二度目のチェンマイ 避寒ミドルステイ　9

2018/02/10 - 2018/02/12

　なおも街歩き。「満腹食堂」に掲載の食べ物屋を訪ねて旧市街へ出かけた。帰りがけに適当な道筋をたどっていたら、ちょっと離れたところに目を引く建造物が。何とか入り口にたどり着いて拝観。ネット情報には無料とするものもあるが、大人は４０BT（身長135㎝以下は半額）徴収していた。
　これをひそかにチェンマイピラミッド、「チェンピラと名付ける（そのままだ）」。
基本名所旧跡はほかの方にお任せして、街角の小さな発見を喜びとするものだが、これには興奮した。恐らく今回滞在記のハイライトになるだろうから、取り上げないわけにはゆかない。
　

エリア チェンマイ(タイ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

まず、久しぶりに午前中歩いて出かける。チェンマイ旧市街西側お堀端外周道路。
いつものことながら交通量が多い。今更だが、信号を設置しないという考え方が成り立つのがすごい。

お濠にはところどころ、人だけが渡れる木造の橋が架かっている。

橋げたに花の咲く植物がおかれてゆるりとした雰囲気を醸し出している。

西側のスアン・ドック門。遺跡の大半は右側の大木の陰にある。

内周道路に入って少し南下。目指すは旧市街南部を東西に横切るラチャマンカ通りの中ほど。適当に曲がったらこんなのに出くわした。道路南側の小さなお寺の敷地内。

折角だから、ちょっと参拝。タイ王国滞在中の無事とタイ国民の皆さんのご健勝を祈願。

少し行くとこんな彫刻のある家が。何かの食べ物屋か？なかなかの風情。

　いい加減に曲がったところがたまたま目指すラチャマンカ通りだった。思ったより狭い道で、番地の表示も急に飛んだりするのでわかりにくい。
　これが今日の目的地、「フゥアン・ペーン」という店。外観は本の写真とほとんど変わっていない。中はかなり奥行きがある。昼時だったこともあり、満席で少し待たされた。

著者おすすめの、ジャックフルーツの和え物（メニューにはサラダとあった）「タム・カヌゥン」と「若いナスのサラダ」に「カオニャオ（籠に入ったもち米の炊いたの）」、ビールを頼んだら大瓶（620ml）だった。普段昼に呑むことはまずないが、乾燥しているので身体が欲する。
これで190BTだから量は少なめだが、高くはないと思った。

とにかく、本ではチェンマイで第二のおすすめというジャックフルーツのサラダ、ややピリ辛。かなりいろいろの材料が入って混然一体という感じ。頼んですぐ出て来たので作り置きのようだ。十年以上前に出された本には３０BTとあったが、60BTだった。うーん、うまいのはうまいが、どうしても食べたいというほどか？まだ、この味の境地には程遠いのだろう。そもそもジャックフルーツ自体、味を知らないし。

ナス、ということから、勝手に皮をむいた中の柔らかいところを想像していたら、逆に緑色の皮の部分が主役だった。かなり歯ごたえがあって、これも？だった。

変わらぬ味はカオニャオのみ。さすがに上品な盛り付け。

あなたにも文句はございません。日本のビールに例えれば、サッポロ黒ラベルか？

で、ちょいご機嫌になってふらふらしていたところで、これが最初の目撃画像。なんの事前情報もなかったのでギョッとした。写真ではわかりにくいが、かなりそびえたっているという印象。

なんでも14世紀末に当時の王様が先代を偲んで造らせた（実際には完成まで50年を要したそうだ）という一大建造物で、当初の高さは80m、基礎部分は60m四方という。

入ってすぐは、このあたりには珍しい地味な色合いのお堂が並ぶ

妙に渋い佇まい。

ぐるっと廻って視界が開けたところにチェンピラ。四方に金色の御仏が。

なんとなく日本の国会議事堂にも似ているような・・・・。

こちら側は崩れたまま。完成から100年ほど後の地震が原因らしい。

中には入れないが一応階段もつけられている。

うーん、後から知ったが、周囲にあるお堂には立派な仏像があるようで・・・・。

周囲にはややカラフルな像が並んでいた。この意匠は最近のものか、ふくよかな仏様？

寝釈迦仏（英語表記では Reclining Buddah となるようだが、ちょっとイメージが異なる気がする）。

なんだか遠山の金さん銀さんみたいな。

チェンマイの街には枝を存分に繁らせた大木が多いが、境内に珍しくまっすぐに伸びた樹があった。