2016/08/27 - 2016/08/27
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funasanさん
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ナポリを出港したファンタジアはイタリア半島を北上し、トスカーナ州最北に位置するラ・スペツィアに入港(お昼12:00)する。ここで我々はフィレンツェへのバスツアーに参加する。
◎私のホームページに旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/
『夢の豪華客船クルーズの旅
ー大衆レジャーとなった世界の船旅ー』
本書完売につき、電子書籍アマゾン・キンドル版として
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クルーズ4日目の朝、ふと目覚めると窓の外が明るくなっている。早速、バルコニーに出てみると、見事な地中海の朝焼けである。
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夏の地中海は天気が良く海が穏やかだ。バルコニー(写真)に立てばいつも爽やかな海風にあたれる。早速、ここでストレッチ体操をして心身を目覚めさせる。最高の朝のひと時!
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今日も早めの朝食に行こう。本日の入港はお昼の12時頃と遅い。時間はたっぷりあるのでいつものビュッフェレストラン(写真)はパスして…。
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メインダイニング(写真)で朝食を取ることにする。真っ白なテーブルクロスの敷かれた座席に座って、朝食メニューから料理を注文する。
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元気な声でウエイターに声をかける。Good morning
私はアメリカン・ブレックファースト(写真)にフレッシュなフルーツを注文し熱々のコーヒーを飲む。うまい! -
妻のメインの卵料理はオムレツ(写真)にし、サイドメニューも変えてみる。このダイニングテーブルでの朝食もクルーズ代金に含まれており、何を注文しても無料である。
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朝食後はデッキ内を散歩する。私の好きな場所は船の最後尾である。14万トンの巨大豪華客船のスクリューが海に描く白い軌跡(写真)が美しい。
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ラ・スペツィアに近づいてくると、イタリア半島北西部にあるトスカーナ地方の山並み(写真)が見えてくる。
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ラ・スペツィアへの入港が近くなると乗客は展望デッキ(写真)に集まってくる。私は入港シーンの写真撮影でデッキを走り回る。実に忙しい。
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展望デッキにはテーブルセット(写真)が多数あり、ここでビールを飲みながら入港シーンを楽しむ人も多い。これぞクルーズの醍醐味であろう。
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一方、子供達は入港シーンとは無関係にプール(写真)で遊ぶ。この自由さがいい。
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私は美しい港街の風景(写真)に感動し、展望デッキを歩き回る。そして、ひたすら入港シーンの写真を撮りまくるのである。
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地元のヨット(写真)がファンタジアを歓迎して近づいてくる。
ハロー、元気か~。 -
それにしてもラ・スペツィア(写真)は美しい港街である。ここは海軍基地、商業港、工業都市として発展しているという。現代的な街並みが整然と続き、その背後に緑の丘が続く。
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今日はフィレンツェへの1日バスツアーに参加する。クルーズ客を乗せた大型バスは高速道路を疾走する。車窓(写真)からは緑の丘陵地帯と山並みが見え、楽しいバス旅行となる。
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突然、雪をかぶったような山々(写真)が出現したのには驚いた。夏なのに雪?まさか氷河?この白い山肌の正体は…。何と大理石だった。
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イタリア中北部,トスカーナ州のアプアーネ・アルプスにあるこの山そのものが大理石でできているという。その白い部分には,採石の時に出た破片が一面に散らばっている。だから白い山となる。
写真:フィレンツェ到着(バスはアルノ川の川岸近くの駐車場に停車) -
古来,人々はこの山々から切り出した石を加工して,円柱,壁板,床板,見事な彫刻などを造ってきたという。大理石なくしてイタリア・ルネッサンスの栄光は語れない。大寺院のファサード(写真)は純白な大理石で覆われている。お見事!
バスを降りたお客はガイドに引率されてこの寺院まで歩いてくる。ここでツアーは自由解散となる。 -
さあ、フィレンツェ観光だ~、と飛び出す前に、「トイレはどこだ~」。バスは2時間ノンストップで走ってきた。勿論、車内にトイレはない。ツアーガイドにトイレが使えるカフェを教えてもらって、そこに直行する。
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まっ先に目指すは「花の聖母教会ドゥオーモ」(写真)である。かってのフィレンツェ共和国の宗教の中心地で1296年から172年の歳月をかけて建設されたという。
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ドゥオーモの前に大きな洗礼堂があり、この入口(東の扉)にミケランジェロ作の『天国の扉』(写真)がある。
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フィレンツェの歴史を刻む場所シニョリーア広場に行ってみよう。ここにある「ヴェッキオ宮」(写真)は、かっても今も行政の中心地で、共和制を信奉したフィレンツェ人は、ここに集まり議論を戦わせ、挙手による採決をしたという。
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この広場の一角に有名なミケランジェロのダビデ像(写真)がある。本物はアカデミア美術館の中にある。このダビデの鍛えられた筋肉質の体型こそ男の理想、老いてもなお私はこの体型を目指している。
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熟年4人組みは観光旅行にそれほど熱心ではない。むしろ、広場のレストラン(写真)やカフェに座って軽い食事やコーヒータイムを取るのが好きである。
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ヴェッキオ宮があるシニョリーア広場の眺めの良いオープン・レストランで軽いランチタイムにする。ここはイタリアのフィレンツェ、地元のピザとサラダ(写真)を食べてみる。Good.
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時間がないので「ウフィツィ美術館」(写真左)は素通りする。ここはメディチ家の財力を結集したルネッサンス美術の宝庫であり、必須の観光場所である。
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実は我々夫婦にとってフィレンツェ訪問は2度目で、主な観光名所は訪れている。よって今回は友人夫妻のガイド役に徹する。アルノ川にかかる「ヴェッキオ橋」(写真)に行く。
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橋の上は賑やかなショップ街(写真)になっており、世界中から来た観光客が買い物を楽しんでいる。
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ヴェッキオ橋中央から眺めるアルノ川(写真)が美しい。
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フィレンツェの素晴らしさを体感するためには高い塔に上るに限る。我々はシニョリーア広場までもどり、ヴェッキオ宮の塔に上る。塔の高さは94mあり、その展望塔からの眺め(写真)が絶景だ。
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眼下に赤レンガの屋根と白い壁の街並み(写真)が広がる。遠くに目を向ければ緑の山々に青い空、そして、空気は乾燥しておりさわやかな高原の風が吹いてくる。ブラボー~!
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フィレンツェからの帰路も2時間のノンストップ・バスの旅である。皆さんお疲れでお眠りタイム、ここで寝て疲れを取る必要がある。船に帰れば豪華なディナーが待っているので体調不良では楽しめない。
写真:夕闇迫るラ・スペツィア -
さて、このような豪華客船による地中海クルーズ、いったいいくらかかるのか?7泊8日のクルーズ代金だけでなく、日本からヨーロッパ(スペイン・バルセロナ)までの航空代金やら現地で宿泊するホテル代金もかかってくる。
写真:前菜1 -
また、クルーズも飛行機もホテルも、旅行代金は時期による変動が大きい。ここでは、MSCファンタジアによる地中海クルーズだけに絞って最新のデータを調べてみよう。
写真:前菜2 -
出典はクルーズプラネットからで、現地係員対応のフライ&クルーズである。これは個人の海外旅行に慣れているが、クルーズは初体験という人にぴったりのプランである。
写真:スープ -
飛行機、現地ホテル、クルーズがセットになったプランで現地にて係員が世話をしてくれる。私の最初の地中海クルーズ『MSCスプレンディダ』による地中海クルーズ(2010年5月)はこれを利用した。詳しくは私の著書参照。
https://www.22art.net/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95/yume-no-gouka-kyakusen/ -
さて、2018年、バルセロナ発着MSCファンタジアで行く「西地中海クルーズ10日間」の代金を調べてみた。4/24(火)成田出発:19.8万円(内側)22.4万円(海側)24.4(海側バルコニー)
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豪華客船の部屋の広さや豪華さは様々で、まさにお金次第である。窓がなく、明かりを消すと真っ暗になる「内側」、窓があって海が見える「海側」、窓を開ければバルコニーに立てる「海側バルコニー」、さらに各種「スイートルーム」まである。
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出発する時期により値段は大幅に変動する。
6/5:24.8万円(内側)27.8万円(海側)29.8万円(海側バルコニー)
8/7:37.3万円(内側)40.8万円(海側)42.8万円(海側バルコニー)
10/30:18.8万円(内側)21.4万円(海側)23.4万円(海側バルコニー) -
上記以外に隠れた追加費用が意外と大きい。港湾税180$、船内チップ70ユーロ、空港税約1万円、燃油サーチャージ約2万円、合計6万円ほど追加になる。
詳しくは以下参照。
MSCファンタジアで行く6つの寄港地を巡る「西地中海クルーズ10日間」
http://www.cruiseplanet.co.jp/eur/as_msc_fa_180424_tyo.html
出典:クルーズプラネット
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