2018/03/14 - 2018/03/19
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nitarikujiraさん
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日本でフラメンコギターを買おうと思っていたら、スペインバルの親父に、どうせならスペインで買ってくればいいじゃない、とそそのかされた。
実際に彼はスペインで買ってきている。どこで買うとかどうやって持って帰ってくるとか全く知識もないままとりあえず成田発マドリード行きの飛行機に飛び乗った。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- イベリア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
イベリア航空6800便は17:35にマドリードに着く。
時間的にはそのままグラナダまで行けるのだが、マドリードを訪れたことがなかったので1泊することにした。
空港から市内のホテルまでは30ユーロの均一料金。
マドリードは残念ながら雨。 -
マドリード発グラナダ行きの搭乗券
搭乗口HJKはHかJかKの搭乗口ということ。
ヨーロッパでは直前まで搭乗口が決まらないことが普通なのでこれには驚かなかったが、座席SBYは席も決まっていないらしい。
搭乗口の係員に手書きで指定してもらいました。
ちなみにGrupo3は搭乗の順番で、後方座席がGrupo1となり、一番最初に搭乗する。3ということは前方席だ。
この時血相を変えた中国人につかまり。Grupo1はなんだと尋ねられた。尋ねられた、と言っても彼は日本語も英語もスペイン語も全く話さないから私は悠長に搭乗順の話を身振りで説明していたのだが、彼の慌てぶりがただならないのでよく見てみるとヘルシンキ行きの飛行機なのだが、もうすでに搭乗時間になっている。
慌てて表示板のところへ行き。ヘルシンキ行きがH1ゲートであることを見せて彼を走らせたが、果たして間に合っただろうか。 -
グラナダ空港着陸寸前の光景
オリーブ畑であろうか -
グラナダ空港から市内へはバスを利用した。
バス停は正面出口ではなく、出口に向かって右手の、建物の横のドアから出なくては見つからない。
料金は1.2ユーロくらいだったと思う。運転手に払う。 -
ホテルはNueva広場に面したHotel Plaza Nuevaをとった。
ライトアップされたアルハンブラ宮殿が見える、という部屋をとったのだが、それは期待外れ。
しかし立地条件は非常によく、通りを渡ればアルハンブラ宮殿の登り口であるゴメレス坂になる。ホテル プラザ ヌエヴァ ホテル
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ライトアップされたアルハンブラ
こんな光景がホテルから見られるかと思っていましたが、ごく一部が見えるだけでした。
このアルハンブラ、そのメインとなるナスル宮殿に入るのには30分毎の時間指定の入場券が必要ということを知って(この辺りいつも下調べ不足)日本で予約しようとしましたが、すでに売り切れ。ではツアーがないか調べてみたら、日本語音声ガイド付きアルハンブラ入場券というものがありました。
グラナダのホテルからも近い場所に日本語情報センターというところがあり、そこが手配してくれているようです。到着の日、早速訪れてチケットと音声ガイドを受け取りました。
実はこの件がなくても日本語情報センターを訪れる予定でした。四国の今治にスペインギターを専門で扱っている店があり、そのオーナーが30年近くこのセンターにいて、今でもギターの輸入にこのセンターが関わっているらしいのです。
ギターを売っている店の情報を仕入れてホテルに戻りました。 -
アルハンブラ観光とギターの購入は翌日ということにして、この日の夜はサクラメントの丘の洞窟フラメンコ。
基本的に観光客向けではありますが、歌も踊りも迫力がありりました。しかし何といってもフラメンコギターの乾いた音色が堪りません。
本当に買うかどうか迷っている部分もありましたが、ここで生演奏を聴いて買う!と決定。 -
アルハンブラに向かうゴメレス坂。その途中に3件のギター屋さんがあります。登っていくと右手に2軒、左手に1軒です。
こんな土産物屋が軒を連ねる通りのギター屋さんですから、あまり期待はしていませんでした。
右手の1軒目は綺麗なショーウィンドウをもった、いかにも観光客目当の最近できたギター屋さん。ここはちょっとパス。
右手の2軒目がここ。Casa Ferrer
ここをもう少し上がった左手にギター屋さんがありましたが、そこは中に人がいてギターを弾いていましたが、ドアを開けてくれませんでした。印象的にはこの左手にあったギター屋さんが本当の工房で、そこでギターを作っている感じでした。
選択肢はこのCasa Ferrerしかありませんでした。 -
中に入ると手前にクラッシックギター、その奥にフラメンコギターがあります。
-
店の奥は工房風にしてありますが、どこか生活感がなく、おそらくは単なるディスプレーだと思います。
彼女は英語をほとんど話さなかったので正確ではないかもしれませんが、お父さんもお爺さんも(そしてお母さんも?)ギター職人で、お爺さんは日本のヤマハ楽器にフラメンコギターの製作指導に行っていたとのことです。店内に日本へ行った時の写真が飾ってありました(ヤマハをジャマアとスペイン語で発音するのでヤマハと理解するのに若干時間がかかりました)。
ここで一番高いギターが2000ユーロ。その下が1500ユーロ。その下にも1000€以下のギターがありましたが、予算は20万円と決めていたので1500ユーロのギターを購入。この時は何にも考えてなかったのですが、結果的に免税額ギリギリでした。 -
1500ユーロのギターも2種類あったので悩んでいたら、彼女が知り合いのギター職人を呼んでくれて、彼が弾き比べをしてくれました。私が好きな方音色のギターを選ぶと彼女も職人さんも納得の表情を浮かべてました。まあ、どっちを選んでもそうだったのかもしれませんが。
ホテルに戻り、ちょっと爪弾いてみました。
鳴ります。
学生のころ買った安ギターとは明らかに違います。
音はもちろんですが、音量が違います。
さてあとはこれをどう持ち帰るのか、初めての経験です。
が、意外と拍子抜け。
グラナダからマドリード、マドリードから成田までイベリア航空でしたが、少なくてもイベリア航空は機内持ち込みです。
機内へ持ち込んで、フライトアテンダントにこれをどうしたらいいかと尋ねたら、普通に上の荷物入れに入れるように指示されました。
きちんと収まりますが、誰かの荷物があったらどかすしかありません。
根性が必要です。
幸い空のコンパートメントがあったので押し込んで終了。
無事成田まで到着 -
ちょうど円高で1ユーロ130.06円だったのでギターは無税。しかしギターケースと合わせると20万円を超えるのでギターケースに関税がかかりました。
1000円
以上、全く無計画の衝動的ギター購入旅でした。
ギターの良しあしは置いておいて、思い出の詰まるギターとなりました。
弾き倒します。
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この旅行で行ったホテル
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ホテル プラザ ヌエヴァ
3.31
グラナダ(スペイン) の旅行記
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