2017/10/15 - 2017/10/17
7585位(同エリア10249件中)
リンレイさん
紅葉の五色沼と会津若松の武家屋敷、有名な大内宿を妻と二人で二泊三日の旅。 裏磐梯高原では休暇村で米沢牛のすき焼きが食べたい。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
10月15日 (日) 曇り
JALグループのFDAで名古屋小牧空港から山形空港へ出発です。 JALマイレージの無料航空券を使っての飛行機代タダ旅行だ。 山形空港でレンタカーを借り新潟空港で乗り捨ての予定。50座席FDAは小型ジェット機ながら 以外に座席も広く快適だ。 それよりも小牧、山形、新潟の空港は小さくて便利でバス旅行のような気楽さがあり、国内旅行にはとても都合が良い。 この一週間は秋雨前線の停滞で天気予報はずっと雨。 私達は今迄兎に角天気運が良く海外旅行も含めて雨に会った記憶が無い。 然し、今回は遂に雨を覚悟か。 -
山形空港でレンタカーを借り、先ず車で30分程の「山寺 立石寺」へ向かう。到着が
お昼なので名物の丸コンニャクと芋煮汁を食べる。 牛肉、里芋、大根、ネギ、キノコなどが醤油ベースで少し甘めに味付けてあり、とても美味しかった。牛肉以外の材料は全て我が家の畑で収穫でき、キノコのナメコも昨日ドッサリ収穫してあるので家内が帰ったら早速この味付けを参考にして作ってくれるそうだ。 -
立石寺は芭蕉の奥の細道の「静かさや 岩にしみ入る 蝉の声 」が詠まれたところだ。 そのお陰で静かさどころか今は観光客でごった返して「賑やかさや」となってしまった。 今迄の東北旅行でも少し南にルートが外れており、なかなか来れなかったからようやく念願が叶った。
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それよりも、奥の院までは1000段以上の階段を登らなくてはいけない。 有名な舞台まででも850段あるそうで70歳を優に超えた身にはかなりキツイ。 杖を買って意を決して登り始める。 結構急勾配で何度も休み休み登る。 流石に若い人は平気な顔をして追い抜いていく。 芭蕉と曽良もここを登ったのだろう。 そりゃそうだ奥の細道は歩いて江戸から来て大垣までグルリと歩くのだから信じられない健脚なのだ。
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休み休み、ようやく舞台まで着き、景色を眺めながらユックリ、と思いきや人が一杯で押しだされる様に下る。 東北の観光地が賑やかなのは嬉しい限りだが「静かさや」の山寺は残念ながら静かさをゆっくり味わうことが出来なかった。 階段登りの疲れがなかなか取れない。 先ず、年齢と鍛錬不足を感じた。
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山寺を午後2時過ぎに出て、米沢経由で通行無料となった西吾妻スカイラインを超え裏磐梯の桧原湖ヘ降りるつもりだが標高差が随分ありかなりの難所らしい。 標高1400メートルの白布峠は霧が心配。 曇り空で少し薄暗くなってきたので米沢城の上杉鷹山屋敷跡の見学をパスして裏磐梯ヘ向かう。 元有料道路なのだが、割合道幅が狭く急カーブが多い。 通行車両も少なく慎重に走る。 白布峠にはトイレがあり全山紅葉の真っ盛り。 ただし、曇り空で余り鮮やかとは言えなかったのが残念。 此処からはひたすら急勾配の下りと強烈なヘアピンカーブの連続でエンジンブレーキをかけっ放しだ。30分以上の緊張運転で運転手は景色を楽しむ暇がない。 休暇村に着いたら夕刻近かった。 夕食は奮発して米沢牛のすき焼き懐石を。 期待したより肉が少なかったのが少し不満だった。しかし休暇村は何処もゆったりして、大声の外国人もいないので安心して寛げるのが良い。
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2日目 曇り後雨
今日は全国的に雨の予報だ。 裏磐梯は幸いなことに曇りで雨は降っていない。
朝食を済ませ9時過ぎに出発。 すぐ近くにある中瀬沼探勝路を軽くハイキングのつもりで数台しか停まれない駐車場に車を置き歩き始めるが鬱蒼として誰もいない。 道路の真ん中に熊出没の立て看板! 妻が止めようと言い出し断念。 この辺りの紅葉はこの紅葉以外はまだうっすら程度だった。 -
次にこの旅行のメイン目的である五色沼へ向かう。 高原駅側に車を置き、片道40分程度の五色沼巡りへ。歩き始めてすぐ柳沼、磐梯山が雲がかかったり取れたりの微妙な天気だ。私達は新婚旅行に裏磐梯ヘ来ており今回はそれ以来ほぼ50年ぶりの裏磐梯となる。ルリ沼の青い色が今も記憶に残っているが、曇り空のせいか余り青くない。 ただ、針葉樹の殆んど無い初秋のブナや白樺の広葉樹林の散策路はとても気持ちが良い。 この時期は野鳥の鳴き声はほとんどしない。 流石に五色沼は有名観光地で外国人も含めて人通りが多く、熊の心配は無さそうだ。
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青沼はやっぱり青くて素晴らしい。 すぐ近くにあるルリ沼は背景に磐梯山があり写真を撮るには絶好だが、今回は青沼のコバルトブルーのほうが美しく思った。
片道30分程度で歩き通せるが私達は途中で引き返した。 標高の高い デコ平湿原へロープウェイで登り紅葉を求める為だ。 -
東急のスキー場のある デコ平ヘロープウェイでのぼったが、ロープウェイのキャビンのガラスが日除けなのかブルーガラスで途中の全山紅葉が薄暗くて台無しだ。 毎年スイスのロープウェイや登山電車に乗ってきたがこんなことは無かった。 少し工夫して欲しいものだ。着いた標高1300メートルは写真の通り殆んど終わりだった。
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全山紅葉の景色を眺めながら下山する。デコ平湿原を一周したら2時間近くかかり、途中トイレがないと聞き、心配になり途中で引き返した。ロープウェイを降りて裏磐梯高原のレストランで昼食、カレーとスパゲティをそれぞれ半分っこしたがこれは美味かった。 洋風の洒落た店はモントレーという名前だったか。此処を出て遂に雨がポツポツ降り出した。 遂に私達の天気運も終わった。
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夕刻、ホテルの近くの会津武家屋敷に寄った。 戊辰の役の時の家老 西郷頼母の屋敷跡で当時の会津藩の凄まじい悲劇が体感できる。 出来れば会津の歴史を少し調べてから行くと、大変興味深いところだ。雨の中、傘をさしてグルリと回って見学、靴を脱いで上がる所はない。。
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大河ドラマ 「八重の桜 」で描かれた西郷頼母の奥方や娘の自刃の間はとても胸を打たれる。 官軍が会津総攻撃を始め、家老である主人の足手まといになってはと母と妻と娘全てがこの部屋で自刃。 しかし頼母は会津を脱出し、生き残り明治の中頃まで生きたというから切ない。 白虎隊も悲劇だが女性だけの自刃は思うだけで痛ましい。
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柔道の姿三四郎は生き残った西郷頼母の養子がモデルだったんだそうだ。
会津と言えばまず白虎隊が頭に浮かぶが、藩主の 松平容保(かたもり)と将軍徳川慶喜との関係や西郷頼母との関係は司馬遼太郎の「王府の警護者」に解りやすく描かれている。 将軍秀忠の四男、藩祖の保科正之も会津の歴史で見逃せない。 -
2日目のホテルは会津若松の東山温泉の「御宿 東鳳」。 ブッキングコムで予約したのだがここはとても良いホテルだった。 大きなホテルで部屋は20畳位ありそうで、喫煙可のとても眺望の良い部屋だった。 露天風呂も会津市街地を一望できるいい湯だった。
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夕食はバイキングだったが、ここのバイキングは質量ともすごく満足した。 私の今迄の経験では文句なくNo.1かな。 兎に角全てのものが美味しかった。
最近では、休暇村巡りにハマって、全国を回っているが、ここは休暇村より2千円以上安かった。 とても満足した。 -
3日目 快晴
今日は一転快晴だ。 昨日と入れ替わってくれればと思った。 旅行は天気次第、気持ちも写真も晴れやかだ。「塔のへつり」は会津若松から南へ車で40分位の奇岩の景勝地だ。 大内宿と近く、観光バスもチョット寄るには都合がいいようで、たくさん来ている。 景勝地の吊り橋と柱状節理のへつりは思いのほか小さく人で一杯。 ついでに寄るところで余り期待しない方がいいかな。 -
大内宿は塔のへつりから20分位と近い。 最近テレビでよく取り上げられるせいか兎に角いっぱいの観光客で溢れている。 外国人も結構多い。沢山の茅葺屋根の古民家がならび100年以上前の、参勤交代の時代の宿場町の雰囲気が味わえる。
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大内宿の建物は殆んど全てが茅葺民家で、おみやげ屋さんか一本ネギで食べる蕎麦屋ばかりだ。テレビで凄い、凄いと言い過ぎか。 土産も食べモノも どの店もいっしょでチョット個性が足りない気がする。 飛騨高山のような本物の格式の様な深さが足りない様に感じた。 これだけ沢山の観光客が訪れる観光地だけにもう一度行きたいと思われる工夫が期待される。 チョット言い過ぎかな?
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大内宿の本陣跡だ。有料だが数少ないじっくり見学できる所った。 囲炉裏があり、そのまま手付かずの状態で古い展示物が楽しめた。 懐かしい昔の農家の道具が沢山残っている。 薪が焚いてあり、 囲炉裏で家中を燻す、日本の昔の農家の匂いがして懐しく寛ぐことができた。
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蕎麦の店で 敢えてネギで食べる蕎麦をやめて、普通の蕎麦を食べた。 歳のせいかテレビでもてはやされるものにすぐ反発してしまう。 大内宿は中央の未舗装の一本道の左右に茅葺屋根の古民家がずらりと並び道路の両脇に綺麗なせせらぎが流れている。 所々ワサビが生えていて、みちのくの古い宿場町の雰囲気は楽しめた。 これから会津若松経由で常磐道を新潟空港へ向かう。 新潟から小牧はあっという間、飛行機の窓から富士山と南アルプスが見えた。 また明日から台風含みの長雨らしい。 ( 終 )
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