた趣きがあった。 -
西湖の見物を終えて、無錫に向かった。およそ3時間。
途中、木涜古鎮と言う古い家並を見物する。
今に残る建物は清代のものだそうだ。 -
川の辺はほとんど土産物店が占めている。
橋のそばでは伝統衣装を着て
写真を撮っている人がいた。 -
こういう店が何軒もあり、ここでの流行らしい。
中国人はポーズをつけて写真を撮るのが好きなのだ。 -
ツアーの食事に飽きたのと、喰い競争の
ように食べるのが早い人がいるので、この日の
夕食はほとんど手を付けずに、ホテルで食事を
することにしていた。
ところが、ホテルのレストランは日曜が休み
だった。フロントで聞いたホテルの前にあるビル
に行ってみた。ホテルでは外貨の両替が出来ず、
カードを利用しようとしたが、なんとここでは
カードが使えない。仕方がないので、手持ちの元で
足りそうな日本の居酒屋風の店に入った。残念なが
ら和風まがいの店で料理3品とピール2本で切り上げた。
満腹になっていないので、ホテルに戻る途中に地下街にある
ラーメン店に行ってみたが、ここは旨かった。
写真は和風まがいの居酒屋。 -
翌日も雨。
まず南禅寺を見物する。
6世紀に創建されたが、現在の建物は近年
復元されたそうだ。 -
朝早いが参詣に訪れている人がいる。
堂内の仏像の配置は、天童寺とほぼ同様であった。 -
次ぎは、旅行会社のチラシでは
「江南を代表する無錫一の
庭園・蠡園公園」だが、
雨で寒いので直ぐにバスに戻った -
次ぎに、約1時間かけて蘇州に向かう。
今回は有名は虎丘や留園には行かずに
藕園のみを観光する。 -
ここは清代の古典庭園の一つで、
想像していたより大きな屋敷であった。 -
この後、約1時間半かけて上海に向かった。
外灘を散策するが、寒いので長くは歩いて
いられなかった。 -
食事をしてホテルに向かった。
上海虹橋金古源豪生大酒店という空港に近い五つ星の
ホテルだが、街の中心からはるか遠く離れている。
夜は福州路の有名な本屋に行く予定だったが、
ホテルの前にはタクシーも停まっていない。
辺鄙な場所なので諦めざるを得なかった。
ホテル内のレストランも休業らしく、
ロビーラウンジは営業していたが客はいなかった。
ホテルを出て50m程の処に地元の小さな店が
ぽつんとあるだけだった。ここで紹興酒とビール
とつまみを買って部屋で飲んだ。 -
翌朝ハプニングが起った。
ツアーで一緒の方が、朝食後に部屋に戻ると
荷物が全て無くなってしまったのだ。
いろいろ調べた結果、既にチェックアウトした他の
人の部屋を自分達の部屋と間違えたらしい。カード
キーなので部屋番号が書かれていない。スタッフに
自分達の部屋を探してもらい、荷物は無事だった。
カードキーで他の部屋が開けられたのは驚きだ。
笑い話で済んだが、中国では何が起っても不思議ではない。 -
最終日の観光は、周恩来が抗日戦線中に
執務をしていた周公館を見学。 -
次ぎに細い路地を通り豫園商場を見物した。
昼食後、浦東エリアに行く予定だったが
道路が渋滞し、行きたい人もいなかったので
空港へ向かった。
空港は虹橋でなく浦東だったので、市内からは時間が
かかるが、こちらの空港の方が空いているようだ。
チェックインはすぐに済んだ。 -
短い期間ではあったが、それなりに満足出来る旅だった。
格安ツアーの現地ガイドは、観光より土産物屋に連れて行く
のに熱心な人が多いが、今回のガイドさんはおっとりして
控えめなので好感がもてた。ツアーの参加者も親しみのある
方達だったので、雨にたたられたものの楽しむことが出来た。
次回は9月に中国の内陸部に行くことに決めているので、
持ち物、両替をどこでするかなど、参考になることが
多かった。
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