2017/11/11 - 2017/11/12
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brfsilverさん
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妻からの提案で、夏のアイスランド・ロンドン旅行での悲惨な体験から立ち直るべく、週末に伊豆・熱海へリベンジ旅行をしました。
資金的にも、全面的に妻が持つと言ってくれました。感謝感激です。
旅行先は、妻が直近テレビで見て気に入った、伊豆城ヶ崎海岸の吊橋、そして熱海伊豆山温泉「走り湯」から源泉を引いている「うみのホテル中田屋」宿泊がメインです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線 JR特急
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
娘も含めた三人で行くつもりだったのですが、またまた長男も便乗(お前は、フライト・トラブルの大した影響を受けていない、ちーがーうーだーろー!)
まずは交通機関の計画です。
コスト的には自家用車で行くのが最も安価ですが、渋滞もするし、今回は列車で駅弁とビールを楽しむことにしました。(レンタカー運転は長男に)
往路は伊豆高原駅まで乗車、レンタカーを借りて、城ヶ崎海岸を散策、その後熱海までレンタカーで移動して宿泊、返却パターンとしました。
2名以上で熱海単純往復であれば、JR東海の「新幹線お出かけ切符」が格安なので、熱海まで新幹線、熱海からは各駅停車と思っていたら、妻から、「景色が良く見える『踊り子』ってなかったっけ?」と問いかけがあり、あらためて調べました。
スーパービュー踊り子号(以下SVO)は、普通の踊り子号より若干高いA特急料金が設定されているものの、大きなパノラマ車窓から景観を楽しむことができ、乗車した瞬間からリゾート気分を味わうことができます。
そしてこのSVO、写真(伊豆急HPより抜粋)にもあるように1号車グリーン車は二階建て車両となっており、二階の先頭は展望席となっているのです。
妻は「是非、その展望席に乗ろう」と言ってきたのですが、私は「週末のそんな席は、1か月前発売と同時に瞬時に取られて、絶対無理」と取り合いませんでした。一応1か月前に買いに行くけど、10時少し前くらいを目指して、もし残っていたらラッキー程度の気持ちでと折り合いました。普通車でもSVOなら十分楽しめるからね、と。 -
JR指定券は、1か月前の10時に全国一斉発売され、「カシオペア」「北斗星」の廃止までの期間の寝台券や、北陸新幹線初日の指定券などは、10時開始数十秒で売り切れたそうです。
そのため、希少な指定券を予約したい場合は、みどりの窓口職員に10時の時報とともに端末(マルス)を操作してもらうために、各駅で申込みや行列をしています。これを「10時打ち」と呼んでいるそうです。
以前は、事前受付サービス(10時以前に申込書を預かってくれて、10時に端末操作をしてくれる)をいくつかの駅で行っていたようですが、現在はほとんどないようです。
写真は、船橋駅のみどりの窓口に10時前に表示されているものです。10時前は①②番窓口で通常の取扱いしており、1か月応当日の予約希望者は③番窓口前の専用列に並びます。 -
さて、旅行1か月前の10月11日です。私はいつも通りの出勤で、7:30頃乗換駅の船橋駅でみどりの窓口を覘いてみたら、③番窓口の前にすでに1人並んでいたのです。一応のつもりで妻にメールを入れておきました。
何と妻は、それからすぐに準備して、窓口の多そうな柏駅に並びに行ってくれました。8:20頃到着で、行列の1番ゲット。(実は2番目の人が列に並んだのが9時過ぎで、今でも不満たらたらです…)
私はその連絡を受けて感激しましたが、この時点では「複数席あるのならまだしも、この一角は唯一なので、対抗馬がいると本当に瞬時の勝負となり、これでも五分五分くらいかな」と思っていました。
10時過ぎに「とれたよ!」のメール、心の中でガッツポーズです。
家族4人で1AB・2ABの四席です。
元々鉄の成分が若干含まれている私にとっては、旅行の大きな楽しみが加わりました。妻に大感謝です。
乗車するSVO3号は、東京ではなく大宮始発で、我々の乗車最寄駅は武蔵小杉駅なのですが、伊豆急線内までの利用料金を調べてみると、隣の横浜駅からの利用にすると特急券+グリーン料金で1,570円も安くなるため、もちろん横浜駅乗車です。(4,960円vs3,390円)
また、グリーン料金だけでは実質1,180円なので、この区間ではたとえ展望席が取れなくてもグリーン車利用はありだと思います。(切符上の表示は、グリーン料金1,800円となっていますが、指定席普通車は2,210円なので差額は1,180円。グリーン車利用時は特急料金が自由席扱いとなるため実際の差額はこのようになります) -
SVOに乗車する横浜駅ホームです。
SVOは全車指定席で、二両に1カ所の入口で駅職員による指定券の確認が行われた後乗車します。1号車の我々は1・2号車間の入口から。 -
この日の横浜駅では、駅職員によるお見送りサービスがありました。
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SVO3号いよいよ入線です。
かっこいい!気分上げ上げです。スーパービュー踊り子 乗り物
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この四席が我々の席です。
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二階建車両の二階部分は、運転手より高く位置しているので、1A・1B席はまさにかぶりつきで、運転手と同じ景観が楽しめます。
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お見送りを受けて、さあ出発。
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この光景、鉄にはたまりません。
今日は女性運転手です。 -
一階部分は、無料で誰でも利用できるサロン室となっています。
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1・2号車がグリーン車で、普通車との行き来ができなくなっていますので、実質的にグリーン利用者限定です。ただ、誰も利用している人は見かけませんでした。
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グリーン車では、今ではめずらしいアテンダントが乗車しており、無料のソフトドリンクサービス(何度でも)や、声掛けをしてくれます。
乗車早々にSVOロゴが入った紙おしぼりとソフトドリンクのサービスがありました。
我々は持ち込んだ駅弁を、サロン室でまずは食べました。 -
駅弁のバリエーションの豊富さから、またまた東京駅で途中下車し、駅弁を仕入れました。
私と子供たちは、グランスタ売れ行き№1の「イベリコ豚重」 -
車内販売のビールとともに、甘辛い味付けのイベリコ豚が超美味。売れ行き№1納得です。
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妻は全国の駅弁を取り扱う「駅弁屋祭」で、超人気の郡山駅「海苔のりべん」を欲していたのですが、入荷時間が合わないため断念。のり弁気分は変わらず、グランスタ内「てとて」の「のり弁」にしました。
ただ、「にんべん」が監修している割に、鰹節の量が少ないと、妻は不満たらたらでした。 -
グリーン車座席は、国際線ビジネスクラス並みの座席で、フットレスト付でリクライニングも十分です。
(隣の一人席には、最後まで乗客はいませんでした。) -
運転手の一挙手一投足が目に入ります。(ビューの運転いやでしょうね。)
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この日は朝方雨が降っていたのですが回復。パノラマ車窓からこの景色ですから盛り上がります
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普段はただのコンクリートの壁のトンネルも、こんな感じで見入ってしまいます。
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熱海駅から先のJR伊東線は単線ですので、停車駅でなくても上り列車と離合のため一時停止します。
宇佐美駅でSVO2号との離合 -
伊東駅に近づきます。
国道を挟んで、海岸線が続きます。
展望席には、他の乗客の多くが訪れて、撮影していきます。特に小さい子どもは離れようとしません。それでもグリーン車の客限定ですが…。 -
伊東駅からは伊豆急線に入ります。
運転手交代しました。 -
伊豆高原駅到着。
もっと乗っていたかったなー。 -
車体側面のSVOのロゴ、かっこいいです。
展望席をゲットしてくれた妻にあらためて感謝です。
初めからあきらめていた私には、一生縁がなかったかもしれません。
素晴らしい体験をさせてもらいました。 -
伊豆高原駅でレンタカーを借り、駅裏の無料駐車場に停めて、「橋立吊橋」に行きます。
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尻無し川(対島川)沿いの遊歩道を進み750mほどです。
歩いていて気持ちの良い歩道です。 -
城ヶ崎自然研究路にぶつかったところを右に進みます。
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道中、城ケ崎海岸のすばらしい景観が飛び込んできます。
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橋立吊橋到着
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小ぶりですが、趣のある吊橋です。
この時、他の観光客は誰もいません。橋立つり橋 名所・史跡
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橋からの景観
真下までは海水はきておらず、石の浜となっています。 -
反対側からの眺め。
後に行く大淀・小淀が見えます。
橋立吊橋から見る風景はすばらしく、その吊橋をいつまでも独占している状態は秘境感漂い、いつまでも堪能していました。期待以上でした。 -
少し戻って、海岸に降りていきます。
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岩場の道を下りていきます。結構急坂で滑りやすく注意が必要です。
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岩礁にある大小の汐溜まりが「大淀・小淀」と呼ばれています。
大淀 小淀 名所・史跡
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穏やかな時は天然のプールとして親しまれているようですが、この日はやや波も荒く、それはそれで、岩礁に砕け散る波の大迫力に感動しました。
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豪快です。
危険回避のため、水際に近づけなかったのが残念でした。 -
回りを見渡すと、このような風景や、
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こんな風景に囲まれて、心が洗われるようでした。
かなり長い時間留まっており、立ち去るのが残念なほどでした。
(この間、他の観光客はゼロ) -
最初の分岐点まで戻り、反対側に進むと、幻の滝と呼ばれる「対島の滝」があります。
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「対島の滝」は尻無し川(対島川)から海に注ぐ水量が多い時のみ現れるため、幻の滝と呼ばれています。たまたまこの日は夜半に雨が降ったせいか、それなりにしっかりと滝となっていました。
対島の滝 自然・景勝地
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車まで戻り、そこから20分ほどの「門脇吊橋」に向かいます。
先ほどの城ヶ崎自然研究路を6㎞ほど歩いても行くことができます。
城ヶ崎海岸の絶景が拡がります。 -
伊豆大島がはっきりと見えます。
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吊橋からの眺めはすばらしい。
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ただ、とにかく観光客が多い。
門脇つり橋(門脇灯台) 名所・史跡
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ゆっくり鑑賞という気分になれません。
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このアングルはなかなかありません。
先に秘境感のある「橋立吊橋」を堪能した後で来たからでしょうか、人気のある「門脇吊橋」への感動はかなり薄かったです。
駐車場を出庫する時に、「精算金額0円」と表示され、あれっどうしたんだろう、と思って後から調べたら、15分以内出場は無料となっていました。その程度の時間しかいなかったということですね…。 -
熱海に向けて1時間半ほどのドライブで、本日宿泊する伊豆山温泉「うみのホテル中田屋」に到着です。
伊豆山温泉 うみのホテル中田屋 宿・ホテル
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設備は年季が入っています。
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全22室海側を向いており、客室からの景色は最高です。
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ホテル2階の通用口から直接アクセスすることができる「走り湯」に行きました。「うみのホテル中田屋」はここから源泉を引いています。
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水蒸気がもうもうと立ち込める横穴式源泉を入っていくと、高温のサウナ状態です。
走り湯 自然・景勝地
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噴出したお湯が流れていきます。
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奥では源泉がゴボゴボを湧いています。とても触れることはできません。
念のため、防水のデジカメで撮りました。
少し前にテレビで紹介されていたせいか、この時は観光客がひっきりなしに訪れていました。長い時間は滞在できません。 -
温泉にゆっくりつかり、夕食です。
前菜各種 -
お造り
マグロ、鮃、鯛、生うに -
山葵は、自分ですりおろします。
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コラーゲン入り和風参鶏湯
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和牛たたき
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秋鰆柚庵焼
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空や蒸し
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新高麗人参金箔付き揚げ
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ご飯がとても美味
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メロンです!請求書はチェックアウト時です。
質・量ともに満足しましたが、出来たてを提供するために時間をおいて配膳された「焼き物」「揚げ物」が冷えていたのが唯一残念な点でした。 -
翌朝、水平線が赤く染まり、海から朝陽が昇る様は白眉です。
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いつまでも見とれていました。この朝陽を見るためだけでも、このホテルに宿泊する価値があります。
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朝食バイキング。
刺身や、手の込んだ煮物など盛りだくさん。刺身やスモークサーモンもあります。また、伊勢海老の味噌汁は絶品、ご飯も美味しいです。 -
干物をテーブルの上で焼くことができます。
通常、朝食バイキングでは、大抵作り置きの干物が並べらているので、出来たて・熱々はかなりポイント高いです。
朝食も大変満足しました。 -
二日目は特に予定をしていなかったのですが、子供たちが「熱海トリックアート迷宮館」に行きたいというので訪れました。
熱海城に併設する施設です。 -
熱海城は小高い丘に建っているので、眺めは抜群です
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伊豆大島もくっきり。
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熱海温泉街を一望
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「熱海トリックアート迷宮館」は、写真を撮ると動物が飛び出して見える絵画、また、目の錯覚で揺れて見えたり、大小・前後が反対に見えたりするトリックアートが、これでもかと続きます。
熱海トリックアート迷宮館 名所・史跡
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肉眼ではそう見えないのに、写真に撮るとこんな感じになります。
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スタッフも親切で、分かりやすい説明や、写真撮影をしてくれます。
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(写真に含まれていませんが)人間がトリックの一部になるようなものもあります。
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この3人の背の高さ、全員同じ高さです。測ってみてください。
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こどもだましと思ってあまり期待していきませんでしたが、結構本格的で、家族全員とても楽しむことができました。
900円(実際には割引券利用で800円)の価値は十分にあります。 -
宿泊した中田屋の担当仲居さんから電話があり、「お土産の兜焼きを渡し忘れた。可能であれば立ち寄ってもらえるとありがたい」とのこと。
前日夕食時の終盤、カンパチの兜焼きをサービスですと持ってきていただいたのですが、満腹でとても食べられない。ではお土産に真空パックしますと言っていただいていたものです。
熱海駅に戻るため、大した遠回りでもないので、立ち寄りました。
立派な兜焼きで、一人暮らしの息子が嬉々として持ち帰りました。とても美味しかったとのこと。 -
帰りは熱海駅から新幹線利用。
新橋の金券ショップで回数券バラ売りを3,300円で購入。この切符の乗車券部分は、写真のように「東京都区内」まで有効なので、郊外に住んでいる我々には値段以上にお得感があります。(通常の熱海-東京の乗車券は「山手線内」となります。)
大変楽しい旅行になりました。
忌まわしいフライト・トラブルの記憶も吹き飛びました。
国内・海外問わず、また旅行に行きたい気分が盛り上がってきました。
妻には心からありがとうと言いたいです。
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伊豆山温泉 うみのホテル中田屋
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