とにかく寝台特急サンライズに乗りたい！（2）

2018/02/11 - 2018/02/12

特に観光地に行くわけでもなく、美味しいものを食べに行くわけでもない。突然サンライズに乗りたくなり、日程的時間的に制限ある中で出かけました。2日目は絶滅危惧種の国鉄型115系に長時間乗車しました。

エリア 新見(岡山)

• 旅行の満足度: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

さあついに新見駅に到着。サンライズを見送ったら、ものすごく静かな駅構内に。ちなみに降りたのは私一人。

時間がたくさんあれば、ここから芸備線やら姫新線やら行きたいのですが…。この日の夜には自宅に着かねばなりませんので、今日は雪の中の新見駅散策。

しかし、この遠くに来た感はやっぱり感激です。雪景色も本当に美しい。かつて鉄道の要衝であったことを伺わせる駅舎。

当然お店はどこもやっていませんが、グーグルマップを見るとローソンがあるようで、街を眺めるついでに、小腹を満たす食材を調達。まぁやっぱりコンビニはありがたいですよね。地酒でもあるかな、と思ったのですが大したものがなく残念。ところで岡山県はそこここにこういう側溝があるのが、関東の人間にとっては興味深いですね。ローソンの横にも大きな側溝が。

きれいな景色です。夏にでも再訪したい雰囲気です。

散策を終えて駅に戻ります。駅の掲示によると、イギリス製の古いレールだそうで。何十年も駅を支えてきたんだなぁと感慨深い思いです。

さていよいよ2つめのイベントです。関東では絶滅へのカウントダウンが始まった115系。私は廃止が決まってから乗るよりも、まだ普段の姿の時に乗りたい！という思いがあります。きっとこの岡山地区の115系も早晩淘汰されていくことでしょう。今のうちに思う存分乗っておきたいものです。
新見発8時39分の始発ですと、播州赤穂11時31分着。実に115系3時間乗りっぱなしです。たまらないですね～。

岡山スタイル？JR西スタイル？魔改造されて103系のようになった115系。

こちらはいつもの115系。

子供の頃から数え切れないほど乗った115系。モーター音も、動き出す時の「ゴトリ」という重いショックも昔のまま。いよいよこの経験が過去のものになる日やってきてしまいます。

途中で、湘南色の115系が！うーん、あっちにも乗りたかった！

ちらつく雪に太陽が反射して、美しい車窓です。

さっきと同じ車窓なのに、太陽の位置や雪の状態でまったく違って見えます。そして唸るモーター音。これまた至福の時。

先程と逆で、いくつかトンネルを抜けると、雪はすっかり消えてしまいます。

そして岡山駅到着。実は姫路に行くなら、ここから向かいの117系に乗ればよいのですが、赤穂線にも乗ったことがないので今回は115系乗り通し一択。

少し瀬戸内海の様子が見えるんですね。小豆島の入り口もあったり。西片上、そういえば片上鉄道があったよなぁ。和気駅で現役時代の片上鉄道を見た世代ですので、懐かしい思いも。

貯木場？らしきものもあり、そして播州赤穂に到着。そして乗り換えて姫路へ。

姫路に来た理由の一つは、せめて一つは温泉を、ということで華楽の湯に行ってみたかったから。以前、別の銭湯に行ったので、今回は別の所に行きたいというのもありました。ここはホテル併設の、なんか豪華なお風呂でした。一応天然温泉ということで、駅近だったので訪問。休日なので混んでるかな、と思ったのですが、料金が高いせいか？(休日1050円）人も多くなく、とてもゆっくり過ごせました。乾式、湿式のサウナ、炭酸泉に天然温泉。すべてが揃っていますし、旅行者にはいいかもですね。

さてもう一つの理由は、評判よい立喰い寿司に寄ることだったのですが、な、な、なんとお休み。実は前に訪問したときもお休み。敢え無くリベンジ失敗。仕方ないので、姫路駅近くを15分ほどうろうろ…。そうしたらFESTA駅ビルの地下で美味しそうな担々麺屋が！しかも安い（確か300円台）。そしたら「御座候」という有名な店だったんですね。すごい美味しかったです。自分の嗅覚にちょっと自信を深めたランチでした。うまく行かないことも楽しくなるのが旅の良さですね！

そして、新幹線で帰途に着きます。うとうとしてると、とっても綺麗な富士山が。今回の旅を締めくくる最高の車窓！

乗りたい列車に乗り、遠くに来るだけで人間てとっても幸せになるんだなぁと実感した旅でした。