ソ連と東側諸国の追憶、ヨーロッパ「ソ連」国家群と未承認国家&東欧諸国の旅:モルドバ、沿ドニエストル、ウクライナ、ベラルーシ、ポーランド、スロバキア旅行【1】(2017年秋1日目 「ソ連」への入口))
2017/09/15 - 2017/09/15
2位(同エリア103件中)
とーりさん
2017年9月、2つの祝日を絡めて11日間の日程でヨーロッパ「旧」ソ連の国々と、東欧未踏破国に行ってきました。旧ソ連の国々はロシアより「ソ連」なベラルーシや、脱ソ連を図りながら未だ混沌としているウクライナやモルドバ。中でもモルドバ内で施政の及ばない独立状態でありながら、どの国からも承認されていない、今でもバリバリ「ソ連」な「国」、沿ドニエストルに行きたくて計画を練りました。また、東欧諸国の中で未踏破だったポーランドとスロバキアのうち、まず、ポーランドは首都ワルシャワと旧都クラクフに。そのクラクフからレンタカーで国境を越えてスロバキアへも行くことにしました。
行ってみると、モルドバはラテンのルーマニア系らしく明るく親切な人が多く、沿ドニエストルもまた、若い国家で希望燃えるような人と出会いました。ウクライナでは物価の安さに驚き・喜び、ベラルーシのミンスクでは共産チックな建物や都市計画に感嘆し、ポーランドのワルシャワやクラクフでは存分に街歩きを楽しみました。3回目となったレンタカーでの旅ではスロバキアの田舎の美しさを感じることができました。
また、今回の旅行では、大したことは無かったのですが、久々に「トラブル」的なものに巻き込まれました。さすが鉄のカーテンの向こう側の国、手痛い洗礼でしたが、今となってはいい思い出になり、それも含めて充実した旅になりました。
日程は以下の通りです。
1日目(9/15)成田発 ⇒ モスクワ ⇒ キシニョフ
2日目(9/16)沿ドニエストル & キシニョフ市内観光
3日目(9/17)キシニョフ ⇒ キエフ市内観光 ⇒ オデッサ
4日目(9/18)オデッサ市内観光 ⇒ ミンスク
5日目(9/19)ミンスク市内観光 ⇒ ワルシャワ ⇒ クラクフ
6日目(9/20)スピシュ城 & ヴィエリチカ岩塩坑観光?
7日目(9/21)アウシュヴィッツ観光? & クラクフ市内観光
8日目(9/22)クラクフ市内観光 ⇒ ワルシャワ
9日目(9/23)ワルシャワ市内観光
10日目(9/24)ワルシャワ市内観光 ⇒ モスクワ ⇒ 成田
11日目(9/25)帰国到着日
今回は1日目です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー 飛行機
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回は「ソ連」に敬意を表したという訳ではないのですが、アエロフロートで行きます。実際のところ日系と比べ安価であるということと、やはり旧ソ連地区では抜群の使い勝手の良さには叶いません。
(成田12:15 ⇒ 16:05モスクワ ※時差あり) -
ビジネスにしましたが、スタッガー型シートではなく並列型ですがこれはやむを得ません。シートは180°倒れるので問題なしです。
さらに言えば、行きは隣が空いていたのでトイレに行くのも気を遣わずに済みました。 -
ソ連の頃からの感覚で、アエロフロートは安かろう悪かろうというイメージだったのですが、スパークリングワインも用意されていて「ロシア」になってからはサービスも向上した感じです。CAさんもとても親切でした。
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食事はハナから期待していなかったのですが、おいしくいただけました。海苔巻きなどちゃんとしていました。
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サラダが出たのは望外の喜びです。
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こんなおしゃれなスープも。おいしかったです。
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メインはこちら。味はまあまあです。
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デザートです。こちらもおいしくいただきました。
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窓外を見ると壮大なシベリアの景色が広がっています。
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眼下にはフィヨルドというか、氷河の影響と思われる景観が広がります。
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後で地図を見ると、ゼーヤ湖の辺りかなと思われる地形です。
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空路10時間あまりでモスクワに到着しました。
ここでモルドバのキシナウ行きに乗り換えます。乗継には4時間近く間があるのでアエロフロートのラウンジへ入りました。高級なラウンジを期待したのですが、中は人でごった返していて、何とか席を確保するありさまでした。 -
それでもフードコーナーなどは結構充実していました。
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ラウンジでの時間調整も飽きたので空港内を回ります。
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空港内を回るのは理由があります。少額ですが、成田でロシアルーブルを両替してきたのですが、キシナウ到着が深夜になるため、万一の場合に備え、事前にモスクワでモルドバレイに両替し、入手しておくためです。ユーロや米ドルでも両替は可能だと思ったのですが、念のため関係の深いロシアルーブルを持参しました。
写真のような両替店舗がいくつかあるのですが、モルドバレイはマイナー通貨なのか、無いというところばかりで5軒くらい回ってようやく両替できました。 -
何とかモルドバレイも手に入れ、キシナウ行きに搭乗です。キシナウまで通しで買ったので、この機もビジネスです。といってもこの程度の座席です。
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きらめく夜のモスクワを後にして、いよいよモルドバへ向かいます。
(モスクワ19:58 ⇒ 23:54キシナウ ※時差あり) -
地元のビールが欲しいと言ったところ、こちらが出てきました。ロシアのビールでしょうか。
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午前0時近くにようやくキシナウ空港に到着しました。一日中乗っているだけでしたが結構疲れました。
なお、モルドバの首都キシナウは、ソ連時代の呼び名であるキシニョフや、他にキシニョウというのもあるようですが、一般にキシナウと呼ばれているようなので統一してキシナウにします。私としては昔学校で習った「キシニョフ」という表記のほうがしっくりいくのですが、時代は変わるものです。 -
両替を心配しましたが、両替所は午前0時でも開いていました。こんなことならモスクワで慌てて両替するのではなかったなと思いました。
ホテルまでは深夜ゆえ公共交通機関は終了しているので、まだ開いているタクシー案内所に行くと、すぐ紹介してくれました。
タクシーに15分ほどの乗車で予約しておいたコスモスホテルに到着。事前情報通り100レイを渡しましたが特に不足を要求されたりはしませんでした。運ちゃんも結構実直な人でした。
(空港0:30 ⇒ 0:43ホテル) -
隣は大きなショッピングモールのようです。時間的に閉まっていますが、明日訪れようと思います。
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ホテルに入り、チェックイン手続きをします。共産党時代の大きな建物で、内部も大きいですが雑把な造りです。両替もやっています。
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広いけど素寒貧としています。エレベーターも4機もあるのに乗るのに時間がかかりました。
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部屋はこんな感じで狭すぎず、広すぎず。泊まるだけですので文句はありません。
明日はいよいよ謎の「国」、沿ドニエストルに向かいます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- cheriko330さん 2018/06/21 10:46:44
- 新シリーズの始りですね ☆*°;
- とーりさん、おはようございます。
いつもご訪問ありがとうございます。クチコミまで見ていただいて
重ねてお礼を申します。
キューバ、メキシコも興味あるところですが、自分ではなかなか行けずに
います。とーりさんの旅行記で楽しませていただきました。
毎回好評のお土産編ですが、私も楽しみにさせていただいていますよ♪
記念になりますね。
新シリーズが始まりましたね~♪ ロシアも馴染みのない地名でどんな所か
興味津々です。ベラルーシは以前近所に出身の女性が住んでいましたので
こちらも気になるところです。
深夜のキシナウ空港への到着ですが、旅慣れたとーりさんならではですね。
行きたいと思っているポーランドやスロバキアのレンタカーの旅も期待が
持てます。最近は田舎の風景が気に入ってきました。
手痛い洗礼も気になるところです。続きのアップ楽しみにしていますね☆
cheriko330
- とーりさん からの返信 2018/06/21 20:57:04
- こちらこそいつもありがとうございますm(__)m
- cheriko330さんこんばんは、とーりです。こちらこそいつもありがとうございます。
キューバ、メキシコ旅行記、楽しんでいただいたということとても嬉しいです。お土産品は自分的には不作で、自信が無かったのですが見ていただき、ありがとうございました。
今回の旧ソ連&東欧の旅は前に訪れた旧ユーゴ諸国同様、自分的に興味深い地区でとても素晴らしいところだったので、その魅力をお伝えできるよう書ければと思っています。よろしければまた見て頂ければと思います。それではまた(^^;)
とーり
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