イタリア南部シチリア　食べ歩き 街歩き

2017/11/25 - 2017/11/28

イタリア旅行前にこちらのサイトの投稿には助けられたので私も貢献したいと思い旅行記を書こうと思います。これが誰かのお役に立ちますように。

ローマに計４泊、シチリアに計２泊したイタリア旅行でした。

とにかく寒くなさそうなところに行きたい、それに食事も美味しそうだし、という適当な理由で選んだシチリアですが、これが大正解でした。都会のローマと違って時間がゆっくり流れる場所で、まるで中世にタイムスリップしたかのような毎日でした。

シチリア島のどこに行くか、でも迷いましたが、とりあえず首都のパレルモに行っとけば安心だろうということでパレルモへ。

パレルモへは欧州を代表するLCCライアンエアーで。確か往復３０００円ほど。安すぎる。１時間ほどでシチリアに着きます。国内移動なので税関や入国審査も無くらっくらく。

空港からはバスで３０分ほど揺られると街に到着します。空港を出た瞬間の景色にすでに度肝を抜かれました。岩肌丸出しの迫るくる山と視界いっぱいに広がる海！地中海に来たんだぁ、と大興奮。

街はまたローマと全然印象がちがいます。ローマと比べてちょっと田舎、ちょっとガラ悪、古い、って感じです。全然違う国に来たみたいです！

ゴッドファーザーでも使われたオペラ劇場、マッシモ劇場。この階段で誰かが殺されるシーンがあるらしい。

みんな顔つきも違う。ほんと、マフィアみたいなずんぐりむっくりの顔の人たちがもりもりイタリアのレストランで働いてたりする。

ホテルにチェックインしてとにかく歩き回ることに。気温がローマと比べると暖かい！それだけで来た甲斐がある。

パレルモでは有名なマーケットがいくつかあるみたいなので、それを探しに。
マーケットに向かう道は、道路の両端にお店がずらーっと並んでいて、商店街を歩いている気分です。

目に付いた派手なカフェでカノーリを食します。甘い！でも美味しい！リコッタチーズだと思うんですが、練乳みたいな味です。

肝心のマーケットは小規模でした、が、名物のライスコロッケに牛のモツのサンドイッチにありつきました。いや、牛のモツのサンドイッチを路上で作っているおじさんがいて、最初は一体何のサンドイッチなのかわからず、でもローカルの人は結構買っているので、それは何？と聞きに行ったら有無を言わさず買わされたという。私は一口食べて、うん、美味しいけど一口でいいや！っというお味でしたが、決してまずくはなかったです！

さて、メインの商店街の通りに戻りひたすら歩いてると、観光客が増えてきました。お、有名な広場に来たみたいです。プレトーリア広場。ノリで教会の一つに入ってみます。何も期待していなかったせいか、ピンクを基調とした天井画がびっしり描かれていて、鳥肌が立つほど感動。ローマもバチカンもそうだけど、イタリアは教会が素敵すぎてキリスト教をちょっと見直した。　キリストってすごい。宗教ってすごい。　

近くには裸体の像が並んだ噴水がありました。ガイドブックによると、別名恥の噴水だそうです。こういうのをみると、ミケランジェロがいかに優秀な彫刻家だったのかが分かりますなぁ。ローマもそうだけど、ほんっと人の彫刻とか噴水好きよねーイタリア。その時代の流行りやったんやろうか。今でいうと何に当たるんだろう。。

有名なクアトロカンティに到着。４つの道路が交差する交差点。それぞれの交差点には四季を意味した女性の銅像があるみたい。冬は老人の姿なんだって。怖い。

クアトロカンティも超えてひたすら歩きます。そこで、トリップアドバイザーで上位に入っていたグラニータ、シャーベット屋さんを発見。

Caffetteria Del Corso

暖かいとはいえ冬です。肌寒いんです。シャーベット食べるにはなかなか勇気がいります。が、ここは引き返せない。人生は一度しかない。食べました。

私はいちごと生クリームのグラニータ。
連れはコーヒーとアーモンドのグラニータ。

寒空の中、グラニータを食す！！

これが、絶品でした！！元々の素材が美味しいからなせる技なのか？！いちごと生クリームは想像通りの美味しい味だったけど、コーヒーとアーモンドのシャーベットが超美味しかった！めっちゃ良い仕事しよります。特にアーモンド。アーモンドのまろやかな甘みがコーヒーの苦味とマッチ。。あ～もう一度食べたいです。（だけど体が芯から冷えたのですぐにこのあとコーヒーを飲む）

歩き続けるとでっかい王宮らしきものが見えてきましたが、もはや見慣れてきてしまい外から写真を撮って終了。あとからみると、これはカテドラーレと呼ばれる教会だった模様。
すごそうだけど！今は！ノルマン王宮に行くんだっということで、カテドラーレは無視して歩くことに。

お城に行くまでに、こんな庭園がありました。空気が突然変わるんです。この庭園の空気が本当に独特で、別の時代に迷い込んだかのような、本当に不思議な気持ちになりました。ここもおすすめ。

無事にノルマン王宮に到着。アラブノルマン様式の王宮みたいっすよ。そして金ぴかのモザイクで有名なパラティーナ礼拝堂へ。ノルマン様式。確かに絵柄がローマの教会と違う。アラブが見受けられる。

でも予想していたよりはちょっぴり小規模。バチカンとか色々見てきてしまったので目が肥えてきたかな。

あーもっと歴史を知っていたらもっと感動したんやろうなぁ
というか、よくよく地球の歩き方をみていたら、これ全部世界遺産なのね。。

夜はマッシモ劇場にて本場のオペラへ。ロッシーニのアルジェのイタリア女というメジャーな作品！やった！たまにオペラに行っても全く聞いたことない作品やってるからね。

一番安い席を当日劇場で買いました。少しおしゃれをして出かけたオペラの夜。きちんと英語訳がステージに表示されていて助かりました。２部の後半は時差ぼけが襲ってきてしまい意識が飛んでしまいました。。すみません。素晴らしいオペラでした。

上質の音楽に触れられて心も元気になりました。１日目終了。おやすみなさい。

２日目。
まずは朝市へ！昨日のマーケットはやっぱり小規模なやつだったみたい。大きいマーケットがあるんやないかーということでマーケットへ。マッシモ劇場からそう遠くなく、歩いてすぐです。そうそうこれこれ！っていう感じで魚介類が並んでいたり、スパイスを売っていたりオリーブやアンチョビ、チーズを売っていたりしてあー楽しい。観光客用にちゃんと真空パックにして売ってくれます。また、このマーケットは奥に行けば行くほど値段は安くなります。オリーブ一つにしてもなんか全然違う。。美味しい。。場所効果なのか本当に質がいいのか。何食べても美味しい。

朝市も見たし、教会もお腹いっぱいだし、さて、別のものを見に行くかってことでバスに乗って近くのビーチに行くことに。自然に癒されようという魂胆です。バスを乗り換えるという高度な技をこなしながらたどり着きました。グーグルマップが出来て旅行は格段にしやすくなったよなぁ。夏はものすごい人出になるようですが、もちろんシーズンオフなのでとても静か。それでいて海は本当に透き通っていてきれい。ちょっと雲が多くて少し肌寒かったですが、行ってよかった！ビーチ沿いのカフェでビールを飲んで、海を満喫。

ランチはそのビーチ沿いでザ・地中海料理！を食べました。ブルスケッタを目の前で作ってくれてこれがまた絶品。タコさんも茹でてオリーブとレモンと塩だけで合わせました、みたいな素材の味が引き立つ料理で大満足。海鮮リゾットもとっても美味しかった。

ビーチをあとにして街に戻ったあとはお買い物など。夜行ったレストランも大当たり。ゴッドーファーザーに出てくるようなマフィア顔のおじちゃん達がもりもり働くイタリア定食屋さん！地元客も多いみたいで賑わってました。それになんといってもお手頃価格。アマトリチャーナ、ミートソース、魚、イワシのフライ、などなど。ハウスワインもとっても美味しい。イタリアのハウスワインを飲むともうしばらく普通のワインは飲めなくなるな。デザートも食べて、３人で５５ユーロ。ごちそうさまでした。

Osteria Lo Bianco

パレルモには小さいけれど、プラダ、グッチ、ヴィトンなどの高級ブランド品が並ぶエリアもあり、人も少なくてストレスなくお買い物できます。気候も温暖でとても素敵でした。でも３日目になるとやることが無くなってしまって、早くローマに帰ってお買い物したい病にかかったので、１泊２日ぐらいがちょうどいいかもしれません！笑

エリア シチリア島(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

こんな感じでサイドにお店が並んでます

広場の恥の噴水。裸体だらけ

鳥肌が立った教会

クアトロカンティ。四角交差点。ほんと、中世の雰囲気。

マッシモ劇場にてオペラ

こんなに柔らかいタコさん久々に食べた。。。

この辺の色使いがたまりませんっ

ここがノルマン王宮近くの庭園。とつぜん空気が変わる場所
ここはどこ！状態

これがマッシモ劇場の外観。ゴッドファーザーで出てくる階段らしい。

雲が多かったけどきれいなビーチでした。自然に癒され。

これがOsterio Biancoで食べたものの一部。定食って感じです。味は絶品！サービスもフレンドリーで好印象