障がいのある家族との沖縄旅行　其の1

2018/01/09 - 2018/01/11

　障がいのある息子を連れての家族旅行、どうなることやらな旅記録。

　車椅子ではない、パッと見「健常」に見えるけどハンディがあり制約の多い家族を連れての沖縄旅行。

　お父さんとお母さんはもっとあなたと一緒に旅したいです。

エリア 沖縄

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー JALグループ

　30近い息子には重度の知的障がいがあります。常時介護が必要であり、今では大分落ち着きましたが、パニックを起こしたり、大声を出したり、彼独自のこだわりやル－ルがあり、息子を連れての遠出の旅行は諦めていました。

　だから我が家の旅のスタイルは福祉の協力を得て、年に一、二度夫婦で温泉に行く。夫に息子をお願いして「一人旅」をしてリフレッシュする。

　しかし、いづれにせよ、私たちの頭の片隅には息子のビジョンが消えることはなく、むしろ息子を置いていく罪悪感さえ感じてしまうこともあるのです。

　介護をしている人間こそ休息が必要なのに・・・。

　11月の末、夫が「関東より暖かい所へ行こう、息子もだ。」と言いました。

　そして土地勘もない「沖縄」に決めてしまいました。

　息子と飛行機に乗るって、大冒険ですよ。

JAL那覇行。早朝だったのとシ－ズンオフでガラガラです。

車椅子ではない、むしろ健脚な息子です。しかし、彼の大声や奇声、独り言により周りからのクレ－ムを心配し、私ははJALさんへ電話して息子の状態を説明しました。

　パッと見健常に見えるだけに障がい者だと気づかれずに驚かれたり奇異な目で見られたりすることが親にとって辛いのです。

「ご連絡有難うございました。承知いたしました。」ということで、息子の搭乗を記録していただきました。

　特別な接遇はありません。搭乗も普通に普通の順番でさせていただきました。

　座席は3列並びで夫婦で息子を固めるように確保しました。

　しかし、息子は案外落ち着いていました。むしろドライブ好きであるその延長のように窓の外を眺めていました。

　そして私たちの緊張感も緩くなっていきました。

　気圧の変化による耳の痛みを和らげるために飴と飲み物を確保していましたがそれも必要ありませんでした。

　「ホッ!」と一安心。

　ドライブが大好きな息子ですので沖縄ではレンタカ－を借りての移動。

　この無目的なドライブこそ、息子を連れての旅にピッタリ。

　レンタカ－は空港を出てすぐにレンタカ－営業所行きのバス乗り場へ渡り、マイクロバスを待ちます。

　オフシ－ズンでしたので車に乗るまでに40分程度でした。

　最初に向かった先は「ひめゆりの塔」。

　入口にてお花を買い献花させていただきました。

　資料館の中にも入館しました。

　鹿児島の「知覧」同様、見ていて読んでいて辛くなりました。

　戦争ほど無意味で非人間的行為はありません。と私はうるうるしてしまいました。

　

　そして首里城へ。この色、好きだな。

　息子優先に考えた宿泊先は「ベッセルホテルカンパーナ沖縄」でした。

　オ－シャンビュ－の部屋からの景色です。

　近くにイオンがあります。夕飯はイオンで調達です。

ベッセルホテルカンパーナ沖縄 宿・ホテル

　北谷にはアメリカンビレッジがあります。

　まるでお台場みたいです。

　夕方、散策してみました。

　界隈のホテルのカ－ドキ－を見せると割引していただけるお店が多いです。

　お若い方向けのお店がほとんどです。

　そして、台湾、中国、韓国のお客様がとても多い所だと感じました。

　初日は無事終了。

　息子の寝息を聞いて安堵。私もいつもより早めに休みました。

　こちらのホテルは朝食バイキングのみですが、種類も豊富でお子様連れでも安心です。勿論、息子も満足しておりました。

　パン類も豊富なほうだと思います。

　沖縄の郷土料理も数点用意されていました。嬉しかったです。