2018/02/03 - 2018/02/03
204位(同エリア493件中)
アリヤンさん
まだ非常に寒い紀伊半島山中です。
時間ができたので初瀬路古道のつづきを再開します。
今日からは愛車に乗ってサイクリングです。
愛車の名前をヒマのつれづれに考えてみた。
夢のユーラシア大陸横断のわが姿とボチボチ旅を鑑み、「ホマール」と名付けようかな?っと思っています。
ホマール:アラビア語で「ロバ」とか「アホ」とか「バカ」という意味です。
「あいつはホントにホマールやでえ」とか「そりゃあ全く気がふれたヤツや、ホマールや」と言いながら自分の頭を指でトントンと叩くしぐさをする。
一度、親しくなったアラビア人にこのしぐさをやりながら「ホマール」と言ってみてください。
受けるの、間違いなしです。
*注意:TPOを考えてやらないと誤解されると大変なことになりますので、あくまでも自己責任でお願いします。
さて、今日は昼近くから、伊賀市青山町にある青山峠を指してサイクリングを始めました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
イチオシ
さて、初瀬街道まで戻るのも一苦労です。
ワタクシのサイクリングは古道を走るのが最近の趣味ですので、目的地に行くにも古道然とした道を選び、時にはこんなシブイ橋を渡ったりします。 -
前回の「初瀬路古道8」で最後に訪れた「大村神社」への欄干をスタートして今回の初瀬路古道サイクリングを再開します。
*初瀬路古道8⇒https://4travel.jp/travelogue/11324245 -
イチオシ
ここらの初瀬路古道は残念ながら現代の国道165号線と一緒になってしまっているので、情緒もくそもありません。
そう思いながら歩道を走っていると、ちょっと前に大きなリュックを担いで歩いている男性を発見。
あきらかに「歩きのタビ」をやってる風情です。
ランチ用に菓子パンでも買おうと国道沿いのスーパーに入ると、そのウオーカーもスーパーにやって来た。
チラっと見やると、かなり若い若者だ。
スーパー内で出会えば、ちょっと話をしてみようと思ったが、残念ながら出会わず。スーパーを出てちょっと走ると、そのウオーカーが前を歩いていた。
これもなんかの縁だと思い、話しかけた。
相手も「ちょっと変わった自転車のオッチャンのサイクリストだなあ」っと思って気になっていたとのこと。
ちょっと立ち話でその青年がもっとお話しがしたい、というので道端の縁石に腰かけておしゃべり。
彼のはなしの要旨はこうだった。
若干ハタチ、奈良から東京までウオーキングたび。すえは海外もウオーキングしたい。「まずは日本を歩く」と始めた。ロシア語を学びたい。
たびの先輩として70才近いサイクリストからは、そりゃあ早く海外に出た方がオモシロイ。言葉はロシア語もいいがまずは英語だ。ウオーキングで世界を歩く旅人は希少なので、頑張ってほしい。とエラソーにアドバイス。
4トラの名刺を渡しておいた。
彼が写真を撮ってほしいというので一枚パチリ。
4トラのブログに載せていいかの了解取得済みです。
このような若者にはドンドンいろんなことに挑戦していただきたい。
明るい日本の将来を路上で発見、でした。
*かれの後ろのマウンテン・バイクがワタクシの「ホマール」です。 -
時間がお昼近くになってしまったので先を急ぎます。
途中にあった「こうづの郷 ふれあい市場」。 -
国道3ケタの165号線です。
自転車が安全に走れるほどの幅もない「無味乾燥」なニッポンの貧しい道路です。
これが初瀬街道だなんて、、、 -
でもここは「伊勢路」でもあるらしい。
-
さて青山峠の登り口近くに、「初瀬街道 伊勢地宿」の看板を発見。
-
初瀬街道中最大の難所と言われた青山峠の手前にあった「伊勢地の宿場町」の案内板です。
この解説板によると20軒ほどの旅籠が軒を連ねて非常ににぎわったらしい。
江戸時代から明治時代のころでしょう。
なるほど、青山の「阿保(あお)宿」が峠手前の最後の宿場町かと思っていたが、ホント峠のまったく手前にこんな「伊勢地の宿」があったとは。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9912/IMG_0384.JPG -
青山峠に向かって左側の狭い旧道に入って行くと、狭いエリアになるほど、20軒くらいの旅籠があったことが分かる。
太和屋、松屋、徳田屋、、、、などなど、この看板を見ているだけでワタクシの頭の中には、江戸時代の「手甲脚絆」に小さな「旅こおり」と「菅笠」を肩にしたお伊勢参りのひとたち、旅籠の女中の呼び込み、サオロバンをはじく音などがバーチャルに動き回っております。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9912/IMG_0385.JPG -
青山峠は車で走るにも恐いほどの急坂のクネクネなんです。
途中シカや猿やイタチなどに遭遇したりするスリルある道なんです。
自転車で上り下りするにはかなり過酷な走りとなります。
そんなところを自分の足だけを頼りに歩くのですから。
しかも道は獣道とあまり変わらないような狭い山道だったろうから、そりゃあ、大変だっただろう。山賊もでたろう。
まさにいお伊勢参りは命がけのたびだったに違いない。
*ここでふっと頭がワープして、チベット仏教徒のラサへの巡礼(五頭投地をしながら進む人もいる)、イスラム教徒のメッカ巡礼、キリスト教徒のサンチャゴ巡礼、の「一生に一度」の願いをかなえる人々の「たび」を思った。
ほんの100年くらい前までの世界中の人たちのタビの姿です。
日本の「お伊勢参り」への熱意、信仰心、は現代の人々では想像がつきにくいほどスゴかったのだろう。 -
そんなことを考えながら初瀬路の古道に入って行く。
古い小さな石橋があり、その向こうには半分崩れかけた蔵がある。
これは先ほどの看板に出ていた「酒武」の酒蔵だったのだろう。
まわりの家々も旧家式家屋ばかりで、昔の宿場町の雰囲気が出ている。 -
小さな青山川橋を渡って進むと、突き当たりの3さ路の真ん中に大きな常夜灯があった。
-
文政11年(1828年)のものらしい。
*文政年間には俳諧師の小林一茶が活躍していた時代だ。
ここは初瀬路の「伊勢地の宿」である。
のちに伊勢路と言われるようになった。
江戸時代の旅人たちはこの常夜灯の灯りを頼りに集まって来ただろう。
ここがこわ~い峠に入る前の最後の宿場だからだ。 -
この宿場町はほんの2百メートルくらいしかない。
短くて狭苦しい旅籠町だ。
この狭いエリアに20軒あまりの旅籠があったとは!
この伊勢地という小さな集落全体がお宿ばかりだった、ということです。
*実は現代でも「伊勢地の宿」と同じ状態の村があるのです。
ラオスはルアンパバンとタイ国境の町フエサイに流れる大河=メコン河にあるパクベンと同じです。
パクベンは村全体がゲストハウスばかりで、同じように狭い道の両側に20軒あまりのゲストハウスで埋まっているのです。
⇒https://4travel.jp/travelogue/10223378 -
イチオシ
ここのエリアは全体が古い家ばかりで埋められ、今でこそ旅館はもうないですが、どの家々も昔は「はたご」をやっていただろうなあ、家構えをしています。
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これははたご・大和屋の奥座敷あたり。
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これも太和屋の蔵かな?
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この家ももとは旅籠だったろう。
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こちらも。
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こちらの宿は「とくだや」。
おそらく江戸か明治時代から使っていた古い看板が今も玄関先に掛けられている。 -
旅籠すじはすぐに終わってしまうが、「とくだや」の看板を探し出すのにかなり苦労をして数回この筋を往復した。「やまとや」には伊勢参り講の講札が玄関にまだ掛かっている、と案内本に書かれてあったので入念に注意深く探したが、やまとやのどこにも見つからなかった。
旅籠すじを堪能してから再度国道沿いにあった解説板のところに戻った。
看板よこに石碑各種が建っていた。
案内本にあった「本居宣長」の「菅笠日記」の一節が刻まれている記念碑がここにあった。 -
その横に「庚申塚」。
庚申信仰とは;
庚申信仰(こうしんしんこう)とは、中国道教の説く「三尸説(さんしせつ)(三尸(さんし)とは、道教に由来するとされる人間の体内にいると考えられていた虫。)」をもとに、仏教、特に密教・神道・修験道・呪術的な医学や、日本の民間のさまざまな信仰や習俗などが複雑に絡み合った複合信仰である。(ウィキ) -
多くの旅人が道中安全を祈願したであろう大小さまざまな地蔵・石碑がここに集められていた。
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国道を渡って西南方面に伸びる初瀬路古道を進むと、違った常夜灯もあった。
阿保(あお)宿から伊勢地宿に向かう旅人はこの常夜灯のあかりをみて「あ~、伊勢地宿は近い」と安どしたことだろう。 -
真言宗のお寺「善福寺」。
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急峻な坂を自転車ごと登っていくと、このような無縁仏群が山のようになっていた。
歩いてここまでたどり着いた旅びとの幾人かはここらあたりで命を落とした人もいただろう。
そういう旅の人たちの墓石もこの山となった無縁仏のなかにあるのかも、、、 -
もう一つの無縁仏群。
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かなり古いものも見かけられる。
人生の「諸行無常」がす~っと感じられた。
ワタクシは急峻な坂を一気に駆け下りた。 -
今回の足跡マップです。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9912/180203Map1.jpg
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