中国農村でミカン収穫を見てきました

2018/02/04 - 2018/02/04

広西チワン族自治区首府の南寧市から北方へバスで2時間ぐらい行ったところある馬山県林圩鎮東圩村に行ってきました。どこにでもある山村です。
以前中国語教室でお世話になった先生が、ちょうど旧正月で帰っており、出張で広州まで行ったついでに寄ってみました。別に観光地ではないが中国山村を見るのも興味深いです。

エリア 南寧(中国)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

集落の入り口です。

鶏が親子で散歩しています。

ミカンが数珠繋がりになっています。

何故かまだ緑色っぽいミカンもあります。

全て手挟みで取っています。日本のミカン山にあるようなケーブルがないのでバケツに入れ、車の入ってこられる場所まで持っていきます。

ミカンは最後の収穫期に入っています。旧正月前なので家族、親戚総出で収穫しています。

大きさはまちまちですので、収穫後仕分けをします。

この小さいサイズで1個1元だそうです。

皮を剥くとこんな感じです。日本の温州ミカンに負けないくらい甘いです。

その甘さを測定器で測るとこんな感じになります。この数値が良いのか悪いのかは私には分かりません。

収穫後仕分けをします。傷が付いているのや色がまだらなものは取り除いています。黄色のプラスチ籠がいっぱいになると男たちがトラックに積み込み集荷場へ運びます。しかしすごい数ですね。

今週末から実質旧正月に入るので、その客目当てに国道沿いで自ら販売するため、箱詰めもやっています。お土産に持っていけと言われたが、生ものは日本への持ち込みは禁止なので丁重にお断りしました。

箱には皇帝桔と印刷されています。皇帝のミカンです。ずいぶん立派な名前です。

ネットで調べたら皇帝に献上されていたミカンだそうです。今は贈答品として地域名産になっていなす。写真はネットに上がっている紹介です。

収穫されたミカンはふもとの町の集荷場まで降ろされ、洗浄・ワックスがけ後また選別され各地へ出荷されます。集荷場は広くて冷蔵庫も装備されており、まるで工場みたいです。

昼食は日本からのお客さんが来たとのことで、このガチョウが料理されました。

ガチョウの入った麺です。先ほどまで生きていたので複雑な気持ちです。

そばの池で釣った魚です。石を山条に積み重ねてその中にいれて蒸し焼きにします。素朴なごちそうです。蒸しあがると足でこの石山を蹴って崩し、蒸しあがった魚を出します。コンビニがあるわけではないし、商店はふもとの町まで出なければなりません。

要するに窯の焼きの状態になり、かなり火力です

旧正月は出稼ぎに行った両親、町に出た子供たちが戻ってきます。よって、この期間に結婚式を挙げる人も多いそうです。
写真は婿さんの家にお嫁さんが訪問する、若い人たちだけのパーティーだそうです。

家の外観は汚いが(失礼)、なかは写真のように綺麗です。結婚式は明日だそうです。

道路から家方向には赤絨毯が引かれています。どこから持ってきたのかはっ知らないが、かなり力が入っています。

牛の解体をしているので見ますかと、私は連れていかれました。

お湯をかけて金属ヘラのようなもので、皮の毛を剥いでいます。

頭を撥ねてから解体です。怖いもの見たさ半分、気持ち悪さ半分です。村の人は生活の一部として流れているのでしょうね。

捨てる部分はなく全て持ち去られました。

また、乾燥芋を作っている農家もあったので、チラリと覗いてみました。芋を剥いているところです。

ステンレス板を張った煉瓦の炉の上で、切った芋を並べます。下から木を燃やし温めて乾燥させています。

乾燥後、検査をしてから籠に移しています。

たった1日の観光(訪問)でしたけれど、一般の旅行では味わえない貴重な体験ができ大変よかったです。南寧→広州→九龍(香港)と列車を乗り継いで帰路につきました。写真は広州→九龍(香港)の直通列車です。