赤坂離宮： 西洋化の明治を感じ華麗で素晴らしい．監視員が多かった．

2018/02/10 - 2018/02/10

勧められて3日前にWeb予約して赤坂離宮に行ってきました．

本館内部は写真撮影禁止で写真なしですが，華麗なフランス調の宮殿で．所々に和の要素も取り入れられており，素晴らしかったです．明治期の西洋に追いつこうという気概と，高い建築技術を習得していたことを感じます．最も最近の改修が平成21年(2009)でしたので，新しさもありました．

欧州の宮殿はベルサイユには行っていないものの，シェーンブルン宮殿（ウィーン），シャルロッテンブルグ宮殿（ベルリン），ドロットニングホルム宮殿（ストックホルム）などより，改修後で新しいこともあり，繊細，華麗さでこちらの方が上のように思います．欧州に行かれるならこちらも是非訪ねた方が良いと思います．

本館内部の写真はここにはなしですが内閣府ページにあります：
　http://www8.cao.go.jp/geihinkan/akasaka/photo.html
もしよろしければ内閣府のビデオもあります：　
　https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg9742.html?nt=1

北側の主庭は欧州の宮殿のようには広大ではないですが，噴水を中心に綺麗にまとまっています．南側の前庭は広々してます．東京の人でも行かれてない人が多いですが，お勧めです．

エリア 赤坂(東京)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

赤坂離宮正門．

前庭だけの入場者（予約不要で無料）はここから入ります．

ここにもかなりの警備員/監視員がおられますが，内部にも多数でした．内閣府職員になるのでしょうか．

迎賓館赤坂離宮 名所・史跡

正門のアップ．　国宝です．

本館に入場者の入口は右に回った西門です．

私は3日前にWeb予約し予約メイル・プリントを持参しましたが，この日は空きがあったようで，予約なしの当日入場者も可とのことでした．（入場者人数を制限しているので，事前予約しておく方が安全です．）

予約時間は12:00だったのですが，11:15でも待たずに入れました．

鉄柵の優雅な橋．　下に首都高速池袋線が通ってます．

手荷物検査場．　11:15頃でしたが，この日はご覧のように空いてました．

検査が空港並みに厳重です．ペットボトルは一口飲まされました．

これを通過したところに入場券自動販売機があります（1000円）．

本館へ向かう道．

もらった赤坂離宮のマップ．

順序は違いますが，前庭にあった赤坂離宮の説明板なので，先に載せておきます．

概要は以下：　明治42年(1909)建造で，ネオ・バロック様式．5年をかけて昭和49年(1974)に改修が完了．その後も3年をかけて大改修が平成21年(2009)に完成．

赤坂離宮の変遷の看板．

上と同じですが，明治42年(1909)建造．5年をかけて昭和49年(1974)に改修が完了．その後も3年をかけて大改修が平成21年(2009)に完成．

本館への入口．

本館内は撮影禁止．監視員がかなりの密度で多数いるので，カメラを取り出すなどは不可．

本館内は撮影禁止なので，これは売っている写真集の看板の写真．

本館内は2階の花鳥の間，彩鸞(さいらん)の間，羽衣の間，2階大ホール，羽衣の間を巡ります（朝日の間は天井が修復中で閉室）．華麗なフランス調が基調ですが所々に和が取り入れられています．

内閣府のページに写真があります：　
http://www8.cao.go.jp/geihinkan/akasaka/photo.html

なお賓客が宿泊する寝室もあるはずですが，その区域には入らないです．

本館見学を終え外に出る．

銅色の雨樋が色鮮やか．

西側の出入り扉．

庭にも監視カメラが幾つかあり，警戒厳重．

本館内にも監視員と共に，監視カメラも多数ありでした．壁とかに手を触れないように監視しているようでした．

噴水のある主庭．

西側からの本館．

前庭側の正面は左右が湾曲してますが，こちら側（裏面）は直線的です．

記念植樹．

左はフルシチョフ大統領，右はフォード大統領の植樹．

この奥の方に東宮御所あり．立ち入り禁止です．

ここにも警備員．

主庭の橋．

主庭西側からの本館．

噴水と本館．

噴水単独で国宝．

噴水にはファルコン（翼のある怪物）．

遠方にはニューオオタニ．

広い赤坂御用地へつながる庭ですが，立ち入り禁止です．

東側からの本館．

本館主庭側の中央部．

中央部の上部．　破風に菊ご紋．

柱頭部はイオニア式．

和風別館入場者の集合場所．

和風別館入場者は限られていて，Webで申し込み抽選で当選しなければならず，なかなか大変．

東翼部分の屋根．

入口付近に戻り，売店・休憩所のある建物に行ってみた．

これはその建物への通路．

売店にあった七宝焼の写真．

本館内の所々にあり（主に花鳥の間），洋風の中で和風を感じさせるように使われている．

前庭への門．　ここを出ると戻れないと言われる．

西側からの本館．

左右が湾曲しているのは珍しい．

正面からの本館．　逆光で写りが良くない．

迎賓館赤坂離宮 名所・史跡

屋根に天球儀を中心にして4羽の鳳凰．

屋根の天球儀と鳳凰は左右2つあり．

屋根には甲冑武者もあり，和風も主張している．

正面扉．　繊細で華麗．

正面扉のアップ．　菊の紋と桐の紋(内閣の紋)あり．

2階への直線の大階段が透けて見える．

東翼出入口の庇だが，華麗．

東側の花壇．

欅(けやき)のよう．

前庭の移動式カフェ．　この時は客なしでした．

前庭の中門．

中門の飾り．　色も鮮やか．

西側の衛舎．

衛舎の屋根．　桐紋あり．

広い前庭と噴水．

円形の小建屋あり．

小建屋の屋根にも鳳凰．

正門から見た本館．　南向きとなるので逆光です．

内側から見た正門．

正門上部．菊の紋あり．

おしまいです．　ゆっくり巡ったので２時間程でした．