2017/11/17 - 2017/11/17
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ペコちゃんさん
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高尾の紅葉が見頃を迎えた11月中旬に、陣馬山~景信山~高尾山のコースを仲間9名で歩きました。
陣馬山は、東京都八王子市と神奈川県相模原市との境界にある標高854.8mの山ですが、2016年1月中旬に登った時は山頂が吹雪の状態で、何も見えない中、寒さに震えたことがありましたので、秋晴れの今回はリベンジ(?)山行です。
都心からも近い奥高尾のこの縦走ルートは、いずれも1,000mに満たない低山で、登山道や看板も整備されているので安心して登れるということでしたが、距離が20km近くもある長丁場で、登山時間は約7時間・・・タフな行程でした。
写真は、陣馬山のシンボル「白馬の像」。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
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電車を乗り継ぎ、7時16分にJR高尾駅へ到着。
社寺風デザインの北口駅舎は、元々、大正天皇の大喪列車の始発駅として新宿御苑に設置された仮設駅舎を移築したもので、関東の駅百選にも選定された趣のある風格です。
この2代目駅舎は、出雲大社の大社駅を設計した曽田甚蔵の設計で昭和2年に竣工しましたが、2010年春に改修され、飲食店や雑貨店も入っています。 -
高尾山は高尾駅で京王線に乗り換えて1駅ですが、私達は陣馬山から歩くので、北口からバスで「神馬高原下」へ向かいます。
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北側ロータリーの少し先にある国道20号(甲州街道)・・・東側にはイチョウ並木が美しく黄葉しています。
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今回は、陣馬高原下 → 陣馬山 → 明王峠 → 景信山 → 高尾山 の一日コース。
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高尾駅からバスに乗り、8時15分に終点の「陣馬高原下」へ到着。
満員のバスは、途中の恩方第二小学校で児童が降りると、やっと空席が目立つようになり、残った乗客は殆ど中高年のハイカーになりました。
バスの終点が登山口なので、乗り過ごす心配はありません。 -
最初に20分ほどアスファルトの林道を歩き・・・
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この案内図がある所から登山道へ。
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登山道に入り、陣馬山頂までは約1時間。
今日は天気も良いので、先ずはウェア調整。 -
紅葉も、まずまず。
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紅葉の中を進みます。
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青空と紅葉のコントラストが見事!
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10時に陣馬山頂へ・・・陣馬山の山頂は小高い丘のようになっていることから「陣馬高原」とも呼ばれます。
標高は855mですが、この案内板では857m。 -
山頂の茶屋の先に見えるのは奥多摩方面で、左奥に見えるのが雲取山。
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山名の由来は、戦国時代に武田と北条の両軍がここで対峙し、武田氏が陣を張ったことから「陣場」と名付けられたなど、諸説があります。
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山頂からは、360度の大パノラマ!
これは、南アルプスの赤石岳と悪沢岳・・・東京から3,000m峰をお目にかかれる陣馬山は、感動ものです。 -
富士山には、雲がかかっています。
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これが、陣馬山のシンボル!
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これは、2016年1月の雪の白馬像。
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白馬の像は、京王電鉄が陣馬山を観光地として売り出すために、昭和44年に建てた像。
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奈良子峠を通り、明王峠に向かいます。
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11時に明王峠(739m)に到着。
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明王峠茶屋の営業は日曜日なので、今日はお休み。
前回は、ここから相模湖駅へ下りました。 -
茶屋の壁には『ぼけたらあかんで 長生きしなはれ』の額が・・・皆さん、肯いていました。
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茶屋の裏の紅葉も、美しい。
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明王院を後にし、秋の景色の中を進みます。
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明王院から景信山の距離は長いのですが、高低差がほとんどないので、とにかく歩きます。
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12時50分に景信山頂(727m)へ到着。
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ここからは八王子や新宿方面が見えます。
正面に見える高尾山まで景信山から歩いて約2時間。 -
眼下には圏央道も見えます。
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北条氏照の家臣・桜町中納言景信が武田氏との合戦に備えて、この地に物見台を設置したのが、景信山の山名の由来とも言われています。
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これは、明治19年に設置された三等三角点。
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山頂には茶屋が何軒かあり、広々としています。
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眼下に広がるのは相模湖。
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小仏峠のタヌキ。
甲州街道の旧道にある小仏峠は標高548mで、1寸8分の小さな仏像が峠に安置されていたのが、名前の由来だとか。
この小仏峠の少し手前の真下に、中央道の小仏トンネルが通ってます。 -
右の石碑は、明治13年に明治天皇が山梨巡幸の際に、小仏峠で小休止し野点を楽しんだ記念碑。
左は、三条実朝が命を受けて高尾山薬王院に詣で、読んだ和歌の歌碑。
『来てみれば こかひはた織 いとまなし 甲斐の旅路の 野のべやまのべ』 -
紅葉の先に見える高尾山。
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これはノハラアザミ。
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一丁平園地でトイレ休憩。
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ここの紅葉は見ごたえがあります。
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ワンちゃんも紅葉の下で、ハイ、ポーズ。
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紅葉の中を歩いて、高尾山を目指します。
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下ったり・・・
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登ったりして・・・
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15時前に高尾山に到着。
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やはり、高尾山の紅葉は別格です。
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今日は平日で、もう夕暮れが近いのに、大勢の外国人など続々と登って来ます。
写真を撮った後は、ケーブルカーの高尾山駅に向かって山頂を下り、薬王院へ。 -
高尾山薬王院の正式名称は「高尾山薬王院有喜寺」。
聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として、天平16年(744)に行基により開山され、本尊として薬師如来が安置されたことから薬王院となりました。 -
天狗は飯縄大権現の随身として、除災開運、災厄消除、招福万来など、衆生救済の利益を施す力を持ち、多くの天狗伝説や天狗信仰がありますが、高尾山は、飯縄信仰と共に天狗信仰の霊山としても知られております。
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彫刻が鮮やかな本社は、飯縄権現を祀る社殿(神社)です。
現在の社殿は1729年に本殿、1753年に幣殿と拝殿が建立され、その後、1805年・昭和40年・平成10年と3回の大改修を行なっています。 -
入母屋造の本殿と拝殿を幣殿で繋いだ権現造の社殿全体に、華麗で極彩色の装飾が施され、観る者を唸らせます。
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建物の周囲を飾る彫刻は、霊獣彫刻(唐獅子・竜・獏など)や人物彫刻(聖賢や仙人の故事逸話)がテーマとなっています。
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社殿の前には鳥居があり、寺院の中にある神社ということが分かります。
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薬王院は「成田山新勝寺」「川崎大師平間寺」と共に、真言宗智山派の三大本山になっています。
現在の本堂は明治34年に建立されたもので、龍などの彫刻で装飾されています。 -
本堂横の紅葉。
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四天王門は薬王院の入口に建つ楼門で、江戸期に建立されたままの形で昭和59年に再建されました。
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四天王門の手前にある天狗像。
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四天王門に安置されている広目天と多聞天。
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四天王門を出たところ・・・15時を過ぎているのに、帰る人より来る人の方が多い
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樹齢700年の「天狗の腰掛杉」・・・高尾山の守り神、天狗がこの杉に腰かけて、参拝者を見守っていると伝えられています。
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参道の杉の巨木。
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薬王院の境内案内図がある所からケーブルカーに向かうと、長蛇の列!
50分待ちということなので、諦めて歩いて下りることに・・・ -
八王子や都心の街並みが見えました。
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高尾山薬王院の登山口まで下りてきました。
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高尾山ケーブルカーの清滝駅周辺も、紅葉が見頃を迎えています。
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高尾山に棲息するムササビの像。
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京王線・高尾山口駅に向かう途中の紅葉。
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天気と紅葉に恵まれた一日でしたが、7時間半の山行は、さすがに堪えました。
地元に帰り着いたら、仲間の皆さんとゆっくり反省会(?)です。
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