スプリトに3連泊。土曜日、先にトロギールとシベニクを訪ね、日曜に、スプリトを歩きました。近郊に出かけるための長距離バスの便数が、日曜は少ないから。スプリトカードは、今年から発行されていないと、iで聞き、無料で入場するつもりだった所で、有料でも入るなら、どこ？と自問しました。<br /><br />表紙写真:スプリト大聖堂。

2018冬欧州:世界遺産ディオクレティヌアス宮殿のあるスプリト歴史的建物群。

15いいね！

2018/01/28 - 2018/01/28

199位(同エリア648件中)

エリア

スプリット(クロアチア)

同行者: 一人旅

交通手段: 徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

日曜の朝10時近く、大聖堂の横のドームのような所から、歌声が聞こえてきました。行ってみると、男声アカペラカルテットでした。ちょうど、歌い終わったところで、分かっていれば、もっと早くホテルを出たのに。聴いていた人々に小銭を要求することもなく、去って行きました。大音響に聞こえる程の、音響効果でしたが、上をみ見ると、青空が。
ホテルの朝食時、給仕の女性にミサの時間を尋ねると、ネットで調べてくれ、10時からと。日によって、時間が変わることもあるとのこと。10時近くに大聖堂に入ろうとしたら、入場者をチェックしている男性があり、断られそうになったので、ミサを見たいのだと言って、入れてもらいました。お陰でオルガンも聞けました。カトリックらしく、先導して歌う人に続いて、皆が歌う形式でした。私が口を動かせたのは、ハレルヤの部分だけ。

写真は、午後に撮ったもので、午前中は逆光でした。
スプリトが、トロギールやシベニクといった中世都市と違う点は、やっぱり古代ローマ遺跡の上に、中世都市が築かれたことでしょう。ということで、有料でも入場するなら、地下の古代ローマ遺跡にしました。42kn. ガイドブックで調べた料金より値上がりしています。クレカ可でしたけれど。日本円にして800円の価値があるかというと、微妙。クロアチアの物価の上がり方を見ると、今後、ハイパーインフレが起こりそう。
地下にしては、とても天井が高く、立派な柱も、さすが宮殿だと感じます。発掘は、1950～1960年代ごろ、イギリス人らによって始められたそうです。スラブ人(クロアチア人)が造った遺跡でなく、古代ローマ人が造ったので、クロアチア人にしてみれば、そんなもの、お金をかけて発掘しなくても、なのでしょう。でも、遺跡のお陰で、観光客が来て、地元は潤っているのでは。
何も展示がないのは、まだ発掘途上で、詳しいことは分かっていないからのようです。800円は、発掘への寄付だと思えば良いのかも。
宮殿の主人、ディオクレティヌアス帝。
下が遺跡、上が中世都市。
遺跡から眺める大聖堂。
大聖堂の塔の意匠。翼があるので、聖ミカエル？
大聖堂の意匠には、男の子が多い、、、
こちらも、男の子たち。
和み系のライオン。
上の写真の、遺跡から眺めた大聖堂。その遺跡を上から眺める場所がありました。無料で、、、その場所で、民家に菩薩、、、でなく聖人が立っていました。
遺跡で発掘された柱の破片がベンチ？
Rivaと呼ばれるプロムナードを、日曜、皆がぞろぞろと散歩していました。前の人がつかえているので、ゆっくりと歩きます。わざわざ車で乗りつけて、散歩するのです。これが、安息なのでしょう。日曜は働いてはいけない、安息日ですから。それにしても、クロアチア人は、よく喋ります。携帯で話しながら路上を歩く人も多く、黙ってメールを打つ人は皆無。
レプブリカ広場。写真の側は、美しく復元されていますが、向かい側の壁面は、全てレリーフが剥がれていました。国が貧しいというのは、こういうことなのですね。日本がいかに豊かか、国外に出ることで、実感します。
Rivaの全体を眺めます。
やっと探し当てて、北門に来ました。
北門の装飾は、復元されていないようです。
聖Frane教会。
植え込みのお花。
見納めの夕焼け。トロギールでもシベニクでも、大して迷わなかったのに、スプリトでは、東門から入るとホテルに辿りつけなかったりしたのは、オフィシャルな地図が分かりにくいためだったようです。地図の大切さを実感。

スプリトの旧市街が、地元の人々を引き寄せる街であるのに対して、次に訪ねるドブロブニクの旧市街は、ゴーストタウンのようだと知るのでした。

皆様の「いいね！」に支えられ、ここまで書いてきましたが、既に、2日前のことを書いており、遅れ気味。いつまで続きますやら。