2017/11/18 - 2017/11/19
5位(同エリア399件中)
かっちんさん
若狭地方は京都・奈良との文化交流が強く、数多くの秘仏が残されており、秋の時期には文化財が特別公開されます。
今回は若狭おおい町の秘仏めぐりツアーに参加し、翌日小浜町・若狭町の里山を個人で歩いて秘仏を拝観します。
おおい町の区境には厄除けの「はなんとうの勧請板」があり、昔からの風習が守られています。
今晩の宿は加斗駅近くの「若狭マリンプラザ」。目の前に小浜湾と若狭富士の景色、海沿いを走っていく小浜線の電車を遠くまで眺めることができ、鉄ちゃんには嬉しい宿です。
なお、旅行記は、関西電力「おおい町の語り部たち」、井上耕養庵「若狭の散歩道、世代交代と伝統文化」、小浜市教育委員会の「岡津製塩遺跡」、福井の文化財、天徳寺、福井県の「若狭の秘仏特別公開」などの資料・HPを参考にしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 観光バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
メルヘンチックな風車の駅舎
JR小浜線の若狭本郷駅です。
平成2年(1990)に大阪・鶴見緑地で開催された「国際花と緑の博覧会」において、JR西日本が出展した、ドリーム・エキスプレス「義経」の「風車の駅」として使用されたものです。 -
福井県おおい町の文化財マップの表紙
福井県おおい町は数多くの遺跡や文化財が遺され、76件の指定文化財があります。
写真の仏像はいずれも国の重要文化財に指定されており、これから行く「秘仏めぐりツアー」で拝観できます。
左上が木造多聞天立像(長楽寺)、下段左から木造千手観音立像(意足寺)、木造不動明王坐像(常禅寺)、木造毘沙門天・吉祥天・善膩師童子立像(清雲寺)です。 -
秘仏めぐりツアーバス
9~11月が若狭の文化財特別公開期間になっています。
ミフクツーリスト主催の「おおい町の秘仏めぐり」に参加し、4つの寺の秘仏と郷土資料館を効率よく拝観します。
JR若狭本郷駅を10:00に出発し14:30解散。バス代・拝観料・昼食代込 9,800円です。
募集人員は20名で、ほぼ満席でした。
では、大島半島へ向けて出発します。 -
最初に清雲寺(大島・浦底地区)
木造毘沙門天・吉祥天・善膩師童子立像などを収蔵庫で拝観します。
秘仏は撮影禁止なので、先ほどの「福井県おおい町の文化財マップ」の表紙写真をご覧ください。 -
道の真ん中に吊るされる「はなんとう」
清雲寺のある大島・浦底集落で見かけました。
ツアーガイド役の博物館の方から厄除けの「はなんとう」だと教えてもらいました。
大島の各集落で正月に行われる「はなんとう」には、「勧請板(かんじょういた)」の仏式祈願祭や、「蛇縄(じゃなわ)」を編んで吊るしたりする行事が含まれます。
正月の御祈念につらなる行事で、集落内の安全と災厄から守られるための行事だと言われています。
各集落で蛇縄をつくり、勧請板を蛇縄の中央に吊るし、区境に道を横切って張り巡らします。 -
イチオシ
はなんとうの勧請板には
願主名に「物部・・・」など、奈良・飛鳥時代の権力者の名前が並んでいます。 -
その裏側には
お経のような祈祷文。
珍しい風習を見ることができました。 -
若狭大島港(大島・西村地区)
次は常禅寺の不動明王坐像を拝観します。 -
道の駅「うみんぴあ」
若狭本郷駅近くに戻り、「うみんぴあ」で昼食です。 -
海鮮丼(うみんぴあ)
ブリ、タイ、マグロ、スズキ、イクラ、甘エビなどの地元のお刺身を堪能しました。 -
大島半島(うみんぴあ)
目の前の景色です。 -
ホテルうみんぴあ
全室オーシャンビューの公共の宿が道の駅近くにあります。 -
長楽寺の至宝
午後はおおい町立郷土資料館(大島・畑村地区)の特別展で、木造阿弥陀如来坐像を拝観します。 -
イチオシ
美しい彩りの紅葉
大島・佐分利地区の意足寺(いそくじ)の前庭です。
意足寺では木造千手観音立像を拝観します。 -
小浜線加斗駅(かとえき)
秘仏めぐりツアーを終え、今晩の宿「若狭マリンプラザ」の最寄り駅に電車で移動してきました。
加斗駅は若狭本郷駅の東隣にあり、おおい町から小浜市へと変わります。 -
淋しそうなホーム(加斗駅)
今は片側の線路だけ使われています。 -
駅舎の中にある床屋さん(加斗駅)
簡易委託駅です。床屋だけでなく、きっぷも売ってくれます。 -
駅の玄関(加斗駅)
加斗駅は大正10年(1921)小浜駅~若狭高浜間の延伸により開業しました。 -
若狭マリンプラザに到着
雨が降っていたので宿に電話し、駅に迎えに来てもらいました。
部屋の窓からマリーナと小浜湾、右側に大島半島、左側に鯉川海水浴場が見えます。 -
夕食(若狭マリンプラザ)
小浜市の地産地消をすすめる店の認定を受けた宿です。
和食コースを選びました。 -
小浜湾を走る小浜線(若狭マリンプラザ)
翌朝、遠くまで続く海岸沿いを走る電車を眺めています。 -
イチオシ
美しい彩りの田んぼを駆け抜けるローカル線(若狭マリンプラザ)
部屋の窓から眺めることができ、鉄ちゃん向きの宿です。 -
イチオシ
若狭富士と呼ばれる青葉山(若狭マリンプラザ)
小浜湾の青戸の入り江から大島半島へ渡る「青戸の大橋」と、その背後に雲に半分隠れた三角形の若狭富士が見えます。 -
岡津製塩遺跡(若狭マリンプラザ)
宿の前の海岸に「塩づくりの遺跡」があります。
製塩炉と海岸部の間に焼土面(しょうどめん)があり、ここで海水を濃縮していました。
5号・6号炉跡は奈良時代の船岡式製塩炉をレプリカで復元したものです。
濃縮された海水を煮詰める船岡式の製塩土器は、製塩炉に合わせて平底になっています。
製塩炉は長さ5m×幅3mの規模で規格性を持った完全な石敷炉で、塩の大量生産がうかがえます。 -
のどかな田園地帯
宿から車で小浜市飯盛(はんせい)地区まで送ってもらいました。 -
飯盛寺(はんじょうじ)へ向かう道
国道27号線から山の中腹にある飯盛寺まで、2.4km歩きます。
「飯盛」の読み方はいろいろと異なり、地名が「はんせい」、飯盛寺が「はんじょうじ」、飯盛山が「いいもりやま」なんです。 -
集落の柿(飯盛・法海区)
若狭西街道の高架の下をくぐり、法海区の集落に来ています。 -
青空に映える柿の実(飯盛・法海区)
段々と山の中に入っていきます。 -
飯盛寺の山門
飯盛山の中腹に建つ飯盛寺に到着。 -
石仏(飯盛寺)
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落ち着いた感じの本堂(飯盛寺)
室町後期(1489)に再興されたという寺院で、木割が太く本格的な和様の手法になるものです。
平成6年~10年に全解体復元大修理されました。
国の重要文化財に指定されています。 -
里山風景(飯盛・法海区)
飯盛寺を後にし、加斗駅へ向かいます。 -
秋の田園風景(飯盛・法海区)
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小浜湾が間近(加斗)
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加斗駅の乗車券
髪を切り、きっぷも切る(入鋏する)加斗駅に到着。
でも、きっぷは車内券発行機(携帯端末)から発行するので、きっぷを切る必要がなさそうです。 -
上中駅(かみなかえき)
小浜線に乗り、上中駅に来ました。
ここは若狭町です。 -
上中駅周辺の地図
鯖街道の熊川宿への最寄り駅です。
今日は秘仏のある天徳寺へ向かいます。 -
柿を吊るす農家(上中駅付近)
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上中の集落
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食事処「名水の里」
天徳寺近くで昼食にします。
おろし蕎麦と名水うりわり豆腐の湯豆腐です。 -
名水百選「瓜割の滝」
天徳寺境内奥にある「瓜割の滝」は、山あいの岩間から湧き出す清泉で、一年を通して水温が変わりません。
夏でも水につけておいた瓜が割れるほど冷たいことから、その名前がつけられました。
純度の高いミネラル成分が溶け込んだ水は、名水百選に選定されています。 -
苔むした鐘(天徳寺)
本尊は観音堂に馬頭観音像。
本坊に鎌倉初期の不動明王像が安置されています。 -
イチオシ
風情のある石仏(大師堂)
天徳寺境内奥の大師堂のまわりにある石仏。
弘法大師が四国八十八ヶ所を模した霊場を開くために、佐渡の石工に八十八体もの石仏を刻ませたと伝えられています。 -
ずらりと並ぶ石仏(大師堂)
冬になるとおばあちゃんが八十八体の石仏の頭に赤い帽子を被せていたそうです。 -
色づくモミジ(良念寺)
天徳寺を後にし、上中駅へ戻ります。 -
柿の豊作(天徳寺の集落)
-
吹雪の敦賀駅
上中駅から小浜線に乗り、敦賀駅に来ました。
さっきまで晴れていたのですが、急に吹雪になりました。
北陸の冬の空は変化が激しいです。
この後、金沢に出て北陸新幹線で東京へ帰ります。
これで北陸フリーきっぷ(大人の休日倶楽部会員限定)を利用した北陸若狭4日間の旅を終えます。
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