ずっと行きたかった初めての高野山、そして宿坊に泊まって精進料理を頂くと言う目標も実現できてとても良かったです。<br /><br />色々とハプニングがあり、計画とは随分違う旅になってしまいましたが、出来なかった事、行けなかった所はまた次回の機会に、楽しみに取っておきたいと思います。

初・高野山で初・宿坊体験

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2015/11/15 - 2015/11/16

489位(同エリア1091件中)

エリア

高野山周辺(和歌山)

ロンドン発パリ経由で関空へ。

シャルル・ドゴール空港からの便の出発時間が１時間くらい遅れて、これが後々の計画に大きな影響を与えてしまいました。。。
パリからの出発便が大幅に遅れたので関空への到着も遅れ、空港に着いたら外国人の入国審査の長蛇の列が尋常じゃない事に・・・・外国人の連れは２時間以上並びました・・・（私は荷物確保と空港に迎えに来てくれていた家族へ公衆電話から連絡する為、日本人用の入国審査を通って先に税関手前まで行ってました。）

私達に荷物を届けに来てくれた家族と一緒に食事を済ませてから高野山に電車で直行したのですが、日曜ダイヤの夕方の為、本数が少なく接続が悪くて乗り換えの所々で長時間待つ羽目になりました。

もし飛行機が予定通りに着いて、アジアからの大量の観光客が同時に到着する前に夫が入国審査を通れていれば２～３時間は早く高野山に着いたのではと思います。
朝早くに関空着予定の便だったので計画では午前中には関空を出て、高野山には午後過ぎに到着、チェックインの後に夕食まで少し観光も…と思っていたのですが実際に高野山に着いたのは１８時過ぎになってしまいました。

高野山駅から路線バスで宿坊に向かいました。
宿泊のお寺、普賢院に到着しました。もう外は真っ暗です。
途中連絡はしていましたが宿坊到着が予定より随分と遅くなってしまい、申し訳なかったのですがお坊さんが優しく出迎えてくださいました。

貸切風呂利用と部屋にトイレがついているプランで宿泊したので部屋は新館のような少し離れたところにありました。

しかもこの日、この新館内の宿泊は私達だけで貸切状態だったのでお坊さんが冗談で「騒いで頂いても問題無いですよ」とおっしゃっていました。

通常のプランはお風呂、トイレ共に共同です。
通常プランは隣室と襖で仕切りのお部屋だと思うのですが、こちらのプランのお部屋は壁の個室、普通の旅館のようでした。　

館内もお部屋の中もとても綺麗でした！
数ある宿坊の中から普賢院さんを選んだ理由は貸切風呂プランがあった事、トイレ付きの部屋がある事、そして色々な口コミのサイトを読んで評判も良かったからです。

色々読んだ中には料金は安いけれどとても評判が悪い宿坊もありました。

こちらの宿坊は本当に口コミ通り、とても素晴らしかったです。
到着が遅くなってしまったので「申し訳無いのですがすぐに夕食の準備を始めさせて頂いても宜しいですか」と丁寧に聞いてくださり、こちらの方こそ申し訳なく恐縮でした。

他の方達は皆さんもう随分前に食事を開始していたようです。
夕食は個室のような部屋で、もう一組別の宿泊客と同室のようでしたが、そちらの方達はもう食事が済んで退室された後だったので部屋には私達二人だけでした。

精進料理の夕食はとても美味しく頂きました。

贅沢を言えば食事内容の説明の紙か何かあれば嬉しかったかな・・・外国人の連れが色々と質問してきて私もわからない食材などあったので・・・

お寺ですがお酒もあり、連れは頂きました！
食事場所の近くの共同トイレを利用しましたがそちらもとても綺麗でした。

貸切風呂も近くにあり、食事後の予約していた時間に利用しました。

温泉では無いと思いますが思っていたより広くとても快適でした。

お寺の中にもこうや君グッズが展示販売されていました。

今思えば一つくらい買っておけば良かった。。。
こちらの宿坊は朝のお勤めも無料で参加できます。

私達も緊張しながら参加しました。その後にもお坊さんがツアーのような形で館内設備を案内してくださり、とても貴重な体験が出来ました。

お勤めの後に昨晩と同じお部屋で朝食を頂きました。
部屋からの眺めです。
この日も計画がたくさんあり、十津川村に移動という予定もあったので、朝食の後はすぐにチェックアウトしなければならず、部屋でこんなに素敵な眺めを堪能しながらゆっくりする時間が全くなかったのが残念でした。
チェックアウトの時に荷物も快く預かってくださいました。
計画では前日、チェックイン後に金剛峯寺で阿字観体験をするつもりでした。

ですが到着が遅れて出来なかったのでこの日のチェックアウト後に行こうと思い、受付に行ったらギリギリ数分前に開始してしまった所でもう入れない為、次の時間（２時間後くらい）まで待たなければならないと言われてしまい、泣く泣く諦めました…
この日、奈良の吉野の十津川村に移動予定だったのですが、十津川村と高野山の間にある同じく吉野の野迫川村を経由して行くという計画を立てていました。

野迫川村にある荒神社に行きたかったのです。

これも全てバスで行くつもりでした。高野山から野迫川村に行くバスも、野迫川村から十津川村に行くバスも本数が１日に数本しかなく、絶対に乗り遅れてはいけないので、この日の予定もそれに合わせてキツキツでした。

その為、阿字観体験は諦めて、奥の院に向かう事にしました。
バスの時間がある為、時間を気にしながら歩いて行きます…
厳かな雰囲気とかそういった物を少しは感じましたがそれ以上に時間が気になってちょっとせかせかしてしまい・・・常に早歩き状態。

やはりキツキツのスケジュールはいけませんね。
御廟の手前あたりに茶屋のような物もあり、入りたかったですが時間がなく諦めました。

それどころか御廟に行く時間もない事に気付き、もと来た道をとんぼ返りで戻る事になりました。

そして…

一の橋の近くのバス停に少し余裕を持って到着し、バスを待っていたのですが、いよいよバスの来る予定の時間…という時にふっと、気づいたのです。

バス停の名前がちょっと違う！？

なんと乗らなければならなかったバス停は「奥の院前」だったのに間違えてその手前の「奥の院口」というバス停で待っていたのです。（乗る予定だったバスは路線バスではなく中距離バスの為、「奥の院口」には停まりません）

気づいた時には予定時間の１～２分くらい前、そして正しいバス停まで結構、距離があった（１kmくらい）のですが二人で全速力で、本当にこの歳になってからこんなに必死で走った事がないというくらい必死で走りました…が…その私達の横を無情にもそれらしきバスが予定のバス停で停まる事もなく通り越して走り去って行きました…

でもこのバスは一応、予約制だったのです。　このバス停からこの時間に乗るという事を事前予約していたのに、そしてバスの中には乗客が一人もいなかったのに、バス停で一時停車もせず通り過ぎて行ってしまったのは残念です。

連れは殆どバス停の手前くらいまで行っていたので…（私は全然ダメでしたが…）

この後、バス会社に乗られなかった事を連絡し、急遽、予定変更して十津川村には全く違うルートで行く事になりました。

この間、自分がバス停を間違えた事の照れ隠しの為？「バス停の名前が似過ぎてるのが悪い！」等、人のせいにして怒り、連れと大声で揉めながら神聖な町中を歩いていて思い返せばとても恥ずかしい話です。

結局、高野山駅から電車を乗り継いで奈良県内に入り、それから奈良交通バスで十津川村に向かう事になりました。

そのルートでもやはりバスの時間は限られているのでそのまますぐ高野山を離れる事になりました。

普賢院に戻って預けていた荷物を受け取り、近くのバス停からバスで駅に戻ります。

高野山駅の改札を入ってすぐにある階段を上ると２階に小さな展望スペースがありました。

なかなか良い眺めでした。
階段の角度がかなり急なのでちょっとクラクラしました。
とても忙しなく計画の半分くらい？しか果たせなかった、ちょっと残念だった今回の高野山訪問でしたが、宿坊初体験はとても満足でしたし、また是非行きたいと思います。

次回は時間に余裕を持って、ゆっくりと周りたいと思います。