2017/06/24 - 2017/06/25
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パルファンさん
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パラドールに一泊した翌日には、スペインでも屈指の
ロマネスク寺院の扉門をもつサングエサに寄り、
スペイン最後の訪問地、レイレ大修道院にむかう。
教会では、地方の豪族のセレモニーを目の当たりにみ、
ミサでは聖歌隊のカッシーニのアベマリアが響き渡り、
スペイン訪問最後に花をそえた一日♪
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
本日の宿泊地である、パラドール <ソル・ドゥ・レ・カトリコ>のある
丘が見えてきて・・このワクワク感はたまらない~~ -
更に近づいたところ・・何とか車を路肩に寄せて撮影。
ま、交通量が少なくって出来たことなんだけど。 -
パラドールのショット(ロビー、レストラン、部屋、朝食)
ここのパラドール、価格は安め。
中世そのものの村に行くという目的にかなったパラドール。 -
夕食は予約したが、何と8時半から!
スペインは仏などよりも更にスタートが遅い。日本人の旅行者には
このデナータイムが難の一つだよなぁ~
ということで、村歩きにはたっぷりの時間。 -
パラドールは比較的丘のすそ野。で、散歩はおのずからのぼり~
-
7時過ぎには、陽は斜めから~
-
だんだん上ってきて・・地図などもなしに行き当たりばったり歩いて
きたのだが、小さな村と侮って迷っても困るしと、脇道には入らないで・・ -
上ってきた道を振り返って。この辺でスケッチタイム。
-
ちょっといじり過ぎ、汚くなってしまって・・
古い石造りなんだからま、いいかって~ -
少し上ったところのテラス状のところ。上に行くにはまだかなり上るので
又、道もわからなくなりそうで引き返すことに。 -
屋根、煙突がおもしろい。 まさに石を積み上げただけのような家~
-
ちょっと家の先端に行き、建物の横からの景色を・・
下に見えるのがパラドールかな? -
シャワーを浴び8時半ジャストにレストランへ。
え~もう結構入っている。
ということで注文までに30分は待たされ、出てくるのに更に待って。
采配するマダムはとっても慇懃無礼で・・ -
デザートがなかなか出てこず、レストランのテラスからアラゴンの地に
おちる陽をカメラにおさめる方々数人~
ホテルのレストランは一時に人々が入るので、サービスが更に遅くなる
ことを考慮しないといけない、とつくづく感じる。 -
翌朝、同じくレストランから朝の光景~ 少し霞んでいる。
アラゴンの平原は決して豊かとはいえないかなぁ~ -
レストランのテラスから裏に回ってみた村の全貌。
丘の頂上には、13世紀に造られたサン・エステバン教会などが・・ -
イスラム教を持つウマイヤ朝時代に村が形造られ、
その後キリスト教勢力に占有されたそう~
キリスト教化が安定すると同時に、防衛拠点としての役割をもった村は進化をしていったそう~ -
テラスから裏に回るところでは、「こっちにきてごらん~」と
言うかのような猫に導かれて~ -
村の全景を目の当たりにみ、スケッチしたい欲望に駆られたけど・・
予定に入れて無かったので止む無く目的地に向かって出発~ -
サンチャゴの案内指示版を見ながら入った町は「サングエサ」
-
大きく聳えるロマネスク様式のサンタ・マリア・ラ・レアル教会
-
聖母に捧げる教会は何と言っても「扉口」の見事さに尽きるらしい~
-
タンパンは最後の審判を表わして。中央は、審判者のキリスト。
下段には、聖母子を中心にし12使徒たち。
タンパンを縁取るヴシュールにも細かな浮彫が見事に続く・・ -
タンパンに続く柱は人物柱と呼ばれるロマネスク特有の柱。
入口の左側には、
三人のマリア(マグダラのマリア、聖母マリア、マリア・ヤコベ)だそう -
右側の人物柱は、聖ペテロ、聖パウロ、そして首つり姿のユダ
-
教会の中は三廊式で外観のロマネスクのイメージとは程遠い。
-
天井はゴシックのヴォールト。
-
教会の西側にはアラゴン川が流れている。
よって、この教会の正面入り口は南側に面して・・ -
アラゴン川
水源はピレネー山脈で、サンチャゴの巡礼路アラゴンの道は
この川に沿って続いている~
(サングエサを通りプエンテ・ラ・レイナでフランスからの
4つの道が合流するわけで・・) -
アラゴン川の対岸からサンタ・マリア・ラ・レアル教会をみて
-
このアラゴン川に架かる橋は当初アルフォンソにより、石橋で
架けられていたのが、今は、無粋な鉄橋になってしまって・・ -
12世紀のサングエサにはヨーロッパ各地の人々が定住し、市場は
活気あふれる地となっていったそう~
巡礼の保護は、町の、商業の発展に大きな意味をもったということらしい。 -
1時間位のサングエサ滞在。
ロマネスクの浮彫が素晴らしいレアル教会だったが、正面からは工事中の
テントが邪魔し、中々その雄姿を見ることが出来なかったのは残念~ -
スペイン内で最後の訪問地は
レイレにある<サン・サルバドール大修道院>に。 -
12時過ぎに駐車場に着いたのだが、広い駐車場が満杯。
何か催しがあるのかこのような装束の人々・・ -
この領域の旧華族のミサがあるとのこと。
皆さん誇らしげでフレンドリー 左下は一緒に記念撮影♪ -
レイレ修道院は9世紀半ばには修道生活の記録があるので、
それ以前からの歴史を持っているらしい~
ミサのため、内陣近ずけなかったのは残念。 -
修道院は王家の墓所でもあったそうで、パンプローナの司教も
ここの修道士から選出されたという由緒ある所だったよう。
身廊は11世紀後半にロマネスクで建設されるが、14世紀にはゴシックに。 -
山奥の辺鄙なところにあるにもかかわらず、近隣からこのように
人が集まって大々的なミサが行われるというのもうなづける。 -
入り口のタンパンは中心がサルバドール、両脇に聖母、そして
聖ペテロ、聖ヨハネと並びヴシュールには実在の動・植物と想像上の
ものが並ぶ・・ -
聖堂領域に入ってきて出会った中世の装束の人々の出番はここで♪
-
ミサが終ったあとは、旧華族の人々のセレブレーション(?)のよう~
-
従者も従えて・・
-
従者の着ているマントのようなものの背中に大きな紋章。
三者三様、いろんな歴史的いわれがあるのでしょうねぇー -
美麗の門(西門)
ここも、西門を含め修道院全体をおさめられる程の空間がない。 -
最後にもう一度、ピュルル~ ドンドン~ の楽隊メンバー
新修道院の向こうは谷を挟んで山並みがのぞめる。 -
東側のテラス状の大地、後陣のある方に回ってきて・・
ナバーラ地方の外れ、アラゴン川、サンジャックの巡礼路を見下ろす
レイレ山の中腹にあるロマネスク教会 -
そこには、カフェ・レストラン、外にキャフェテリアを設え
西門があった同じ空間とは思えない穏やかさ~ -
教会の後陣は余り重々しくなく、窓も。ロマネスク後陣というより
大小の塔のよう~ -
さて、この修道院の呼び物、クリプト(地下聖堂)の世界に。
-
クリプトの身廊
この地下聖堂は埋葬場所というより土台としての機能だったよう~ -
クリプトの後陣と祭壇
-
荒い大きな石を積んだ低いアーチが多数。これら地下聖堂の真上が
教会の後陣の位置と一致しているそう~ -
アーチの下の柱が短いので柱頭文様がよく見え素晴らしいとあったが、
単純化された文様が多く面白みに欠けていたのが残念 -
この地下聖堂、ミュージアムショップで、見学を申請し料金を払い、
鍵をもらって自分で開けて入るというシステム。
勿論、入ったら中から鍵をかけるのだが・・気持ち悪かったなぁ~ -
手前に屋根がみえるところがミュージアムショップ。
岩肌がめだつレイレ山に抱かれた修道院というのがよくわかる~ -
後陣の傍の黄色い花を持つ大きな木!(何の木なのかわからない)
風景の額縁のよう~ -
2時にはレイレ修道院を出発し、フランスピレネーの美しい村
<アイオワ>へ。
パンプローナの街の外まで<A21>を走り、その後<N121-A>と
<N121-B>を乗り継いで。道は十分な巾で車もまばら~ -
ピレネーに向かう途中の景色。
フランスからスペインに行く時は明らかに峠(ロンスヴォー峠)を
通ったのだが、戻りのルートは峠らしきところもなく、
ちょっとした山道ぐらいの感じ・・
断然こちらのルートの方が楽! -
国境も全くわからず・・
ショッピングモール、ガソリンスタンド、などが並んで見えだしたので
かろうじて国境かなと・・
かくして、ピレネー越えを成就して、旅は再度フランス側で続く
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この旅行記へのコメント (4)
-
- pedaruさん 2017/12/16 06:46:27
- 中世そのもの
- パルファンさん おはようございます。
素晴らしい町ですね。石畳、石造りの家、小高い丘の上の町・・・
パラドールのマダムは素朴で親切な人・・・・とまでは理想的にはいきませんでしたか?慇懃無礼、(銀行かっ)
サルバドール、ブラジルの町の名前もそうですが、聖人の名前だったのですね。知りませんでした、それにしても聖人の数が多いですねぇ、聖人も序列と認定試験があるようです。
陽の射す中世の町並み、光と陰、良く書けてますよー。この雰囲気パルファンさんの得意とするところですね。奥の陽がさして明るくなったところ感じ出てますねー。
次はフランス、そして来年も計画中とか、・・・・病気に近い・・・
pedaru
- パルファンさん からの返信 2017/12/17 00:06:30
- RE: 中世そのもの
- pedaruさん
こんばんは〜
パラドールのあった村はとっても良かったのですが
―素朴で、親切なひとー ではなかった!
思い出としては、“ほら、あの感じの悪いマダムが居たところ・・”と
なるのかなぁ〜
夜遅いので単品のみの注文だったせいか、蔑げずむような
対応で・・我がホテルは最高なのよ、という態度でした〜
ま、このことを除くとピトレスクで素敵な村でした。
絵に関しまして、お褒め頂きありがとうございます〜^^
あの絵は何度も塗りこんで汚くなって・・
一発でスキッとした絵にしあげたいなぁと思うのですが。
ま、余り悔やまず続けます♪
この旅行記、もう少し続きますのでまた見てくださいね。
コメントありがとうございました。
パルファン
-
- ももであさん 2017/12/14 22:23:51
- アラゴン・ピレネー担当
- あ~ レイレ! 見たかったー!!
ミサにも参加できて良かったですね~
パルファンさんと被らないように、アラゴン止まりのももであでした!?
ブログはサボり続けるつもりなので、目立たぬようこっそり
YouTubeのおすそ分けデス♪
https://www.youtube.com/watch?v=_3s4qz9EX8Y
- パルファンさん からの返信 2017/12/15 23:52:50
- ナバーラ担当(なの?)
- ももであさん、 こんばんは〜
YouTube 見せて頂きました。
相変わらずセンスのよいショットの連続・・
見惚れてしまいました〜
カタルーニャからアラゴンにと走ったのですね。
ガーミンをお供に。えっ、iPhone に変わった?
ジローナなど一度計画したことがあったけれど・・
もう、無理だろうなぁ〜
ピレネーを越えられただけで満足しないといけないかな?
と言いながら来年も又、レンタカーで回る旅行の計画を
たてている、懲りないパルファンです。
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