2017/10/16 - 2017/10/24
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讃岐の軽井沢の住人さん
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道南にある秘湯の湯百選の銀婚湯の5つの外湯めぐりを楽しむ。これが今回のミッション。そのために前日早くに宿に入り、翌日は遅くまで宿に留まり、5つの外湯を制覇するという戦略です。その成果報告です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- 交通手段
- レンタカー
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出来るだけ早い入宿予定が遅れて銀婚湯到着は4時前。
中庭の紅葉が私たちを迎えてくれました。温泉旅館 銀婚湯 宿・ホテル
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宿に入る前に駐車場を振り返ると、まさに紅葉の真っ盛り。
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通された部屋は本館(旧館)2Fの玄関の上の部屋。
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部屋の窓から中庭の紅葉が見下ろせます。
旧館は古い木造なのでこの時期はテントウムシなども部屋に入り込んで来るし、洗面所もありません。しかし、私はこのロケーションの方を選びます。 -
早速フロントに下りて外湯で入れるところはありますかと尋ねると
「かつらの湯が空いています。中庭を抜けてこの建物の裏にあります。うちでは一番近い湯です」
とのことなので、さっそく鍵と地図をもらって中庭を抜けて入りに行くことにする。 -
「一番近い湯」というが、思ったよりも遠い。
案内看板の示すとおりかつらの並木が続く方向に進む。 -
そうすると見えてきた。
駒ヶ岳山麓から運んだ石を積み上げて、一冬かかって作ったという労作。
まるで、砦小屋のような雰囲気だ。
期待度が自然と高まっていく。 -
階段を上がって扉をあけると・・・・
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大石を彫り抜いた湯船がかつらの木の下で私たちを迎えてくれた。
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さっそく湯船につかって、のんびりと湯を楽しむ。
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塔の上にあるような湯船からは規則正しく並ぶかつらなみきと、その向こうにみどりの牧草が見える。
かつらのあまい綿菓子のような香りが湯船に漂う。 -
脱衣場は一本の大木の洞が使われている。
いつまでもこうしていたいが、次の人も待っているし、今日の内にもうひとつ入っておきたいのでこの辺りで浴衣を着ることにする。
連れ添いは、湯船やその周辺に落ちている落葉を片付けている。
ここまできても掃除をしないと気が済まないようだ。 -
扉を閉めてかつらの湯を後にする。
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フロントに鍵を返却し「入れる外湯はありますか?」と尋ねると
「今ならもみじの湯が入れます。川に架かる吊橋を渡り左手に300㍍ほどの川そばにあります」とのこと。
さっそく鍵をもらって吊橋を渡る。 -
フロントから10分近く歩いてもみじの湯に到着。
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その名の通り川岸のもみじの巨木が枝を幾重にも伸ばしている。湯船は暮れかかる清流の瀬音が間近に聞こえるもみじの枝の下にある。
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静心なく落ちてくるもみじ。湯船にも浮かぶ。
それを「もう・・・・」と呟きながら掃除する連れ添い。
こちらは目を閉じてせせらぎに耳を澄ます。 -
秋の日暮れは早い。ここでは五時には日が暮れ暗くなっていく。
照明施設はないので、暗くなるまでが入湯可能時間。 -
帰路の散策路にあった句碑
散策路だけを歩くのも楽しいが露天風呂に通っていくということが気持ちを軽やかにしてくれる。
周囲も暗くなってきた。今日はここまで。 -
夕食後には内風呂にも入る。
ここの露天風呂もいい。 -
翌日、夜明けと共に行動開始。
しかし、すでに残っているのは「杉の湯」のみ。 -
昨日の最初に入ったかつらの湯の向こうにあるという。
かつらの並木を進んで行くと・・・ -
枝打ちのされた明るい杉林となり
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杉の湯は姿を見せた。
ここは露天ではなく、小屋によって周囲とは遮られているようだ。 -
預かった木の鍵で扉を開ける。
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中は窓がひとつ。
薄暗い。
目が慣れてくると周りが見えない分、気持ちが落ち着いてくる。
檜で作られた湯船の香りが心地よい。
贅沢な時間が過ぎていく。
これを独り占めできることに感謝 -
外に出ると太陽が次第に昇って、牧場が明るく見えてきた。
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来た道を踏みしめ踏みしめ帰り道
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散策路にはこんな句碑もあった。
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帰ってフロント尋ねると「どんぐりの湯の鍵が帰ってきた所です。」とのこと。
さっそく鍵をぶらぶらさせながら散策路を歩く。 -
この外湯は吊り橋を渡って右手に400㍍とのこと。
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吊り橋から振り返ると川に面した内湯から湯気が立っている。
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看板に導かれて、もみじの森を川沿いに歩いて行く。
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スリッパと浴衣で歩くには少し遠いなと感じ始めたころ・・・
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どんぐりの湯に到着。
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扉を開け、木札と兼用の鍵で施錠する。
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坂道を川に向かって下りていくと・・・
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清流のすぐそばに湯船が・・・
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その湯船には網が置かれていた。
なんのために?
もちろん落ち葉すくいのため・・・ -
掛け流しの湯がちょろちょろと流れ落ちる。
その向こうには紅葉と清流。
ブルやユンボをつかってコンクリートで固めた「造成」した露天風呂は多くなった。
こんな手作り感あふれる露天風呂とそのロケーションに脱帽。
心までもが溶けそうになる。
ちなみに連れ添いは「落ち葉の掃除をせないかん外湯は、私はもうええわ。内湯で充分」とのこと。 -
大きな橡の葉が地面に敷き詰められている。橡は葉を落とし冬に向けた準備完了。
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この湯の周辺にはミズナラが多いようだ。
これで4つの外湯に入れた。
あとひとつ・・・ -
しかし、最後の一番遠い外湯は4組後になるとのこと
9時過ぎまで待てど、まだ待っている組が2つ。
今回は外湯全湯制覇には到りませんでしたが、紅葉の中のいい外湯巡りを楽しみました。 -
すてきな銀婚湯さんに感謝
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