重要文化財で過ごす週末♪箱根湯本・萬翠楼福住宿泊記

2018/02/09 - 2018/02/10

三連休の前日、夫が午後から休みと言い出しました。
その日は私もたまたま休み。
そうだ温泉行こう、と突如思いつきました。
平日だから空いてるかもしれないし、ゆったりしよう。
慣れ親しんだ箱根なので旅館だけ予約して後は適当にやろう。
ではどこに泊まるか？
素敵旅館が多い箱根には憧れのお宿はたくさんあるのだけど、
夫は午後からの合流になるから移動が楽な箱根湯本がいいかな。
登山鉄道のスイッチバックは大好きだけど、帰りに混雑に巻き込まれたら嫌だし。

というわけで運よく空室があった萬翠楼福住におせわになりまーす♪
重要文化財の旅館ということでずっと気になってたのです♪

エリア 箱根湯本温泉(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

到着、箱根の玄関口である箱根湯本駅です。
午前中で仕事が終わるはずだった夫、
思ったより時間がかかるとのことで一人で先に着ちゃいました。
箱根自体は５０回くらい来てると思うんですけど、箱根湯本駅が新しくなってから電車で来たのは３～４回目くらい？
なのでまだまだ新鮮味があります。

今日は平和な箱根湯本駅、三連休はものすごいことになるんでしょうね・・・

箱根湯本駅 駅

駅から出てすぐ、あじさい橋。
人力車がいますね。
人力車、鎌倉には昔からいたけど最近は他の観光地でも増えている印象です。
箱根はいつからいるんだろう？

お腹すいたので一人で何か食べようっと。
本当は鯛ラーメンなるものを食べたかったのですが、
来てみたら…あらランチタイム終わってるわ。
残念。
なのでその上で温泉パスタで有名なオルテンシアにしときましょう。

オルテンシア グルメ・レストラン

そして結局温泉パスタではなくノーマルパスタを頼んでみた。
いやなんかこっちのが美味しそうで(笑)
実際美味しかったので満足です♪

まだ夫が到着しないので近所をぶらぶらします。
このお店懐かしいな～
ここで手ぬぐい買った記憶がある。
何年前かは忘れちゃったけど。

もっと懐かしい駄菓子屋。
この辺りは観光客で賑わう通りから一本入っただけなのに、全然人がいません。

夫からまだ小田原駅だと連絡が。
最初の予定から２時間遅れてるぞ( ｀ー´)
みつきに入って休憩。
ここ初めて来たけど使いやすいです！
小さなフードコートになっていて、早川を眺めながらまったりできます。
ついでに各種パンフレットももらっておこう。
この旅うららシリーズは無料なのに充実しているので箱根と鎌倉・湘南版は見かけたらとりあえずもらうようにしています。

デリ and カフェ みつき グルメ・レストラン

やっと夫が到着。
そのままぶらぶら歩いて萬翠楼福住へ到着！
箱根が誇るクラッシックホテル・富士屋ホテル（現在耐震工事中につき休業）開業と同じ年に竣工した旅館です。
創業自体はなんと１６２５年！
入り口側はあまり重要文化財っぽくありません。

萬翠楼福住 宿・ホテル

館内明治ロマンの空気で満ちています。
写真忘れたけど木戸孝允の書やらなにやら、
とんでもないものがさらりと飾られています。
一番人気の１５号室には伊藤博文の書が掛かっているらしい。
歴史上の人物たちが宿泊したお宿だものね。

明治棟への入り口はこんな。
重要文化財の重みがひしひしと伝わってくる重厚さ。
一文に「重」3回も使っちゃった。

古い建物にありがちな急階段。
これがあるため一部のお部屋は子供の宿泊が制限されています。
実際危ないと思う。
酔っ払いにも危ないと思う。

本日のお部屋はこちら、35号室です♪
重要文化財に指定されている明治棟萬翠楼の最上階です。
これが客室と廊下を隔てるドアなんですよ。
すぐ右に折れる階段があるので室内が見えちゃうことはありませんが、
音なんかは結構もれます。
プライバシーうんぬんが気になる人には向かないです。
なにせ明治時代の建物ですから。

入り口から階段上がったところで振り向いて一枚。
ここも急だし手すりも無し。
ところどころに「この穴（や、隙間など）は何だろう？」というものがあります。
明治時代には必要だった何かなのかな？

階段のすぐ上にあるのは洗面台、右奥はトイレ。
その手前を右にに進むと…

変わった間取りの部屋が現れます。
畳の廊下の左右にお部屋があります。
正面は波打つ窓。
国道1号線が見えています。

旭橋も見えます。
ここ箱根駅伝鑑賞ベストスポットなのでは…

窓際、懐かしい雰囲気であふれています。
突き当りに置かれた冷蔵庫とか。
昭和生まれにはピンと来るはずだ！この旅館らしさ！

反対側にも行ってみる。
窓を開けると・・・

明治棟金泉楼が見えます。
手すりのデザインがクラシカルでいいね。

右側のお部屋です。
広い～そして明るい！
角部屋だもんね。
テレビがすっごく合わない(笑)

左側のお部屋はこんな感じ。
えもんかけとか鏡台とかいい味出してます。

こっちにお布団敷いてもらうことにしました。
ちなみに室内はエアコンガンガンなので全く寒くありません。

ちょっとお茶して休憩してからお風呂へいきました。

お風呂は当然撮影禁止なので写真ありません。
ここ萬翠楼福住にはお風呂が二つあり、二つとも露天風呂付です。
男女入れ替え制。
広さには結構差があって、もちろん広いほうがおすすめです。

画像は廊下再び。
いやあいい雰囲気だ。
清く正しい日本の旅館って感じ。

そして夕食。
離れの個室で頂きます。

箱根の雪化粧　旬の味便り

箸持ち
うるいとサーモンオイル漬け土佐酢掛け
黒豆蜜煮　長芋香梅煮　九十金団
今鴨酒粕風味田芹巻き　茶振り生子酢取り
生湯葉ライスペーパー揚げ

日本酒はこちら。
地酒でございます。
これ一本ついてくるコースにしたんだけど、量多すぎた…
ていうか日本酒１本付ってあったけどもっと小さいサイズの瓶かと思ってたよ。

※私はとても酒癖が悪いので、自宅以外では控えめにしているのです・・・。

ブレブレ画像で失礼します。

向付け

小田原漁港地魚を含ませた五種盛り込み
季節のあしらえ一式

赤い魚、ほうぼうだったっけ？（うろ覚え

先吹椀

雪見椀
鱈白子葛寄せ　

本日の主菜

国産黒毛和牛のサーロイン陶板ステーキ

主菜は選択制で、夫は鮑踊り焼きを選んでいました。

この鮑はびっくりするほど動きました。
それだけ新鮮てこと？

福菜

新名物焼胡麻豆腐

胡麻の風味が素晴らしい♪

焼物

旬の味覚和風チーズ焼き
鯛やずわい蟹が入ってて熱々美味♪

ここらへんでだいぶお腹いっぱいになってきたけどまだまだ続きます。

今肴

寒鰤大根西京仕立て

ごはんはコシヒカリ。

お腹ぱんぱんですー

甘味

ホワイトチョコアイス
ベイリーズ風味のショコラ　チーズケーキ
スチューベン　蕎麦饅頭　蜜柑ゼリー
あんぽ柿柚子百合根餡巻き
紅ほっぺとりんごのバナナクリーム掛け

堪能させていただきました。
もう限界…

日本酒、飲み切れず…
お部屋に持って帰っちゃいました。

ちびちびやりながらパンフレットや本を読むマッタリ時間開始。

１階には色々本揃ってます。
ここから何冊か借りました。

萬翠楼福住の関連書物ももちろんありますが、
バックパッカー本とかも有り。
何基準なんだろう。

読書で夜は更けていきます…

おはようございます。
ものすごーく日当たりがいいですこのお部屋。
３５号室にお泊りの際はお布団は私達と同じく入り口から左側の部屋
（狭いほうの部屋）に敷くことをお勧めします。
テレビある方の部屋、日当たり良すぎてめっちゃまぶしいの。

明るい場所で窓の木枠とかしみじみ観察してしまいました。
懐かしいなあ～こういうの。

旅館の朝のお愉しみ♪

サラダとか、この辺は普通ですね。

湯葉♪

味噌汁が具沢山すぎて。
幸せな朝です…( *´艸｀)

場所は夕食と同じ個室です。

ぎりぎりまで粘ってチェックアウト。
帰り際に２５号室チラ見。
間取り結構違いますね。
一番人気の１５号室は見えなかったので、泊りに再訪せねば！

早川越しにみる萬翠楼福住。
よいお宿でした。

こういう旅館てお高くとまってることもあるけど、
ここは気持ちの良い接客で、とても快適な滞在ができました。

この後どうするか。
せっかく箱根まで来たんだからと言いたいところですが、
本日は三連休の初日です。
春節からは少しズレていますが、
とんでもない混雑になるのはわかり切っています。

紫陽花の時期の日曜日に来たら箱根登山鉄道に乗るのに１時間待ちだったことがありまして。
それ以来箱根の混雑には敏感になりました…。

ので、湯本駅徒歩圏内でぶらぶらすることに。

そしてやってきたのは天成園。
ここの玉簾の滝は施設利用しなくても見学可能です。

たますだれの滝だと思ってたけどこれ書くのに見直したら「たまだれの滝」でした。１０年以上勘違いしてた…

玉簾の瀧／飛烟の瀧 自然・景勝地

滝自体は人工のものですが、パワースポットとしても有名です。
混んでることもあるけどこの時はタイミングよく空いていました。

湯本駅周辺はどんどん人が増えている気配があったので、
とっとと小田原まで脱出しました。
駅ビルの屋上から見る小田原城です。

小田原駅 駅

小田原で降りたのはここが目当てだから。
だるまさんに見守られながら４０分ほど並びます。

小田原でだるまと言えば！
国登録文化財だるま料理店です。
ここ一回来てみたかったんだ～

人気店なので並ぶこと前提ですが、
椅子は少なく屋根も広くなく、なので雨の日に並ぶのは辛そうです。
暑い日寒い日も厳しいかと。

のれんと味 だるま料理店 グルメ・レストラン

濃い目の味付けの天丼♪
他のお客さんもこれ頼んでる人多かったです。

美味し～～～～～(^^♪

天丼を楽しんだ後はぶらぶら歩いて駅まで帰りました。

ここは１６６１年創業・江嶋。
和紙とお茶の老舗です。
小田原は箱根に比べると観光客目線では地味なんですが、
こういうお店もあっていい街です。
というか、箱根が人気すぎるのかも…
近年は外国人パワーが凄まじいけど、
そんなこと言われる前から休日はめっちゃ混雑してたしなあ。


これにて旅行記終了です。
箱根には素晴らしい旅館やお店がまだまだたーーーーーーーくさんあるので、
早めに戻ってきたいと思います。
（と、言いつつ次は６月になるのだった…）