2018/03/13 - 2018/03/13
26位(同エリア49件中)
RJ西日本さん
- RJ西日本さんTOP
- 旅行記34冊
- クチコミ4件
- Q&A回答0件
- 36,742アクセス
- フォロワー9人
高雄から台北まで台鐵に乗って北上し、日本人の少なそうな街(西螺、虎尾)と台鐵の支線(集集線、内湾線)をを巡る旅その2。
虎尾でサトウキビ列車をみて、斗六のアットホームな夜市でほっこり。
まえ→https://4travel.jp/travelogue/11338889
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
西螺のバスターミナルから、次の目的地虎尾に向かいます。いったん斗六に戻ろうかとも思ったのですが、直接行くバスがあるということで。しかもかなりタイミングがよかった(10時20分ぐらいにここについて、発車が10時30分)。
-
ICカードの残額に自信がなかったので、メモ帳に「虎尾 1」と書いて、無愛想なおばちゃんから現金できっぷを買います。65元ぐらいだったと思う。
-
バスがやってきました。10時半発のはずなんですが、到着後運ちゃんがのんびりとバスを掃除してから、数分遅れで発車しました。運ちゃんがあまりにのんびりしているので、てっきり乗る人がいないと勘違いされたのかと思ってちょっと焦りました。
-
本数的には1時間1本弱ぐらいはあったと思います。地元の人ばかり乗っていましたが、観光にも便利なルートです。
運転手さんにきっぷを渡して乗り込みます。 -
このバスは高鐵(新幹線)雲林の駅にも停車します。しかし、台湾の新幹線の駅はどこも中心街から離れまくりですねえ。高鐵雲林の駅のまわりとかドン引きするぐらいなんにもないですよ。
台鐵(要は在来線)に乗る楽しさは、駅がその街の中心街に近いってところがあって、駅の存在する意味がよくわかるところにありますね。高鐵の駅からの風景は正直、妙に人工的。 -
30分ほどで虎尾に着きました。お腹が空いたのですが、特に昼飯の予定をたてていなかったところ、グーグル検索したらこの店(虎尾王家當歸鴨肉麺線)がひっかかったので、行ってみることにしました。バスターミナルからは10分ぐらいでしょうか。
-
イートインの場合は席を決めてから、席の番号(右上)と注文内容を書いて店員さんに渡すパターンです。あと、お箸等は自分で指定の場所まで取りに行く必要があります。
食べ物屋のシステムは店によって違って日本だろうが海外だろうがわからんもんはわからんので、恥じることはないという気持ちでおります。 -
座席番号ですが、「6」と「9」を上下逆に間違えやすいのは万国共通。一所懸命漢字で「六」を強調していましたよ。
-
鴨肉麺線(小:50元)と鴨肉飯(小:35元)。鴨は「アヒル」を指すそうですね。
いずれも色味は悪いですが、味はクセがなくて非常によろしい。「鴨肉」も適度な歯ごたえ(「硬い」とは違う)があってうまい。
いずれも「小」なんですが、それなりに分量あり。複数人で行く感じのお店ですね。 -
テイクアウトもかわいらしく。
-
とりあえず、少し歩いてみましょう。中正路というところは原チャリ天国で、にぎやかなところです。
-
老街のような建物も平然とあるところが面白い。
-
古ーい本屋さん。
-
古ーい服屋さん。
-
このワンコ、座り方とかできすぎているのでぬいぐるみかと思ったんですが、本物でした。
全然動かないのでなでようとしたら盛大に吠えられました。 -
絵になるとうもろこし売りのおばちゃん。
-
適当に歩いていると、老街が現れました。
-
福民老街というそうです。
-
特段なにがあるわけでもなく、人もあんまりいないのですが。
-
きれいな景色ではあります。
-
カエル?
-
つよそう(小学生並の感想)。
-
どうやらまだ現役の本屋さん。
-
右手前のピンク色のゾーンにエロアニメのDVDが並んでいてギャップに笑ってしまった。
-
さらに、虎尾にはやけに暗い(物理的に)市場がいくつかあってちょっとエキゾチックな感じ。
-
野菜のお店。
-
お魚。
-
肉。
たしか台北の龍山寺あたりにも妙に暗い市場があったように思いますが、なぜあんなに不気味に暗いのでしょう。 -
虎尾の定番、日本統治時代からある建物が3つあるゾーンにやってきました。
まずは虎尾合同庁舎。内部はリノベされて、1階は誠品書店の雑貨屋とスターバックス、2階はそれなりに大きな本屋が入っています。虎尾合同庁舎 現代・近代建築
-
リノベといっても雰囲気は残していますね。
虎尾合同庁舎 現代・近代建築
-
その向かいは雲林布袋戯館。おそらく伝統の演劇か何かの博物館なのでしょうが、月・火と休みで、火曜日のこの日は開いていませんでしたので、詳細はわかりません。
雲林布袋戯館 博物館・美術館・ギャラリー
-
この大きなはりぼてはちょっとかっこいいですけどね。
雲林布袋戯館 博物館・美術館・ギャラリー
-
それから雲林故事館。こちらも月・火は休み。残念。なにやら日本統治時代のものがちらほらあるようですが……。
雲林故事館 現代・近代建築
-
ちょっとしたお店もあるみたいなんですがね。
雲林故事館 現代・近代建築
-
もう少し歩くと、虎尾名物サトウキビ列車の線路の踏切が見えてきます。
これに沿って歩いていけば虎尾の砂糖工場が見えてくるはずや。
なんやろ、線路沿いの生活感がすごいなあ。 -
線路沿いはちょっとした散歩道にもなっています。
-
歩いていると工場が見えてきました。
-
虎尾糖廠です。高雄の橋頭にある工場は廃工場ですが、ここは現役で可動しています。甘い香りがただよってくるというのは誇張だと思っていたのですが、本当でした。
-
まずは虎尾鉄橋をみてみましょう。かつてサトウキビ列車が走ったとかいう100年の歴史を持つ長い橋です。
-
普通に歩行者が歩けるようになっています。三線軌条になっているのは、かつて台鐵の路線があったからとか「台北ナビ」か何かでみました。
-
写真ではわかりにくいですが、下は川です。怖がり人間なので、気になりだしたらちょっとびくびくする。
-
橋はそこそこ長いので途中で折り返して、橋のそばにある公園にやってきました。
ここではアイスがあるので暑いから買おうと思っていただけなのですが、謎の廃墟群があってびっくり。かつての砂糖工場の社宅だったのでしょうか。こんなのが20棟ぐらいあったのではないでしょうか。フェンスこそありますが、「保存」とは程遠い状態。 -
いつからある建物なのかとかは全然わかりませんが、日本建築っぽいところがありますねえ。
-
以前嘉義の「檜意森活村」でこんな感じの建物が再現されていたのをみましたが、廃墟をそのまま置いてあるなんて。
-
崩れかかっている(というか崩れている)建物も多く、廃墟ファンにはたまらない場所。
日本やったらとっくに更地にされてるやろなあ。こういうところが台湾の面白いところ。 -
不思議な空間を抜けて、公園に戻ってきました。往年の機関車が置いてありました。
-
砂糖工場の製品を使ったと思われるアイスキャンディーを中心とするさまざまな食品を売っている店があります。
-
種類はいろいろあって迷いましたが、パイナップル味にしました。15元(50円ぐらい)とかそんな値段やったと思います。ガリガリ君より安いな。
-
ちょっとパイナップルの繊維が残っていて、意外とちゃんと果実入れて作ってるんやなって。
-
工場まで戻ってきました。
「台北ナビ」なんかで内部を見学できるという情報をみたので、勇気を出してカタコト英語と身振り手振りで守衛さんに「見学できるん?」と聞いてみたつもりなんですが、結局私が聞き取れる数少ない現地語「没有」(ありません)が出たので、諦めました。同じタイミングで観光バスで来た団体さんは入っていったので、予約が必要ってことでしょうか?時間帯?日にち? -
気を取り直して「旧虎尾駅」に来ました。ちょっとした土産物屋と喫茶店になっています。
-
旧虎尾駅からの景色は悪くありません。
-
かつては旅客営業もしていたとのこと。
-
さて、この街はかなり珍しいサトウキビ列車の走る街。冬の期間のみ走るとのこと。
踏切の詰所にいる守衛さんに聞くと何時頃走るか教えてくれるというが、言葉がわからないので、もう気合い一発。腕時計を指さしてレールを指差すと意図をすぐ理解してくれて、「サンテン」という。最初わからなかったので紙に書いてもらったら、「3」。なるほど、「三點」つまり午後3時。大学の第二外国語で中国語やっといてよかったと思いました。 -
とはいえ時間はまだ13時20分。諦めようかと思いましたが、せっかくここまで来たし、時間もわかったし、なんとか街をぶらぶらして待つことに。耳がくたっとなっているええとこの血をひいてそうな猫をみつけてみたり。
-
お寺を覗いてみたり。
-
頑張って時間を潰して待っていると15時をまわったあたりで踏切の音がなりはじめ、小さなディーゼルカーにひかれるサトウキビ列車が、ものすごいゆっくりしたスピードでやってきました。
-
びっくりするぐらい編成は長いです。そして、各車両に山盛りサトウキビを積んできます。
正直、サトウキビ列車の情報をみたときにただ観光のために残しているのだろうと思っていたのですが、普通にガチンコで使っているのですね。 -
サトウキビ列車に出会って虎尾における目的は果たしたので、斗六に帰ることにしましょう。とはいえ、サトウキビ列車をみた後だとバスの時間が合わず、やむを得ず斗六の南の街「斗南」に向かうバスに乗り、そこから台鐵で斗六に向かうことに。
写真では少しわかりにくいですが、虎尾においては虎柄をベンチなどちょびちょびと使っています。もっと徹底したら日本のタイガースファンを呼べるのでは。 -
斗南車站。台鐵の駅舎が趣あるのはもはや当たり前感があります。
-
ディーゼルカーが銀河鉄道みたいに展示されているのが面白いですね。
-
普通列車(區間車)で斗六まで戻ります。ひと駅。
-
最近の區間車はこの800系が基本なんですかね。
-
クロスシートがちょびちょびとある列車です。
-
昨晩は暗かったのでスルーしていましたが、斗六駅はなかなかモダンな駅舎です。
斗六駅 駅
-
中途半端な時間ですが、斗六の名物だという「呉記肉圓」で小腹を満たすことにしましょう。中途半端な時間のおかげで空いていました。
呉記肉圓 地元の料理
-
肉圓と綜合湯を、メモ帳に書いて注文します。
呉記肉圓 地元の料理
-
白い部分は甘く、タレも甘く(信玄餅の黒い蜜みたい)、そして肉の部分は塩辛い系(豚まんや小籠包の中身系)なのに、なぜ結果としてバランスよくなるのか、不思議です。こういう甘いと塩辛いの絶妙なバランスはなかなか日本ではみられないと思います。おやつといってもいいし、ごはんといってもいい。
何かはわかりませんが赤い辛いやつもちょっとだけ足すと味がかわってこれもまたいい感じです(かけすぎに注意)。
でもひとつだけ言わせてください。フォークは死ぬほど食べにくい!!うまいこと切れへんし、やけどするわ。呉記肉圓 地元の料理
-
この呉記肉圓、斗六の円環(ラウンドアバウト)から謎の女性向け服屋さんの通りに入って、
-
これまた謎の通路に入るとあります。少しわかりにくい。
-
ついでに、斗六の太平老街。あとで調べたらいろいろあるみたいなのですが、疲れたのと、夕方になってきたのでチラ見にとどめました。
-
本日最後の目的地、斗六人文夜市にやってきました。昨日(月曜)わざわざ嘉義の夜市に立ち寄ったのは、この人文夜市、火曜と土曜しかやっていないらしいからです。
斗六の駅から徒歩で25分ぐらい、交通量の多い道をがっつり歩く必要があります。市内循環バスもあるのですが、斗六駅のバス停で待っていても時間になっても来る様子がない。そこで、行きは腹ごなしに歩いて、帰りはタクシーに乗ろうと考えました。
しかし、結果的には失敗。台北や高雄のイメージで、夜市の横にはタクシーが1台ぐらいおるもんだと思っていたのですが、観光客のほとんどいない地元の夜市だからでしょうか、まったくおらず、流しのタクシーもなし。やむなく歩いて帰るハメに。疲れました。 -
さてこの人文夜市、週2日しかやっていないことからわかるように、常設店はありません。更地に「ロ」の字に屋台が並ぶタイプ。のんびり1周回って10~15分ぐらいのサイズ感でしょうか。
-
遊びと食べ物とショッピングがバランスよくあります。
地元の個性というのは特にないように思いますが、夜市にあってほしいなと思うものは一通りある感じでしょうか。 -
エビ釣り。
-
パチンコにのめりこむおじさん。
-
シースー。
-
レトロゲーム。
-
輪投げ。
-
ちょっとめずらしいなと思ったのは野菜売り場ですね。
-
風船割り。少年気合い入っとるね。
-
では夜食を買って帰りましょう。まずは炒麺。このあたりのゾーンの店は奥の方にイートイン(といっても野外ですが)スペースがあり、そこには注文を書く紙もありました。このあたりは鶏肉飯等のご飯物、炒麺、ビーフン、ステーキ等々、つまみというよりがっつりメシのゾーン。
-
つまみっぽいゾーンで紅腸(ソーセージ)。ちょっとシュールな写真になってしまった。
-
鶏の揚げ物。スパイスどれぐらいつけますか、と聞かれるので、ちょっと、のジェスチャー。
しかしここ斗六の夜市は店員さんが外国人にも笑顔で親切。
特にすごい夜市ではないかもしれませんが、台北あたりの殺人的な人出の夜市と比べると、のんびりした感じでほっとします(もうちょっと遅い時間とか土曜日だと違うかもしれませんけど)。 -
そしてこれこれ。
油葱餅。
料理としてたいしたものではないっちゃないんですが、私が思う台湾で最も優秀な「つまみ」。味付けはスパイス、カレー等いろいろ選べます(メモ帳に書いて見せました)。分量はどうやったかな。4分の1サイズを示すなにかがあったと思います。一人分にはそれぐらいがちょうどです。
学校帰りの生徒さんが手伝っていますね。 -
鶏の揚げ物をつまみながら一所懸命また歩いて、ビールを買って、ホテルに帰ってきました。
我ながら食い過ぎですね。 -
最後に油葱餅をつまみながら明日の旅程を確認し、いや待てよ、こんな朝早いのしんどいわ、ということで若干の変更を加えてから寝ました。
つづき→https://4travel.jp/travelogue/11340178
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったグルメ・レストラン
斗六(台湾) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
87