南アフリカ版のミュージカル・サウンドオブミュージックを見ていたら、本場で見たくなってしまい、ちょうどカタール航空（QR)のロンドン・ガトウィック（LGW）行きのセールでロンドン行きをタイミングよく発券。<br />ヨハネスブルグ空港（JNB）から夜行便で真上に飛ぶと、乗り継ぎ便でも翌日昼にはロンドン。サマータイムで時差は1時間、時差ボケなしで行動開始できます。<br />夏にロンドンに来るのは大学2年生以来。<br />現地2泊で、念願のロンドンでのオペラ座の怪人は最前列で鑑賞でき、街歩きも楽しめました。<br /><br />★ルート<br />JNB-DOH-LGW<br />LGWからロンドン市内へは、バスNational Expressを利用<br />往復17ポンド、所要2時間<br /><br />★宿泊<br />SoHostel　2泊で69ポンド<br />https://www.sohostel.co.uk/booking/

2018夏～冬の南半球から抜け出して夏のロンドン滞在

33いいね！

2018/07/12 - 2018/07/16

1152位(同エリア9831件中)

エリア

ロンドン(イギリス)

交通手段: 高速・路線バス徒歩

南アも日本と同じ7月の三連休の週末、1日お休みもらってロンドンに向けて出発。

自宅でコンファームしたはずのuberがなかなか来ない、なんと給油中ってメッセージ。ハウトレインの駅まで飛ばしてもらってなんとか時間前に駅に到着。
タクシー運転手の反撃を恐れてかなり手前で降ろされる。uber30ランド、タクシー80～100、みんなuber使うよね。
アフリカの大地に沈む夕焼けの空の色を眺めながら電車で空港へ。

チェックインに時間かかって、出国審査終えると出発の80分前のボーディングタイムに迫ってたけど、ちょうどQRクルーが前を歩いていたので、軽くラウンジに立ち寄る。
近距離の中型機フライトが集められる沖どめ専用の搭乗ゲート。
バスで運ばれボーディング。

機体もB777かあ。昼便のB787より古めかしい。
真ん中4列使えたので、食後に横になろうとした瞬間、どこからかおっちゃんが移動してきてやむなく3席使ってごろ寝。
ドーハのハマッド国際空港到着は早朝6時。
トランジット3時間を経て、ロンドン・ガトウィック空港に向けて出発。
このルート、イランや黒海上空飛ぶのね。
イランのイスファハンの北部上空あたり、砂漠が多い。

機内では朝食と軽食が出て、午後2時過ぎにロンドン・ガトウィック国際空港到着。
巨大なヒースローと比べてちっちゃなガトウィック。周りはeasyjetだらけ。

LCC専用っぽい北ターミナルにQRが入れてもらってる感じ。ワンワールドなんだから、ブリティッシュエアウェイズのいる南ターミナルに入れてもらえないかなあ。

イギリス入国、EUと非EUパスポート保有者でイミグレレーンが分かれ、昼過ぎ着の非EUレーンは空いており、10分かからずに入国できた。
National Expressバスに乗り市内へ。
2日後の帰りの便も時間指定で買って往復17ポンド。車内で無料wifi使えて快適。

ところどころ渋滞し2時間かかり、Victoriaコーチステーション到着。
宿のあるSohoまで約2キロ、天気もいいので歩く。
人でいっぱいのバッキンガム宮殿前を通り
Green Parkを横切り、ピカデリー通りを抜けて、ピカデリーサーカス。

パークの芝生で寝転んで日向ぼっこやピクニック、気持ちよさそう。
ピカデリーサーカスを過ぎてウェストエンドにやってきた！
ミュージカルの看板見てるだけでワクワクする。

到着日の今夜は、19時半からQueens Theatreでレ・ミゼラブル鑑賞。
Sohoのホステルにチェックイン。同室の子がベルギー人で、先日のワールドカップの試合よかったねと盛り上がる。シャワー浴びたりのんびり準備してたら夕飯食べてる時間なくなった。

劇場へ向かう途中に会ったデモ帰りの人たち、赤ちゃんトランプのプラカード持ってる。19時までBBC前からトラガルファー広場まで10万人規模のデモがあったようだ。
宿から5分かからず、Queens Theatreに到着。

今夜のレミゼ。1階席Stallsの後ろの席。
舞台が途中切れている…
今期はジャベール役のDavid Thaxtonの低音が好み。テナルディエ夫妻のおちゃらけぶりがパワーアップしてて面白く、悲しすぎる場面の多いシーンから救われた。

2014年にブロードウェイまで見に行ったバルジャン役のRamin Karimloo、今月29日まで渋谷でやってるエビータに出ているらしい。見たかったなあ。
約3時間の公演が終わり、11時前に待ち合わせのパブへ。
ファンボローエアショーとエアバス社の取材で日本から出張中の友人と、ギネスビールのみながら飛行機話など。またどこかで飲もうね！

深夜1時半ごろもバスが動いていて、遊ぶのに最高のロンドン。寝る時間も惜しいくらい。
翌朝。本日も快晴。
朝8時過ぎ、ごはんの前に軽く散歩。

夜遅くまで賑やかだったsohoも土曜日のこの時間はひっそりとしている。
世界のどこの街でもこういう静かな時間の散策が好き。
市内に５つも空港があるロンドン。
見上げると、大空のどこかに飛行機の姿を見つけられる。
オープン１時間前朝9時ごろのTKTSオフィス。
ミュージカルの安い当日券を求めてすでに何人か並んでいた。
10時過ぎにもう一度来てみたら、数十人並んでた。
前日に10万人規模のデモ会場となったトラガルファー広場。
一晩明けた今日はひともまばらで静寂を取り戻している。
English Full Breakfast
思い出せば唯一のまともな食事だった。。
あとはひたすら飲んでたなあ。
ダブルデッカーも電話ボックスも国旗の一部も赤色。好きな色が街にあふれて、歩くのが楽しい。

ロンドン滞在中はバスや地下鉄を一度も使わず歩いた。
外を思いのままに歩ける幸せな時間、これも南アフリカから出る理由といっても過言でない。
初めて足を踏み入れたヨーロッパはイギリス。
バッキンガム宮殿の衛兵を笑わせられなかった20歳の夏。
横断歩道の手前にあるLook Right, Look Left。
他のヨーロッパの国は左右逆だから、これあると分かりやすいね。
うわー、これは欲しくないお土産。
ロイヤルウェディング記念品よりも、ショーウィンドーの目に付く高さに置かれているのが何とも。
大英博物館の入り口にも、こんな表示が。
6メートルの赤ちゃんトランプバルーンも飛んでたし（市長が許可したとか）、
今回のロンドン、トランプ祭りだな。
午後からの昼のミュージカル前の数時間で、見どころを絞って博物館の見学。
やはり古代エジプトの展示数が群を抜いている。

ロゼッタストーンとミイラの陳列の部屋は大人気、しかしエアコンなくて暑い。。
イースター島のモアイ像。
来年ようやくあなたに会えそう。
20歳でまだ駆け足のトラベラーだった頃、ここを訪れ、教科書や本で習った記憶を頼りに展示されたものを見たらどんな感想を持っただろう。

あれから今日にいたるまで世界中のいろんな遺跡や町に足を運び、その瞬間の音や匂いやちょっとしたエピソードを思い出しながら、関わる作品を見学するのはまた楽しい。
モーリタニアの居住の模型を見ながら、砂で埋もれ行くシンゲッティの村を思う。
図書館で古い本の解説してくれた管理人さん、美味しいご飯を作ってくれた宿の主人、フランス人ツーリストと砂漠に旅立って行ったラクダの姿…次々と風景が浮かぶ。
旅の回想って時間を忘れるね。が、次に進まなきゃ、時間がない。
例えば20世紀、
ある場所では機械化された社会で生活が営まれ、
別の場所では人々が食べ物を求めて槍で動物を追っている。

進んでるとか遅れてるとかではなく、それらがひっくるめて同じ空間で見られるこの博物館のすばらしさを感じた。
2時間弱で見学を終え、バーに立ち寄りドラフトビールで水分補給を。

1杯目はベルギービールVedettをパイントで。
ああ、ベルギーでローカルビールを飲み尽くしたい。
21歳で訪ねたベルギー、ワッフルばかり食べてたよ。
2杯目はアイリッシュビールHop House 13 Lager。
ギネス社が生産してるんだって。
ああ、ダブリンでパブ巡りをしたい。
20歳で訪ねたアイルランド、まだビールの美味さがわからず、ギネス苦いって思ってた。
この時期のビールは最高！
のどの渇きも満たされ、いい気分で会場目指してテムズ川沿いを歩く。
始終警備のヘリコプターが空を舞い、パトカーや馬に乗った警官や巡回。
トランプ君を迎えて警備も厳重。

向日葵咲いててきれい。ひまわりの時期にソフィアローレンの映画「ひまわり」の舞台ウクライナも行ってみたい。
20歳で訪ねたスペインのアンダルシア、時期外して花が散った後の茶色のひまわり畑だった…。
近代ビルの隙間に残された歴史的な建物。
また近い将来訪れるだろうロンドンは違う顔を見せてくれるの？
Wicked、オズの魔法使いの裏話。西の悪い魔女・エルファバと南の良い魔女・グリンダの知られざる友情を描いている。

vicoria駅近くにあるApollo Victoriaシアターは、ウェストエンドの劇場と比べて新しい。トイレの数が多くて水の流れもく、インターミッションでトイレ待ちの長蛇の列にならない。
インターミッションで水分補給はピンクトニックのジントニック。

魔女役2人の声と声量が役にあって楽しかった！
直前にチケット買った割に、前方のいい席が取れた。
ミュージカルの帰り、昨日と同じくVictoria駅からsohoまで歩く。
ピカデリー通りのホテルリッツ。帽子と制服姿のドアマンが忙しそう。
アーチ状になったホテル前の通りが素敵。
カッコいいクラシックカーと、助手席で注目を集めていたワンコ。
オープンカー気持ちよさそう。
今夜は本命のオペラ座の怪人。
2013年はチケット完売で見逃し、ずっと見たかった。奮発して80ポンドで最前列の指揮者の斜め後ろ席、オーケストラピット目の前の席。
ファントム役のBen Lewisが声域も音量も素晴らしくしかもイケメン。マスク外してほしい～

最前列は座り心地があまりよくないのと、オーケストラのライトの熱で暑い、特殊演出の火花に直撃される、シャンデリアで頭打ちそうになったりｗ
今夜も素晴らしかった！
私の中では25周年記念コンサートがベストキャスト。Raminのファントム、Sierra Boggessのクリスティーン。

The Book of Mormonも気になっているミュージカル。次回見てみたいな。
10時過ぎのsohoのチャイナタウン。
土曜日の夜もにぎやか。
最終日。
チェックアウトしてのんびり歩きながら、空港行きのバスに乗るべく、Victoria駅を目指す。
2013年4月、チェンマイでソンクラン（旧正月の水かけ祭り）を戦った後に、バンコク経由でロンドン入り。
真夏の恰好で乗り込んだ春のロンドンは寒くて、このoxfordストリートのMarks & Spencerで厚手の緑のズボンを買った。
目を引く建物はデパートLiberty。

7月半ばはセール真っただ中だったのに、何も買わず。
夏物買っても今真冬だしね。
Carnaby通りにはこんな素敵なパブがたくさん。

いつの日か、
朝からパブ、昼はミュージカルマチネ、パブでひと休み、夜はソワレ、締めにパブ
って1日を心行くまで満喫したい！
ピカデリー通り付近は交通規制がされていた。
今日はマラソンがあるようで、ゼッケンつけたランナーが準備していたよ。
バッキンガム宮殿の裏手にあるカフェで朝ごはんを食べる予定が、なぜかドラフトビール。

午前11時ビクトリア駅発のバスで、ガトウィック空港へ。
本日も2時間かかる。
BAラウンジで最後に泡、の予定が、南ターミナルにしかなかった。
北ターミナルで利用できるラウンジはこれだけ。
プライオリティーパスで入れる、My Loungeへ。
ここでも自前のラウンジを持つエミレーツ航空さすがだな。
朝からビール飲んだだけなので、スープとサラダとチップスで腹ごしらえ。

ドーハまでのフライトはB787。
そこそこ空いていたのに、3列シートをインド系イギリス人2人とあてがわれて狭い。この人たち、空いてるからビジネスクラスへ移っていいかという申し出。
公共交通機関じゃないんだから、発想がすごいな。
ドーハまでの機内食、タイレッドカレーが美味。
隣の女学生たちが、機内食メニュー配られ、「これ全部無料？」って驚いてた。
私たちの時代は機内食有料のLCCなんてまだあまりなくて、機内食ないとか有料のほうが新鮮。

映画は、「犬が島」「Red Sparrow」など見る。
最後はハマッド国際空港で6時間のトランジット。
OWエメラルドのラウンジ、周りの人に倣って深いソファーを二つくっつけると割と快適な寝床ができた。
朝ごはんは、タッブーレ（パセリのサラダ）、ホンモスなど好物のアラブ料理。

さらに南下して、昼過ぎのヨハネスブルグに到着。

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この旅行記へのコメント（2）

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Matt Yさん 2018/07/19 08:32:06

ロンドンいいですね

大学のとき以来の再訪というのは意外でしたが、久しぶりに思い入れのある街再訪ってはじめての土地を訪れるワクワク感とはまた違った魅力があっていいですね。

それにしてもSUNNYさんの散歩、見習いたいです。朝食前に散歩をする前提とかだと時間の使い方がより有効になるような気もしますし。

sunnyさんからの返信 2018/07/20 01:18:00

RE: ロンドンいいですね

Mattさん

ロンドンは自分の初めのヨーロッパ、今回歩き回ってその時の思い出がよみがえりました。
住んでいた町の再訪はもっと思い入れがあると思うので、それがNYっていいですね！

朝の散歩は気持ちいいですよ。静かな場所が好きで、騒ぐのは苦手です。

さに

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