2017/01/13 - 2017/01/19
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tono202さん
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上海滞在2日目 寒い朝は動かない。日が昇って、暖かくなるのを待つ。
待っても風は冷たい。暖かくならない。
まあぼちぼち行きますか?
初日の日程は、定番コース
バンドと豫園を歩いて帰ってくるというもの。
さてどうなりますか・・・
オークラホテルを出たのは、日が高くなってからのことだった。
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オークラホテルは、戦前はフランス倶楽部でバラ園やグランドなどを有し、フランス人達の社交の場でもあった。ホテルの正面部は旧フランス倶楽部がそのまま使われている。
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戦後は毛沢東の上海での定宿としても使われていた。
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オークラホテルの隣がタワーの錦江飯店
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地下鉄に乗るために茂名北路を北に進み南京西路駅を目指す。
ホテル周辺は、旧映画館など古い建物が残りレトロさを出している。 -
今流行の中国のレンタサイクル
なかなか似合っています。 -
通り沿いの小学校の前を通るが、生徒の姿は見えない。
今日は日曜日だということを思い出す。
豫園は混雑することが予想される・・・・
足取りが少し重くなる。 -
地下鉄で2駅 南京東路駅で下車。
大丸を左手に見て、南京東路をまっすぐにバンドを目指す。 -
黄埔江とタワーが見えてきた。
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来る度に高層ビルの数が多くなる。
ここは中国の現在を知るための「視座」になる場所のひとつだろう。 -
ゆっくりと大型貨物船が下って行く。
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警備艇が係留され警察官の数も多い。
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振り返るとバンド側は20世紀前半に建てられた建築群が並ぶ。
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川の向こう側とこちら側で新旧の対照的な光景が広がる。
この「表裏」「今昔」が上海の面白さかもしれない。 -
40年前近くに、初めてここに立ったときのことを思い出そうとする。
しかし、川面を吹き抜けていく冷たい風で思考は滞りがちに・・・ -
英国の上海支配の象徴であったビルの上には、五星紅旗が風に翻る
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見渡せば至る所に五星紅旗が
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遠い昔のことは忘却の彼方へ・・・
この建築群は戦前から日本占領下の戦中、
そして戦後の社会主義体制、文革を見てきた。 -
川向こうに開放政策のシンボルの高層建築が立ち並んでいくのも
中国が黄龍となって「封じ込め政策」から解き放たれていくのも。
それを隣人として素直に喜びたいと思う。 -
戦前の上海を知る人たちは、かつてのアジアの国際文化センターは東京ではなく上海だったと言うだろう。
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ベンチに腰掛けながら建物群と川を行き来する船と行き交う人々を眺める。
寒くて思考停止になりそうな頭が、動いたり停まったりする。 -
黄埔江を古城公園に向けてぶらぶらと歩く。
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多くの観光客がここにやって来ている。
しかし、外国人観光客の数は昔と比べると少ないように感じる。
中国の地方からの観光客が多いようだ。
地方で住んでいる大学生達に「国内で行きたい都市は?」と聞くと、NO1は上海だったのを思い出す。
彼らにとって中国のファッションや流行・文化の発信地は北京ではなく上海なのだ。 -
ぶらぶら歩いてここもで来ました。
バンドの歴史的建築群の最南端に立つ燈台のようなこの建物は?
カトリック聖堂がある徐家匯天文台からの気象情報を受け取り、この塔で旗を使って気象情報を伝えていたようです。
ここは旧フランス租界の北端であり、英仏租界の境界でもあったようです。
旗竿を入れると高さは50mほどになるそうですが、対外の高層ビルと比較してしまうので、そんなに高いとは見えない。 -
このあたりからは観光船も出ています。
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この景色にさよならして・・
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黄埔江から離れて道路を横切り古城公園をめざす。
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古城公園を通り抜ける
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都市公園としてよく整備されている。
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すると豫園の北門に出る。
しかし、ここから入ることは出来ない。 -
中国では正月は旧暦で行われる。
一月は師走。
そのための準備物が店頭には飾られている。 -
下町の観光地 浅草的な雰囲気が漂い始める。
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「豫園老街」に入って行くと
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中は中国の「お上りさん」でいっぱい。
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少しお腹も空いたので小休止。
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準備を整えて入場券を購入。
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30元でゲット。
今の中国では割安感。 -
かつて駆け足で回ったことはありますが、ゆっくりと見たことはなかった豫園。
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今回は、いろいろなところに発見と驚きがありました。
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以前は、「狭い」と感じた豫園が今回は広く感じられました。
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かつては立入できなかった所も入れました。
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立ち止まって 座って ゆっくりと歩くといろいろな物が見えてきます。
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「観光客」も観察の対象になります。
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人は多いのですが騒がしいという印象は受けませんでした。
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手の込んだ細工を楽しむ余裕も出てきます。
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2時間近くそぞろ歩いて、そろそろ出口かなとおもっていると・・・
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園内の劇場がありました。
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造が凝っています。
舞台天井は、渦が巻いています。 -
屋根には青い空を背景に、龍が待っています。
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今まで見落としていた空間でした。
侮るべからず「豫園」でした。 -
2時間以上、豫園内を彷徨したことになります。
疲れてきたので豫園のスターバックで小休止。
「観光客」ウオッチングには最適です。
色々な人たちがやって来て、見ていると想像力がかき立てられます。
いくつかの物語が出来そうな気がしてきます。 -
「歳末商戦中」の通りを抜けて、地下鉄豫園駅からホテルに帰ります。
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外はまだ明るいのですが、これから昼寝。
暗くなる前に置きだしてホテルで紹介してもらう近くのお店で夕食というのがパターンになりました。 -
以上、上海2日目の定番コースでした。
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