ツアーでクロアチア・スロバニア・ボスニアを回る11月の旅行(3)

2017/11/11 - 2017/11/11

　検討していたヨーロッパへ wife 殿の選んだ地へ行くことにした。近年、テレビで頻繁に紹介されるようになったし、この近辺は難民も移動しないというアドリア海海岸線は治安も良いということのようだ。ツアーではザグレブにも観光する予定になっていたが、カタールのアラブ諸国からの国交断絶を受けて航空路が迂回を始めており、時間なくカットされる始末になった。
　日程は、移動に１．５日残りの５日間の観光となり、ザブレグ、ljubljana 、ブレッド湖、鍾乳洞、シベニク、スプリット、トロギール、Dubrovnik、ブリトゥヴイィツェ湖国定公園、ざっと一周になった。このため国境をまたぐこと何度もとなり、スタンプだけがやたらと押されることになった。
　最終日の国定公園は完全な雪景色となりシロアチアになった雪中行軍は、楽しむというよりは苦行のようだったが、こんな風景を見る観光はそうないだろうとも思う。

エリア クロアチア

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: カタール航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

　泊まるだけの町カルロバッツ。ドイツ名カールシュタットという町のホテルはとても古そうだが、改装されて中は迷路のような作りだった。部屋は比較的広いのが幸い。出発時間が 8:30 なので合間を縫って調べた場所を朝散策した。
　ツアーなどでは無視される街ではあるが、歴史はどの町にも存在する。この旅行に同意したのはこの町に泊まるからだった。JTB は全く価値を認識していない、世界遺産が旅行の誘因だからだ。

　そのホテルの壁に貼られた警報の説明書。つまり、戦争をやった時代は今現在まで引きずられている。ノー天気な日本人には北朝鮮のアラートでさえうるさいからいらないという発言さえあったという事態とは大違いだと思う。国は自分で守るものだと思う。
　認識として、戦前の空襲警報を考えるだろうか。でも死ぬかもしれないなら当然だ・。

　この町の歴史的外観。函館の五稜郭のような六角形の城壁都市があったとの記載がある。泊まったホテルは埋められたお濠の近郊であり、歩いてその位置を確認できる場所だったから、ツアーにはない観光ができた。　この事実を知ってきたか、知らないできたかはツアーに参加したそれぞれ人の認識による。残念ながら。

　ホテルの真向いにある市の庁舎。国旗が掲げられている。この町がクロアチア中部の要所なのは明らかだが、二つの川に挟まれた要塞都市の存在はあまり啓蒙されてはいない。もちろんお堀を埋め立ててしまったことも原因だろう。

　レンガの壁。戦禍を思う。

　埋められたお堀は現在散歩道になっており、大きな公園になっている。散策するには朝の散歩がちょうどかもしれない。

　その道のひとつ。紅葉時期なので明け方は気持ち良い。

　元の堀に沿って横長の建物が凛として立っている。調べによるとこの端っこはナイトバー(Papas Bar)であり、活況のようだが訪問する時間はなかった。真ん中は観光案内所になっている。いずれ建物は古い。

　赤レンガが生える建物だと思う。いずれ歴史を思う。Music School Karlovac

　Zorin dom という名称の劇場。オーケストラやオペラもやるようだが、泊まった夜は市民のダンスパーティだったようで、残念。隣国には立派なオーケストラが多数あり、聞きたかったが日程が合わなかった。

　これも庁舎の一部かもしれない。

　どこを切り取っても、歴史深きビルだらけという感じ・・。

　もうどの建物を撮影しても絵になることを確認。歴史の長さと、繰り返した創造と破壊に耐えたビル。

　ホテルと一体のビル全体。巨大な建物が通りに面していた。

　隣接するショッピングセンター。KONZUM というコンビニも並びにある。この町の最大の繁華街だと思う。

　そして元の城郭の中心地に到達。巨大な広場になっており、教会もみえる。(The church of St. Nicholas)

　手前の黒い塔が井戸。(Zdenac)

　ど真ん中の井戸もモニュメントが飾られている。

　蛇口が付いていた以上、今も生きている水だと思うが、馬も使える水飲み場になっていた。

　何かの碑なのだと思う。現地語では解読不明。

　帰り際に見つけた椅子。由来はわからないが、王の椅子かもしれない。