2017年12月～2018年1月南インド・タルミナードゥ州３（クンバコーナム編その１）

2017/12/30 - 2018/01/04

個人的に恒例となった正月のインド旅行記です。
今回は今まで訪れていなかったという理由と北インドよりは暖かいだろうという理由で単純に南インドに行くことにしました。当初はマハーバリプラムとあと何か所か廻ろう程度の計画でいましたが、調べてみるとタンジャ―ヴ―ルとクンバコラムに「大チョーラ朝寺院群」として世界遺産に登録された3つの寺院がある。世界遺産好きとしては行かなくてはと思い計画を立ててみるとそっちが中心の計画になりました。
旅程
〇12月30日　中部国際空港TG647　0：30発
　　　　　 バンコク　5：10着　バンコク観光
　　　　　 バンコクTG337　22：25発
〇12月31日　チェンナイ　0：30着　マハーバリプラム観光
　　　　　 私営寝台バスにてチェンナイ22：30発
●1月1日　　クンバコラム　4：30着　クンバコラム観光
〇1月2日　　午前タンジャ―ヴ―ル観光　午後クンバコラム観光
　　　　　 私営寝台バスにてチェンナイ23：05発
〇1月3日　　チェンナイ5：00着　チェンナイ観光
〇1月4日　　チェンナイTG338 1:30発　バンコク6：25着
　　　　　バンコクTG646発　名古屋18：10着
3日目クンバコナム編その１です。夜行寝台バスでチェンナイからクンバコナムへ移動。早朝ホテルに荷物を預けてローカルバスでガンガイコンダチョ－ブラムのブリハディーシュワラ寺院を見学。その後再びローカルバスでクンバコナムへ戻り寺院が開いている
午前中にクンバコナムの寺院を見学。お昼にチェックイン。休憩したあと15：00頃からダーラースラムのアイラ―ヴァテシュワラ寺院を見学。

エリア クンバコーナム(インド)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: タイ国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

夜行寝台バスでチェンナイから移動。ド早朝の4：30頃定刻通りにクンバコーナムのバスターミナルに到着。少しくらい遅れてくれてもいいのに・・・寝台バスはＡＣの高級タイプを選択したのですが（でも600ルピー程度）インド特有の冷房が効きすぎ。前日のバックパックを背負っての長時間の歩きと相まって体の調子が悪い。やな予感がするが心配してもしょうがない。エクスペディアで予約した今回の旅（計画では）唯一のホテル「ラヤズグランド」に向かい荷物を預ける。写真はホテルです。

再びバスターミナルに戻りガンガイコンダチョーラプラム行のバスに乗ります。ターミナルは西の小さい方と東の大きい方があり、どう分かれているか分かりませんでしたが、ガンガイコンダチョーラプラムやタンジャ―ヴ―ル行のバスは東の大きい方発でした。係員に聞いてバスを教えてもらうと丁度バスがスタンバイ。5：30頃発。料金は乗車後車掌さんに行先を言って払います。

1時間後の7：30頃ガンガイコンダチョーラプラム到着。Google Mapを見ながら現在地を確認しつつ降りる場所を気にしながら乗ってましたが、しばらく北に進み、やがて西の遠くにブリハディーシュワラ寺院が見えてきます。やがてバスは交差点を左折。寺院の目の前で止まりますので下車します。写真は寺院の正面外からの眺め。

ガンガイコンダチョーラプラム 散歩・街歩き

寺院左手の入口に入るとお土産物屋さんがありその奥に靴棚があるのでそこで下足。歩いて中に入るのですが、連日の歩きで足の裏に水膨れが出来てしまい裸足で歩くのが辛い。

寺院の正面。このガンガイコンダチョーラプラムのブリハディーシュワラ寺院は大チョーラ朝寺院群としてタンジャ―ヴ―ルのブリハディーシュワラ寺院と共に世界遺産に登録されています。（ダーラースラムのアイラ―ヴィテシュワラ寺院は2004年の追加登録）この寺院は11世紀の建設されたそうで、当時このあたりの大チョーラ朝の首都があったそうです。

ブリハディーシュワラ寺院 寺院・教会

本堂です。東側を向いています。中を見学後外周を廻ります。中は写真撮影禁止でした。

北側の祠堂です。

ライオンの像。足が痛くあまり歩きたくなかったので中は覗かなかったのですが井戸だったそうです。

南側の祠堂です。

寺院の横の入口。

7：30頃、少し日が昇ってきたので再び全景撮影。

入口を再び撮影。1時間ぐらい見学して寺院を後にします。靴置き場でお土産物屋さんに靴の預り料のチップを払いました。

バス停に向かう途中の外からの全景。

バス停で10分程度待っていたらすぐにクンバコーナム行のバスが来ました。

8：30頃クンバコーラムに戻りました。朝食を摂ってなかったのでバスターミナルでサモサ購入。

チャイも購入。

クンバコーナムの観光地は午後クローズが多いとの情報があったので、午前中にクンバコーナムの観光を頑張って廻り、夕方ダーラースラムに行く予定にしていました。マハーマハームタンクから廻り始めます。

マハーマハーム タンク 建造物

本日のお宿ラヤズグランドです。マハーマハームタンクに面してます。

マハーマハームタンクです。貯水池です。

マハーマハームタンクの周囲にある祠です。インドの給水施設は階段井戸もそうですが大切な設備として宗教の彫刻が施されていることが多いですね。

ナーゲーシュワラ寺院のゴープラム（山門）です。朝見たブリハディーシュワラ寺院のゴーラプラムは全体と比較すると小さかったけど、こちらは大きくなってきてます。チョーラ朝からゴーラプラムの建築が始まり、時代を追うごとに大きくなっていったそうです。

ナーゲーシュワラ寺院 寺院・教会

ゴープラムの彫刻。なんかノリノリ。

ナタラージャ堂の外観。祠堂が馬車に例える彫刻が彫られています。

馬車部分のアップ。

本堂の外観。中は写真は撮りませんでした。

次にサーランガバニ寺院に向かいます。西に向かうとすぐにゴープラムが見えてきます。45ｍもあるそうです。

サーランガパニ寺院 寺院・教会

ゴープラムの彫刻のアップ。酒池肉林状態。中も見学したのですが写真は撮りませんでした。

サーランガバニ寺院の西の貯水池。奥にクンベーシュワラ寺院のゴープラムが見えてます。

クンベーシュワラ寺院の入口というか参道というか。商店街のようになってます。この奥に進みます。

進むと寺院が見えてきました。

寺院前で像が踊っていました。人が近づき合掌して頭を下げると像が鼻で頭をなでなでしてくれます。私は日頃の行いに自信がないので像にドつかれる恐れがあったので遠慮しました。本堂内には大きなリンガがありました。

クムベーシュワラ寺院 寺院・教会

ラーマスワミ寺院のゴープラムです。

ラーマスワーミ寺院 寺院・教会

ラーマースワミ寺院の入口入ったところ。ここは写真が撮れました。

本堂の外観。最初中の写真は撮らなかったのですが、奥の本堂から出てきた時入ったときいなかった係のおじさんが私の首から下げたカメラを指さし「カメラ料はらえ」と言ってきます。100ルピー払った後、払ったんだから撮影してくるからねと断り再び中に入り撮影開始。ただ、さすがに本堂内部は遠慮しました。

本堂の周りの回廊に描かれたラーマーヤナの絵。

本堂を奥から見ます。塔部分がカラフルです。

入口の柱。騎馬像が彫られてます。帰りに撮影。11：15頃クンバコーナム市街地の観光が何とか廻れたのでホテルにチェックインしに戻ります。

チェックインの前にホテルのレストランで昼食を頂きます。フライドライス。奥のお椀一杯に入ったライスを皿の上に移し小皿に乗っている調味料をかけていたきます。

今晩の部屋です。値段の割に結構いい部屋でした。北インドとはスゴイ違い。午後も適当に街を散策しようと思っていたのですが、いやあ、暑いのなんの。足も痛いし。この地方の観光地がシエスタ（日中午後の休み）取るの分かる。15：00頃まで部屋でゴロゴロしました。

シャワールームです。

15：00本日最後の予定（ノルマ？）ダーラースラムに向かいます。オートリクシャーで行けば楽なのですが街中の様子も見ながらのんびり行きたかったので徒歩で行きます。足の裏が痛いのですが靴を履いていれば問題なく歩けます。3㎞程度なのでのんびりと。

16：00ちょい過ぎ、ダーラースラムのアイラ―ヴァテシュワラ寺院到着。16：00開場再開のはずですがどうもとっくに開いているようでした。公園のように整備されていてちょっと意外。写真にはあまり写っていませんが地元の人らしき大勢の人達が芝生の上で遊んでました。そういえばこの日は元日でした。

アイラ―ヴァテシュワラ寺院の前にある未完成の第二コープラム。

第二コープラムから眺めたアイラ―ヴァテシュワラ寺院。アイラ―ヴァテシュワラ寺院は大チョーラ朝の寺院群として世界遺産に登録されています。この寺院も東向きです。

第一コープラムです。12世紀の建物でまだコープラムは小さいですね。入口で靴を脱いで入場します。例によって足の裏が水ぶくれで痛いのですが、欧米の観光客の中に靴下で入っている人を見かけ参考に靴下で入ることにします。

入って直ぐのお堂です。オープンマンタバというそうです。柱の彫刻が緻密。

オープンマンダバと南の張り出しの様子。

アイラーヴァテシュワラ寺院 寺院・教会

全景です。

オープンマンダバの南の張り出しの基壇に馬と車輪の彫刻があります。階段横には像の彫刻が。

祠堂を横から。朝見たガンガイコンダチョーラプラムのブリハディーシュワラ寺院よりも明らかに小さいのですが、彫刻はかなり緻密に施されてます。

塔部分の彫刻。

斜め後ろからの眺め。

アイラ―ヴァテシュワラ寺院のすぐ北のダイヴァナーヤキアンマン寺院です。こちらも入場してみます。

入口です。

アイラ―ヴァテシュワラ寺院を小さくした感じです。建築時期も近いようで2つの寺院は関連性があるのではないでしょうか。両方の寺院を見学して1時間位で帰りました。帰りはオートリクシャーで。100ルピーだったかな。安かった。

ホテル前の果物屋さんでブドウ購入。ホテルで食す。屋台のブドウがお気に入りになりました。

ホテルのレストランで夕食。マサラドーサーを頂きました。この日はこれで終了。ホテルで寝ます。翌日のタンジャ―ヴ―ル編に続きます。