2025/01/20 - 2025/01/20
1516位(同エリア10335件中)
ムッシュさん
旅行時期は、2025年パリ旅行時期を採用した。
これまで、フェルメール絵画作品をほぼ全点制覇に近い、35点を鑑賞してきました。
残りは、バッキンガム宮殿所蔵品(夏季のみ公開)と行方不明品です。
【ネットニュース】
#2023年春【アムステルダム国立美術館】にて「史上最大規模」のフェルメール展を開催する。同館所蔵のフェルメール作品4点に加え、《真珠の耳飾りの少女》や《天秤を持つ女》など世界中の美術館から集めたフェルメールの作品を展示予定となっている。
2023年2月10日から6月4日まで
https://oranda.jp/guide/vermeer2023/
#2021/8月のニュース
フェルメール作品修復の結果、壁の無地の部分から天使が出現しました。
画像はネットニュースより。修復前/修復後画像は、フェルメール作品 32)番目です。比較して見てください。画像追加しました。
【フェルメール絵画作品鑑賞履歴】
1.♯2025年1月パリ旅行で、ルーブル美術館(3回目)で2点を鑑賞した
1、#2023年10月 オランダ・ベルギー旅行時
アムステルダム国立美術館で3点、ハーグ・マウリッツハイス美術館で
3点、計6点を鑑賞した
2,#2022年2~5月のドレスデン国立絵画館展、メトロポリタン美術館展
で、共にフェルメール作品が来日した。 計2点。
3,#2018.10から2019.2「フェルメール展」(上野の森美術館)で来日
4,#2018年 ロンドン旅行時
ロンドン市内の、ケンウッドハウス美術館で1点、ロンドン・ナショナ
ルギャラリーで2点、計3点のフェルメール作品に出会った。
5,#2017年 アメリカ東部旅行時
ワシントンDCのナショナルギャラリー(WNG)で4点、ニューヨー
ク・フリックコレクションで3点、メトロポリタン美術館(MET)で5
点を巡り、計12点のフェルメール作品に出会えた。
6.#2017年,併せて、ワシントンナショナルギャラリー(WNG)で、
丁度フェルメールの企画展世界ツアー「「フェルメールと風俗画の巨匠
たち」を開催中で、Europeからのフェルメール作品が7点も展示され
ており、アメリカ東海岸旅行でフェルメール三昧できた。このアメリカ
東部旅行で、都合フェルメール作品を19点も一挙に観賞出来大変ラッ
キーでした!!
フェルメール生涯作品35点を考えれば、一時にその半分以上を観れた訳です。
WNGのこの企画展は、おそらく2018年秋~2019年初めに一部が「フェルメール展」として来日(上野の森美術館)。また日本で御目に掛れれば大変うれしいですよ。
#2018年「フェルメール展」(上野の森美術館)で来日、鑑賞した。
7.その他に鑑賞した美術館並びに来日した展覧会
#2015年「ルーブル展」で「フェルメール作 天文学者」1点が来日、鑑賞した
#2012年「マウリッツハイス展」で来日した。
#2012年「アムステルダム国立美術館 フェルメールからレンブラント展」(文化村)で来日
#2011年 フェルメールに会いにマウリッツハイス美術館へ3点鑑賞
#2011年 アムステルダム国立絵画館所蔵4点の内2点鑑賞、同年同館よ
り来日中の1点を東京で鑑賞。他1点を、2017年 WNG企
画展で鑑賞 (計4点)
#2008年「フェルメール展」(都美術館)(計7点)
#2007年 ウイーン美術史美術館で1点「絵画芸術」鑑賞
#2007年 ドレスデン、アルテマイスター美術館で2点 鑑賞
#2007年 ベルリン絵画館で1点 鑑賞
#2007年、2002年 ルーブル美術館で2点 鑑賞(2度)
#2005年「フェルメール展」(都美術館)で来日
#そのほか、日本国内のフェルメール企画展で鑑賞
1)スコットランド美術館所蔵作品 1点
2)ヘルツォーク・アントン・ウルリッヒ美術館所蔵1点
(ドイツ、ブラウンシュヴァイク)
◇フェルメール作品詳細は、「フェルメールの作品 - Wikipedia」を参照して下さい。
◇未だ観ていない作品は(旅行記最後部に掲載した。)
1、バッキンガム宮殿所蔵品 1点
2、盗難されて未発見の作品 1点
◇フェルメール関連の映画
1)「真珠の首飾りの少女」スカーレット・ヨハンソン主演
アメリカ映画2002年 1時間40分
2)「オランダの光」
オランダ映画2003年 1時間34分
フェルメールが描いた光とはどんな色か
影響を受けた画家は、ピーテル・デ・ホーホ(1629~84)
- 旅行の満足度
- 5.0
-
絵画掲載順に、特別な意はありません。掲示順に但し追番を付けています。
1)フェルメール1670年 「ギターを弾く女」ロンドン・ケンウッドハウス所蔵
*2018/11に、ケンウッドハウス(ロンドン)で鑑賞
*以前、一度盗難に会ったことあり。
*背景の画中画の風景は、遠い昔の理想郷の寓意。
【関連旅行記】
美術館巡り ケンウッドハウス訪問旅行記へ
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11425683/ -
2)フェルメール1672年作 「ヴァージナルの前に立つ女 」(ロンドンナショナルギャラリー所蔵)
*2018年のロンドンナショナルギャラリー訪問時に鑑賞(2回目の対面)
*2002年のロンドンナショナルギャラリー訪問時に鑑賞
*壁の絵 キュピッドは「貞節」を意味してるエースを示すカードを持っている。
完全な愛は、ただ一人のためのモノ。
*手前の空いているイスは恋人を待っている。ブラウスの袖や額縁が最盛期のような精密描写であるのに対し、スカートは粗いタッチで、描き分けています。
*描かれている色んなものは、キレのいい直線的な輪郭線でかたどられてる。
*女性が立って弾いている箱の様な楽器が”ヴァージナル”。チェンバロの1種で小型の鍵盤楽器の事を言う。
*中心となる人物や物は細部まで精密に書き込むのに対し、背景はあっさりと描かれている事が多い。この描写方法の変化/相違でで立体感や奥行きを生み出している
ロンドンナショナルギャラリー訪問旅行記
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11424561/ -
3)フェルメール1675年作 ○2020「ヴァージナルの前に座る女 A lady seated at the Virginal 」(ロンドンナショナルギャラリー所蔵)
*2002年、2018年のロンドンナショナルギャラリー訪問時に鑑賞(2回目の対面)
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11424561/
*2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(国立西洋)で初来日!
*2017年のWNGワシントンナショナルギャラリーの「フェルメール企画展」で作品鑑賞。
*2008年初来日「フェルメール展 -光の天才画家とデルフトの巨匠たち-」 東京都美術館
* 手前に大きく置かれた弦楽器や壁にかかる【取り持ち女】の絵から、恋に揺れる女性を描いたものだと考え、どこか不安そうに見える女性の顔にも納得。
*この青は通称”フェルメールブルー”と言われる色で、宝石のような透明感と深みが印象的な色で、これは当時としては珍しくかなり高価だった”ラピスラズリ”という鉱石を使っている。
*現存する最後の作品。 -
4)フェルメール1665-66年 ○2018「赤い帽子の女」ワシントンナショナルギャラリー蔵、常設コーナ
*2017年 ワシントンナショナルギャラリー訪問時に鑑賞
#2018年「フェルメール展 Making the Difference: Vermeer and Dutch Art」 上野の森美術館で初来日)(2回目の対面)
ワシントンナショナルギャラリー訪問旅行記
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11307100/ -
5)フェルメール1666年作 「フルートを持つ女」ワシントンナショナルギャラリー蔵、常設)
*2017年 ワシントンナショナルギャラリー訪問時に鑑賞
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11307100/
*背景がぼんやりしていて全体的な絵の印象を薄くしているのが、真作でないという意見らしい。 -
ワシントンナショナルギャラリーには5点作品あり。 常設展示コーナーには、こんな感じで展示されています。
WNG常設の他の2点は、WNG別室の「フェルメール企画展」に出向いているため、ここには有りませんでした。 -
ここからは、「WNG開催のフェルメール企画展」への出展作品。
6)フェルメール作1669-70年 ○2017「レースを編む女」ルーブル美術館蔵
#2025年1月パリ旅行でルーブル美術館訪問。五度目の対面です。小さな画面だけど、素晴らしい筆捌き。
#2017年 ワシントンナショナルギャラリーの「フェルメール企画展」で鑑賞。久し振りの4度目の御対面です。この時、パリを留守にしているのです
#2002年、2007年の2度、 ルーブル美術館で鑑賞。
#2009年(平成21年) 「ルーブル美術館展 -17世紀ヨーロッパ絵画-」( 国立西洋美術館)に来日、この時鑑賞。
*前景をぼかすことによって、女性の手元が際立つように描かれている。臨場感溢れて、また画家の筆の動きをそのまま伝えるような糸の流れ、手前の糸も大胆なタッチで描いている。接近してじっくり眺めたい、すればその繊細さが分かる。筆のタッチの躍り方は、フェルメールの他作品では、見られない。
*フェルメール全作品中最小。24x20cm。また絵画よりも額縁の面積が特大。存在感のある額縁に収まったとても小さい作品でス。
※画家は生活の一部を描くのを好んだ。
【ルーブル美術館訪問、ルーブル美術館展鑑賞の旅行記】
「美術館と美術展巡り:パリ、ルーブル美術館を堪能、来日したルーブル美術館からの企画展を鑑賞します」
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11520538/ -
上の拡大版です
*女性の低い目線や全体の光の加減に工夫があり、見てる人の目線も手元に吸い込まれるような作品。前景をややボカすことによって、娘の手元が際立っているように見える。
*画面左の青いクッションからこぼれる白と赤の糸が印象的である。まるで垂らされた絵の具のようだ。
*印象派の巨匠ルノワールも「世界で最も美しい絵画」と賞賛した。薄ぼんやりとした光の表現や、市民の日常の風景を描いたフェルメールらしい作品。 -
「WNG開催のフェルメール企画展」への出展作品。
7)フェルメール1668年 ○2015「天文学者The Astronomer 」ルーブル美術館所蔵
#2025年1月パリ旅行でルーブル美術館訪問。五度目の対面です。
#2017年ワシントン旅行時に、ワシントン・ナショナルギャラリーで開催の「フェルメール展」を鑑賞した
*この時、”レースを編む少女”と併せて2点ともルーブル美術館からのアメリカ出張です。(驚き!)
*2015年来日「ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」、この時鑑賞
*2002年、2007年の2度、パリ旅行時に、ルーブル美術館で鑑賞。
*画面は筆跡を残さない穏やかな描写である。
*モデル説とトロ―二―習作説があるが、フェルメール作の真作。
*後ろのタンスに天体観測図が掛けられ、天体観測に必要な器具が細かに正確に描かれています。
*穏やかな光の中、天球儀に手を置く学者、細部、小物まで丁寧に描かれ、空間の奥行き表現も素晴らしい。テーブルに置かれた手の描写もスーパー写実的。
【ルーブル美術館訪問、ルーブル美術館展鑑賞の旅行記】
「美術館と美術展巡り:パリ、ルーブル美術館を堪能、来日したルーブル美術館からの企画展を鑑賞します」
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11520538/ -
「WNG開催のフェルメール企画展」への出展作品。
8)フェルメール作1668年 ○2011「地理学者 The Geographer 」フランクフルト・シュテーデル美術館蔵 37歳の作品
#2023年史上最大規模のフェルメール展【アムステルダム国立美術館】に出展作品
*2017年 ワシントンナショナルギャラリーのフェルメール企画展で鑑賞(2回目の対面)
#2011年(平成23年) 「シュテーデル美術館所蔵 フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」 Bunkamuraで来日・鑑賞。
*モデル説とトロ―二―習作説があるが、フェルメール作の真作。
*オランダの黄金時代の東インド会社の貿易により日本から持ち込まれた着物「ヤポンス・ロック」を身に纏った男性がコンパスを片手に地図を作成しています。
背後には地球儀とヨーロッパの海洋図が描かれ、海洋国として世界有数の富裕国であったオランダの繁栄ぶりがうかがえる作品です。
*前景のカーテンで絵画空間と鑑賞者とを分ける役割りがある。窓から射し込む光と壁や床に柔らかく落ちる影、モチーフの質感を見事に描いている。
*モデルは、顕微鏡を発明したレーウェンフック。
*窓から射しこむ光と壁や床にやわらかく落ちる影、モチーフの見事な質感を描きだしている。 -
「WNG開催のフェルメール企画展」への出展作品。
9)フェルメール作1662-65年 〇2018「真珠の首飾りWoman with a pearl necklace 」(ベルリン国立絵画館蔵)。
#2018年「フェルメール展」(上野の森美術館)で来日(4回目の対面)
#2017年 ワシントンナショナルギャラリーのフェルメール企画展で鑑賞した。
#2012年「ベルリン国立美術館展」(国立西洋)で来日。
#2007年 ベルリン国立絵画館訪問時に鑑賞
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10188518/
*静謐の画家を象徴する構図で、女性一人で、小さな鏡を見ているところを描いた。当初描かれていた画中画や、テーブルの上は省略され、壁にも何も無しのシンプルな構成。絵の鑑賞者は、ただ女性を眺めている。
*若い女性に真珠のネックレス、イヤリングをつけさせ、真珠に光が反射する様子を描いた。金色の光の中で黄色グラデーションと色んな反射が見事である。女性の幸せ感を感じさせる。
*フェルメールを特徴する技法にポワンティエ(点綴てんてい法)がある。光の当たる部分を明るい点で描く。画面を拡大してようやく見えて来る小さな点の集積が、これが鑑賞者の目に輝きを感じさせる。光は、椅子にある鋲やテーブルの上の陶器の腕にも反射し、壁にも移す。黄色のグラデーションもきれい。
*白い毛皮のついた黄色いジャケットが、窓から差し込む光によって淡くぼやけ少女が光に包まれているような印象を与えている。室内空間と溶け合っている
*広い白壁の背景だが、X線撮影の結果、当初はネーデルランドの地図が掛けられていました。しかしそれを消し、白い漆喰の壁を全面に描いたことで、そこに当たる柔らかな光が少女を照らし出し、少女の内面の幸福感が伝わってくるようです。
*手前の暗部と壁の白が対されている。 -
「WNG開催のフェルメール企画展」への出展作品。
10)フェルメール1665-66 ○2018「手紙を書く女 a lady writing 」ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵)
#2018年「フェルメール展」(上野の森美術館)で来日、鑑賞(4回目の対面)
#2017年 ワシントンナショナルギャラリーのフェルメール企画展で鑑賞した。
#2011年「フェルメールからのラブレター展」(文化村)で来日、鑑賞
#1999年「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」 で来日、鑑賞。
*この黄色のガウンは他の作品にも登場する。
*カメラ目線構図であり、女性の印象が強い画面です。画面中央で、ラブレター?を書いている女性の一瞬こちらを振り向いた、その瞬間を捉えている。
*女性は一番輝き、穏やかな微笑から幸せそうに見える。
*視線をこちらに向けているのは本作だけで、柔らかな女性の表情は多くのコレクターを魅力してきました。
*白いイヤリングと髪を結うリボンの白い点が、画面を締めている
*手を止め、観るものの方へ振り向く女性の姿と机上を光が穏やかに照らし出す。
*2017年 ワシントンナショナルギャラリー訪問旅行記
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11307100/ -
上記拡大
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「WNG開催のフェルメール企画展」への出展作品。
11)フェルメール作1663-65年 ○2018「窓辺でリュートを弾く女 woman with a lute 」(ニューヨーク・メトロポリタン美術館蔵)
#2017年 ワシントンナショナルギャラリーのフェルメール企画展で鑑賞した。
#2018年「フェルメール展」(上野の森美術館)で来日(3回目の対面)
#2008年(平成20年) 「フェルメール展 -光の天才画家とデルフトの巨匠たち」 東京都美術館で鑑賞。
*手前が暗く、奥の女性の周りが明るく照らされており、非常に奥行が感じられる作品。
*窓の外を覗きながらリュートを調弦する女性。にじむような光の表現は神秘感をだす。光、そして色の階調の表現も大変豊かです。
*後方壁に、ヨーロッパ地図。恋人は航海に出て不在?地図の下に椅子だけ。これも恋人不在?はたまた、教養のためのリュート楽器の一人練習か??
メトロポリタン美術館訪問旅行記 -
「WNG開催のフェルメール企画展」への出展作品。
12)フェルメール作1670年 ○2018「手紙を書く女と召使 Lady writing a letter with her maid 」 ダブリン・アイルランド国立美術館蔵
*壁には、川から助け挙げられたモーゼ、の絵。
#2023年史上最大規模のフェルメール展【アムステルダム国立美術館】に出品予定。
*2017年 ワシントンナショナルギャラリーのフェルメール企画展で鑑賞した。
*2018年「フェルメール展」(上野の森美術館)で来日、鑑賞(5回目の対面)
*2011年「フェルメールからのラブレター展」(文化村)で来日、鑑賞
*2008年(平成20年) 「フェルメール展 -光の天才画家とデルフトの巨匠たち-」 東京都美術館で来日、鑑賞。
*2000年 「レンブラン、フェルメールとその時代展」(国立西洋)で来日
*2度も盗難被害にあっているが、無事に取り戻された経緯有り。
*画家の死後、借金のかたにパン屋に引き取られたことあり。
*足元には読んだ後とみられる手紙、そして婦人の背後には和解そして争いの決着=融和の意味を持つ「モーセの発見」という画中画が描かれている
*手紙を書いている女性の右目の位置が、遠近法の消失点となっている。
* 窓から差し込む光が薄暗い屋内で2人を柔らかく照らし出しています。
*光を好んで描いたフェルメールらしい演出、足元には、他の作品にも登場する市松模様の床が広がり、机の手前には本と封蝋が無造作に散らばっています。
背後に掛けられた画中画《モーセの発見》が和解を内容とするので、恋人の仲直りの便りとも推測される。
*カーテン越の光が女性と召使を照らし、フェルメール特有の静寂な空間を作っている。 -
「WNG開催のフェルメール企画展」への出展作品。
13)フェルメール作1669年 ○2018「恋文 The love letter 」オランダ・アムステルダム国立絵画館蔵
♯2011年、2023年アムステルダム国立美術館を訪問し鑑賞(5回目の対面)
#2023年史上最大規模のフェルメール展【アムステルダム国立美術館】に出品予定。
*2018年「フェルメール展」(上野の森美術館)で来日、鑑賞 4度目
*2017年 ワシントンナショナルギャラリーのフェルメール企画展で鑑賞した。
*2000年「アムステルダム国立美術館所蔵 17世紀オランダ美術展 レンブラント、フェルメールとその時代展」で来日、鑑賞。
*手前のカーテンと扉の向こうに見える部屋に二人の人物を配置し、明るく人物を描いている。
*この絵は一度、ナイフで額から切り取られるという盗難事件に会い、回収後修復されるという経緯を持っている。
*背後に飾られた絵(画中画)に描かれている恋愛を意味する航海している帆船から、この手紙が遠くから届いたことが分かるという説があります。リュートを練習中の女性が、渡された手紙を右手に持って、メイドを見ているシーンです。
*この場面にいない恋人の関係を心配するメイドさん。
【アムステルダム国立美術館訪問旅行記】
美術館巡り:アムステルダムは国立博物館(17)で芸術作品を堪能しよう
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10630473/ -
額縁を外した拡大版
フェルメール1669‐71 「恋文The Love Letter」アムステルダム国立美術館蔵
#2011年、2023年アムステルダム旅行時に、アムステルダム国立美術館を訪問した。
*1971年盗難にあい損傷、その後1年の修復期間を経たことあり。
*背後に飾られた絵に描かれている航海する帆船から、この手紙が遠くから届いたことが分かります。
*膝の楽器は、恋愛を意味するシターンという名の楽器です。
*戸惑いの表情で使用人を見つめる女性、微笑み返す使用人さん。
*手前のカーテンと床のタイルで奥行き感のある空間を演出している。
アムステルダム国立美術館訪問旅行記 -
「WNG開催のフェルメール企画展」への出展作品。
14) フェルメール作1662年 x「天秤を持つ女 woman holding a balance 」ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵)
#2023年史上最大規模のフェルメール展【アムステルダム国立美術館】に出品予定。
*2017年ワシントンナショナルギャラリーのフェルメール企画展で鑑賞した。
*壁の絵は新約聖書の「ヨハネの黙示録」中の”最後の審判”。作中の女性の頭部は、最後の審判の絵画内における大天使ミカエルの位置にあり、この女性が、人間の魂が地獄行きか天国行きかを量っている様に表現されていますと言われる。
*画家の絶頂期の品格ある作品。白が鮮明に浮き上がってくる。
*彼女の視線の先には、画面全体を支配する消失点がある。
*清々しい窓からの朝日を受けた頭巾の布には光が透過して、顔にもやわらかな輝きが映ります*
*鑑賞する側の視線が女性の手元に集中するように上手く計算されて描かれた作品で、青を絶妙な配合で混ぜた白色が女性が身に纏っている衣服の質感までもをリアルに表現しているのが特徴です。
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美術館巡り。ワシントンナショナルギャラリー(45)でじっくり絵画鑑賞に浸れます。
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11307100/ -
「WNG開催のフェルメール企画展」への出展作品。
ゲラルト・デル・ボルフ1652-53 〇2023「手紙を書く婦人 woman writing a letter」(ハーグ・マウリッツハイス美術館蔵)
*フェルメール作品に似た構図
♯2023年オランダ旅行の際、ハーグを訪問し、マウリッツハイス美術館で鑑賞
♯2011年オランダ旅行の際、ハーグを訪問し、マウリッツハイス美術館で鑑賞
#2012-13年「マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝」(都美術館)で来日・鑑賞した。 -
15)フェルメール1656年 「眠る女 a maid asleep 」ニューヨーク・メトロポリン美術館所蔵
*2017年 ニューヨーク・メトロポリタン美術館の常設コーナーで鑑賞した。
*風俗画家に転身した一作目の作品
*テーブルの上のものはやや上から俯瞰した視線であるが、扉から奥は低い視線であり、多視点空間となっている。が、画面は濃密に描かれている。
【関連旅行記】
「美術館巡り:ニューヨーク・メトロポリタン美術館(50)で名画観賞」
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メトロポリタン美術館の常設コーナー
16)フェルメール作1665年 「少女 Study of a young woman 」ニューヨーク・メトロポリタン美術館所蔵
*2017年 ニューヨーク・メトロポリタン美術館の常設コーナーで鑑賞した。
*広い額、瞳、愛嬌を感じさせる微笑みが印象的。
【関連旅行記】
「美術館巡り:ニューヨーク・メトロポリタン美術館(50)で名画観賞」
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メトロポリタン美術館の常設コーナー
17) フェルメール作 1673年 ○2022[信仰の寓意 allegory of the faith」ニューヨーク・メトロポリタン美術館蔵)
#2022年「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」(国立新)来日(2回目の対面)
*2017年 ニューヨーク・メトロポリタン美術館の常設コーナーで鑑賞した
*フェルメール最晩年の作。背景正面の壁にはキリスト磔刑の図、他に蛇、リンゴなどのキリストの象徴が多く引用されている。
【関連旅行記】
「美術館巡り:ニューヨーク・メトロポリタン美術館(50)で名画観賞」
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メトロポリタン美術館の常設コーナーにて
18)フェルメール作1662年 ○2016「窓辺で水差しを持つ女 a young woman with a water pitcher 」ニューヨーク・メトロポリタン美術館蔵
#2017年 ニューヨーク・メトロポリタン美術館の常設コーナーで鑑賞(2回目の対面)
#2016年「フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」(森アーツセンター)で来日、鑑賞した。
#2008
*朝日を受けた頭巾の布には光が透過して、顔にもやわらかな輝きが映っている。
*頭巾やケープなどの白さが強烈な印象。女性の物憂げな表情。
*フェルメールブルーは、ラピスラズリを原料とするウルトラマリーンと言われる。
*15世紀以来、水差しと洗面器の組み合わせは純潔のシンボルと言われてる。
*色々階調のある白が素晴らしい。窓からの日差し、身につけた服、壁の反射など、周囲の色を吸収した微妙な階調の白が、彼女を包み込んでいる。
**水盤に映り込むテーブルのタペストリーの反射像の表現、壁にはオランダの地図。
【関連旅行記】
「美術館巡り:ニューヨーク・メトロポリタン美術館(50)で名画観賞」
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11310486/ -
館内撮影禁止のためwebより参照。
19)フェルメール作1607年 「稽古の中断 Girl interrupted at her music 」ニューヨーク・フリックコレクション蔵
#2017年 ニューヨーク・フリックコレクション美術館で鑑賞した。
*男性、音楽譜面から目をそらし、こちら正面をむく女性。
*2人の背後に「愛のはじまり」を意味するキューピッドの画中画が描かれている作品です。
*机の上に置かれている楽器が「恋人」を表すことから、二人が恋人関係にある。また、人物が画面の右側に集められている。
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美術館巡り:門外不出の私邸美術館フリックコレクション(48)とMOMA(NY近代美術館)(49)を観賞する
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11310295/ -
館内撮影禁止のためwebより参照。
20)フェルメール1658年 「兵士と笑う女 Officer & a laughing girl 」ニューヨーク・フリックコレクション蔵
#2017年 ニューヨーク・フリックコレクション美術館で鑑賞した。
*精巧に描かれた窓と部屋に差し込む光を反射するガラス。
*画面の幾何学的な構成も配慮されており、画外左と画面中央に消失点を置き窓枠やテーブルなどが描かれている。
*後ろ向きの士官男性が、画面の大半を占めると言う大胆な遠近法構図で、実際の空間以上の奥行きを作品に与えています。
*壁の地図は、正面で違和感を感じないが、左窓枠の透視法で見ると、遠近法を無視した大きなサイズの地図と言われる。
*原色の色使い、豪華な衣装の取り扱い、強い自然光、地図の装飾の配置など、フェルメール手法あっちこっち。
*上向きの手のひらは、金銭の請求とも思われる仕草とも言われる。
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美術館巡り:門外不出の私邸美術館フリックコレクション(48)とMOMA(NY近代美術館)(49)を観賞する
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11310295/ -
館内撮影撮影禁止のためwebより参照。
21)フェルメール作1667年 「女と召使Mistress & Maid 」ニューヨーク・フリックコレクション蔵。
#2017年 ニューヨーク・フリックコレクション美術館で鑑賞した。
*テーブルクロス、召使のスカートの青と、少女の黄色ケープの対比が目立つ。また背景が全面暗色との対比で少女が浮き上がって見える。このような全暗色は、他に「真珠の耳飾りの少女(マウリッツハイス)」、「少女(メトロポリタン)」の2点も同様である。
*顎に手をあてる女性、手紙を書いていたのか、筆をつまむ右手、インク壺、紙、道具箱、手紙を持ってきた召使の女性の右手に光が当たる。
【関連旅行記】
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https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11310295/ -
「WNG開催のフェルメール企画展」への出展作品。
ヤン・ステーン作 「手紙を持つ若い女 young woman with a letter 」
フェルメール作品に似たテーマ -
「WNG開催のフェルメール企画展」への出展作品。
ゲリット・ダウ1665 「クラヴィコードを弾く婦人 woman at the clavichord 」
(ロンドン、dulwid picture gallery蔵)
*フェルメール作品に似たテーマ
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22)フェルメール1665年 ○2023「真珠の耳飾りの少女」マウリッツハイス美術館所蔵
#2023年オランダ旅行時に、マウリッツハイス美術館で鑑賞した(3回目の対面)
#2023年史上最大規模のフェルメール展【アムステルダム国立美術館】に出品予定
#2012-13年「マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝」(都美術館)で来日・鑑賞した。
#2011年 マウリッツハイス美術館を訪問時鑑賞した
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10629918/
#1984年「マウリッツハイス美術館展」で来日
【絵画の特長】
*耳飾りの輝きをポイントとしてつけられた白いハイライトが光ってます。
鑑賞者を見つめる目線と、耳飾り、少し開いた唇、瞳のハイライトに引き寄せられる。左側から差し込む柔らかな光と、それを反射する真珠、他の輝きがうまく表現されています。
*ターバンの青は、半貴石ラピスラズリから作ったウルトラマリーン。東洋風の衣装の青と黄色、真珠の白や唇の赤といった少ない色使いや、色彩対比も特徴的です。
*真っ黒の背景に浮び上がる青いターバンの少女はだれか
*1881年オークション1万円の落札品が、現代では100億円とか
*無防備であどけなさの残る表情、赤く輝く唇と少し開いた口、何かを言いかけているのかこちらの創造を刺激してやみません。このエキゾチックな雰囲気は「北方のモナ=リザ」とも呼ばれています。
*色白な顔、紅い唇、青いターバンに黄色い衣服。色の数こそ少ないが、背景のシンプルな黒に強調されて非常に美しい。光の描き方を研究したフェルメールは瞳に白い点(光)を描くなど、細かに独自手法を発揮。
*これに似た構図の絵は、「フランス・ファン・ミールス 画家の妻の肖像 ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵」によく似ている。
*左側から差し込む柔らかな光と、それを反射する真珠の輝きがうまく表現されています。
*光と影の境目をグラデーションで、ぼかしながら描くのではなく、彫塑的な立体を描くために、面的に捉える様式を採った。 -
「真珠の耳飾りの少女」の分解
左上は眼、右上はターバン、左下は耳飾り、右下は、唇の拡大画像。
この掲示は、マウリッツハイス美術館の1階ホールにありました。 -
23)フェルメール作1660-61年 〇2023「デルフトの眺望)」マウリッツハイス美術館所蔵)
#2023年オランダ旅行時に、マウリッツハイス美術館で鑑賞した(3回目の対面)
#2011年 マウリッツハイス美術館訪問時に鑑賞
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10629918/
#ゴッホは、この絵を「3色の絵」だといった。』点描で光を表現、質感を出すために砂を混ぜ物にした。
*建物を描いた絵の具には、なんと砂が混ぜられていて、これにより建物は僅かながらも立体感が表現されています。
*風景を忠実に描いたように見えますが、建物の大きさや水面の反射などを変え、全体として引き締まるよう細かな調整がなされています。
*街並みが主題ではあるものの、構図の半分以上を空が占めていて、絵を支配するのは澄んだ空気と光だと言えます。
*全体のバランスを整えるために、実際の景色より少し横に引き伸ばして描いたとされています。作品の中で描かれているロッテルダム門(右)や、そのすぐ左後ろに位置する新教会(白い塔)は今もデルフトに残っている。
*現存する作品35点のなかでフェルメールが描いたとされる風景画は、たったの2点。「デルフトの眺望」は、そのうちの1点で、彼が28~29歳頃に描かれた作品 -
24)フェルメール作1655-56年 ○2023「ディアナとニンフたち」マウリッツハイス美術館所蔵
#2023年オランダ旅行時に、マウリッツハイス美術館で鑑賞した(3回目の対面)
#2012-2013年「マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝」(都美術館)で来日・鑑賞した。
#2011年 マウリッツハイス美術館訪問時に鑑賞
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10629918/
*2008年 来日、「フェルメール展 -光の天才画家とデルフトの巨匠たち-」展(都美術館)で鑑賞。
*内容は、三日月の髪飾りを付けたギリシャ神話に登場する月の女神ディアナとその周辺を取り巻く精霊ニンフたちが描かれている。現存する唯一の神話画。最も初期の作品。23歳の頃。
*フェルメール作品で現存する唯一の神話をテーマにした作品です。
*ローマ神話を題材にした本作中央には、黄色い衣服を着た月と狩りの女神「ディアナ」の姿が、ニンフ(精霊)達と共に描かれています。ニンフの1人は月の女神ディアナが足を洗うのを手伝っている。画面中央の女性は額に三日月の月飾りをつけていることから、ギリシャ神話に登場する月の女神ディアナだとわかります。
周囲を取り巻くのは、女神の従者であるニンフ(妖精)たちです。
*古代神話の一場面を描いた「神話画」の中には、小道具によって神話の世界であることを暗示させる作品もあり、歴史画の一つのジャンル。
*美しい色合いの衣装に身を包んだ女性たちにはフェルメールの「青と黄色の画家」らしい色彩がすでに現れています。
*フェルメールの作品には珍しい、夜の情景を描いた貴重な絵画 -
25)フェルメール作1658年 ○2023「牛乳を注ぐ女The Milkmaid」アムステルダム国立絵画館所蔵)
*真珠の耳飾りの少女に次いで高い知名度を誇る作品です。
#2023年オランダ旅行時に、アムステルダム国立美術館で鑑賞した(4回目の対面)
#2023年史上最大規模のフェルメール展【アムステルダム国立美術館】に出品予定。
#2018年「フェルメール展」(上野の森美術館)で来日、鑑賞
#2011年 アムステルダム訪問時、アムステルダム国立絵画館で鑑賞
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10630473/
#2007年「フェルメール”牛乳を注ぐ人"とオランダ風俗画展」で来日
*真珠の耳飾りの少女に次いで高い知名度を誇る作品です。
*牛乳の白い一筋が眼を引く。フェルメールブルー(青色)で有名。
*静謐の画家を象徴する構図で、女性一人で何かをしているところを描いた。
*ミルクを注ぐ行為に全神経集中している女性。
*当時の人々の生活を知る重要な手掛かりとなる風俗画で、光と影を巧みに操ることで正確な遠近感を生み出しているほか、白い点を用いて細かな光の反射を表現した傑作です。
*女性の右手の上に消失点が来るように遠近法を用いて、観る人の目線が右手に集める仕掛けとなっている。左の窓の三本の格子枠が、遠近に則りひかれてる。
*フェルメールの色使い
補色関係にあるエプロンとテーブルの青色と上着の黄色がコントラストを際立たせ、牛乳瓶の赤色と袖の緑色が女性に華やかさを演出。更に、差し込む光に反射した白い肌と白色の壁が、女性の存在感を鮮明に浮かび上がらせている。
*青と黄色の対比による鮮やかな色彩効果と、ポワンティエと呼ばれる光の点描、そして窓から差し込む柔らかな光という3つのフェルメール絵画の大きな特徴
*メイドの立体感や流れ落ちる牛乳、柔らかく照らされた背景の光に優れた表現力が見れる。特に、光に照らされた食材たちはポワンティエ技法(点綴法)が用いられている。テーブル上のパン、赤茶色の壺、籠の中のパンには、光が強く当たる部分には、白い斑点が見える。(細密技法)光を反射する様を美しく描き込まれている。質感の再現が巧妙である。
*脇窓から柔らかな光が自然で美しく入る穏やかな雰囲気の部屋で、若い女性がゆっくりと牛乳を鉢に注ぐ姿が描かれている。存在するかの様に描かれたパンや籠のリアルな質感、がっちりとした女性の存在感など全てが印象的です。
*背後の一見シンプルな漆喰の壁にはかけられた籠や打ち付けられた釘、釘跡、剥落まで詳細に描かれています。 床に置かれているのは足温器、女性の貞節や優しさを願う気持ちが込められているといいます。
*女性の右下後方の足温器により、奥の壁と女性の奥行き関係がわかる
*メイド人物一人を描いているのは本作のみ。 -
26)フェルメール1658‐60 〇2023「小路 the little street View of Houses in Delft, known as 'The little Street'」アムステルダム国立絵画館所蔵)
#2023年オランダ旅行時に、アムステルダム国立美術館で鑑賞した(3回目の対面)
#2023年史上最大規模のフェルメール展【アムステルダム国立美術館】に出品予定
*2011年 アムステルダム訪問時、アムステルダム国立絵画館で鑑賞
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10630473/
*2008年「フェルメール展 -光の天才画家とデルフトの巨匠たち-」(都美術館)で来日、鑑賞
*「デルフトの眺望」の他にフェルメールが描いた風景画がこの「小路」。初めて描いた都市風景画。
*穏やかなデルフトの日常世界が描きだされている。様々な部位の素材の質感と色がしっくりくる。煉瓦や漆喰、扉、など判りやすい。
*平穏な日常とレンガ造の建物を描いているが、メインは建物の方に寄っているようである。
*フェルメールの風景を主題とする作品は、本画と「デルフトの眺望」の2点のみ。
*フェルメールのサインがある、数少ない作品の人る。 -
27)フェルメール 1663-644 ○2023「手紙を読む青衣の女」(アムステルダム国立絵画館所蔵)
#2023年オランダ旅行時に、アムステルダム国立美術館で鑑賞(3回目の対面)
#2023年史上最大規模のフェルメール展【アムステルダム国立美術館】に出品予定。
#2011年 初来日、「フェルメールからのラブレター展」(文化村)で鑑賞。
#同年、アムステルダム旅行時、アムステルダム国立絵画館を訪問したが、その時、 来日中(日本に出張中)で現地では観れなかった。帰国後、日本の展覧会でで鑑賞した思い出がある。
【絵画の特徴】
*この絵の色調は、画面全体に色々な青色が散りばめられている。この青色復元のため画面修復が実施され、修復終了後の世界初公開で会った。
*穏やかな光を浴びながら、しっかりと両手に手紙を掴み、一心不乱に読んでいる女性。立ちすくみ、手紙を待ちわびた女性の気持ちが溢れている。静かで美しい作品。室内空間と溶け合っている。左方より差し込む柔らかな光のもと、一心に手紙を読む女性。抑えた色彩が繊細に調和して、静寂を深めている。
*この絵には、窓もカーテンも引き算(無くした)された構図。色調に青のグラデーションがふんだんに使われている。椅子、テーブル、衣服など全てに青が介在し均質的。
*青色は、希少な宝石「ラピスラズリ」を砕いて作られたことから、通常の絵の具の100倍ほどの値段で取引された青い顔料をふんだんに使用して、描いたことでよく知られています。
*シンプルながらも、部屋の静寂な空間を巧みに表現した作品
*フェルメールブルーを生み出す顔料は、2010年~2011年に行われた修復でニスを取り除き、その輝きを取り戻しました。顔料は、現在のアフガニスタンで産出される「ラピスラズリ」と言う鉱物。ラピスラズリは17世紀のヨーロッパでは大変高価なもので、この顔料をふんだんに使用していたフェルメールは、作品を描く度に借金が増えていった。 -
28)フェルメール作1666年 ○2008「絵画芸術」ウイーン美術史美術館蔵
#2007年 ウイーン訪問時、美術史美術館で鑑賞
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10184296/
#2008年「フェルメール展」(都美術館)で来日・鑑賞(3回目の対面)
#2004年フェルメール「画家のアトリエ」「 栄光のオランダ・フランドル絵画展 」(都美術館)で来日・鑑賞。
*シャンデリアの輝きの部分にハイライトが入れてある。
*絵の中にはギリシャ神話の女神クレイオが描かれ、手には「名声」という意味を持つトランペット、背後には繁栄を意味する「地図」などが描いてある。画面中央の地図のうえには、フェルメールのサインがあるとか?
*フェルメールが死ぬまで手放さなかった作品で、死後妻も手放そうとしなかった特別な作品です。
*窓際でポーズをとる女性は、青い衣装に月桂樹の冠、歴史を象徴する黄色い書物を抱え、名声を象徴するラッパを持っている。歴史の女神クリオ。
*また背中を向けて制作する画家(フェルメール自身とも言われています)の衣装は、実はこの当時のものではなく中世の衣装を身につけさせています。
*室内を照らす光の表現と緻密な写実力で高い評価を得ている。正しい遠近法に則っいる構図。
*光と影の境目をグラデーションで、ぼかしながら描くのではなく、彫塑的な立体を描くために、面的に捉える様式を採った* -
29)フェルメール作1659 ○2008「ワイングラスを持つ女」ヘルツォーク・アントン・ウルリッヒ美術館(ドイツ、ブラウンシュヴァイク)所蔵
*2008年 初来日、 「フェルメール展 -光の天才画家とデルフトの巨匠たち-」展(都美術館)で鑑賞。
*女性の抜け目のない、見開いた目でこちらを見やる表情が特徴。左からの光が弱く、全体にソフトタッチ。
**構図は、「稽古の中断」とほぼ同じパターン。 -
30)フェルメール作1654-55年 〇2018「マリアとマルタの家のキリスト 」スコットランド国立美術館所蔵
*2018年「フェルメール展」(上野の森美術館)で来日、鑑賞(2回目の対面)
*2008年「フェルメール展 -光の天才画家とデルフトの巨匠たち-」展で初来日、鑑賞。
*フェルメール初期の宗教画で、最大サイズの絵画。光の微妙な表現はない。
*聖書『ルカによる福音書』のエピソード場面
キリストの話を、家事をせずに熱心に聞く妹マリアとそれを咎める姉マルタ。しかしイエスはマリアは神の言葉を聞いており、正しいことをしていると諭している場面です。イエスの指がマリアの方へ向いている。
*人物の相互関係が判るように配置して、力強い筆致で描いている。 -
31)フェルメール作1656 〇2018「取り持ち女」ドレスデン・アルテマイスター所蔵
*2018年「フェルメール展」(上野の森美術館)で来日、鑑賞(3回目の対面)
#2007年、ドレスデン・アルテマイスター訪問時に鑑賞
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10187194/
#2008年、来日、「フェルメール展 -光の天才画家とデルフトの巨匠たち-」展で鑑賞。
*フェルメール初期の絵で、風俗画を狙って制作。同時代の人物を描きいれた最初の作品。プロテスタント的に慎むべき行為の規範を示している。すなわち「このようなことをしてはいけない」という教訓画。この頃、フェルメールは物語画から風俗画に転向する時期でもあった。
*赤い服を身に纏った男性が、銀貨を片手にしていることから手前に居る女性が娼婦であることが分かる。
*また、「絵画芸術」に登場する画家と同様の服装をした男性が画中左側に位置している。娼婦、男性、婆の組合せはオランダで流行った。
*色彩や均衡の取れた構図などもこの作品を機に現れ、フェルメールの画家としての方向性を決定付けた作品といわれてる。 -
32)フェルメール1657 〇2007「窓辺で手紙を読む女」ドレスデン、アルテマイスター所蔵
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10187194/
#2007年、ドレスデン、アルテマイスター訪問時に鑑賞(2回目の対面)
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11635748/
#2005年、「震災復興10周年記念 ドレスデン美術館展 世界を映す鏡」で来日時 国立西洋美術館で鑑賞
*カーテンが構図的にも心理的も効果的。開いた窓と手紙が外の世界とリンクしている。カーテンの奥とこちらとの奥行き感が出てかつ、鑑賞者も部屋の中にいる感じ。
*前景に大テーブル、中央に女性、上空が白壁で空き左右に装飾のカーテンといった非常に整った構成で描かれた作品。
*窓辺で手紙を読む女性の姿が細部まで丁寧に描かれている。点描で描かれた髪のきらめき、カーテンの襞の陰影などを緻密に描く。
*開かれた窓は女性の外界への憧れを暗示し、机の上の籠からこぼれ落ちるリンゴや桃は堕罪を象徴しており、女性が熱心に読む手紙は、愛の相手からのものだと推察できます。
*1979年に行われたX線検査で、白い壁面に元々はキューピッドが描かれていた事が判明した。長年この部分はフェルメール自身によって塗りつぶされていたと考えられていましたが、彼の死後に何者かに塗りつぶされていた事が2019年に判明しました。その後、大規模な修復プロジェクトによって画中画のキューピッドが復活。2022年に来日した。 -
2021/8月のニュース
フェルメール作品修復の結果、壁の無地の部分から天使が出現しました。
画像はネットニュースより。修復前の画像は一枚手前です。比較して見てください
32)フェルメール1657 ○2022「窓辺で手紙を読む女(修復版)」ドレスデン、アルテマイスター所蔵
#2023年史上最大規模のフェルメール展【アムステルダム国立美術館】に出品予定。
#2022年「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」(都美術館)で来日
#2007年中欧旅行時、ドレスデン・アルテマイスター美術館訪問で鑑賞した
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11635748/
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33)フェルメール1655年作 「聖プラクセディス」 日本、国立西洋美術館
所蔵
*画題:古代ローマの聖女が海綿から絞った殉教者の血を器に注いでる情景。
*2014年にロンドンで行われたオークションで日本人に落札された本作は、国立西洋美術館の常設展示室にて現在は一般公開されている。 -
34)フェルメール1658 ○2018「紳士とワインを飲む女」ベルリン絵画館所蔵
#2007年 ベルリン絵画館訪問時に鑑賞した。
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10188518/
#2018年 初来日「フェルメール展 Making the Difference: Vermeer and Du tch Art」 上野の森美術館で来日(2回目の対面)
*ブラスを飲み干す女性、デカンターの取手をつかむ男性、テーブルに置いてあるのは楽譜。椅子に置いてある楽器はリュートと呼ばれる弦楽器。音楽を表すモチーフは愛を表している。この2つは「愛と調和」を表す。二人は恋愛関係と言われる。
*窓に描かれた女性は「教訓」を、本来慎むべきお酒を嗜んでいる様子は「誘惑」を意味する。窓ガラスには節制を寓意する手綱を持つ女性が表されている。
*陰影がはっきりとし、人物の質感も現実的でしっかりしている。登場する二人も親密そうで落ち着いている。
*明るく光るステンドグラスと、後ろに透けて見えるもう一枚の窓など、細密で正確な筆触で光を表現している。
【ベルリン観光旅行記】
「2007ベルリン市内(どんどん変貌するドイツ首都ですね。)美術館巡りは、ペルガモン博物館、アルテナショナルギャラリーを訪問」
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10188518/ -
35)
フェルメール1670頃 〇2016「ヴァージナルの前に座る若い女」個人蔵
#2016年「フェルメールとレンブラント展」で来日(2回目の対面)
#2008年「フェルメール展」(都美術館)で来日、鑑賞した。
*日頃は、個人蔵につき見れません -
以下2点はまだ見ぬフェルメール作品 2~3点です。関連で掲載してます。
36)【現在行方不明】
フェルメール1655‐66 観ていない「合奏」イザベラ・ステュワート・ガードナー所蔵
*盗品で行方不明なので観れません。
*「絵画芸術」(ウイーン)と同じような、床面の構成です -
37)まだ観ていない
フェルメール1662-64 「音楽の稽古 74×64.5㎝ バッキンガム宮殿王室コレクション所蔵
*これは、毎年8-9月頃公開されるようです。ロンドン旅行必須。いつ鑑賞実現するか
*テーブルクロスがアクセントになっている。左の窓からは優しい陽光が入り、部屋全体の明るさを支配。その光と遠近法に導かれるように視線が稽古の風景に。手前から情緒的な奥へと、ヴァージナルを演奏する女性の背中に視線を誘導していく構成である。しかし正面の鏡に映る女性は、顔を少し右に向けている。男性が気になるのかも。
*暖かな光の表現や、バランスの良い構図など、フェルメールの中でも、非常に完成度の高い作品としてと評価されています。
以上でフェルメール作品巡り旅行記は完結です。
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