![首里城(しゅりじょう、スイグスク)は、沖縄県那覇市首里にあり、かつて海外貿易の拠点であった那覇港を見下ろす丘陵地にあったグスク(御城)の城趾である。<br /><br />琉球王朝の王城で、沖縄県内最大規模の城であった。戦前は正殿などが旧国宝に指定されていたが、1945年(昭和20年)の沖縄戦と戦後の琉球大学建設により完全に破壊され、わずかに城壁や建物の基礎などの一部が残っている。1980年代前半の琉球大学の西原町への移転にともない、本格的な復元は1980年代末から行われ、1992年(平成4年)に、正殿などが旧来の遺構を埋め戻す形で復元された。<br />その後2000年(平成12年)12月、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されたが、登録は「首里城跡(しゅりじょうあと)」であり、復元された建物や城壁は世界遺産ではない。<br /><br />首里城の創建年代は明らかではない。近年の発掘調査から最古の遺構は14世紀末のものと推定され、三山時代には中山の城として用いられていたことが確認されている。おそらく、13世紀末から14世紀のグスク造営期に他の沖縄の多くの城同様に成立したものと考えられる。<br /><br />尚巴志が三山を統一し琉球王朝を立てると、首里城を王家の居城として用いるようになった。首里城は数度にわたり焼失している。<br />1879年(明治12年)の沖縄県設置に至る琉球処分以後は、正殿など首里城の建物は政府の所在地としての役割を喪失した。さらに日米両軍の激しい戦闘で、首里城やその城下の町並み、琉球王国の宝物・文書を含む多くの文化財が破壊された。戦後は首里城跡に琉球大学が置かれ、多くの遺構が撤去あるいは埋められたが、首里城の再建は戦後間もなくから多くの人々の悲願だった。<br /><br />1958年(昭和33年)、守礼門が再建されたのを皮切りに円覚寺門など周辺の建築から再建が始まる。1972年(昭和47年)、日本復帰後に国の史跡に指定(1972年5月15日指定)され、城の入り口に当たる歓会門と周囲の城郭が再建された。1979年(昭和54年)に琉球大学が首里城跡から移転すると1980年代に県および国による首里城再建計画が策定され、本格的な復元がはじまった。1989年(平成元年)11月より、遺構の発掘調査や昭和初期の正殿改修図面・写真資料、古老の記憶などを元に、工芸家や職人を動員した当時の装飾・建築技術の復元作業が行われて正殿他の再建が始まった。<br />1992年(平成4年)11月2日には正殿を中心とする建築物群、そこへ至る門の数々と城郭が再建され首里城公園が開園した。現在は、首里城を中心とした一帯が首里城公園として整備・公開がすすめられており、正殿の裏側にあたる城郭や建築物群の再建事業も引き続き行われている。2000年(平成12年)には「首里城跡」「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の名称で世界遺産に登録された。<br /> <br />他の日本の城とは異なり、首里城は中国の城の影響を大きく受けている。門や各種の建築物は漆で朱塗りされており、屋根瓦には初期は高麗瓦、後に琉球瓦(赤瓦)が使われ、各部の装飾には国王の象徴である龍が多用された。また、戦乱のない琉球王朝時代に再建されていることもあり、軍事目的よりも政治の中心地としての役割を中心にして設計されている。城郭は他のグスク同様、琉球石灰岩で積み上げられている。<br /><br />首里城は第二尚氏王朝時代の15世紀後半から16世紀前半にかけて建設された外郭と、第一尚氏王朝時代の15世紀前半ごろに建設された内郭という二重の城壁に囲まれ、御庭(うなー)と呼ばれる広場に面して立つ正殿・北殿・南殿・奉神門などの建物は内郭に集中している。<br />内郭には瑞泉門、漏刻門など九つの門が、外郭には歓会門、久慶門など四つのアーチ門があった。城の正門である歓会門、または通用門である久慶門を経て外郭内部に入ると、内郭の入り口である瑞泉門に至る。瑞泉門には「龍樋」という名の泉があり、龍の頭の形をした銅製の樋から水が流れ出している。<br />瑞泉門を通り、漏刻や日時計で時間を計測していた漏刻門を抜けると、司法や寺社宗廟関係の機関が入居していた楼閣・広福門に至る。<br /><br />供屋(万国津梁の鐘) 久慶門<br />歓会門- 尚真王の代に創建された正門。石造りのアーチ門の上に櫓をのせた形式。<br />守礼門- 尚清王の代に創建され、中国からの使節を王が出迎えたという。1958年に復元された。 首里杜館<br />(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)<br /><br />首里城公園 については・・<br />http://oki-park.jp/shurijo/<br />http://oki-park.jp/shurijo/guide/53<br />https://www.naha-navi.or.jp/magazine/1405/<br /><br />『沖縄本島内 9つの世界遺産全てをめぐる 琉球歴史探訪 3日間』 <br /> 中城城跡・首里城公園・久高島は専門ガイドがご案内 <br /> <br />3日目 1月20日(土)<br />豊見城-【移動約40分】-ニライカナイ橋(車窓)-【移動約10分】-安座真港-【乗船約20分】-久高島<90>(島内ガイドと一緒に神の島と呼ばれるパワースポットを散策)-【乗船約20分】-安座真港-【移動約5分】-⑥斎場御嶽<50>(琉球王国最高の礼拝所)-⑦識名園<45>(琉球王家最大の別邸)-【移動約45分】-首里城公園<70>(守礼門--⑧園比屋武御嶽石門--⑨正殿-【移動約30分】-那覇空港<br />那覇空港18:40発-【JAL918便・2/10】-20:50着 羽田空港<br /><br />沖縄の世界遺産 については・・<br />http://www.tabirai.net/sightseeing/tatsujin/0000378.aspx](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/33/42/650x_11334290.jpg?updated_at=1519784353)
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マキタン2さん
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首里城(しゅりじょう、スイグスク)は、沖縄県那覇市首里にあり、かつて海外貿易の拠点であった那覇港を見下ろす丘陵地にあったグスク(御城)の城趾である。
琉球王朝の王城で、沖縄県内最大規模の城であった。戦前は正殿などが旧国宝に指定されていたが、1945年(昭和20年)の沖縄戦と戦後の琉球大学建設により完全に破壊され、わずかに城壁や建物の基礎などの一部が残っている。1980年代前半の琉球大学の西原町への移転にともない、本格的な復元は1980年代末から行われ、1992年(平成4年)に、正殿などが旧来の遺構を埋め戻す形で復元された。
その後2000年(平成12年)12月、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されたが、登録は「首里城跡(しゅりじょうあと)」であり、復元された建物や城壁は世界遺産ではない。
首里城の創建年代は明らかではない。近年の発掘調査から最古の遺構は14世紀末のものと推定され、三山時代には中山の城として用いられていたことが確認されている。おそらく、13世紀末から14世紀のグスク造営期に他の沖縄の多くの城同様に成立したものと考えられる。
尚巴志が三山を統一し琉球王朝を立てると、首里城を王家の居城として用いるようになった。首里城は数度にわたり焼失している。
1879年(明治12年)の沖縄県設置に至る琉球処分以後は、正殿など首里城の建物は政府の所在地としての役割を喪失した。さらに日米両軍の激しい戦闘で、首里城やその城下の町並み、琉球王国の宝物・文書を含む多くの文化財が破壊された。戦後は首里城跡に琉球大学が置かれ、多くの遺構が撤去あるいは埋められたが、首里城の再建は戦後間もなくから多くの人々の悲願だった。
1958年(昭和33年)、守礼門が再建されたのを皮切りに円覚寺門など周辺の建築から再建が始まる。1972年(昭和47年)、日本復帰後に国の史跡に指定(1972年5月15日指定)され、城の入り口に当たる歓会門と周囲の城郭が再建された。1979年(昭和54年)に琉球大学が首里城跡から移転すると1980年代に県および国による首里城再建計画が策定され、本格的な復元がはじまった。1989年(平成元年)11月より、遺構の発掘調査や昭和初期の正殿改修図面・写真資料、古老の記憶などを元に、工芸家や職人を動員した当時の装飾・建築技術の復元作業が行われて正殿他の再建が始まった。
1992年(平成4年)11月2日には正殿を中心とする建築物群、そこへ至る門の数々と城郭が再建され首里城公園が開園した。現在は、首里城を中心とした一帯が首里城公園として整備・公開がすすめられており、正殿の裏側にあたる城郭や建築物群の再建事業も引き続き行われている。2000年(平成12年)には「首里城跡」「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の名称で世界遺産に登録された。
他の日本の城とは異なり、首里城は中国の城の影響を大きく受けている。門や各種の建築物は漆で朱塗りされており、屋根瓦には初期は高麗瓦、後に琉球瓦(赤瓦)が使われ、各部の装飾には国王の象徴である龍が多用された。また、戦乱のない琉球王朝時代に再建されていることもあり、軍事目的よりも政治の中心地としての役割を中心にして設計されている。城郭は他のグスク同様、琉球石灰岩で積み上げられている。
首里城は第二尚氏王朝時代の15世紀後半から16世紀前半にかけて建設された外郭と、第一尚氏王朝時代の15世紀前半ごろに建設された内郭という二重の城壁に囲まれ、御庭(うなー)と呼ばれる広場に面して立つ正殿・北殿・南殿・奉神門などの建物は内郭に集中している。
内郭には瑞泉門、漏刻門など九つの門が、外郭には歓会門、久慶門など四つのアーチ門があった。城の正門である歓会門、または通用門である久慶門を経て外郭内部に入ると、内郭の入り口である瑞泉門に至る。瑞泉門には「龍樋」という名の泉があり、龍の頭の形をした銅製の樋から水が流れ出している。
瑞泉門を通り、漏刻や日時計で時間を計測していた漏刻門を抜けると、司法や寺社宗廟関係の機関が入居していた楼閣・広福門に至る。
供屋(万国津梁の鐘) 久慶門
歓会門- 尚真王の代に創建された正門。石造りのアーチ門の上に櫓をのせた形式。
守礼門- 尚清王の代に創建され、中国からの使節を王が出迎えたという。1958年に復元された。 首里杜館
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)
首里城公園 については・・
http://oki-park.jp/shurijo/
http://oki-park.jp/shurijo/guide/53
https://www.naha-navi.or.jp/magazine/1405/
『沖縄本島内 9つの世界遺産全てをめぐる 琉球歴史探訪 3日間』
中城城跡・首里城公園・久高島は専門ガイドがご案内
3日目 1月20日(土)
豊見城-【移動約40分】-ニライカナイ橋(車窓)-【移動約10分】-安座真港-【乗船約20分】-久高島<90>(島内ガイドと一緒に神の島と呼ばれるパワースポットを散策)-【乗船約20分】-安座真港-【移動約5分】-⑥斎場御嶽<50>(琉球王国最高の礼拝所)-⑦識名園<45>(琉球王家最大の別邸)-【移動約45分】-首里城公園<70>(守礼門--⑧園比屋武御嶽石門--⑨正殿-【移動約30分】-那覇空港
那覇空港18:40発-【JAL918便・2/10】-20:50着 羽田空港
沖縄の世界遺産 については・・
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- 利用旅行会社
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