2017/12/19 - 2017/12/22
35位(同エリア166件中)
だいこくさん
2014年夏に閉館した日景温泉が2017年10月にオープンしました。
閉館時、ネット上で多くの方が惜しまれていたのを知り、
もし再開すれば是非とも行かなくてはと待ちに待った日景温泉です。
オープン後の宿情報も乏しく、予約もTELか、メールのみ。
とりあえず《開業記念プラン》3連泊以上というプランを
12月第4週目内で空室確認。
「12/19(火)~の3連泊のみ受け入れ可能でございます。」との返信があり行って来ました。
総合評価は非常に複雑です。
この旅行記1/2は、日景温泉の館内編です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
2017/12/19 弘前方面からの列車で陣馬駅に15:22着
お願いしていた、送迎車で宿に向かいます。
送迎してもらえる駅は陣馬駅以外に
快速が止まる碇ヶ関駅も可能との事。 -
初めての "日景温泉"
オープンを3年も待ったので期待もひとしお。 -
玄関先で提灯の明かりが出迎えてくれます。
あれ? "日本秘湯を守る会"ではないみたい。 -
エスキモーのような帽子をかぶったポストが可愛く佇みます。
-
玄関フロントです。
-
フロント右横のロビーに通されます。
-
チェックインの手続き時に出された、
お茶とお菓子。
お菓子のあまりの小っちゃさに、もしや貴重なものかな?と思う程。
後に聞くと "明がら寿"と言う名前で大館の銘菓らしい。
クルミが入っていて甘く、なんだか忘れられない味。
結局お土産に買って帰りました。@300 -
お茶を頂きながらの景色です。
-
館内の地図で説明を受けます。
4日間の滞在です、
じっくりと館内巡りを楽しみます。 -
案内されたのはお風呂に一番近い
"一人静"という1階のお部屋。 -
大きく取られた窓からは玄関が見えます。
-
洋室です。
-
障子を全開しても、昼間は中が見えない窓ガラスのようです。
-
窓際に置かれたロッキングチェアーで
雪見が楽しめる贅沢な空間です。 -
右の建物は温泉棟。
-
日帰りのお客さんの行き来する姿も見え
退屈はしません。 -
ここからは、お風呂編です。
大きなお風呂(ぬぐだまる湯っこ)は日帰り入浴の時間帯は
(10:00~最終受付15:00(入浴時間16:00まで))
シャンプー、リンス、ボディソープが置いてない為、
本館1階の貸切風呂をどうぞとの事。 -
貸切風呂は本館にある
"めんけ湯っこ 北あっち" と
"めんけ湯っこ 南こっち" の 二ヶ所が並んでいます。
こちらは
"めんけ湯っこ 北あっち"の脱衣所 -
そして浴槽。
窓は2か所。 -
"めんけ湯っこ 南こっち" は
-
こんな脱衣場。
浴槽は"めんけ湯っこ 北あっち"とほとんど変わりありませんが、
窓は1か所。
夜に入ると明かりが無く、暗すぎて怖かったです。
宿の方に電気は付かないのかとお聞きしましたら、
蛍光灯が温泉成分でやられてしまって湯ぶね側には付けられないのだそうです。
という事でめんけ湯っこへは日の明るい時間帯を選んで入浴です。
あくまで貸切風呂なので、フロントに許可を得て入らねばなりません。 -
次に昭和館にある "ぬぐだまる湯っこ" です。
だいこくのお部屋の真横、
突き当り左のガラス戸を開けた階段の下に浴場が有ります。 -
写真奥がフロント側、
日帰り温泉の方達はこの奥から来られて手前突き当り横の階段を降りる事になります。 -
日帰り客の休憩所は
この廊下途中に1ヶ所と
フロントよりの階段付近に1ヶ所ありますが、
とても残念ですが、どちらも折角の景色は全く見えない場所です。 -
降りて左が女性用、
中央に有料のコインロッカーを挟んで
右に男性のお風呂です。 -
女性の脱衣場。
-
脱衣かごが24個の広さです。
オープンが2017/10/01
3日間は日帰りのお客さんが300人以上来られたそうで、
大勢の方に帰って頂いたそうです。
帰えられた方も気の毒ですが、
入浴された方もゆっくり温泉を楽しめたのでしょうか・・・ -
洗面台にはドライヤーが1つ、ハンドソープ、ペーパータオルのみ。
-
"ぬぐだまる湯っこ"です。
左の浴槽は寝湯。 -
浴槽に浸かっていると、
天井から冷たいしずくがピチャっと体に当たります。
とても、嫌いなのですが、これぞ温泉だなって思えます。
一人独占湯ぶねの中で、
♪ いい湯だな いい湯だな ♪
湯気が天井からポタリと背中へ ♪
上機嫌のだいこくです。 -
でも、何か足りないと思ったら露天風呂です。
有るには有るのですが、冬場は使用できないそうです。
つまらない!!! -
露天風呂の入り口扉は鍵が掛けられていて、
せめて見るだけでもと思いコッソリ鍵を開けて覗きます。
こりゃ、ダメだ
露天風呂への道がない・・・ -
ここからは、食事編です。
今回、このお宿で一番考えさせられたのが食事です。
年を取ると、思い込みが強くなります。
勝手に期待して、ガッカリしておかしい限りです。
なにせ、新しい日陰温泉の情報が無さ過ぎました。 -
まず、席に通されてお飲み物です。
ビールにするか、日本酒にするか迷います。
私)お料理は洋食ですか? 和食ですか?
スタッフ) エッ? 聞いてきます。
暫くして
スタッフ) 洋と和です。 お肉です。
私) お勧めの日本酒を熱燗にして下さい。
そして、運ばれたのが甘辛く焼いたさくらポークと
豆腐のぬたのような一品
スタッフ) ご飯とお味噌汁お持ちしましょうか?
私) お酒を頂くので最後にして下さい。
まだ気づきませんでした。
これが、最初で最後のお料理だとは。
だいこくの独り言
まさか、これだけなんてないよね。
でも、お酒頼んだのに、ごはんとお味噌汁お持ちしましょって言ったよね。
もしかしたら、"湯治プラン" だからおまけ的に食事が付いてるのかな?
いやいや、一泊2食付き税込み14,190円たよ。開業記念プランだよ。
まさかまさか・・・
その後
スタッフ) そろそろ、ご飯とお味噌汁お持ちしましょうか・・・
私) はい、お願いします。
いやな予感が現実に、、、
後、3日間こんなのが続くのかな・・・ -
1回目の朝食。
器の数に少しホッ。 -
朝食は"白ご飯" か "比内地鶏のお粥" が選択できました。
珍しいので"比内地鶏のお粥"を頂きました。
お味はコンソメを使えばこんな感じのお粥さんになるかなって感じ。 -
昼食です。
宿泊プランには昼食は付いていません。
日景温泉施設内には昼食を食べる食堂はありません。
外へ出かけて近くに食べる場所もありません。
湯治プランといっても、自炊施設もなく当然材料も売っていません。
聞けば、おにぎり、うどん、そばぐらいならお作りします。
という事で頂いた昼食です。
ごめんなさい。
だいこくは、大阪人です。
何処で麺類を頂いてもやはり大阪の出汁が一番かなと思ってしまいます。 -
2日目の夕食。
生ビールを注文。
まず、このお料理が運ばれて来て、
昨夜と同じ恐怖の「ご飯とお味噌汁お持ちしますか?」が・・・
「はい、持ってきて下さい」と平然と答える私です。
やっぱり、昨日の夕食は間違いではなかったんだと自分に言い聞かせます。
これって、どれがメインなの? -
そこへ、運ばれてきた魚の塩焼き。
超、ご馳走です。
こんなのが無くちゃ宿泊の意味ないよね。
何時になく、綺麗に皮まで食べました。
すごく、美味しかったよ。
で、これでお料理終了。 -
2日目の朝食。
白ご飯を頼みました。
3種類ほどのおかずが入れ替わりましたが、
ほぼ、前日と同じです。
ご飯のお代わりどうぞもなく・・・ -
2回目の昼食は頼まず。
弘前の100均で買いあさった乾きものとビールで済ませます。
買っててよかった乾きもの。
カップめんでもあれば最高だったんだけどね。 -
3回目の夕食。
さくらポークと比内地鶏のしやぶしゃぶです。
美味しかったです。 -
3回目の朝食。
3度とも、ほぼ同じものでした。
ただ、
小松菜とリンゴとバナナを合わせたドリンクは
美味しくて、毎回飽きる事なく頂きました。 -
お料理に関しては、決して不味いわけではなく、
普通に美味しかったです。
ただ、"老舗料亭 割烹きらく"という名前がバックにあり、
きりたんぽ食べれるかな?等々
お食事に期待が膨らみ過ぎた結果、ガッカリ度が大きすぎました。
お風呂場ででも、宿泊客とご一緒出来れば情報交換も出来たのにと
思うばかりです。
・・・そう、きっと"湯治プラン"だったから
当然のお食事だったのかなと思うしかありません。 -
次は館内の施設です。
玄関入って右エリア。
入り口横に、いつでも頂けるコービー、お茶等のコーナーが有ります。
ブレンドコーヒーにアメリカン、滞在中何杯も飲めて重宝しました。
それに、お部屋の冷蔵庫内の、水とお茶のペットボトル、ビール1缶が
無料で頂けました。
飲み物のサービスは充実しています。 -
こちらのロビーは、宿泊客しか入れません。
4日間の滞在で思ったのですが、
日帰り入浴の方々に開放してあげればいいのにと思えたエリアです。 -
薪ストーブが常にメラメラと燃えていて、
-
この前に座ってコーヒーを飲むのが楽しみでした。
-
4日間、ずっと貸切状態のエリアでした。
-
二階廊下からのロビー。
-
本館の階段。
-
再建に向けて、柱、建具は極力残したそうです。
以降は目に付いた建具等の写真です。
読書室。
フロントから大浴場"ぬぐだまる湯っこ"へ行く廊下沿いにあります。 -
館内には "日景温泉歴史資料館" が有ります。
-
資料館手前の大広間 "えんじゅの間"
「座敷わらし」が出るという岩手県のとある旅館の一室も
"えんじゅの間"という名前だったような。 -
天井の中央を走る木材は確か、青森杉だと説明されたような気がします。
(間違っているかも・・・) -
"旅人宿営業"の看板
旅人宿ってなんか心に染み込む表現ですね。 -
気は長く、
心はまるく、
腹立てず、
己は小さく、
人は大きく。
今旅行でしっかり覚えて来た、みやげ言葉です。
高村光雲の書だと聞きました。
高村幸太郎のお父様です。 -
火鉢
なんでも鑑定団ではありませんが、
「細工がいいですね。
色がいい、
形もでんとしていて、実にいい」
なんてね・・・ -
大黒様
元の色は分からないそうですが、
温泉成分で真っ黒になってしまったそうです。 -
資料館には、複数の写真が飾られていましたが、
どうしても写して帰りたいと思った写真です。
機関車が3連。
昔、陣馬駅付近は急こう配が続き、
機関車を3連繋がないと登らな程だったそうです。 -
"陣馬駅"は現在無人駅です。
無人駅にしては随分長いホームを呈しており
説明によると、
この駅で機関車の連結、取り外しが行われたそうです。
昔は大きな役割を担った駅だったという事です。 -
読書室の建具。
-
日景温泉館内は迷路のようで、
以下の建具は "昭和館" なのか、"本館" なのか、
1階なのか2階なのか、記憶にありません。
まだ完成していない "静山館" でないことは確かです。 -
-
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こけしが並びます。
こけしにも
1 津軽系
2 木地山系
3 南部系
4 弥治郎系
5 遠刈田系
6 鳴子系
7 作並系
8 蔵王高湯系
9 肘折系
10 土湯系 等々 種類が有るそうです。
でも、私にはこけしの魅力は分かりません。 -
館内を散策していて思うのは、閑散としている事。
使用していない? 完成していない? お部屋が多々あり、
通行禁止の張り紙が張られた鉄の扉が行く手を遮ります。
3泊4日で宿泊客に出会ったのは1度だけ。
廊下ですれ違った男性1名のみ。
そういえばスタッフ以外で言葉を交わしたのは、
16:00前に脱衣場で出会った日帰り温泉客の1名きり。
滞在中、宿泊客は4組はいただろうか?
10月当初の予約時の返信メール
「12/19(火)~の3連泊のみ受け入れ可能でございます。」
って文面だっけ・・・ -
《 115 一人静 》
3泊4日、本当に部屋名そのまま、静かに一人 湯治の時間を過ごせました。
お風呂は、良く温まるいいお湯です。
特に皮膚の病には効き目があるお湯らしいです。
スタッフの方々も温かいです。 -
いろんな意味で、いい体験をさせてもらいました。
今後、高級宿路線で進むお宿のようで、
再宿泊は無いと思います。
以上、日景温泉の再オーブンの今、施設編でした。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- エクシリムさん 2018/05/10 19:30:19
- はじめまして。
- 楽しい旅行記ありがとうございました!
新しくなった日景温泉は、気になっていたのでとても参考になりました。
湯治プランとはいえ、夕食には笑わせていただきました。
そして昼食の件も。
温泉はいいけれど、そのほかは微妙ですね。
料金は高級旅館路線のようですが、昼食のない湯治プランってどうなのでしょうか(笑)
いろんな意味でいい体験を.............ですね(笑)
レポートありがとうございました。
- だいこくさん からの返信 2018/05/11 00:47:25
- RE: はじめまして。
- 始めましてエクシリム様
日景温泉の旅行記見て下さってありがとうございます。
当初 宿泊にあたって、情報が知りたくてネット検索を繰り返しましたが
十分な情報が得られぬままの宿泊でした。
オープン価格とあり、すべてにおいて勝手にお得なんだと解釈し
夕食も豪華なものを想像していた自分が恥ずかしい限りです。
本当に食事中は自問自答を繰り返しましたよ。
笑って頂けてなりよりです(ニッコリ)
おっしゃる通りいろんな意味でいい体験でした。
でも、温泉はとてもいい。設備も新しいだけに中々のもの。
社長さんも、お湯には自身満々のようでした。
今後どんな経営をされて行くのか、
高級旅館路線を進む日景温泉を見守りたい気がします。
少しでも、参考になれた事嬉しく思います。
お互いに今後、いろんな意味でいい体験を.............
コメントも嬉しかったです。ありがとうございました。
-
- 旅猫さん 2018/01/03 08:20:33
- 日景温泉!
- だいこくさん、こんにちは。
明けましておめでとうございます。
日景温泉へ行かれたのですね!
あそこの湯は、お気に入りです。
復活したと聞いて、一度は行きたいと思っています。
綺麗になった部分も多いようですが、玄関や風呂など、基本的な部分はまったく変わっておらず、嬉しい限りです。
でも、夕食がちょっと寂しいですねぇ
以前も定食のような夕食でしたが、量はもっとありました。
経営者が変わったので、さすがに茶々丸はいませんよね。
元気でいるのか。。。
年明け早々、良い旅行記を見せていただきました。
今年およろしくお願いいたします。
旅猫
- だいこくさん からの返信 2018/01/03 11:21:38
- Re: 日景温泉!
- 旅猫様
あけましておめでとうございます。
日景温泉は旅猫様の旅行記で、是非にでも行かねばと決めた場所でもあります。
お気に入りのお湯とあり、だいこくも同じくお気に入りの湯となりました。
何度入っても、手がカサカサ、しわしわにならず(キツイ泉質だとダメです)
長い間ホカホカが続きました。
いいお湯として、
また今となっては笑える思い込み夕食はいい旅の1ページに残ります。
以前の日景温泉は知りませんが、
社長さんが極力以前のままを残そうと考えましたと
言われていた通り基本部分は変わっていないないのですね。
日景温泉ファンにはなり選りで良かったです。
それと今の日景温泉には猫はおらず
変わり秋田犬"ハッチ"がお客様をお出迎えしています。
茶々丸の事も伺いましたが、猫は2匹居たそうで内1匹はどこかへ行ってしまい、1匹は飼い主の元に元気でいるとか。
きっと元気なのが"茶々丸"ですよ。
旅猫様の以前のプロフ写真 "茶々丸" はいい写真でしたね、
大好きでしたよ。
今年も、旅猫様を追っかけます。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
だいこく
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