ドイツでやってみたかったコト…ブレーメンとハンブルグにて

2017/09/12 - 2017/09/17

お仕事のフランクフルトモーターショーを兼ねて久し振りのドイツひとり旅です。

前々から是非行きたいと思っていたハンブルグ中央駅をウロウロして、
世界遺産のブレーメンを訪れて、音楽隊の動物達に勇気を貰いに行って、
仕事仲間と合流しフランクフルトモーターショーが最終目的です。

天井が高いドーム式の駅が大好きな私にとって、ハンブルグ中央駅は憧れの場所なのです！
他人様には観光地を尻目にドイツで撮り鉄なんて、勿体ない事なんでしょうね。

仕事１：趣味９の旅、はじまり、はじまり～(^O^)／

エリア ハンブルク(ドイツ)

９月１２日

関空は雨…。
今回は素直にルフトハンザです。

私も４３歳になりましたが、ヨーロッパまでのフライトが辛いですね。
金、お金…さえあればビジネスに…(-_-)

関西国際空港 空港

フランクフルト空港に到着しました。
イイ写真が撮れたので掲載しちゃいます。

これがブレーメン乗継ぎ便です。
定時運行有難うございます。

あっ、ご存知ですか？
関空からトルコ航空が撤退しちゃいました！
テロの影響で関空からの乗客激減が原因です。
残念ですね、関空からの数少ない深夜便だったのに…。

フランクフルト国際空港 (FRA) 空港

約１時間のフライトで到着

旅行期間中の天気予報では余り良くなかったのですが
初日はお天気に恵まれそうで何よりです。

ブレーメンには航空宇宙に携わる会社が多いので
このような人工衛星の模型が到着ロービーでお出迎え

空港内を見学するつもりでしたがフライトで疲れちゃいました。
トラムでホテルと目指します。

ブレーメン空港 (BRE) 空港

今夜は「Maritim Bremen」に宿泊します。
旧市街からスグの便利なホテルです。

少し休憩して音楽隊に会いに行きますか！

それにしても夕日が綺麗ですね…。
自分が好むひとり旅ですが、この時は人恋しくなりますね。

H プラス ホテル ブレーメン ホテル

【市庁舎】

夜の市庁舎も綺麗です。（ローランド像は見えないですね…）
２０時過ぎだったと思いますがまだ観光客は居ました。
９月中旬北ドイツの夜は寒いですよ！

ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像 モニュメント・記念碑

ローランド像も含めての世界遺産ですね。
９世紀フランク王国時代に活躍した騎士のようです。

素敵ですね。
何だか温かみがあり静かで心地がいいですね。
時折走るトラムも趣きがあります。

市庁舎の片隅にポツンとありました。

グリム童話のお話はご存知ですか？
人間から虐められていた動物達が、音楽隊に入るためブレーメンを目指すお話です。

動物達の影にご注目！
この影は話のポイントなので、わざわざ演出したんですね。
夜しか見れませんよ。

最後はハッピーに仲良く暮らすようです。
結局はブレーメンに行くことはなかったようですが…。

ブレーメンの音楽隊像 モニュメント・記念碑

愛らしくもあり、どこか哀しげな佇まい…

みんなの願いを一身に引受け、ロバの鼻が光輝く…
仲間と一緒ならきっと叶うよ、僕たちのようにねっ。

おばあちゃんの願いもきっと叶うよ…。

何故だか彼らが頼もしく思えてきました。
また明日ね。
お休み。。

市庁舎前でトラムを流し撮り

ブレーメン旧市街の夜は静かです
石畳に敷かれた鉄路を走るトラムの音が夜を演出します。

広場近くの夜も営業していた【Ｂrote】と云うお店

スタンドに毛の生えたくらい小さなお店ですが、
ヴルストの美味しさに目覚めてしまいました。

朝はこんな感じです。
朝日に照らされるローラントも勇ましいです！

もう少し青空が欲しいところですが、そもそも雨の予報
だったので文句どころか感謝しなければ…。

中世の街並みを再現した【ベトヒャー通り】のレリーフ

ハンザ同盟に加盟以降、急速に繁栄を遂げたブレーメン
その当時にタイムスリップしましよう。

ベッチャー通り 散歩・街歩き

音楽隊が中ほどにある中庭にもいましたよ。

アクセサリー屋さん、レストラン、お菓子屋さん…
アッと云う間の短い距離ですが雰囲気は味わえます。

マルクト広場からほど近い【シュノーア地区】

古い街並みがそのまま残っている一画で沢山のお店があり
とても楽しめるところでした。

シュノーア地区 散歩・街歩き

ブレーメンの紋章マンホール

ハンブルグの紋章は門でブレーメンが鍵…
「ハンブルグの門を開けるには、私たちブレーメンの鍵が必要だ」
ハンザ同盟の仲間であり、ライバルでもあったお互いの関係。

ブレーメンの人々の気持ちはこんな感じでしょうか？

シュノーア地区にあったアンティークショップ
ラッキーにもこちらで鍵の勲章を発見しました！

その昔は職人街だったとか…。
イイ雰囲気に変貌を遂げましたね。

街は迷路みたいで楽しいですよ。

レストランですか？と聞くとシアターとの返答。
どうやら演劇鑑賞出来るようですね。

キリッとした表情で撮影に応じて頂けました。

青空が出て来ました！

【聖ペトリ大聖堂】
マルクト広場に面するブレーメンのランドマーク

青空なのですが、風が強いです！

聖ペトリ大聖堂 寺院・教会

ゴシック？ロマネスク？バロック？
よく分かりませんが荘厳な雰囲気です。

天気が急変。
打って変っての大雨で沢山の人々が大聖堂に避難

文字通り神の元へ慈悲を求めました。

最後にもうひと目だけ。

バイバイ、勇気を有難う。
これからもみんな仲良くねっ！

駅前のスタンドでまたまたヴルストを…。

好みもあると思いますが、ミュンヘンなどで食べた
ソーセージよりも数段美味しく感じました。
地域により味が違うんですね。

【ブレーメン中央駅】

１５時頃の列車でハンブルグを目指します。
ドイツの中規模駅で良く見かける造りでした。

ブレーメン中央駅 駅

ここにも動物達がいます。
ブレーメンのみんなに愛されているんですね。

直前に出発ホームが変更です。

ヨーロッパでは正確な運行で定評あるドイツですが、
結構頻繁にこのような事があるので、乗車するまで
気が許せませんよね。

ここはブレーメン近郊の【Sagehorn駅】

どうやらハンブルグ中央駅が何かのトラブルで閉鎖だとか？
ここで見通しが立つまで停車するようです。

既に３時間が経過。
半数の乗客が下車しましたが、前に行くしかない私は
このまま車内で待機です。

トイレもあるし、ホームでタバコも吸えるし何とかなるでしょう。
そんな心境でした。

別車両では女子グループがハイテンションに歌を唄っています。
その明るさにホント救われました。

結局は約４時間停車で出発です。

ホッとしたのも束の間…
ハンブルグ南西約３０キロの【Tostedt（トーシュテッド】迄の
運行になったようです。
それを知った私の不安顔です。

２０時半で辺りは真っ暗の田舎駅にタクシーやバスはありません。
乗客約１００人と列車職員は路頭に迷います。

たまにやって来るタクシーを確保するしか方法はありません。
ここはチームを組んでシェアするのがＢＥＳＴです。

同じアジア人で声を掛けやすかったのでしょうか。
フィリピン人の女の子、ニーナさんとチームを結成。
尻を叩かれながらも、早々にタクシーを確保出来ました。
（結構、人使いが荒いニーナさんでした…）

ドイツ人カップルも加わりハンブルグに到着したのは２２時頃。
ニーナさんはこれから友達の家に行くのだとか。
本当に有難うございました。

それにしても、後の人達はどうなったのでしょうかね？

昨夜の経験を思い起こしながら朝食を済ませて憧れの場所へ！

ハンブルク中央駅 駅

【ハンブルグ中央駅】

終端駅ではないですが、高いドーム天井が素敵です。
全景をコンコース階から撮影出来る構造なのが嬉しいですね。

沢山の人が駅を訪れるのに騒がしくなく、聞こえてくるのはドーム内に響く列車音だけ。
この乾いた感じが私は好きです。

日本と違い、今も機関車が大活躍しているドイツが羨ましい…。
機関車＋客車の組み合わせは旅情を誘います。

反対側からはこんな感じになります。
駅構内にはお店が沢山入っており、食事には困りません。
ひとり旅には有難いですよね。

夕方から夜に掛けての黄昏時…
ライトが点灯して華やいだ雰囲気になります。

夜は車内の照明が鈍く怪しく光ります。

駅を飛び出して撮り鉄活動開始します( ｀ー´)ノ

中央駅の南側ではこんな写真が撮れちゃいます。
地元の方々にカメラを構える東洋人はどう映ったんでしょうね。
鉄道ファンが多く、鉄道雑誌も豊富なドイツでは珍しくないのかな？

特徴あるゴムフェイス車両はデンマーク国鉄のＩＣ３！
それにしても面白い顔ですねぇ。

日程に余裕があれば渡り鳥ラインでコペンハーゲンに行きたいなぁ…。
どうやら海峡トンネル建設の計画があるらしいですよ。
早く行かなくちゃ！

アルスター湖に掛かる橋から撮影（ケニディ橋らしいです）

中央駅から徒歩１５分で到着
前々からココで撮影したかったんですよ。
Google Earth で何度訪れたことか…。

右が市庁舎の尖塔で、左が聖ニコライ教会の尖塔かな？

アルスター湖 滝・河川・湖

この周辺は公園になっており、地元の人々がゆっくりと時間を過ごされています。
やっぱり緑が多いっていいですよね。

アルスター湖にほど近い聖ペテロ教会の尖塔が高く見えますね。

チェコ国鉄の車両を牽引しているからベルリンやドレスデンを経由して
プラハに行くのかな？

いまどきの恰好いいカラーリングのＲＢはハンブルより北の都市
イエッホーからやって来たみたいです。

ブティックやレストランが軒を連ねる界隈
ユングフェルンシュティークから列車を反対側から撮影

湖や運河などの水辺が多いハンブルグはオープンカフェが多いです。
真面目に働くドイツ人ですが、セカセカはしていませんよねぇ。
同じく真面目な日本人とは働き方が違うようです。
あぁ羨ましい！

【ハンブルグ市庁舎】

ハンブルグ紋章がはためき勇ましいですね。
正にハンザ同盟の雄ここにあり！

市庁舎 (ハンブルク) 建造物

鉄道ばかり追いかけていたので観光はしておりませんが
この運河の先には赤レンガの倉庫街があるんですね。

渡り鳥ラインに乗車する機会にまた来ます。

【アンティークセンター】

中央駅のスグ近くにあります。
お客は居らず、ガラガラでした…。
それでも不思議と商売出来ているんですね。

陶器、ガラス、アクセサリー、軍事物…etc.
こちらででハンブルグの勲章を購入しました。
５０EURO位だったかな？

中央駅に戻り撮り鉄活動　(^-^;

おぉ、これはレアっぽいです！
線路を運んでいるようですねー。
日本では「工臨」って言うんですよ。（そんな情報は要らない？）

旧型の特急車両ＩＣＥ１は今も健在です。

特急車両にあるコンパートメントは苦手です。
個室で知らない人たちと一緒なのは落ち着きません。
会話力があれば問題ないんでしょうねぇ。
こちらの方々はお話好きが多いですし…。

滞在中お世話になったホテルは【Hotel Furst Bismarck】
中央駅の目と鼻の先で大変便利です。
なかなか快適なホテルでしたよ。

Hotel Furst Bismarck ホテル

９月１５日

中央駅に差し込む光は優しく旅人を包み込んでいるようです。
この駅ともお別れです。
ＩＣＥでフランクフルトへ移動します。
うわっ、直前に番線変更ですって。こわっ！

約４時間でフランクフルト中央駅に到着
ははっ、コンパートメントでした…。(^^;)

コンコルド見学旅行以来のフランクフルトです。
無事に仕事仲間と合流出来るかな？

フランクフルト中央駅 駅

駅前の雰囲気はこちらの方が断然悪いですねぇ…。
歓楽街が近いからかなぁ？
ともあれ夜間、駅周辺での女性歩きは最大限の警戒を！

ホテルに向かう途中、以前お伺いした模型屋さんに立ち寄り。
【MODELL PARADIES】分かりやい名前だぁ…。
中央駅から徒歩５分くらいです。
ドイツ空軍仕様のユーロファイターを購入！

店員さん曰く、今週はモーターショーで日本人のお客が多いらしいです。
みんな考える事は一緒だねっ。

２０時頃、無事合流を果たしました。
再会と仕事の成功を祝して乾杯！！

おぉ、美味そうですねぇ。
未だに欧州一人旅だとレストランに入りづらいんですよぇ。
まんぷく、まんぷく…ゲップ。

【Block House】
ハンブルグのホテル１Ｆにもあったステーキハウス
チェーン店のようですが、味、価格、店員さん…
どれを評価しても大満足のお店です。
フランクフルト店でも１０分程待ちました。

９月１６日
【IAA　フランクフルト国際モーターショー】

中央駅から歩いて１５～２０分程度でメッセ会場に到着です。
この地区は再開発が今も進み街が進化していますね。

メッセ フランクフルト 劇場・ホール・ショー

可愛いワンちゃんもモーターショーですか？

ベントレーの関係者以外立入り禁止ステージには
招待されただろう上流家族が試乗中でした。

娘「これカッコいい！パパ買って！」
パ「困ったもんだ。先週も新車を買っただろ」

こんな感じでしょうか？

【ランボルギーニ　アヴェンタドール】

私が子供の頃、丁度スーパーカーブームで、
一番のお気に入りはランボルギーニ・カウンタックでした。
あぁ、やっぱりランボルギーニのデザインは素敵なんですね。

「毎度おおきに、５０００万円です」
ははっ、冗談のような価格ですねぇ。

やはりベンツは別格のようです。
建屋１棟丸ごと占有していますが、凄い数の来場者！
注目度の高さが伺えます。

こちらはＢＭＷのコンセプトカーですね。
どこのメーカーも電気自動車＆自動運転が基本でした。
もう人間のやる事は無くなっちゃいますね。

【ＢＭＷ　８シリーズ（コンセプト）】

個人的にはベンツよりもＢＭＷが好きです。
特に８シリーズはゆったりとしたクーペでチカラ強さと優雅さを
体現していると思いませんか？

もっとも私はシトロエンユーザーです。

ドイツ人にはフランス車は玩具のように見えるのだとか？
ははっ、判らないでもないのが悔しい…。

【ＢＭＷ　Ｚ４（コンセプト）】

８シリーズに比べてホイールベースが短くスポーティーです。
これもカッコイイですね。

これで走ると街中の人の目を引きますね。
美女を横に海辺を走る…、聞こえるＢＧＭはエンジンの音。
そして心地いい風が私達を包み込む…。
なんちゃって。

パトカー仕様のＢＭＷに興味津々の子供
カッコイイもんねぇ。

大人になって前に乗る人になるんだよ。
後ろに乗る人になっちゃいけないよ！

入隊募集も兼ねてドイツ軍ブースです。
ジープやこんな装甲車の展示がありました。

お兄ちゃんなら素手でも戦えちゃうよ…。

陸軍・海軍・空軍全てのポスターを戴きました。
おっさんで、しかも日本国籍ですがイイですか？
あっ、役に立たない？ですよね。

９月１７日

帰国日です。
仲間は仕事でこのままドイツ各地を回ります。
フランクフルト中央駅で別れを惜しみ再会を誓いました。
仕事は本当に辛いですが、たまにこんな経験が出来るのは役得ですね。

【フランクフルト国際空港】

後は飛行機に乗るだけですが、どうやら搭乗機はオーバーブッキングのようです。
航空会社は謝礼金５万円で、振替機の搭乗を依頼するも誰も現れませんので、抽選で選びます。
そりゃあアジアのどこかでトランジット必要で、関空到着が大幅に遅れますからねぇ。
「お願いだから私を選ばないで」心の中で祈りました。
結局はひとりの男性が航空会社の犠牲になってしまいました。

これって航空会社の勝手だと思うのは私だけでしょうか？
キャンセルを見越して多めに予約を入れるのは理解出来ますが
それは会社の都合でお客には関係ありませんよ。
飲食店は絶対にそんな事はしませんし、航空会社は傲慢過ぎます。

自分用の大切なお土産です。
ボールペンはもちろんLAMY。
切符も訪れた旅の証として、鉄ちゃんには立派お土産です。

久し振りのドイツひとり旅でしたが道中、トラブルもありチョット疲れました。
それと自分の英会話力の乏しさに涙しました…。
勉強するも、元々容量不足のこの頭、４０超えると余計入ってきません。

それでもやりたい事は出来ましたので大満足の旅でした！
やっぱりドイツは素敵です。

さて次はドコに行きましょうか？